道草散歩を続けていると、時にびっくりするような光景を見ることがあります。
ここは、田んぼの横にある遊休地。元は畑だったのでしょうが、今は放置されています。
そこで出会った光景とは・・・
遠目にも赤く見えるこの花は・・・
なんとなんと
イヌタデではありませんか!
過去写真も確認しましたが、ここ数年10月頃にこの場所がイヌタデのお花畑になります。
学名ペルシカリア・ロンギセタ。日本全国に普通に生えます。
赤まんまと呼んで、おままごとに使ったという方もおられるかも。
よく見ると、数は少ないですが、小さい小さい花が開いています。
近くには、青く見える場所も。
なんと、10月だというのに、こんなにツユクサが満開です。
この場所、年間通じてこのようなお花畑が出現する場所なんです。
過去写真をひっくり返してピックアップ、並べてみました。
まずは、3月です。
遠目には同じような赤い花
何の花かと言うと・・・
ホトケノザが満開でした。
こんな花も沢山咲いていました。ヒメオドリコソウ(左)やスズメノテッポウ(右)
時が移って5月。この場所は一面スギナに覆われました。
逆光で全景の写真はボツ。唯一写っていたこちらの写真をどうぞ。
5月中旬になると、この場所がこんな感じに。
なんだか草ぼうぼうですね。よく見ると、この草でした。ホソムギ畑になっていました。
こちらは今年の情景ですが、一昨年の5月下旬はこんな感じ。
奥の方に白く見えている花は・・・
シロツメクサでした。シロツメクサも群生する代表です。
ケリはここで毎年子育てしています。
去年もほぼ同じ時期に満開になっていました。
7月中旬になると、シロツメクサも咲いているのですが
今年はこんな草がびっしり。
カヤツリグサの仲間、おそらくメリケンガヤツリではないかと。
そして少し場所を移すと
赤い点々が見えるのがお分かりでしょうか。その花は・・・
ユウゲショウでした。たまに白花も。
ユウゲショウは8月になっても咲き続け、10月の今も結構沢山咲いています。
(左:9月、右:10月)
いかがでしょうか?
ちゃんと写真を撮っていなかったのですが、このほかにもエノキグサの園、イヌビエの園がありました。
来年もこの場所が残っているか心配ですが、もしあったら今度はもう少しきちんと記録したいと思います。
【撮影:2024/10他 宇治市】
花が程よく変化していくのが分かりますね。
ただ不思議なのは、花や葉は、枯れますが、
地中はどうなっているんでしょう?
根も程よくかれて、土に戻ったりと循環しているんでしょうね?
こういう場所は 此方では どんどん減っていて
道草散歩の楽しみが 半減しています
ツユクサ 元気ですよね
今年一番で 綺麗かもと 見て楽しんでいます(^^♪
田んぼの場合、イネは連作が可能なのに、勿体ないと思ってしまいます。
春にはホトケノザやヒメオドリコソウ、夏はヒメジョオンなどが一面に咲いていますね。
今の季節はイヌタデですね。こちらでも時々見ますが、こんなにまとまって咲いているのは珍しいように思います。
1年だけでなく、数年放置していた場所なのでしょうかね。
記事を追うと、なつみかんさんは年間を通してこの遊休地を観ていらっしゃるのですね。
すごいですね。論文が書けそうです。
私が時々出かけている河川敷の公園があります。
そこは季節によって、シロツメグサやニワゼキショウなどが広がっています。
定期的に草刈りをするので、背丈の高い草は生えません。
遊休地は勿体ないと思っていましたが、多少は残してもいいのかもしれませんね。
楽しませていただきました。
最近、遊休地が増えていますが…
元は田圃だったのでレンゲソウが復活したりカタバミが増えて自然の花壇になっていたりで、それはそれで綺麗でした!
ところが、その土地が売れて雑貨屋になったり住宅地になったりで…
自然が壊されて、
また温暖化が加速するのか?!と思うと複雑です😥
>おはようございます^^... への返信
こんばんは~
こういう場所に生える植物は一年草が多いように思います。
なので、土を掘ったら根だらけ・・・というわけではないようです。
そして、地面にいるミミズなどが程よく土を耕してくれているのではと。
枯れた葉をミミズが食べ、糞が栄養となり、新たな芽生えにつながるのですね。
と書きましたが、本当にミミズが沢山いるのかどうかは分かりません・・・
>おはようございます... への返信
空き地には色々な植物が生えて楽しいのですが、こちらでもどんどん住宅地などに変わっています。
今日の場所は、かなり長い間遊休地になっていましたが、最近その一角で宅地工事が始まりました。
いずれ、この場所も全部住宅になるのでしょうね・・・
まあそれまでは楽しませてもらいます!
>おはようございます... への返信
こんばんは~
私が道草散歩で歩くこの場所、遊休地はここともう一角だけで、あとは田んぼと畑になっています。
でも毎朝畑で作業されている方はとても高齢。
おそらく後を継ぐ方もおられないようです。
なので、いずれは全部売却されて、宅地になるのではと想像しています。
京都市の中心部では田畑はなくなりましたし、地元でも減っています。
やんたんのある宇治田原町辺りまで行くと、まだまだ日本の原風景がみられますが。
ここがある限りは、変化を観察したいと思っています。
草刈りする場所は、日当たりが良くなるので次の植物が芽生えてきますね。
明日は道草日記ですが、何種類かそんな芽生えがみられました。
観察を継続していると、色々な気づきがあって楽しいです。
論文化はおぼつかないですが(笑)
>こんにちは😃... への返信
こんばんは~
そうなんですよ!
一面のお花畑が綺麗だな~って思っていたら、大抵一年以内に開発されてしまうんです。
まあ、今どき土地を遊ばせておく人は少ないでしょうから、無理もないのかもですが。
一方で、全国的に空き家が問題になっているのですから、どうにかならないのかと思ってしまいます。