朝、仕事場に行くと、
テーブルの上に、珍しい実があった。
あけび?
違う・・
「お母さんに似たポウ・ポウだって」と、夫。
スタッフ2人がクスクス笑った。
正確には、「ポ・ポー」、という名称らしい。
形状は、あけびに似て、腰のように両脇がへこんでいる。
最近の私みたいな形。
お昼に、夫と半分ずつ食べた。
美味だった。
こんなおいしい物食べた事ない、そんな気さえする。
マンゴーにも似た食感。タネの大きさも気にならない。
秋だな~。 つくづく思う。
おかげで、毎日いろんなものに出会えるんだから。
なつめ、かりん、つっつらごに効くという木の実。
夕方は夫の大好物、柿が届く。すでに渋抜き済み。
明日は?
などと欲張るのはやめて、寝ようかな。
ポ・ポーって私みたいかな。天然ぼけとも言われるから・・・
2007・10・24 (日記)
つっつらごとは、帯状疱疹のこと。方言も、未だ分からないことがある。
つっつらごに効く実も忘れた。
絵画教室に入ったら、何となくただよう甘い香り。
先回いただいた野菜の中の小さな丸いピーマン、初めての食感で美味しかったので、先輩(年齢ではなく、技術の上での)に名称を聞いた。「その名のごとく、子供ピーマン」だそうだ。
今日も違うのを持って来た、とのこと。
拡大した新聞記事と、甘い香りの正体を知ることとなった。かごに盛られたあけびのような実。
新聞記事には、「ポ・ポー」と書かれてあった。カリウム、ビタミンA・C、鉄分等々が含まれていて栄養価が高いとも。
完熟した実は3日くらいしか持たず、あとは落下してしまう、と先輩は言った。
私も、他の人たちもいただいた。
匂いがきつくて敬遠した女性もいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/03/055cb4f4b35014971d5e9c02bf8c57bf.jpg)
私は匂いに敏感だ。
好きな甘い香りだったし、何よりも思い出が甦ってきた。
PC教室に通っても覚えられずにいた「ポ・ポー」の私が、レールの上をヨチヨチ歩きし始めた頃に書いた日記である。
簡潔に短文であること・・・
いつのまにか短文からはみだしてしまう私になった・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6a/5fa1f7c87e39e8d4962649c4154463bb.jpg)
翌日食べた。
なつかしい匂いと味。
大きい実は10センチあった。さすがに落下寸前。さつまいものように黄色かったが、やわらかすぎて味わいにも欠けた。種は、5、6個入っている。
中くらい。8・5センチ。小は7センチ。
2007年をなつかしんで、味わい深く食べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3a/f42f1cbfbb6cb26ddd85b6230980f170.jpg)
今朝も寒く、霧が立ちこめていた。
校庭の桜の木の向こうは何も見えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b8/327dd9a2f5bcd6abaecf02f8cb243340.jpg)
散歩は、周囲の風景を楽しみながら歩くのが1番。
寒くて、足の動きが鈍い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/13/d10c677d0dbfeb13332efb40a14e3b6b.jpg)
帰り道、校庭の一隅にあるビオトープのミゾソバ(タデ科)を撮る。
浮き草で水面が覆われている。メダカや小魚たちを保護するためにあるのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/40/c5500e236be1e4878086d310778d8a8d.jpg)
今まで気がつかなかった校庭のマユミ(ニシキギ科)
秋なのだ。
実は赤く色づき、葉も紅葉がはじまって、一歩、一歩、秋が深まっていく。
災害がつづくが、
おだやかに、あたたかく、私たちを包み、守ってくれる秋であってほしいものだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます