千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

白い花

2017年05月23日 | 日記

庭の片隅で
そよそよと風に吹かれて揺れる花たち
朝の庭
小さな小さな白い花たち
居場所がなくなった花たち

庭の片隅
雪の下で春を待ち
気候が定まらない季節の中で
花を閉じる日も近づいた
蔓延る地下茎の間からやっと芽を出して
もはやここも安住の地ではなくなった

そよそよと風に吹かれながら
声を伝えようとしているのか



 小さな白い花たちの居場所は
別のところだった。
 いろんな花々が分け入るように入り込んできた。
 ネットで調べても花の名前がわからないままだ。

 花の生命力もあるようだ。
 押しのける強い力も・・・

 イワヤツデ(ユキノシタ科)も生命力がある山野草だ。
 今年も株が増えた。
 可愛い花を咲かせるが、葉も堂々とたくましい。



 定位置に根を下ろし、菖蒲類も花開く五月の庭で、真っ白な花を咲かせる。

 オオソニガラム(ユリ科)

 開花時期は結構長い。



 丈の長い菖蒲も咲き出した。
 そのそばでフタリシズカ(センリョウ科)も・・・



 ヒトリシズカが少なくなってきたので、反日陰の庭に土入れをして移植。それがよかったようだ。花は終わったが生き生きしている。


 教室の日。
 橡の花を持ってきた人がいる。



 先年、アルプの里で栃を見たことがある。大木で幹が太かった。真夏の日除けになりそうだった。「トチノキ」と表示してあった。
 橡の実は、昔から貴重な食材になっていたことは知っていた。
  だが、葉も花も初めてだ。
 アグリコア越後ワイナリーの近くにあったそうだ。手の届く低位置に花が咲いていたようだ。切り口を丁寧にぬれティッシュで包んでいた。



 その方、丸坊主頭だったが、髪を伸ばし始めたので、訳を問われていた。

「娘が結婚式にその頭では、と言われたので・・・」
「結婚式は、軽井沢の内村鑑三らで有名な星野遊学堂でやった・・・」
 私、ニコニコ顔・・・

 夜の教室は眼が疲れるので、妹に愚痴ってしまったが、その日はとても楽しい教室となった。

 ろくに読んでいない「新約聖書・詩篇」を本箱から出してきた。
 星野遊学堂でいただいた聖書だ。





五月の連休

2017年05月11日 | 日記


 五月三日。

 午前八時前後、大阪の家族到着。

 荷物の整理、朝食の後、ハッチャンは予定通り越後駒ヶ岳へ・・・
 テントも入った重いリュックサック・・・

 大阪の二人が、待ちに待った茨城の家族も到着。
 三月の終わりに、西の方に旅をしていることもあって、四人のいとこたちはすこぶる仲がよい。

 私は旅には参加しなかった。

 17:23 ハッチャンから一報。

  タイムアップ!!
頂上は断念したとのこと。



 夜になってしまうのでここでテントを張ることにしたようだ。

 何合目くらいなのだろうか。



 YEBISU華みやびの画像。

 この前、BSで越後駒ヶ岳をやっていた。山道が延々と続く。登山者は山小屋で一泊すると言っていた。


 夜、誕生日会を開く。

 お誕生日おめでとう\(^o^)/



 五月四日。

 ハッチャンは登頂を断念して、午前中に帰って来た。
 遅く出たので考えが甘すぎた、と言っていた。
 夫の地域興しの友人で、登山もやる人が、今年の駒ヶ岳は雪が多くてまだ無理ですよと言っていた。今の時期なら平標山かなあ、とも・・・ネットで調べているだろうから、と夫は口を挟まなかったが、友人の助言が正しかったようだ。

 庭にトオル君持参のテントを張り、バーベキューをすることになった。
 前日、牛肉のワイン漬けを仕込んでいた。

 子供たちは八色の森へ・・・










 バーベキューに使う炭を買ってくる予定だったが、どのスーパーでも炭が売り切れ。

 夫が知人のSさんに電話をかけた。
 使いかけだが大量にあった。車で持って来てくれた。
 あげるよ。何時だっていい人だ。親切がありがたい。

 みんな揃ってバーベキューが始まった。
 娘の友人もやって来た。第二子が生まれるとか。おめでとう。


 五月五日。

 子供の日。

 柏崎埠頭で釣りの開始。



 みんなが釣れるといいね。



 後ろ姿が絵になる。

 海の色が綺麗。



 昼食は敷物の上で食べた。
 娘二人が握ったおにぎりや、作ったお総菜が美味しかったこと。

 全然釣れないようだ。
 食べられないふぐばかり釣り針に引っかかる。

 背後から声がかかった。
 背の高いカッコいい青年だ。
「これ、食べます?」
 イナダだった。
 釣れないでいた一同は大喜びだった。

 沢山の料理の中にイナダの活き作りも並ぶ。
 美味しい刺身だ。
 トオル君は何を作っても上手い。




 三人の男たちは山菜採り、子供たちを相手にソフトボール、湯沢の矢木沢まで出かけ、話題盛り沢山。
 トオル君の料理に加えて、ハッチャンも鶏肉の唐揚げを披露した。

 娘二人の料理の上手さも、勿論言うまでもない。
 
私は早朝、台所の片づけ。
 子供たちがドタバタ賑やかなので、軽い掃除をするのだが綿のようなゴミ。凄い!
 風呂場の掃除・・・
 大量の洗濯物は娘二人に任せた。

 みんなが帰る日の朝・・・
 ヒトリシズカがひっそりと花を開いていた。




瑞々しい春

2017年05月01日 | 日記

 こちらも春がやっと来たという感じです。
 新潟の雪の代わりに、こちらは雨が多く、特に春になっても雨の日が続くとうんざりしますが、
ようやく最近は晴れ間が見れるようになりました。
 植物は雨が好きなので、とても生き生きと瑞々しいです。
 桜の花は終わって、モクレンやハナミズキの花、様々の木々の若葉など自然の美しさに圧倒される日々です。

 シアトルからのEメール。
 四月三十日、昨日の日付だ。
 瑞々しいという言葉に心を打たれた。
 やっと雪が溶けて春・・・
 春が来たと思ったら、寒暖の差があり春を実感できない境地・・・
 文章はまだ続くが、冒頭のみ借りた。

 桜の花は散りだしてしばらくになるが、花びらに混じって萼が落ち出すと厄介だ。掃除に手間取る。

 昨日の庭。

 ミツバツチグリ



 
 落下した桜の花びらで埋まるミツバツチグリ。今年の撮影時期は遅かった。

 

 イカリソウ 



 
 フサフサとした葉に覆われ、可憐な花びらをそっと覗かせている。まるで、乙女の恥じらいのようだ。


 ムスカリ


 
 

 ムスカリの後も、次から次へと花芽が出ている。
 アサズキみたいな葉がそこかしこに茂っているのはツルボ。葉が枯れると夏から秋にかけて花が咲く。

 ホウチャクソウ、シラユキゲシ・・・次々と花が咲く。


 今年はコメリで花の苗を買った。
 パンジーが一株四十円。




 ロベリアは九十円台。
 紫の小花がいい。成長が楽しみでもある。




 四月二十三日

 お天気がよかったので銭渕公園へ。
 満車。公園内は花見客でいっぱい。

 坂戸山裾野に行く。
 さすがに登山者も多い。
 登る人、下山する人・・・
 途中の雪渓の辺りを熊が横切ったそうだ。
 大小二頭、親子だろうか。
 ブナの実が大豊作で、子作りをする熊が多いようだ。

 カタクリ



 キクザキイチゲ



 青いキクザキイチゲもよく見かける。
 清楚な青だ。紫にも見える。

 熊の出没を聞いて、花の写真撮りの興味が薄らいだ。

 また公園を歩く。
 とにかく人でいっぱい。




 同じ日にピアノ発表会があった。

 スイ 小さなワルツ



 ナゴ クラリネットブルース









 大人っぽい衣装!素敵ね!☆(^o^)☆

 連休で来たとき聴かせてね。
 ナゴ君もね。


 新緑の季節が始まった。
 瑞々しい、爽やかな五月であってほしい。