千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

七月の終わりに

2017年07月30日 | 日記

 七月二十七日

 お墓参りに出かけた。
 四月も訪れた。
 何だか、あったかな空気を感じて、ひとときを独り言で過ごした。



 六時十八分。

 帰り道、山野の裾が霧に覆われていた。市街地方面も霞んでいる。雨が降り出す前でよかった。



 緑濃い田園。田崎から深沢へのこの山の通称を知らない。
 山の反対側には法音寺のずっくり山がある。先週の日曜日はオカリナコンサートだった。大雨が降り出したので中止だと思い、行かなかった。法音寺で開催したようだ。残念。

 九時近く雨になったが、すぐに止む。

 バラ(バラ科)



 元気がなくなっていたバラを、春植え替えした。
 花が咲いて三日目だ。
 あら!咲いてくれた!

 シロバナニシキゴロモ(シソ科キランソウ属)



 小さな、小さな山野草。愛しい花。
 我が夫婦は、こんな野草を楽しんでいる。
 咲いた!咲いたね!
 春から二度咲き。連日の雨がよかったのだろう。バラも然りだ。

 七月二十八日

 両親の墓まで歩く。
 昨日の報告をしようと思った。
 草が濡れている。
 あら、あら、あちこちの墓はひどいことになっている。
 造花が風雨に飛ばされていた。
 両親の墓に濡れた線香が供えられていた。
 どなたかがお墓参りをして下さったようだ。その心に感謝する。
 草も抜かなくちゃ。
 時々来ていたのだが、明日また来よう。



 ランタナ(クマツヅラ科)



 ランタナが雨粒をいっぱい受けていた。和名は七変化。鮮やかな色とりどりの花をつけるからだそうだ。

 ついでにベゴニヤ(シュウカイドウ科シュウカイドウ属)



 ついでに、アマリリスの葉の陰に潜んでいたカエル。



 夜七時半からNHK新潟「きらっと新潟」を観る。
 高橋留美子に憧れて、漫画家になったというスペイン人の漫画家オーサ・・・独特の視点で漫画を描いている。新潟では有名だ。

 その後、八時二十分から「きらっとアンコール」が続いた。
 昨年の八海山だ。美しい山だと、去年は心酔するように見つめていたのに、今年は怖くなった。鎖場の足場。細い。切り立ったような稜線、かつて登った満足感はとっくになく、大日岳に至るまでの岩場がただ怖かった。夏バテ気味の私?気をつけよう。

 七月三十日(日)
 
昨日は、朝から雨降り。雨も止んだり、訪問者があったり、町に車で出かけた。

 今朝、改めてお墓回りの掃除に行く。
 夜も雨が降ったようで草地は濡れていた。
飛んで来た造花もかってに処分できないので、石が積んであるところに二つ三つ寄せておいた。

 オニユリ(ユリ科ユリ属)




 オニユリが開花した。

 本格的な夏がやってくる。



暑い夏

2017年07月17日 | 日記


今日から南魚沼市の兼続公まつりが始まりました。


九州では豪雨のため、大きな災害となりました。


アラスカの森に広がる「砂漠」。
地球異変を今朝の新聞が報じていました。
森林をのみ込む砂漠のようなデューン、凍土が解け、波打った道・・・

一体、全体、どうなってしまったのでしょう。
 地球温暖化、異常気象、地球異変が起きているようですね。


 猛暑が続いています。

 ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)が咲き始めました。
 木の根元近くです。手前の葉は山椒です。


 ジャノヒゲ(キジカクシ科ジャノヒゲ属)

 マクロで撮ればいいのですが、スマホでカシャ!花は薄紫色です。



 長い年月を咲いています。薄いピンクです。
 山野草、あるいは山の花ですが、名前が分かりません。無数の枝を横に伸ばし、次々と開花しています。



 オカトラノオ(サクラソウ科)

 陽の刺さない北側に咲きます。あっち、こっちと、花開きます。結構好きな花です。



 
 前の絵はおかしなところだらけでした。
 まだ修正も済んでないのに、次の絵画講座が始まりました。


 バイク、自転車と、アウトドア派の女性です。腕の筋力を見て下さい。
 素敵な女性です。
 画像は暗くトリミングしました。



 書店で目に止まった本です。

  「山女日記」 湊かなえ著  幻冬舎文庫



 NHKBSプレミアムで昨年放送したようですが、本の帯で初めて知りました。
 今、読み途中です。猛暑続きで読書欲が減退しています。
 はじめての作家なので、慣れないこともあります。
 でも、山の本!憧れなんです。

 偶然ですが、山岳ガイドもなさっている方のお話を間接的に伺って、ビックリ!ポン!でした。


 災害に遭われた皆様が、一日も早く復興できますように。
        亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。





七月の心

2017年07月02日 | 日記


激しすぎる雨では
詩も浮かばない
机上にそっとペンを置く

キャンバスの前で
絵筆を握り直す
指先に目をやる
ちくりと心が痛む

繰り返す日々
歩みだしても
想像力のみが先行する
幼い絵
指先は止まったまま

靄の中を
ただ歩いている

向こうに
薄明かりがさしてきたような
漠然とただ

そんな
わたしの今
                    (azumi)



    F10油彩 (静物)

 ランタナ(陶芸)、壺、古の農具(藁で編んだもの。背負い駕篭の紐?)

 下手くそな絵、六月で描き上げるはずの絵、まだ完成しない絵。

 七月ニ日、
 防災訓練の朝、湿った暖かい風が吹いていた。
 昨日は酷い雨だった。

 久しぶりに会ったKさんと、家までの距離を話しながら歩いた。
「絵描いています?」
「うう~ん。一応ね。相変わらず下手だけど」
「そんなことないですよ」
 彼女の近況を聞いた。救急車で運ばれたことや、介護のことも・・・


 ユリ(ソルボンヌ)



 ヤグルマギク(キク科ヤグルマギク属)


 
 茎が弱く、花も寝そべっているようだ。
 水切りをして仏間に活ければ、こんなに愛らしい花となる。



 アカショウマ(ユキノシタ科)



 ショウマ類はいろいろあって検索しにくい。葉を切り取ってもみた。昨日の雨で倒れかかっている。丈が長い。



 夫の友人で、ブログにシュレーゲルアオガエルを載せた方がいる。
 私も、シュレーゲルアオガエルに懐かしい思い出があるので取り上げることにした。




 家の庭に、シュレーゲルアオガエルがいます。時々顔を出して、日中はじっとしています。
 昨日は、娘婿の車にしがみついたままドライブまでしてきました。よく落ちなかったとホッとしました。今日は姿は見えません。

 オランダのシーボルトが生物の標本を持ち帰ったとき、オランダライデン博物館長だったシュレーゲル博士に研究を依頼。それでシュレーゲルという名前がつけられたそうです。
 5・5㎝くらい。大きいです。メスのようです。足にくっついているのは葉っぱの枝のようですね。
                                    2012・8・17


 銀河鉄道999のメーテルのモデルはシーボルトの孫娘
 松本零士が愛媛県の内子町に疎開したとき孫娘、高子の写真を見て
綺麗な人だとずーと心に残っていたのだって。

 今回、坊ちゃん劇場の幕末ガールのポスターは松本 零士が描いてます。
                       松山の友人からのコメント 2012・8・18


 その頃、シュレーゲルアオガエルは度々出没していた。
 あるときは、玄関口のアマリリスの植木鉢で夜を明かしたり?(朝までじっとしていたので)、立てかけておいた雪庇落としの棒にしがみついていたり、夏の太陽から身を隠していたり、いつか姿が見えなくなった。
 夕方、隣の池で鳴いているのはシュレーゲルアオガエルかな、などと思ったりする。