千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

卒業式

2017年03月25日 | 日記
 卒業式が二十二日にあったようです。
 中学校の制服姿で歩く姿は、私を彷彿とさせました。



 
 神立保育園の卒園式です。
 きりっとした表情で、姿勢を正して歩きました。
 感激で涙ウルウルでした。




 湯沢町では、保育園、小、中学校を統合した一貫教育システムとなりました。
 保育園は「湯沢認定こども園」になっています。






 
 その日、パパは遠方に出かけて不在、ママも職場の送別会があったため、アパートに泊まりました。
 夕食の用意は出来ていて、レンジで温めるだけでした。つまり、私は何にもしません。子供たちが食卓を整えてくれたのです。夕食も美味しく、三人で楽しく過ごしました。
 お布団も、何と二人が敷いてくれたのです。私の場所も決まっていました。二人の間に寝ました。ママの場所も空けてありました。
 いつもは甘えん坊のはずなのに、大人になっていて感動でした。

 東日本大震災の衝撃から抜けることができなかった私を、前を向いて歩かなければという気持ちにさせてくれたのも、子供たちの明るさだったような気がします。

 三月三十日、
湯沢の家族は茨城に引っ越しました。





 四月からあるちゃんは中学生、
るうちゃんも小学五年生です。

 二人とも成績優秀だと聞いています。
 あちらの血筋ですね。嬉しい限りです。



 彼岸前にも咲きましたが、
彼岸隠しの雪に遭いました。
 雪も消え、冷たい日差しを浴びながら、クロッカスがいくつも花開きました。

 明日は快晴とか、庭の花たちが出番を待っています。





水ぬるむ頃

2017年03月06日 | 日記



 水ぬるむ頃・・・
 そんな表現が似合う三月です。このところ、いいお天気が続きます。
 花粉症が辛い日々でもあります。マスクをかけ忘れるととんでもないことになります。今年は酷いです。
 川の水はキラキラと輝いていましたが、写真に撮るとこんなに暗いです。出かけた時間帯のせいでしょうか。





 農道も少し歩きました。
 まだ、こんなに雪があります。



 
 詩(無題)

表現することの
難しさを切実に感じています
ぶ厚い壁のようです
たとえば
心象的な
ある風景を
どうしてもそのまま
うまく表現することができないのです
心で感じたものと
心の眼が激しくぶつかりあいます
勿論
ありのままの心を表現することに
ためらいがあるからです
ためらいから詩は生まれないのかもしれません
どうして
詩を書くようになったのか・・・
そんなあいまいさが私を支配しているようです
心があふれた日があったことさえ忘れたように

                    (azumi)

 購入して、何年も何年も読んでいなかった藤沢周平最後の作品「漆の実の実る国」上下巻を読みました。
 藤沢作品お得意の、市井ものでも、架空の武家もの、海坂藩でもありません。
 歴史小説です。
 ここ南魚上田の庄生まれの上杉景勝、直江兼続。秀吉の命により、会津百二十万石に加増移封された景勝。関ヶ原のあと、家康の命により直江兼続の知行地米沢三十万石に減知・転封されました。さらに、半知十五万石となってしまいます。そのずっと後、米沢藩の上杉鷹山の時代の物語です。過酷で厳しい時代だったのです。

 けれど漆の実は成長し熟し始めていた。その実は触れあって枝先でからからと音をたてるだろう。秋の野はその音でみたされるだろう。

 まだ読んでいない作品はありますが、藤沢周平最後の作品を読み終えて安堵しています。


 娘から画像が届きました。

 ランドセルが届いて大喜びです。



 四月から小学一年生です。
 春の花がいっせいに咲き出したように嬉しい私です。