千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

ワスレナグサ

2020年04月26日 | 日記


    ながれのきしのひともとは
           みそらのいろのみづあさぎ
               なみことごとくくちづけし
                       はたことごとくわすれゆく

         わすれなぐさ(詩 ウイルヘルム・アラント 上田敏 訳)

 ワスレナグサは、春の開花時がいい。
 多感な少女の頃、父が教えてくれた詩だ。

 シロバナニシキゴロモ



 昨年は根付きが悪かったのか、花の時期を見過ごしてしまった。今年はしっかりとした株になっている。よかった。


 ヒトリシズカ



 テレビで笑顔を振りまいていた女性が亡くなった。コロナだ。乳癌の手術後の免疫力がなくなった方に襲いかかった。ご本人も、ご家族の方々も無念な結果となってしまった。


 コロナは怖い。
 免疫力を失っていたあの頃にやってきたら、私はどうなっていただろう。
 カテーテル検査は長時間を要した。
 退院後も、快復するまでずいぶんかかった。いつも、頑張ろうと信念を持って生きてきた。

 3年前、市の検診結果から、基幹病院でマンモトーム生検をすることになった。
 痛いのを我慢していたら、医師から我慢強い方ですねと言われた。結果は、しこりはあるものの、悪性ではなかった。3年経った今年の2月、これで終わりにしてもいいのですが、循環器内科を受診されているようですから来年もお願いいたします、と言われた。
 乳癌に対しての恐れはない。

 早朝歩くこと。
 自分のペースで。
 冷たい大気でも、朝歩きの心地よさを味わっている。

   コロナに負けないぞ。



 近所に咲いている赤いツバキ。

 はっきりしない天候と相まって、たわわに咲いているツバキに勇気をもらった気分だ。

  「いのちを守る STAY HOME週間」

    南魚沼市でも、感染させない、 持ち込まない、 命を守るため、
   「でかけるな」「来させるな」の呼びかけを行っている。


2020年04月12日 | 日記


桜咲き
山は微笑み

桜咲き
そよ風がやさしく

桜咲き
小鳥たちも歌う

桜咲く
春がやってきた


 庭の桜が咲いた。
 窓辺のウチョウランも芽を出した。
 雲に覆われていた八海山も顔を出す。
 ここのところ、冬に逆戻りをしたような寒さが続く。


 サクラソウ科の花。プリムラ・ジュリアンなのか。




 キジムシロ。桜の花びらが散る頃が盛りになる。



 イカリソウは開花したばかり。




 歩かない日がつづくと、身体はガタガタ・・・
 今朝は思い切って歩いてきた。少し風が冷たい。



 早朝歩く、心地よいリズムを忘れてしまったような昨今・・・
 反省することばかりだ。



 帰宅して庭に立つ。
 アイリスの葉に白い花が咲いていた。
 まさか、突然変異?
 そんな馬鹿な、と思いつつ、周りを見下ろすと、白い花、白い花、あっちにも、こっちにも、えーっ!こんなことってあるのか、って思ってしまった。
  冷静になろう。

 写真を撮った。
 花びらをつまんでみると、アイリスの葉に乗っかっていただけだった(^^)。



 白い花は錯覚で、五弁の花びらを持つ桜の花だった。
 花びらが散ったのではない。萼ごと落ちていた。

  アイリスの葉に、ちょこんと乗っかっていた花を写真に撮ったのは私だけじゃなかった(^^;)。

 急激な気候変動のせいもある。
 雀が花の蜜を吸うので、萼がついたまま落とすこともあるそうだ。
 こんなことは始めてだった。
 花びらも少しずつ散り始めている。

 
 ムスカリの花が咲き出した。可愛い花。



 落ち着つけない世の中になってきているので、小さな花たちの生命力にエールを送りたくなる。

  孫たちの明るい笑顔を思いうかべながら☆(^o^)☆