千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

青さん

2021年08月22日 | 日記


小さな空間に
投げ捨てられた
缶ビールの殻
入れものいっぱい
詰め込まれた
タバコの吸い殻
そんなものと一緒に
心をどこかに飲みこまれた
人間の抜け殻が
星の光を消して
時の刻む音の世界で
迷い子になりながら
たった一人で
時を 止めていた

                   青(sei)



  青さんが逝きました
  2021・7・29 午前2時頃だそうです
 ワクチン接種をした夜、入浴して、そのまま逝ってしまいました
 心筋梗塞で、長岡日赤病院に救急車で運ばれて、お見舞いに行った私たちに、病室から明るく手を振ってくれました。
 その後、退院して、元気になるからね、と電話をくれたのが本当に最後です。
 逝ってしまいました。
 川越の友と、何度もラインのやりとりをしました。
 お盆に青さんが、とっても素敵な美女になって、友の夢の中に現れたそうです。私も会いたかった。本当にそう思いました。

 青とは、ペンネームです。
 青が好き。せいさんらしいネーミングです。
 男の子のような心で詩を書いてきました。

 彼女が詩人だということを知る人は、少数です。
 酒店の店番をしながらメモるのです。
 青さんのことは、ブログにずっと書いてきました。
 彼女はPCも持っていず、ブログを読んだこともありません。
 それなのに、陶芸家がこの世を去ったとき、陶芸家を主人公にして、azumiさんらしい何かを書いてほしい、と頼まれました。「雲の合間」です。でも、結局は書けませんでした。文学好きだけど、創作は全くの素人。お手上げ状態でした。気を持ち直して、書いたのが「淑乃は今」です。

 酒店時代からのお友だち。
 娘さんと始めたラウンジを閉じることになったとき、原稿をさしあげました。
「頼まれていたけど、よく書けなかった。こっちも、同じかな。よかったら時間があったら読んでみて」
「ありがとう。ぜひ読ませてもらうね」

 青さん、どうしているかな。時々思っていました。元気になっているかな~。

 8月1日の朝、T君から電話をいただいたときは、本当に驚きました。
「えっ?ほんとなの?」

 自宅からの出棺は午後4時でした。
 お弔いの方が大勢集まっていました。
知人たちから概要を知ることが出来ました。

 今も、深い悲しみが心の底にあります。

 コロナ禍の中、孫たちが来ました。
 雨ばかり降っています。

 雨の止んだ合間に子供たちは花火をしました。









 そして、帰って行きました。

 感染対策はしっかりしたつもりですが、早く終息を願うばかりです。

 雨が続いた日々は寒く、
お盆が過ぎると、暑さがぶり返して参りました。