YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

日常の中の「否」日常

2010-11-07 | Kotaro Isaka
『ゴールデン・スランバー』はタイトルが The Baetles だったのでたまたま買いました。 初めて伊坂幸太郎氏の文学に触れ、、こんなこと表現してほしかったんだよね~という内容に脳天をカチ割られる感じがしました。大きな衝撃でした。。 今回もたまたま有隣堂でフラフラしてたら、、『マリアビートル』という本が目に入りました・・伊坂・・・ おっ!と“ビートル”ってマサカ。。しかしゴールデン・・・とは違いましたが、、またまたこんな世界あるある・・・と感じました。。非日常ではなく否日常(殺し者たちは殺す人の日常を否定したいるようで。。)
自殺させたり、、ばれないように自殺に見せかけたり、、押し屋。。。いそうで怖い。。 日常とかけ離れた非現実が、、新幹線という日常の中でも新幹線という乗っているときはちょっと日常を忘れさせてくれる空間で、、殺し合いが画策され、、実行されれて行く。 時速300km近くの中で繰り広げられるスピード感。。新幹線のスピードが増すにつれて読む側の心のスピードもどんどん加速されて行きます。。 一番気の弱い、、ツキの無い男が・・・最後は一番ツキがあって、、ツキがあるって人程、、一番運に見放される・・ってのもスキだね~。。。

この作品の前に『グラスホッパー』という作品が出ていて、、そのNEXT的なツナガリがあって、、でも読んでいない私も、、マリア・・・読んでいて、、全く気にならなかったし、、改めてグラス・・・も読みましたが、、また、、人間関係のツナガリが何重にも面白く感じましたね。(詳しくは後日)


誰の章なのかは、、シャチハタの名前から始まって。。「えっ?」感がいいですね。。「果物」ってハンコで「檸檬」と「蜜柑」の2人組の殺し屋2つの漢字のバランスがいいですね。ナイスネーミングだと・・・ 

全くのフィクションですが。。知らない・気付かないだけで、、日常隣でこんなコト起きてたりして。。。などと感じます。見えない感じないなかで誰にも気付かれないないから「暗殺」であった、、気付かれたら「殺し屋」ではないですもんね。 新幹線を震撼させる展開と人々のカラミ、、活用。。 アレと。。コレが繋がってみたいな手法の上手さは、、テンポ良く愉しめます。 まさにビートル。。初期のビートルズを聴きながら、、東北新幹線の中で読みたいですね。。 そんな新幹線の中で大人が、、トーマスと純文学の話をしていたら要注意です。

気付かないうちの色々なことが陰でちゃくちゃくと行われています。 尖閣の問題でビデオが流失したり、、タイミングも見事。 誰が操って、、誰を陥れようとしているのか。 大きな影の権力に反発するものは消される。。 田中角栄側だった人は早死多いし、福田赳夫さん側の勝利か?? 政治的に大きな事件が起きれば、、国民の視線をそらす為に、、大きな大事件が起きたり、、不自然な飛び降りや電車への飛び込みなどなど。。。 
じっくり見ていかないと、、目は見えても本質は見えない、、ままにマリオネットになっちゃうかも、、そうならないように、、「観る」ことが大切ですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TOPを目指してっ~

2010-11-06 | 70's
明日いよいよ某企業さん企画している内定者セールス研修が吉祥寺で開催されます。。 自分が内定者を抱えているわけではないのですが、、毎年この時期になるとドキドキになります。。
参加企業さんは本当に熱心な中堅・中小企業様ばかりで、、こんな一生懸命人を育ててくれる会社さんと出合った内定者の皆さん方はうらやましいですし、、良い会社を選択しましたね~と言いたいですね。 使い捨てのヒドイ会社もまだまだ沢山あります。極端な話、、給料払えば、、それでいいみたいな社長もいるからね。。。 最初に出合った会社がそれじゃね~ また、入社直前で篩いかけるような精神注入系の研修を行うお馬鹿な・・・某企業のような。。。ちょっと顧客満足度から高いとか凄い企業とチヤホヤされて、、、人を人と思わないような馬鹿な社長の会社はいくら安いからといって人まで「安く」考えられない・・・低脳で、、将来は絶滅になるでしょう。 私はもうその会社のお店には食べにいかないようにしよう。。。。と決めました。人を大事にできない。退職希望届を研修のその場で手書き書かせて、、有効にするなんて尋常の脳みそじゃ考えられないね。。。そんな企業があるから、、学生さん側からのイメージも全体的に悪くなるんだよね~ ・・・・と話が逸れてしまいました。。。

そんなワケで、、いよいよセールス研修! TOPを勝ち取るのは一人だけなんだよね~ 100名近い参加があるようで、、どんな戦いが待っているか、、どんなドラマが巻き起こるか。。 最後は自分との戦いだから、、自分に負けない、、小さな金星を積み重ねて、栄誉ある1位を勝ち取って欲しいですね。

TOPを目指せ!!ということで、、Tower Of Power =TOPです。。(コジツケ) 名作中の“Back To Oakland”1974年発売のこれまた名作の中の名作。。。 David Garibaldi のトンデモない切れ味ドラミングが大好きです。。。 これぞTOPのドラミングだよね。。その上を縦横無尽に蠢く音符達、、 5曲目“Squib Cakes”このドラミングの音色、、強弱、、ハットの切れ、、緻密でも人間味溢れ、、FUNK!!!だよね。。Garibaldiの16ビートの心地よさ、、自然に身体が動き出す。。凄まじい!!一音一音の粒がこんなに揃っているなんて、、神ワザです~。 ホーン・セクションとの圧巻のソロも聴き応え満載!

セールス研修は来年4月に向けた練習試合。。失敗してもいいから思いっきりチャレンジしてくださいね。この体験が来年入社してから大きな支えとなり、頑張りにつながります。

明るく・元気に・・堂々と、、、 お客様を訪問しよう!  ガンバレ~!!!

What Is Hip (1973年当時の演奏です)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三感止音『士気凛然、勇気百倍』

2010-11-03 | 三感止音
今日は『文化の日』ですね。。 改めて調べてみると。。昭和23年に制定されて「自由と平和を愛し、文化をすすめる」のを法定の趣旨とするとありますね。 もともと明治天皇の生誕日で、戦前は「明治節」と言っていました。また新憲法の公布をした日として、戦争放棄・主権在民を宣言し、平和と文化を強調した新憲法した憲法を記念してという意味もあるようですね。。。 そんな日ですので、、今日はじっくりで本でも読みながら。。。と、、“天地明察”を買って来ました。 冲方 丁(ウブカタトウ)著ですね。 読みたいな~と思っていまして、、やっとこと読み事が、、一気に読みました。。面白かった! 時は、、3代将軍家光亡き後、、4代将軍家綱の時代。。 渋川春海(天文学者・囲碁棋士・神道家)の生涯の物語。。 日本初の暦「貞享暦(大和暦)」を作り上げる苦悩の物語。。 
いやいや、この着眼点で小説をかける力に感服しました。 歴史小説は浪漫ですね。 龍馬関係もそうですが、、その人その人の中で昇華され、、自在に操ることができます。。 事実は破片から読み解いていくしかないので、、記録する映像があるワケでもないし、、録音の機器があるわけではないので、、文章や文字は表現や解釈によって色々に感じ取ることもできるので。。。 龍馬も解釈が色々ですよね。特に龍馬の関しては、司馬遼太郎解釈で伝わっている部分が大きいですので、、国民それぞれの中で「像」が大きく変わります。最近では龍馬伝の影響などで、、あんなにカッコイイ龍馬になっちゃって。。。。あんなに一人で本当に成し遂げたのか???と感じちゃいますよね。

今回は渋川春海という着眼点と、、3代将軍でいよいよ安定政権となった徳川の世が、、いろいろな文化事業へ触手を伸ばし、お江戸の文化が花開く時代を垣間見るとともに、、朝廷側が文化。徳川は政治。。という境目にメスを入れ、、いよいよ徳川の影響力を全てに渡らせる駆け引きまでもが感じます。。
算術の天才関和孝との勝負。。関の思いを汲み、、どんどん暦作りに没頭する春海。。徹底的に根拠を調べ。。自ら行動し、、検証して、、大きな落とし穴にはまっても、、多くの人の心を感じ、、士気凛然と立ち向かい。。和暦を完成させる後半は読み応え満載!!圧倒的に引きずりこまれます。。。 お風呂に2時間入ってました。。。

歴史の片鱗を集め、、概念化し、、自分なりのカタチを構築し、、書籍に纏め上げる。。冲方氏の労力の感服します。 面白かったね~ 

歴史を変えるような仕事ができる人はほんの一握り、、その方々の信念や誇り、、努力に比べれば、、私の日々やっていることなんてまだまだちっぽけだと。。。でもその自分ができる中で最高を創る努力を惜しまない。今与えられていることを最大限の状態でやり遂げられるように行動する。 そんな気分になります。 この本で勇気百倍になります。。 そんな中、、日本を取り巻く状況はまったくどうしようもない状態へ・・・どんどん、、、今の政治家の皆様も歴史良い点を残す行動を考えてお願いします。 戦後は汚点ばかり方で 歴史に良い意味で名前を残した人が皆無に近いので、、、どうぞ宜しくお願いします。

そろそろどうでしょう、、自分の考えで行動されたら、、菅さん。。 シガラミ・対米関係、、利権。。ぶち壊す気持ちで、、もう徳川1600年の呪縛を解かないと・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お互いの距離を意識して、、組んで織る。。

2010-11-02 | 60's
さて、やっと天気が回復して来ました。こんな心地よい感じは腰を振りつつ、、FUNKなノリで行きまShow!
The Meters のfirstです。 1969年の発売です。 まさにメーター。。。刑期や定規が写ったジャケが何とも、、風変わりですね。きっちり測るような音かと思いきや。。耳を傾けると聴こえてくるのは、、ジャムセッション風なノリの音達。。
Art Nevill のオルガンの音色のカチっとしているのとルージーなのとの間で、、屋台骨であるドラムが最高です。 Joe"Zigaboo"Modeliste の音が最高に心地よいですね。。 もともとサポートメンバー的にバンドに参加したのが、、そのまま正式めなーへとなり、、誰かがリフと弾き出すとそれに合わせてメンバーも弾き出す、合わせだすという型破りな手法が受けて、、メジャー・デビューへと漕ぎ付けます。。 ニューオリーンズ・ファンクの立役者として、、バンドは一気に脚光を浴びます。

1曲目“Cissy Strut”ミディアム・テンポのナイスファンクな音。。スカスカの間を絡み合うドラムが最高!! ハットの音、スネアの加減、、ルーズとタイトの加減がミーターズならではの特徴ですね。。。

どの曲も「間」の音がいいんだよね。。タテ・ヨコ・ナナメノリのドラムをベースがシッカリ連結して、、ギターとオルガンが音を埋める。。ドラムのノリに合わせて、、ユレも変わる。。 69年にこんな凄いバンドが、、登場していたなんて、、深いね。。 やはりリズム隊が良いと安定して、、素晴らしいノリが生み出されます。。

バンド名のように、、お互いの距離感が絶妙ですよね。。 付かず離れず。。そのバランス加減がいいですね。組織もそれぞれのバランス加減が絶妙になってくると大きな成長になりますね。それぞれの役割が絶妙に絡み合うことで組んで織る。。組織へと成長できる。
中小は最初は強いリーダーシップが必要で、、創造性の成長で伸びますが、、次なる高みへ行く為には、、リーダーの成長は不可欠ですね。文鎮型からだんだんピラミッドへ。。。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三感止音『本を読もう~概念力を強化セヨ』

2010-11-01 | 三感止音
11月に入りました。。。季節はずれの台風も去り、、子供たちの運動会は延期になり、、雨も残って、、こんな時は読書に勤しむのが最適。。
10月末はStonesの70年代をピックアックしておりましたので、、その流れで 村上龍氏の快作“コックサッカーブルース”です。1991年5月刊行。Stonesのいわく付きの同名タイトルのように、、表の世界と裏の世界。人間の表面と内面、、表と裏。。村上氏の一流の表現方法で書かれた長編大作です。
エロ本を作っている会社の社長堀坂進太郎がひょんなコトからトンでもない事件へと巻き込まれる。。そこで行われてる変態性欲者との出会いと命を狙われる恐怖。。 空想の産物なのか、、この80年代とバブル絶頂期には裏で行われているのでは??と思えるほどのリアル感。。自分の保身を守るために行われる口封じ。。 あまりにトンデル内容が実は妙に・・・真実っぽく。世間の目には全くふれていないけど、、実は裏ではこんな事が日常茶飯事で起こってるんだよ~なんて、、感じが、、この作品から20年の経った今だから、、感じてしまうような気がします。。

凄まじい性的描写を実に巧妙に描くテクニック。。圧倒的なROCKなリズム感の中で展開されるその表現とコトバの音階感がドンドンページを進めてしまいます。村上春樹氏の表現手法がJazz的で変化球が織り交ざるような雰囲気であれば、、この作品はROCKの転がり感、、ストレートに突き刺さるMAX160kmのハイスピードで展開していきます。。 春樹氏がビーチ・ボーイズ(ペット・サウンズ)的なアプローチであれば、、龍氏はストーンズ(Let It Bleed的)血は流れるままに、、、という具合ですかね。

この表現も、、単なるハードエロ小説家が表現するのと、、書き方を同じでも全く雰囲気が変わります。小説の骨子がしっかりあり、、その中で繰り広げられる、、幻滅破壊の世界感が独特な音色と音階を全体に与えているように伝わります。
ちょうど、、89年世の中は昭和天皇が崩御され、、4月からは消費税がスタート、、時同じくしてマスコミは宮崎勤の幼女誘拐事件一食に、、その報道に隠れるかのように政界ではリクルート事件の幕引きが粛々と、、、世界は東西冷戦の終結。天安門事件やベルリンの壁の崩壊、、 戦後の大きな大転換期を向かえ、、バブルは頂点へ、、凄まじい80年代の終わりと昭和の終焉。。。。 常識も非常識も価値観の崩壊を余儀なくされるような激動の年でした・・・。
そんな時代背景の裏をシニカルにしかし真実感たっぷりのストーリー&表現に脱帽します。

今年は『国民読書年』だそうで、、特別に読書年にしなくても、、やはり色々な本を読むことは大変能力(脳力)強化には最高です。自分の考えをまとめ、集結して「本質」を見抜くような力を身につける。概念化力を強化することが重要ですし、やっぱり本を読んでいる人は強いです。忙しい忙しいと逃げることは簡単、、でも時間を創るのも自分の能力次第、、読むクセをつける。。色々なジャンルを楽しみ愉しむ事が凄く大切。
是非、、読書の時間を作り貪るように貪欲に本を読もう!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする