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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

見せかけだけの真実

2011-10-23 | Kotaro Isaka
井坂幸太郎氏の名作“モダンタイムス”が文庫本化され。。さらに後半の内容も改稿されたいうことで読みました。。この休みに一気に上下巻を、、一気に読めちゃう吸い込まれる面白さ。。作者へ自分が同化できる醍醐味。。現実と架空の世界が混淆する錯覚・・ このスピード感は井坂氏独特のリズム感ですね。 同時期に書かれたのが“ゴールデンスランバー”でまさに光と影 陰陽のような表現手法に、、ワクドキキラが強化されます。

この時期このタイミングでの文庫化・・・ 見せかけの作られた真実と真の真実。。 巧妙なトリックと口封じで日本国民を騙してしまう、、でもこれって本当に・・・小説の中だけ?と感じることもありますね。。 池田小学校での大量殺害の事件、、犯人はもと自衛官で。。御巣鷹山でも作業していますね。 あっさりと死刑になっちゃたし、、宮崎勤の誘拐殺害の事件も、、グリコ・森永事件だって・・・オウムのサリン事件だって。。。伝わる情報だけを鵜呑みにして、、国民に不都合な情報を隠ぺいし、、作り変えて見せているのではないかという視点で様々な角度から「検索」してみたりすると。。。見えないことが見えてきたり、、でも、そのキーワードで「検索」する人だけが不幸が訪れたりして。。。なんか現実に起こりそうな。。暗示でもあったり、、どこかで気付かぬうちに「見られてる」世の中だから、、知らない間にこちらも「検索」されてたりして。

時代は変わると言った Bob Dylan  変わらない あほらしい・・と太宰治 「魔王」の冒頭の言葉 表面上は大きく変わっているようで、、根幹は変わっちゃいない。江戸から明治・・大きく日本は表面上変わったが、、実は支配の中身は変わらない、、徳川→薩摩・長州(イギリス)→アメリカという支配の構図、、そして自身の保身と利益のために動く官僚政治。。 都合の悪いことは国民へ歪めた真実を刷り込む。。 アメリカもお得意の手法。原発のこともそうだし、、戦後様々に起こった事件も注視し世の中の動きと照らし合わせて観ないと・・・騙されてる誤魔化されてるかもね。


今回の原発事故に隠された真実。伝わること歪められたこと。 自分を守るのは自分で・・・国は何もしてくれない・・・という視点も持たなくちゃ。大きな地震があっても自分で生き抜ける準備もしておかなくちゃね。 国民一人ひとりが真剣に未来を考える時だね。 しかし「監視」という点では、ほんとうにどこから「検索」されるか分からいね。twitterもfacebookも、、すごいネットワークだけど、、情報操作も意図も簡単にできちゃうね。扇動して国民を操るように、、活用することも容易くなりますね。 見る側も踊らされないように鵜呑みにしないようにしないとね。

この作品に触れて。。再度昭和・平成の事件を漁る必要がありまね。村上春樹氏は“1Q84”を通じて・・色々なメッセージを与えてくれました。井坂幸太郎氏のこの作品も面白痛快活劇の要素の中の奥の声を感じ聞き取り、嗅ぎ分けないといけないですね。

視点を変え、聴き方を変え、、感じ方を変え。。 見せかけを剥ぎ取り「真実」を見つけること。。必要ですね。





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