YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

響き合う関係を構築する

2013-10-26 | The Beatles
さてさて、、書籍が多かったので・・私のブログの原点 The Beatles です。。 The Bealtesのデビュー作品は“Love Me Do”ですね。デビュー作品が発表されたのが1962年10月5日・・今から51年前になりますね。。 今聴いても、、Paulのサビの♪ Love Me Do~ の緊張した声が生々しくって、、こっちまで緊張しちゃいそうな~ 素敵な曲ですが、、、歌詞はPaul主体ですね。。 PaulとJohnの画期的だったことは、、製作した楽曲がどちらの比重関係なくレノン=マッカートニー名義にしたことですね。 もちろんこの初期はJohn主導で動いていくわけですが、、この二人の1+1=2ではなく。。。1+1=∞ へと広がることになったことは皆様承知の事実でございます。 その2歳年上のJohnの事が好きで好きでたまらなかったPaulが・・・Johnへの想いも綴ったのが、、この Love Me Do ですね。John私を見て愛しておくれ~と言っているようで、、、 その刹那な叫びにも感じます。。そしてシングルのB面は“P.S. I Love You”ですからね~ 大好きJohn~と離れないよ~と歌っているように感じます。。。

ですから、、JohnはそのPaulに応えて・・・2作目シングルで完成させたので“Please Please Me”で・・・Paul!私を見て~ とJohnが回答した曲にも感じます。 ロイ・オビンソン風に仕上げてきたJohnの曲をジョージ・マーティンがスピード上げたら?と神の一言! 今、私たちが耳にしているバージョンに進化するのですが、、、 


いやいや50年経った今も色あせないJohnの声に心震えますよね~ ♪Come on, come on, come on, come on ~ とPaulを煽るような、、このセクシーな声がたまらんですわ。。この時代のJohnの声の良さったら、、、3作品目の A Herd Day's Night までがJohnのセクシーボイスの絶頂期ですね。もちろんこの65年くらいまではPaulとの共働作業もピークですね。。ハーモニーを中心とした楽曲の良さ・・・その後はどんどん個人色が強くなっていくので、、、真のTHE BEATLES!!!!って感じはギリギリ“HELP!” くらいですかね~ 

そういえば、、、1st Album“Please Please Me”もこの上記作品“Love Me Do”⇔“Please Please Me”の相互関係が垣間見る事ができるけど、、 1曲目を飾るPaulの逸品“I Saw Her Standing There”のドライブロック感⇔“Twist And Shout”の絶叫ドライブ感と対になってますね~ このバランスが説妙で、、、デビューアルバムですが。。。色あせない光沢をもった異色の存在として光輝いていますね~ 何万回聴いても、、Paulの「1.2.3.4~」でノックアウトで~ ラストのシェキナベイベェナウ~のJohnで失神状態ですね。。。


Johnに憧れ、、Paulはこの男以外は考えられないと、、、Johnに認められるために~と貪欲に努力したPaul・・この素晴らしい関係があったからこそ、、この後続くとんでもない大成功へと。。。導かれていく事になりますね~ 今の仕事ではどうでしょう~ JohnとPaulのような関係の方がいるかどうか? 社内でも社外でも、、、刺激し合う、、レノン=マッカートニーの関係と自分の周囲でどのように築けるかが大きな成長の鍵になりますね。Workerの時代は終わりました。。これからはPlayerの時代です。。どんな自分がハーモニーを繰り出し、、最高の楽曲を奏でられるか。。。 俺が俺がで他人を蹴落とす競争の時代は終わりました・・・まさに共創の時代、、、 よい刺激を与え、、また与えられる関係。。。。 個人個人が最高に輝き、、その輝きが最高の仲間とセッションしながら・・最高のモノとコトを作り上げられるか。。 そんな時代ですね。 会社会社としがみつくだけでなく。。。外へのもっと目を向けて色々な方とセッションしてみる気持ちで、どんどん行動していきましょう~ 最高のJohn&Paulのような出会いがあり、、自分の人生が変わるかも・・・もちろんそのためには自分をどんどん磨き続け、進化し続けないといけないけどね! 

2014年へ向けて・・・・働き方も大きく進化しますよ~ 価値の崩壊がどんどん巻き起こります~ 時代に流されず、、、この大きな波にのっかりましょう~ 

社内、社外などでどんどん響き合う関係を構築しましょう~ 同姓でも惚れちゃうようなそんな素敵な相手と良い関係を築きお互いに切磋琢磨しながら自分を高める。。。そんな関係をお客様の中で構築しお客様にとって無くてはならない人へと伸張していこうではありませんか!

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三感止音『こゆ~い一週間』

2013-10-25 | 三感止音
三島氏の“命売ります”をヒントに創作されたとウィキに書いてあってので、、久しぶりに島田雅彦を読みました。。。。ドンナ・アンナと模造人間は読んだな~と思い出しながら、、自殺を決意した男が金曜日からちょうど一週間後の金曜日に死のうと決めて、その間もっているお金を使ってあれもこれも・・・やってみる。。。そして自殺しようと、、行動を起し、、その日、その日の行動をつぶさに記されていく。。そして最後は『SOMEDAY』で締めくくられる・・・ 
主人公喜多善男が自殺を決意し、、どんな事をしようかと妄想にかられながら、、ひょんな事から八代平太と出会い、、自分の意思とはどんどん違う方向へ進められていく。。。自由に死のうと思うと自由が無くなる・・・ そしては周囲から死んではいけないと、、、また暗殺者からも助けられてしまう。どんどん巻き起こる展開にこゆ~い一日は、、過ぎていくのです。。 いやいやこのテンポ感もやはり島田雅彦ですね。。井坂幸太郎とは違う、、絶妙なさじ加減・・ スィングジャズのように、、、めくりめく音の粒が交互に押し寄せながら、、 心のど真ん中ではなくちょっと右心室とか左心室に刺さる文体なんだよね~

死を決意し・・・しかし死ぬ事ができず森の中へ。。。。ここで直面する死とのアンサンブルはこちらがほんとうにそのような状況に陥っているかのような。。。迫真の文字が迫ってきます。。読み応え十分! 最後はどうなったのか? 死へ導かれたのか?それとも。。死より残酷な「生」になったのか?? ここの部分は微妙なニュアンスで終わっていきます。
一度一気にページを繰り、、、読んでも良し、、金曜日から初めて同じ金曜日で一日毎に読むもよし、、色々な楽しみ方ができる秀作です。

日々流されているとあっという間に一週間が過ぎ去って行きます・・・もう金曜日、そして来週には10月も終わり、、2013年も11月、12月と後二ヶ月になります。 流されて自分の人生のENDに向けて歩みを進めるも人生、、、めいっぱい今を「生きる」ことで自分の可能性にどんどんトライし、、激動の人生を送るもよし、、 選択はすべて自分ですね。 どう与えられたこの人生を「過ごす」か「生きる」か・・・ 私はせっかく与えられた一回の人生だから「生きる」を選択したいですね。めいっぱい!納得がいく人生。。愉しむ人生を生きます。。 色々な都合でめいっぱい生きることができない方がいらっしゃる野でね、、自分は懸命に、、駆け抜けていきたいですね。。 この人生という自由を与えていただき、自由を謳歌できるこの日本という国に生を与えていただいたのですから。。。 感謝し、、とことん行きたい(生きたい)ですね。

だから毎日が明日死ぬかもしれないって・・・気持ちで濃く濃くこゆ~く行きます(生きます) 辛く感じることも一歩踏み出して + 一=「幸」に変わるよね。。「辛」と嘆くか、あと一歩踏み出すか・・・紙一重!だし神一重! お天道様は見てるから・・・

集英社文庫の表紙は ↓

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心理と心裏

2013-10-21 | Yukio Mishima
昨日に続く三島です。。。。 もう読み出すと止まらない、、、今日は「純白の夜」です。三島自身3作品目の長編。1950年雑誌婦人公論の1月号~10月号まで連載された。三島氏初の長編連載物ですね。単行本は50年12月20日中央公論社より刊行されます。現行版は角川文庫ですね。翌年は映画も封切られて、三島氏自身もエキストラで映画に出演していますね・・・

主人公が「郁子」。一説では三島氏の初恋相手の三谷邦子さんの邦子に音が似ているから「郁子」となったという説がありますが、、、舞台は昭和23年、銀行員の夫・村松恒彦の妻が「郁子」ですね。。その恒彦と妻郁子と恒彦の同僚沢田の3人がS画廊に顔を出すところがら物語が始まっていきます。 そして出逢う事になる恒彦のビジネスの相手「楠」・・・そして始まる 楠と郁子の不思議な関係。。。 
三島の作品としては描写の起伏感が少ないように感じますが、、、人と人の駆け引き、心理描写など、、当時25歳である三島がここまで洗練された文章を書く事にただただ脱帽ですね。 淡々と進んでいくのですが、、大きな起伏があるようで・・無いのですがね。。何か不思議な空間に漂いながら、、自分も「郁子」に酔いしれていくようで、、、「楠」に対する態度が自分のように感じられます。。 なんともワクワク、ドキドキしちゃいますね~ 三島氏自身もこの作品は氣にいっていたようですね。。 

今の世の中で、、こんな清純な関係なんて・・・ほとんどありえないでしょ。。。三島氏が今の時代に生きていたら、、どう感じているかね。。。 メールやSNSなど簡単に不倫関係になれて、、、出会いも簡単で、、、そして簡単に落ちていく・・・・ 驚くかな~ こんなに堕落した国に。。また情けなくて自分で自分を斬っちゃうかね~ しかし書かれたのが昭和23年でしょ。。。戦後3年でね~ いいね、、まだまだとんでもなく底辺な国だったと思うけど、、、こんな素敵な文章が溢れてくるって嬉しことですね。。そして国民の良い灯火になったんだろうね。。 憧れの裕福な世界で繰り広げられる不倫行為、、しかしい一線は越えさせない「郁子」の手法、、、と翻弄される「楠」。。。ワケ分からず。。。合わせる夫恒彦・・・・ いやいや数回読むと感じる、、良いそれぞれのキャラクター力ね。。お手伝いさんもいいよ~ 不思議な三角関係、、そしてそこへ沢田の乱入・・・ 試された女の選んだ結末。。。 一つ一つの描写を楽しみながら、、秋の夜長に味わいながら堪能できます。。。
今の時代と違い、、男尊女卑でね。。女性の立場が凄く弱い中でね。しかし「郁子」という希有な女性は自分らしく振る舞いながら、、、、翻弄しているようで翻弄されていたのか、、、、、最後は「逝くこ」とになってしまうのですね。  なんとも儚い終わりでございます。

お客様は百戦錬磨でビジネスの世界を渡り歩いているような方が多い中で、、、だからこそこちらも・・・表だけなく・・・・裏も必要ですね。 どんなプリパレーションをするか、、、そして仮説をたて、、、相手を想像し、、仕掛けを作りか。 どんな準備をしてお客様に臨むか。 準備無くしてお客様に会うなんてナンセンスの極みですね。お客様の心の表だけでなく、その言葉の裏に隠れた心を読み、もつれている糸をほぐしながら、、、、相手の心理を摑むこと。。。これが面白さですね。。 まだまだ未熟なので、、読み切れず失敗もいたしますが、、仕掛けが巧くはまった場合のワクワクは・・・たまらないですね。 待ち型ではもう駄目ですね。攻めの姿勢で常に「心理」を読む・・・心の表側ではなく、、その心の裏をきちんと・・・ね。 そんな人の心理を感じ学ぶためにも、、秀逸な小説は勉強になりますね。。。

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営業担当者は「複雑な彼」では駄目ですね~

2013-10-20 | Yukio Mishima
さて、、今日は雨の日曜日・・・それも前線刺激されて、、、酷い雨・・・この間も台風でね~ また今週新しい台風がやってくるようで、、、伊豆大島は本当に大変な被害でお悔やみ、お見舞い申し上げます。 それにしても、、もっと対応できなかったのかね~ 天災なのか人災なのか、、、あまりに酷い・・・東京は言われてほどではなかった。。。電車は全然駄目だったけど、、でも地方の方々の被害の酷さ、、、 解決のメドも立たない福島第一だって、、都心への電気供給で作られた原発ですよね。。。その地域の方にとっては今回の事故は迷惑以外のなにものでもない。。。 そして辞めた、またはクビになった東電のもと幹部たちは、東電退職後もノウノウと海外暮らし、、天下りで関連会社の降りて。。。。ね! 本当に変な世の中だし。。。複雑怪奇な事が沢山あります。。。 といえば、、今回の台風の進路も不思議な感じですね。。。偶然と言えばそうですが、、、変な進路です。。島のところでグイ~っとね。。方向転換でね。。 なにかやれやれ・・・という感じですね。

さて、、そんな複雑な世の中を思いながら。。。。強引にもって行きますが、、、今日も三島さんです。今日は夜仕事なので、昼間は中で、、昨晩からザ~と読みました。。。“複雑な彼”です。1966年、週刊誌女性セブン1月1日号~7月20日号に連載されました。66年8月30日より集英社で単行本化。現在は角川文庫で刊行されております。 書籍より前に・・・田宮二郎主演で66年6月22日には映画を封切られております。

お父様の仕事でアメリカへの同行をするようになった森田冴子は、サンフランシスコ行きのNAL機に乗っていた。そこで出逢った惚れ惚れするような精悍な背中の持ち主のスチュワート宮城譲二だった・・・そこから冴子の頭を宮城の事が占めていくのですが、、、この宮城こそほんとうに「複雑な彼」だったのです。。 今はスチュワートですが、、小さい時からワケありで、、、色々な仕事を点々と、、しかしモテるので、、数々の女性との浮き名が、、、、 そんな複雑な彼にどんどんのめり込んでいく冴子、、、そして譲二自身も、、、しかし複雑は彼は本当にワケありで、、、冴子とは結ばれることはできない大きな秘密がその成精悍な背中に隠れていたのですね~  この当時まだまだ海外旅行なんて憧れの憧れ、、一部の特権階級でしょ、、、そんな状況の中で、、当時これを呼んだ女性達はどんな妄想をしたのかね~ 今では当たり前で格安旅行が横行している中で、、、海外も日常化しておりますがね~ 羨望のまなざしで憧れながら、、、ページを捲ったんでしょうね。。。。 そんな素敵な役柄だから。。。田宮二郎が「俺しかこの役はできないと。。。。」と志願したようですが、、、 映画を観た事ないので、、しかし当時日本人離れした田宮二郎の見た目は宮城役には適任だったんでしょうね。。 映画を観てみたいね~

驚きだったのは、、、この宮城のモデルが「安部譲二」で当時暴力団員だった18歳の「安部」とゲイバーで知り合った三島は・・・安部の話を聴き、、この作品を作り上げていったと、、当時本名安部直也だった安部はその後、この宮城譲二の譲二を使い・・安部譲二というペンネームを使うようになります。

こんな宮城譲二のような夢のような世界は、、現実には中々ありえない事ですし、、だから憧れとして・・・小説の中に自分を漂わす事ができてね・・・三島の別の顔をしてこのような作品も大変楽しめるワケですね。。 しかし現実に営業の世界では「複雑な彼」ではお客様に駄目ですね。。。どれだけシンプルに分かりやすく核心をつくか。。。 心に響くために、、、しかし複雑怪奇な提案書で作ってね・・・なにかソリューションなのか、それともイリュージョンなのかわからいような提案も出てきますね~ 自己満足な提案。。。提案という名前の売り込みツール。。。専門用語を乱舞させ、、、お客様を煙に巻く。。。 お客様は何となくチンプンカンプンで。。。 それではいけません、、分かりやすく! そう!これって・・・膝をポンと叩いてくれるようなやつ。。。 これぞ営業担当者がお客様ともに仕事を作る醍醐味となります。。 どうですか? 自分の提案者やカタログなどを見直して、、、、観てみて。。。 案外自分都合でお客様都合になっていない場合が多いですよ~ 

複雑な彼ではなく・・・・仕事はシンプルな彼でね!

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どんな音楽を感じるか?

2013-10-19 | Yukio Mishima
この時期になるとうずうずと三島の再読週間が始まります。。。11月25日まではね~ 最近市ヶ谷周辺行く事も多いし、、、あの前を通るといつも人が1970年に時間が戻るようで、、、といいながら当時私は3歳ですからね~それも北海道でしたから、、全く記憶には無いのですが、、願いが叶うなら、、当時リアルで三島文学を読みたかったですね。。 私が三島と出逢えたのは、、自分が20歳を越えてからですから、、、、ね。三島の死から20年も後になってしりました。。そしてどっぷりハマりました。。 The Beatles と同じです。。私のとっての、、、何度も何度も繰り返し繰り返し、、、年数関係なく読み返すもの、、聴き返すものの二大巨頭が三島とビートルズですね。。。 三島の文章からにじみ出るリズムが。。。たまらないんです。三島の文字は踊ります。。言葉の一つ一つが言霊として音があるように感じます・・・ まさに「音楽」です。。私の中に、、Rock やJazz などのジャンルとともにMISHIMA という「音楽」ジャンルがあるのです、、、

そんなつながりで。。。。今日は三島にはまった私の原因となった一冊がこの“音楽”です。1964年雑誌婦人公論1月号から12月号に連載され翌年1965年2月20日に中央公論社より単行本刊行されました。現行版は新潮文庫ですね。。。

これは衝撃でした。。。「仮面の告白」で脳天打たれ電撃が身体を駆け抜け、、、「金額寺」「潮騒」とメジャーどころも読みましたが、、このタイトルに引かれ購入した“音楽”  日比谷の精神科医、汐見和順のもとに20代中盤の美しき女性患者・弓川麗子が訪ねてくる・・・ 麗子が「音楽が聴こえない」と・・・・ しかしこの音楽が聴こえないというのは、、、通常のMusic のことではなく、、、同じ会社知り合った美男子の恋人・江上隆一との性行為で「オルガスムスを感じない」ことを音楽が聴こえないと・・・表現するのであった。。。 こんな不思議な患者にのめり込んでいく精神科医の汐見の心理と、、どんどん嘘を塗り固め、、核心をつかれると病院へ来なくなる麗子。。このやりとりの心の動き、描写が巧妙です。 作家で凄まじいですね。。どんな人物にでもなってしまう・・・ この医者の患者、そしてそれを取り巻く人物描写は三島の中でも希有の作品ではないでしょうか・・・・ 
そして麗子の核心をつき、、、麗子の兄を探しに、、、三谷へ・・・この当たりの成功者である汐見や麗子達と三谷に住まう人々の格差、、、 昭和30年代に入り高度経済成長の恩恵を受け、、豊かになり、、精神科医というビジネスがそれも日比谷という一等地に店舗かまえることができ。。高い治療費をわけなく支払うことができる麗子のような患者と三谷の風景描写が、、その当時の圧倒的スピードに乗っかった人と、、戦争を引きずり・・・そうなりえなかった人たちの格差・・ギャップの表現も。。三島流で貫かれております。。  しかしこの流れる文章から出る音楽が・・・・心ときめき。。読む者を魅了します。。 

私も営業という仕事をしているので、、日々「言葉」がツールになります。。 この言葉でどんな「音楽」をお客様に感じさせる事ができるか・・・・ 別に唄を歌わなくても、、、しゃべる言葉が心地よい音楽のような人と、、、音痴で雑音にしか聴こえない人がいます。。 現実には心地よい奏でる音を出してくれる人より雑音、音痴な営業担当者の方が多いのではないでしょうか・・・・ と感じてしまいます。 言葉で葉っぱにようにヒラヒラと舞うくらいでは。。。伝わらないでしょうね。言霊として伝わることを意識する。。 相手の心に響く「音楽」を奏でる気持ちでセールストークも考え組み立てないと。。。「伝える」レベルで終わると思います。「伝わる」音楽にするために。。。。 どんな言霊磨きをしていますか?  私はセールス関係やビジネス書も読みますが。。。三島を初め、、三島と同時代に活躍した日本文学の作家達を読み漁ります。。。 どんな表現、、言葉の使い方、、などなど・・・本当に参考になることが多いですね。 漢字の使い方など、、ちょっと格好良い言葉の使い方を優れた文学作品学び、、自分の言霊としてどんどん活用できるようになりましょう~

↓こちらは新潮文庫の表紙


↓私が購入した時の新潮文庫はこちらですね。。(個人的はこれが好きです)

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命を叩く!

2013-10-18 | Yukio Mishima
さらさら読める本が良いな~と三島の中から目に留まったのが「命売ります」1968年週刊プレイボ―イの5月21日~10月8日まで連載し12月25日に集英社より単行本刊行。現在はちくま文庫で読む事ができます。
68年当時、、楯の会の費用捻出のために、、、このような娯楽作品をそれも売れっ子三島が週刊プレイボーイに連載する・・・というね。。68年か・・・4月に霞ヶ関ビルが完成し初の超高層ビルが誕生して、、東大紛争のきっかけが東大医学部学生自治会インターン制に代る登録医制度導入に反対し無期限のストに入り、、、日大では使途不明金が20億円が発表され日大紛争の発端になります。。 そんな学生運動がどんどん盛り上がり、、自民党佐藤栄作(今の安倍ちゃんの叔父さん)が内閣総理大臣でね。国民総生産が西ドイツを抜いて世界第二位になります。対米貿易収支も黒字で日米経済摩擦が起き始めます。そして三島がノーベル文学賞!かと・・決まったのは川端康成でした。メキシコオリンピックが開催され日本は金メダル11個獲得するんですね~ そして12月10日が三億円事件ですね。。 こんな時代背景。。。三島はどんな思いで世の中を感じ、、、弱体化する日本がどんどん許せなくなるのか、、自分自身を許せなくなるのか・・・・ 大きな転換期はこの頃でしょうね。。。そんな時期に書かれた作品「命売ります」 まさにこの作品から2年後1970年11月25日三島は自らの命を自分手で終演させることになります。。。

この作品のあらすじは自殺に失敗した男(山田羽仁男)が新聞の文字がゴキブリに見えはじめ、、このままではいけないと「命売ります」と新聞の求人欄に広告を出します・・・そして奇天烈な依頼主が次から次へとあらわれ、、、しかしそれは裏でつながっている。。ACSっていう組織が登場してね~ もう、、、どんどん読めちゃいますよ。吸血鬼の女性も素敵だしね。 こんな娯楽作品を書きながらも、、命を見つめ・・命を感じ、、それを重くならずにサラサラとお茶漬けでもすするかのように書き上げる三島のセンスは素敵ですね。。。 登場人物のキャラもいいし、、、命売る・・といいながら、、必ず命が助かる主人公が再度命を見つめ生とは・・・提起していく。。

命という字は「令」と「口」で出来てますね。「令」=儀礼用の冠を着けて、ひざまづいて神の啓示を待つ人の姿を表しています。「口」はもともと祝詞を収める器のカタチからきている説があるそうで、、神を祭る儀礼は一番盛んに行われた殷の時代に成立したようですね。違う分解をすると「人」「一」「叩」で「命」の字が出来ていますね。。人は一回叩かれるくらいの大変な目に遭いながら成長すると、、、解釈しています。 または自分の魂を「叩く」ことが命を生かす!と。。。

せっかくいただいた「命」ですからね・・・ 常に「叩き」続けなくっちゃと思います。たった一回の命だからね~ ダラダラしてる暇はないし、、常に突き進まないとね~ もったいない! 生きたくても生きることができない人だった沢山いる! だからこそ、、与えられた命は精一杯使わえていただだきます~ 命売るなんてできないね~ この小説の中の内容はドキドキすることばかりなので、、体験してみたいとも思うけど、、命は大切にしたいしめいっぱい叩き続けるよ! まだまだやらなくちゃいけない事たくさんあるから。。。

今、、今日に。。感謝! 


↓こちらちくま文庫の表紙

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Closer になれ~

2013-10-13 | 80's
昨日が Bob Marley & The Wailers でございましたので、、大きなふり幅が起きたのが。。この声が無性に聴きたくなって。。Joy Divison の実質的ラストとなってしまった“Closer”でございます。 ご存じ。。。ヴォーカルのイアン・カーティスがこの作品を制作した後自殺をしてしまい、、、バンドは活動ができなくなってしまいました。。。(残りのメンバーはその後 New Order を結成) この“Closer”はイアン・カーティス死後の1980年7月18日に発売になりました。。 Closerは「より近い」という意味でもちいられているようです。。

またこのジャケも秀逸ですよね~ 初めてこのジャケ見たときに不可思議な艶美感が今でも記憶にあります。。。イタリアのジェノヴァにあるアッピーアー二家の墓所の写真を使用しているという事で。。。死にからむようなイメージがぬぐえない作品です。。
曲も淡々と言葉を紡ぐイアン・カーティスが言霊を吐き出すように、、、自分を抜けがらにするか如くの、、、一言一言が心に中に積み重なる感じがします。 一度聴くと繰り返し2度聴けないですね~ ちょっと時間をおかないと、、精神的に疲れちゃう。。なんだろう?なんか死者へ手向ける書を朗読しているかのような、、この声がね・・・・悪魔と取引しちゃったのかね~?

バンド名も喜びの部門などと訳すことができますが、、もともとナチスドイツの将校がユダヤ人の収容所にユダヤの女性を慰みするために使われた言葉のようですね。。 決してテクニックで上手い演奏を聴かせるのではなく。。。シンプルに淡々と、、、言葉を紡ぎ、、その言葉を消さない最小限の音粒達、、、のような演奏スタイルと感じます。 この装飾の無い感があやうい感がいいよね~ アレンジ?なんてない、、心の赴くままに、、紡ぐ。。その音に楽器たちのできる最小限の能力を負荷して。。。凝縮する。。

今聴いても。。何度もゾクゾクしちゃいます~

Closer をここでは「より近い」という言葉でとらえているようですが、、営業も仕事もお客様のよりより生活の御手伝いをするCloserでなくてはいけないですね。 お客様により近い場所で親身に一緒に考えて動くことができる人。。またその仕組みがある会社はこれからも強い会社でしょうね。 よいモノを作れば売れる・・・とはもう過去の事。良いものをつくるのは当たり前で、、、その中で顧客思考顧客視点で・・・考え、考え、考え、、つくすことができる会社が100年と続いていく会社になるんだろうね~ お客様をお困りをCloser「より近い場所」でCloserする(解決し問題を閉じる) Closer力が大きな営業の魅力になりますね~

メジャーではレッドソックスの上原投手がクローザーとして大活躍していますね。。日本という甘い環境ではなく常に厳しい這い上がらないといけない状況化のメジャーで第一線で活躍する凄さ! 決して身体能力で勝っているワケではないのですが、、自分の役割をよく理解し、、技術力で大物バッターをねじ伏せるのは痛快です。 嬉しい限りですし、、メジャー制覇を成し遂げていただきたいと!! 願い祈ります。

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愛=心を受ける事

2013-10-12 | 70's
John バースディでしたので、、2,3日 John の曲が心を締めておりまして、、、今日も一日素敵な天気でしたので、、何か心がスウ~っと突きぬけるような、、そんな曲が聴きたくてね。。こんな感じはいかがでしょうか? と・・・ Bob Marley & The Wailers のジャマイカだけでなくロンドンでのレコーディングでが、、Bob Marley にとってKayaは神と交信できるツールだったのではないかと・・・煙の中に身を置き、、心を受ける(神の心を受信する)ことで出てきた、、、タマシイの音粒がこの「Kaya」の中に凝縮されているような感じがします。。怒りの音を紡ぐ事だけではなく、、このような正しく心を受ける=愛の作品創る上げるコオができるにも Bob Marley の強さですね。もちろん支える音があり、、この曲とこの声の融合があり、、、一つの言霊となるワケですね。そしてこの↑↑のジャケの笑顔、、顔の魅力は超越した神々しさを感じます。

そんな表ジャケと違い、、裏は火がついて燃えるスプリフと大麻の葉のジャケが・・・この炎が・・心の灯にも感じますね。。



1曲目から・・・フワフワと浮かぶ小舟で心地よく、、ゆるく音を奏で、、リズムを刻もう~lって感じで、、 Easy Skanking から始まり、、Kaya・Is This Love ・・・・と聴いている私は愛一杯に包まれていくのです、、、羊水の中を漂いフワフワと宇宙と繋がり交信できるかのような・・・そんな浮遊感を味わいながら、、心地よい愛でいっぱいに満たされるような、、そんな感じを受けますね~

Saitsfy My Soul という素敵な作品も収録されておりますが、、魂を満たす・・という感じですまね。自分の魂を燃やして今を生きるか。。。 自分が輝くために、、どれだけ周囲の与える事できるか「愛」を与え続ける事(仕事を通じて・・・) 世の中に生を受けて一人として不要な人はいません。ただし、、その与えられた環境によって運命が変わってしまう事も否めない事実。。。だかこそ、、この日本に生れた人は、、この与えられた人生を精一杯生きることをしないともったいないですね。。。 何不自由なく、生きることができる環境を与えられた事。。そして充分に教育を受ける環境があり、、食も溢れる程の中からお腹いっぱい食べる事ができる。。。そんな環境を運命として与えられたのだから、、、自分が自分がではなく、周りに与える配慮、、気遣い・・・おもてなしの心。。もう一度考えるみることそして行動を変えてみることが大事ですね。

お客様を思い・・感じ、、自分が何ができるか・・モノを売ることは後からついてくるから、、売る前に感じ、、どう行動するか・・

やられた倍返し・・・・ナンセンス。。。のきわみ・・・・。 こんな事がTVでどんどん出るから、、またバカな勘違いが、、おかしな事やるんだよね。表面しか掬えない奴が多いんだから、、、、TVの自分のところの視聴率重視のバカな番組の垂れ流しの功罪はでかいし、、TVCMでまたバカなCMを流す企業・・・ 身体に悪いファーストフードやギャンブル助長、、タバコ、お酒・・・金融業 人間をダメにするようなCMをどんどん流し、、、心の無いバカやアホを増産させる。。戦後の洗脳の仕組みもそろそろ終わりじゃね 

人の心を受けて。。。「愛」 お互いがお互いに与える事、、自分が自分がではなく、、人の心を受ける事、、、 NEXTと扉を開くも閉じるも、、、自分次第だね!

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Yes is the answer.

2013-10-09 | John Lennon
今日は John の誕生日ですね・・・もし生きていれば73歳ですか、、、40歳で亡くなったのでそれから33年も月日が流れたのですねって・・・そうだよね自分も46歳で。。。。それは月日の流れるのは早いワケで。。。

そんな John の日なので、今日は「Mind Games」です。1973年11月2日発売の作品ですが、、“ヌートピア宣言”なんて邦題がついてましたね。。Mind Games ・・・・心を変えよ、心の革命を起そう!くらいの感じですかね~争いはやめて、、平和へ心をシフトして変えようよ~と叫ぶ John の声が印象的です。 このAlbumは安定し地味な感じも受けますが、、Johnの安定した心のリズム感がたまらんですわ、、安心して聴けます、、、いいですね~ドラムもジム・ケルトナーですしね・・・ いいスネアですわ。。

緻密にメロディー・メーカーとして己の道を歩んだ Paul と感性と感情のままに、、言霊を発するJohn とね。。対照的に、、己に「YES」の作品だけをシンプルに吐き出す姿勢がやっぱり凄いことだね~ なんか悩まずいとも簡単に曲を創り出しそう~ そんな感じを受けます。

belief・・・という言葉がありますが、、人それぞれ正しいと頭の中で正しいと信じていること。思い込み・信念・価値観などです。 大体ビリーフは6歳くらいまでの強い感情や経験をともなった事、また周囲の影響の強い人(特に親)の言動や、繰り返しによって刷り込まれたものだと。。。。爬虫類脳というところに入るので、、私たちの深い深いところに潜んでいるようですね・・・・だからマイナス的なビリーフが多いと、、駄目駄目駄目と。。。自分をどんどん卑下したり足を止めたり、、内にこもったり。。。ということになりますね。 そんな事してもどうせダメ。。。あんたは○○ちゃんよりできが悪いんだから・・・・お姉ちゃんは勉強できるのにね~ あんたは、、、などなど、、、大人にになっても、、上司から言われてお前はダメだな~ などでビリーフがムクムクと、、、行動が止まる。。酷くなると外n出る事ができなくなる。。 なにか行動を起そうとしても、、「どうせ。。。」とビリーフが。。。

しかし意識すればビリーフチェンジもできますね。。辛い事に向き合うのは大変だけど乗り越えて・・・新しい自分を創り上げる。。下を向かず前を向いて・・・人は同じことを繰り返してしまいます。。特に悪い事は。。。だからそのビリーフをプラスのビリーフに変えないとけいないのです。。 本来の思考の枠をちょっと外して、、自由に行動し、感情を出してみる。たった一度の人生・・・それも案外短いよ~ だからさ、、プラスのビリーフになることをビリーブ(信じて) 行動&考動で自分の運をGOODな方向に動かす「運動」をどんどん行わないと、、、人生よくばりにお徳に! 


立ち止まってるヒマはない!!答えは「YES」で!!

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シンプルに琴線に触れる

2013-10-08 | 60's
昨日は心突き抜ける快音を書きましたが、、今日は夜空を見上げていたら・・・Muddy Waters が聴きたくなっちゃいました。。。メジャーとは言えない作品ですが、、この自身を表したようなジャケ、、泥水に撥ねられ、、手には蛙ちゃん。。。 いや~かっこいいわ~ 作品的には、、1968年の問題作“Electric Mud”の後に続く1969年5月12日発売の作品“After the Rain”です。。。いやいやこの音だよね~ この揺れこそ、、神髄! 今家の前を走る東横線の電車の音に負けないように轟音で聴いてます~ クレーム来ても対応しないぞ~ シンプルで飾りのない・・これぞ言霊! ゆれるリズムにハネルドラムがいいですね。。。 Morris Jennings(dr)とLouis Satterfield(b)の織り成すグルグル感はたまらんすね~

1曲目から I Am the Blues でもう、、この声にヤラレチャウ。。。前作ぬ比べ、、ブルース度が高くてね~ これぞシンプルの極み! 何の隠しもないホンモノの叫びですね。。 

組織もシンプルが一番。。。。複雑に考えず、、シンプルに、、成功の仕方もシンプルですよね。孫さんがYahoo!でまた仕掛けましたね。。孫さんをやることはこちら側にシンプルに伝わりますね。 裏は複雑でも、、これで楽天・Amazonもウカウカしてられらくなりますね。面白い!流石孫さん。。。仕掛ける事が相変わらずうまいね~ あれ?いつだったけ? 孫さん社長募集したよね。。社内社外から数千のプレゼンがあったようだけど、、あの話はまだ継続しているのかね~ 孫さんただで凄い事業計画を数千パターンも手に入れることになったよね。もちろん低度の低いモノもあったと思うけど、、、中には綺羅星もあったでしょ。。。もしコンサル会社に提案を求めれば、、、数千万、数億というものをタダで手にいれちゃって。。どこまでタダの重みを武器にすんじゃい!と感じます。。。

この裏で考えつくされて。。。観た目シンプル、、、 重要ですね。。。
シンプルで伝わりやすく、、琴線に触れることが。。。。金銭に繋がりますね!


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