YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

先駆力~スリリングで煽情的に~

2010-11-30 | Bob Dylan
“Bloned On Bloned”を創り上げたDylanは、、時を同じくしてワールド・ツアーを展開していました。基本セットは1部と2部の構成で前半はアコーステックでのソロ、そして後半はホークスを従えてのバンド演奏、、 喚起と熱狂で迎えられて、、バンドが出るとブーイングの嵐。。。だったようで、、毎夜のブーイングの仕打ちにドラマーのリヴォン・ヘルムが途中降板してしまいます。その後、、ボビー・グレッグを挟んで、、ミッキー・ジョーンズがドラムを担当します。 この臨時ドラマーがこのツアーのこのテンションのDylanに最高のパワーを与えます。激しいその音が、、時代を大きく激変させる一躍を担い、、Rockの大きな歴史の1ページとなります。
「これは音楽ではなく戦争だ」と語った方がいたそうですが、、、まさに自分を燃焼させ自分の選んだ最高の仲間と未知の領域を旅し未踏の闇に明かりを灯す、、その喜びのためにDylanは唄い、、叫び、、キターをかき鳴らしたのか。。。。

この録音自体は、、英国マンチェスター・フリー・トレード・ホールの録音で1966年5月17日と記録されています。。 まさに“Blond On Blond”が発売された5月16日の翌日。。。。
この最強のメンバーでDylan自身のヴィジョンをカタチにし、、斬新で誰も聴いたことのない音を力強く、極限的な圧倒力で聴衆へぶつけるのです。。まさにスリリングで煽情的な夜だったことでしょうね。。このツアーを英国で多くのミュージシャンが体験します。ビートルズもストーンズもドノヴァンも、、そして無名だった、マーク・ボラン、デヴィッド・ボウイ、イアン・ハンターなどなど。。多大なる影響力を与えたのは・・・・言うまでもないですね。

1枚目のアコーステックソロもいいですが、、やはり2枚目のバンドでの演奏は何度でも堪能できる。。最強の音の数々。。
“Tell Me, Momma”の刺す音!!衝撃的ノックアウトをされてしまいます。時代激変の音がこの1発から奏でられたという感じです。そしてたたみ掛ける音の粒とカタマリ、、、、、そして歴史に残る観客の「ユダ!」そしてDylanの「お前の言うことなんか信じない、お前は嘘つきだ」と応え、、ロビー・ロバートソンが「デカイ音で行くぞ~」 しかし音を聴く限りでは、、そんなブーイングが酷くて、、ざわめいてって感じより、、笑いもあり、、Dylanを受け入れ、、この音を愉しんでいるように感じますがね・・・・しかし、、凄い! こんな疾風のように駆け抜けたら。。。バイクで事故も起こしますね。。 そしてDylanは翌年67年11月まで、、殆ど姿を見せない隠遁生活へ・・・

駆ける力って必要ですね。。 立ち止まっちゃいけないで走る時が必要。。でもその走るタイミングを見分ける力も同時に養わないと空回りになっちゃいますね。。。 時代を見据え、、歴史を感じ、、、疾走する時も見ながら、、スリリングに煽情的に、、、思いっきり人生を駆け抜けなくちゃね!!

暗躍蠢く世の中。。。お先も真っ暗なら、、、自分一人一人で突破しなくちゃ!!


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今は立派な“Dark Horse”さ。。。

2010-11-29 | 70's
11月29日、、George Harrison の亡くなった日です。1943年2月25日-2001年11月29日 58歳でその人生の幕を閉じたGeorge・・・。あれから早いもので、、9年なんですね。 

そんなGeorgeの名作の数々の中から、、1974年11月18日発売の“Dark Horse”です。。 Georgeにとっての激動年74年。パティとの別居から離婚へ。。。しかしそんな苦を乗り越えたのも自身のレーベルの立ち上げ。。「ダーク・ホース」とその設立の過程で知り合った、、オリヴィア・アライアスとの出会い。(後のオリビア・ハリスン) 紆余曲折の怒濤の嵐。。。の中、、創られていたのがこのAlbumですね。 決してベストの状況ではなく、、声の質も良くありませんが、、だからこそのGeorgeらしさが出ていて、、案外好きです。。 ロン・ウッドとのセッションなどで知り合った、、最強リズム隊、、ドラムのアンディー・ニューマークとベースのウィリー・ウィークスのウネリがGeorgeの嗄れ声とマッチして、、もちろんRingo&ジム・ケトルナーのダブルドラムスやクラウスのリズム隊もイカス音ですが、、アンディーのドラムはシンプルなんだけど、、心地よいですね~ 

“Far East Man”は、ロン・ウッドとの共作ですね。フェイセスの極東ツアーから帰ってきたロンが着ていたTシャツに書かれていた文字だそうで、、ロンのアルバムにも収められていますね。。

ダークホースというのは、、Georgeにピッタリのイメージですね。 番狂わせとか実力は未知だか有力と思われる。。なんて意がありますね。 ビートルズの時から、、ジョン・ポールの影に隠れているようで、、しっかりその存在感を醸し出し。。名曲を生み出し。。自分のスタンスで活動を続ける。。ミュージシャン人脈も多彩でしたよね。。

このAlbumも地味なイメージはありますが、、まさにダークホース!しっくり味わうとその良さがジワジワと、、「おっ!」という驚きに満ちています。

もうGeorgeの生声を聴くことはできませんが、、しっかり音を聴きながら、、偉大なるミュージシャンをいつまでも継承し、伝承していかないといけないですね。。
ビートルズも音楽配信がアップルでスタートしました。。便利に色々な方がビートルズを聴く環境になっているのは嬉しいことですが、、LPやCDや、、歌詞をみながら、ジャケを楽しみながら。。。それを見ながら、感じながら。。妄想力を膨らませる。。そんなことがどんどん少なくなるような・・・簡単にネットで入手できるのもいいんだけどね~ LP&CD世代としては、、心中穏やかではないですね。

ステキなダークホース Goregeへ・・・愛を込めて、、感謝。

Dark Horse (Live 1974 Neon Chimp Edit).


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三感止音『歴史は浪漫、、妄想の産物』

2010-11-28 | 三感止音
いやいや『龍馬伝』終わりましたね~壮絶な死。。非業の死。。無念の死。。1年久しぶりに皆勤賞で大河ドラマを見ました。ドラマとして面白かった。引き込まれたのが、、感想ですね。 仕事上で話すると話題になることが多かったね。。龍馬話は盛り上がります。。好きな人それぞれの思いが強い人物だからね。史実はその時現場にいなかったのだから分からないから、、だからそれぞれの解釈、発想でいいんじゃない。あくまでもドラマなので。。その人個人がどう判断するかで、、ネットの書きこみやアマゾンの書き込みのように、、否定意見や★何個なんてのは、、どうでもイイ事で、、最近ミシュランの新刊が出ましたが、、発売当初のような熱気はないですよね。本屋でも山積みだったし、、熱するのも早いケド。。冷めるのも早い、、面白い国民性ですね。。 アメリカのドーナツ屋も凄まじい行列でしたが、、最近はそうでもないよね。。 今年は「龍馬」と名の付く飲食店も一気に増えましたが、、ナンセンス・・・と感じます。

さて、、刺客役でSIONは出るし、、元ブランキーの中村達也だしね。。 いい雰囲気だった。。本当に誰に殺されたかは不明だけど、、それぞれのココロの中の解釈でいいんじゃない。。「龍馬暗殺」に関する本も多数でたね~ 本屋で反応しちゃうんだよね。気がつけば本棚に龍馬関係の本が10冊も増えました。。それぞれの解釈が面白くて。。 色々と読むと、、幕府側⇒見回り組 路線が一般的だけど。。アレだけ狙われているのが分かったから、、慎重な龍馬は、、自らの姿を隠して、影武者でも活用してみたいな(バックはエゲレスで・・)本当はアーネスト・サトウあたりが真の手引き者だったのでは。。。視点をどう捉えるか、地政学的見地でモノゴトを見て、どう動くかとうことも大事で、、龍馬はそのアタリもカンで気付き。。エゲレス関係から教えを請いていたのでは。。エゲレスがユーラシア大陸の西端だから日本という東端はどうしても押さえておきたかったはす。。だから密かに長州組や薩摩などをエゲレスへ留学させちょったよね。 龍馬の上海へ3ケ月ほど行っちょったらしいし、、 案外英語も学んで、、話せたかも・・・ 表向きは無理だから、、影から日本のカタチを作ることに専念して、、弥太郎などを活用してエゲレスの手先スパイとして明治も動いちょったかもね。 その末裔がソフトバンクの孫正義なんて繋がってたら浪漫やな~ 孫さんって色々動いてもあんまり餌食にならないでしょ。。 すこし神がかり的な感じがしますよね。情報を制すモノは21世紀の勝者だから。。。 アメリカともイギリスとも色々なパイプもっていそうですものね。。

綿々と続く歴史。。教科書で習ったコトではなく、、そこからどんな妄想ができるか・・自分なりのインプットしたものをただアウトプットするだけではなく。。アウトカムできるか・・そこが重要です。 妄想力そして創造力を駆使して仕事に遊びに、、、チャレンジしなくちゃいかんぜよ。。 この世に生まれたモノすべて意味の無い人なぞいない! 全員意味があって生まれてきているんじゃ。 

来年はまた戦国末期か、、戦国と幕末しかネタがないのかね。。。再来年は平清盛か、、、 NHKだからしょうがないね。。老若男女すべてを考えなくちゃいけないものね・・・・。
どっかで、、『裏龍馬伝-エゲレスが重宝した男』みたいのさ。。。

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融合力~固定概念を崩壊させる~

2010-11-27 | Bob Dylan
MONOシリーズ。。。Dylan7枚目のAlbumは、、初の2枚組“Blond On Blond”1966年5月16日発売ですね~・・やっぱりのバンドが入ってのMONOは音がまた違いますね。。カタマリ感が強いです。ゴボぉ~と音圧で圧し掛かってくるような雰囲気がたまらんです。

しかし、、前作から8ケ月くらいで、、、こんな凄まじいAlbumを創り上げてしまうなんて、なんというパワーでしょ。。ニューヨークで始まったレコーディングがなんとなくダラダラと遅々と進まないことに、、プロデューサーのボブ・ジョンストンはナッシュヴィルでのレコーディングを提案。。この偶然が、、途轍もない核融合を起こします。。 ニューヨークブルースとナッシュヴィルのカントリー系スタジオ・ミュージシャンが奏でる音がルーツ色の強い。。DylanのRockを確立します。。 まさに2つの文化が融合し大爆発をさせたような作品です。。

圧巻の、、曲の入り、、“Rainy Day Women #12&35”ラフ感。。これから何が始まるんだ!という驚きと感動。。一気にDylanの世界へ引き込まれて行きます。。最強の1曲目。。カッチリキレイではなく、、こんなにラフでルーズでいいんだ!という固定概念の崩壊・・・・
1966年の世の中は、、サイケデリックブームが今まさに胎動し、、ビートルズがいよいよ、、リヴォルバーの製作に取り掛かろうという時期に、、Dylanはナッシュヴィルで、、こんな優雅に伸び伸びと発想の趣くままに、、、コンセプト・アルバムではないの、、完成されたコンセプト・アルバムのような、、このアルバムを創り上げてしまう。。天性の才能か、、神か?? 
そして“I Want You”の掻き毟るセツナなメロディーとあの声。。広大な原野で吹きすさぶ風にまさせて、、哀愁漂う雰囲気。。オルガンの無常観。。。アル・クーパーの感性、、絶妙! 何もかも完璧な曲。。。
そしてDylanがソロを弾いたとおぼしき、、“Leopard-Skin Pill-Box Hat”“Just Like A Women”という傑作!!このドラムの始まり方、、Dylanの曲の入り方、、サビのヴォーカルのアンニュイなタメと間の感じ。。 なんとも表現のしようのない感動。。味わえば味わうだけ凄まじい名曲。。。どうしてこんな作品達を生み出してしまうのだろう・・・・ 
そして、、バンドとしての最強の輝きを放つ“Most Likely You Go Your Way(And I'll Go Mine)”これぞ本当にかっこいい~ 「君は好きなようにしろ ぼくはぼくさ 時が教えてくれるだろう 誰が倒れ誰が残されたのか 君は君の、ぼくはぼくの道を行くさ」 自分は自分で誰でもないよ。。好きに自由に。。。 こうだ!という固定概念は無いよ。。まさに我が道を行く・・・
“Absolutely Sweet Marie”のロック感。。Dylanにしか出せないね~ そして大作“Sad Eyed Lady Of The Lowlands”この11分17秒の魔法で、、完全に虜になってしまう。。ラストとしてこの位置に鎮座する完璧な曲構成。。 深い表現力と幻想的な雰囲気と歌詞。。歌い方まで、、、、ウネルザラザラ感。。
一気にすさまじいパワーは吐き出したDylanはこの後、、7月29日にバイク事故を起こし~隠遁生活へと・・・ 神が少し休めと言ったのか

これはこうではなく。。。固定的考えでは奇抜な発想にはならないです。。ね。 どんなとんでもない事でも融合してみる。発想の崩壊をして再構築してみることが大事ですね。。当たり前を否定してみる。。絶対は無いからね。。。

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濃密力~規格外のパワー~

2010-11-26 | Bob Dylan
いよいよ歴史の転換点。。Dylan 6枚目のAlbum“Highway 61 Revisited(放題:追憶のハイウェイ)”1965年8月30日発売。。 まさに奇跡の65年。。1月に前作“Bringing It All Back Home”の録音を行い、3月に発売し、4月26日から映画“Don't Look Back”の撮影を兼ねて英国Live。そして6月15,16日で今回のAlbumの録音。7月24日single“Like A Rolling Stone”の発売、7月24日はフォークスタイルでの最後のLiveで、翌25日バンドを率いてのLiveをニューポート・フォーク・フェスティバルへ出演。。その後、7月29,30日にAlbum録音。8月2,4日もAlbum録音。8月からホークスと出会い、、その後バンドを率いての全米&ワールドツアー、、8月30日Album発売で、、11月22日サラ・ラウンズと結婚。。いやいや凄まじい。。。年中Liveをやりながら、、このテンションで、、この作品を創ってしまうのだから。。恐れ入れます。

仰天の規格外のパワー、、秀作ぞろい、、これぞ良質なROCK!!!です。 Dylanが根底にもっているブルースとロックンロールの音を背景にコトバのインプロヴィゼイション(閃きに満ちた歌詞)が折り重なり聴くものを畳み掛ける。。そしてその最強のDylanを支えるキセキのバンドメンバー マイク・ブルームフィールドのギターもアル・クーパーのオルガンも、、ポール・グリフィンのピアノ、ハーヴィ・ブルックスのベースそして、ボビー・グレッグのドラムと、、、偶然なのか必然なのか、、この「音」を創るべくして集まった状況。神の手配か、、音が「かたまり」となって聴くモノのハートに突き刺さる。。Dylanの内面をぶちまけんばかりの疾走感。。 時代の寵児的、、完成された奇蹟の産物です。

1曲目の“Like A Rolling Stone”の6分間の奇蹟の音からラスト“Desolation Row”の完璧な11分まで、、有り得ない気迫と新しい創造主という感じですかね。。。。

そんな凄まじいレコーディングを挟んで、、ニューポート・フォーク・フェスティバルの7月25日のバンド形態の参加。。何に対するブーイングかはわかりませんが、、Dylanは衝撃のROCK演奏を3曲披露します。。 生で見たかった、、歴史の転換の瞬間をこの目で見たかったですね。。。。もちろん生まれていませんが、、今では、、DVDで素晴らしいこのLiveを見ることができて幸せです。。


自身が充実していると、何事も濃密に行えますね~ 自分では考えられない、、パワーが発揮できます。そのために日々どのように自分自身を鍛錬するか、、ただ与えられた「仕事」をして仕えて満足するか。。「志事」として自分を常に荒波に身を横たえ、、鍛えるか。。選択はすべて自分自身の中に答えは舞っています。。


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三感止音『三島さんは不世出の名優でした』

2010-11-25 | 三感止音
今年も11月25日になりました。あれから既に40年、、しかしその名前は多くの人のココロに色々なカタチで刻まれています。。。“三島由紀夫” あの当時、、北海道の片田舎で、しかも当時3歳の私が、、三島氏のあの日の行動や新聞記事を知る由もなく。。それから20年して、その作品い衝撃を受けることになった・・・。 だから、リアル感でいうと過去の歴史認識の一つとしか捉えることができませんでした。そんな中。。11月25日をリアルで感じさせる素晴らしい書籍がありました。 “昭和45年11月25日”-三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 中川右介著 約120名からの証言などを時系列で掲載していく。。全く別々に語られているコトバが1本の映画をみるが如く自然と流れ、、引き込まれていく。。あるトリックが仕込まれているが、、それは読むで感じていただければ、、、 しかし当時日本を代表する作家ではあったが、、ここまで騒がれ注目され、、今でもこんなに話題になる作家もいないのではないかと感じます。毎年11月になれば本屋さんに“三島”関連の書籍が発行され。。(没後40年というのもあり今年はその数が多い) 自殺をした近代の名作家、、龍之介や太宰、、川端康成などもここまでは騒がれないですよね。。 その三島の存在感の強さ・高さに驚かされます。。

この書籍を読みながら。。改め当時の三島由紀夫の影響力のスゴさを感じ。。通常からみれば常軌を逸する行動は自己満足の極みで、人の事など顧みない。。大馬鹿もの所業かもしれませんが、、
その当時の日本は高度経済成長をへて、大阪万博を成功させ、一方では日米安保の自動延長がなされ、、成長の影で光化学スモッグやヘドロ問題、、スモン病の問題など、、 マイカーが普通になり、、土地成金が出現しはじめ、、赤軍派のよど号事件などが起こり、、 混沌への70年代幕開けのような波乱な情勢でした。 内閣総理大臣が佐藤栄作 自民党幹事長が田中角栄 防衛庁長官が中曽根康弘 警察庁長官は後藤田正晴・・・昭和オールスターですよね。。 こんな方々が表に出ない、密約や利権、、一部の人間だけが最終的に儲かる仕組みを作り上げていくんですよね~ 核兵器不拡散条約と言いながら。。裏では原子力発電の促進えおドンドンと、、原子力発電予算などを通したのも中曽根さんですよね。。
そんな変わり行く日本を嘆かわしく思ったのも事実、、アメリカ型に洗脳され、、若者が時代を謳歌しはじめ、、精神的に弱く信念のない弱い存在になっていくのを三島危惧したのか、、色々な要素が融合し“死”への道を画策し、、自分を最高のカタチで演出し、、監督兼主演作品 “昭和45年11月25日”を創り上げて行くことになります。。 平岡公威から三島由紀夫へ。。。三島由紀夫という商品を最高のカタチで日本の歴史に刻み込み。。。深く民衆の心を捉えたことは、、三島氏にとっては最高の大団円だったのか・・・ 

計算し尽し、、自分の命と引き換えに、、商品価値を最高へ昇華させる。。 この書籍の中でもそんなマスコミの情報へ乱舞し、、本を買い漁る国民の姿や、日本で一番夕刊が売れた日。。とで言われた状況や。。週刊誌・雑誌の特集記事で売れに売れた状況・・そして遺作となった“天人五衰”の爆発的ヒット・・死に対する賛否、悲喜交々・・ 素晴らしい編集力に圧巻し、、感動しています。 自分がこの70年11月25日前後の目の前で事は起こったいるかの錯覚に陥ることができました。。

翌朝、、毎日新聞に司馬遼太郎のエッセイとも・・三島に対する文書が1面にのる。。「異常な三島事件に接して」 現在この文書は“歴史の中の日本”で全文を読むことができますが、、見出しが「文学論的なその死」「密室の政治論 大衆には無力だった」と記され、、思想と現実とは何の関わりもないところに栄光があるものだと・・・吉田松陰の話などを例の上げ三島の死を文学的死だと位置づける。。


戯曲を得意とし素晴らしい作品を残した三島由紀夫・・その交友の中で最も親しい一人が中村歌右衛門氏 その歌右衛門が「一つの時代には、時代を代表する俳優を持つべきである」と説く。そして三島の死後「三島由紀夫は不世出の名優でした・・・」と悔しがります。

三島由紀夫一世一代の大芝居は最高のカタチで終演となったのか・・・天国の本人ではないとわかりませんが。。 

あれから40年、、時代は大きく変わり、、紙ではなく機器を通じて本が読むことができ、、音楽が配信され、、こんな世の中を三島氏はどう観てどう感じているのか? そういえば多様化の時代になり。。。時代に名を刻む名優が出て来ていませんね・・最近。

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即攻力~攻撃的即興術~

2010-11-24 | Bob Dylan
いよいよDylanのRockがお目見えになります。。5枚目のAlbum“Bringing It All Back Home”1965年3月22日発売。初のミリオンセラーとなり、、全米でトップ10入り、全英ではLP部門で首位へ躍り出ます。いよいよ過去「やれること」と「やりたい」ことを音に詰め込んできたDylanは前作から「やるべきこと」を見つけ。。カタチにしたのこの作品群ではないでしょうか。。もちろん過去からのファンにとっては、、青天の霹靂!こんなに変わっちまったDylanに大きな失望をしたことでしょう。。商業主義に魂を売りやがって!!!と、、、

しかしこの時期は曲も大きく変化していきますが、容姿容貌も大きく変化していきます。歌詞はまわりくどく詞的な作品へ、、反権威主義への冷笑や実存主義の直接的な風刺など、、様々に揺れ動く心を行ったり来たりしながら。。。おおきなキャンバスへ新たなニュージシャンと共に、、作品の深みを創り構築していきます。 たいだいの曲がワンテイクでOKだったようで、、思い描くコトバとメロディーを思いついたまま、、吐き出し、、即興で歌詞を仕上げていくように、、思考と感情が一致し一気に「音」へと凝縮していた。。そんな過程がこのAlbumへぎっしり詰まっています。。
この作品を経て、、いよいよ66年はDylan Rock の最高峰、金字塔を創り上げる事になりますね。。 凄まじい進化力です。。。

“Subterranean Homesick Blues”は、、機関銃の如きコトバの洪水が次から次へと洪水のように、、溢れ突き刺さります。。新しい開幕への最高の革新性Songですね。
そして最高級の愛唄“Love Minus Zero / No Limit”美しい情景。。さらりとした声と流れるメロディー。。名曲です。 サラ・ラヴンスをインスパイアした曲とも言われていますが、、(この後 極秘の内に65年11月サラと式を挙げます) そんなサラとの出会いも、、おのAlbumへ登場している妖艶な女性サリー(アルバート・グロスマンの妻)がDylanと引き合わせることに、、 しかしこのジャケ自体が過去への挑戦的で進歩的で神秘的です。。 この時期アレン・ギンズバーグの影響で、、『易経』にも影響を受けていたようですね。東洋の神秘主義にもその触手を伸ばし、、貪欲に昇華していきました。。

今、攻め時を見ていかに事を起こすか。。自分の立ち位置を知り、、その中で独自的能力を発揮して、、最大限強みを生かすために。 即、攻撃できる体制と創り、、準備をしておかないといけないですね。チャンスは必ずあなたの目の前にやってきますからね。。。掴みも逃すも自分次第。。。


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喚声力~観客を魅了する魔法~

2010-11-23 | Bob Dylan
勤労感謝の日ですね。「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう」ことを法定の趣旨としています。戦前は「新嘗祭」と称し、天皇が新穀を天神地祇に勧め、自らも新穀を食するという皇室の祭祀であった。元々農業の関することが強かったので、、現在でも「農業祭」などが行われているようですね。
そんな祭日の今日は、、“Another Side Of Bob Dylan”を発売した後の、Dylanの躍動感溢れるコンサートの模様を完全収録した“The Bootleg Series Vol.6/ Live 1964:Concert At Philharmonic Hall”です。1964年10月31日ニューヨークのフィルハーモニック・ホールでの通称ハロウィン・コンサートの模様を完全収録した。。Albumです。 約1年ぶりの地元でのコンサートにDylanは完全に気持ちを解きほぐし自然体で、チャップリンのように笑いも交えながら。。観客と最高のコミュニケーションを図りながら第1部、2部で20曲(内、ジョーン・バエスと3曲を交え)、、まさにハロウィンの夜に相応しい魔法の時間を創り出します。。

クリアで張りのある声。。何かがふっきれたように、、パワフルで躍動感溢れ、ソリッドなギターをかき鳴らし、攻撃的なマシンガンのようなハープで聴衆を魅了します。 発音が明瞭で内から湧き出る感動的な歌い方と感情を喚起させる素晴らしさが詰まっています。。 ほんとうにヴィヴィットで臨場感ある音は録音から40年以上経った今でも生生しく伝わってきます。
フォーク時代の奇跡、、過去を凝縮し、来るフォーク・ロックへの転換期の基調な音源をこのようなカタチで聞くことができることが感謝ですね。。

音楽の中に文学的才能を開華させ、ココロの奥底にある本質を鋭く抉る。非道な権力への不安や戦争への恐怖、、そこから更に進化し、、感受性豊な音と文字の融合。。詩人・歌手としての力量の高さ。。いよいよ、、孤高なロックシンガーとして、、その技術力を次作から発揮することになります。。

お客様を魅了する声を武器にする。相手を喚起させるコトバを磨く。。ジャパネットたかた社長も参考になりますし、、声を追求し声を最大の武器へと自分を喚起させる。。 ヴィヴィットで臨場感溢れる声とコトバになるように自分を磨こう!


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転換力~多面体で柔軟的に~

2010-11-22 | Bob Dylan
MONOシリーズ、、Bob Dylan 4作目“Another Side Of Bob Dylan”1964年8月8日発売。トム・ウィルソンのプロデュースでなんと、64年6月6日の1日で14曲を録音し、、その中の11曲が収められることに、、たった1日こんなトンでもないAlbumを作っちゃうって・・・ プロテスト・ソングからフォーク・ロックの転換点とも言われ、、レコード会社側が軽めの曲とオーダーしたとも。。。そんな背景あってかなくてか・・ソングライティングとしての才能を発揮させ、時代より自分を映す鏡を作品として投影しているように感じます。。このAlbum製作の前に、、5月上旬英国ロイヤル・フェスティバルホールでのコンサートを行ったDylan。。。ビートルズ・ストーンズのメンバー達は、、このコンサートでがっちりDylanにハートを掴まれてしましますね~ 

寓意や暗喩、、ダブル・ニーニングなどの手法を使い、、今後の曲作り、歌詞創りへ基礎をなす部分も多いのではないでしょうか。直接的から間接的歌詞、、転がる音とヒビートの上をロゴ合わせを組み合わせ、、ROCKの調べ。。を奏でるDylan。。

秀作多い中。。。。
“Chimes Of Freedom”のインスピレーション的発想から生み出される完璧なるメロディー。朗々と高らかに奏でる声に唄のパワーを感じます。“To Ramona”では、、こんなに美しくココロを撃つ曲があるかというくらいの物悲しさ。。ラヴ・ソングとは・・・表面上っ面の愛を語っていた60年代前半に、、この歌詞、この曲。。表現は銀河系へ突き抜けるような驚きだったのでは・・・ハープの入り方といい。。絶妙なり。。。

この頃のDylanの言葉・・・・
「人びとのためにもう書きたくない―わかるでしょ。スポークスマンにはなりたくない。これからは僕の内部から書きたいんだ」

時代が変わる。。。同じところに留まらず、、転換していく発想&思考・・ しかし高度経済成長の80年代営業やってるような会社もまだまだ多いですね。。駅で名刺配ってもどうしようもないいでしょ。 いたずらに飛び込みしてもどうしようもないでしょ。。。 だから意味もないあことやってると、、若い営業担当は続かないよね~ 努力と根性。。より知恵と価値 お客様「を」の視点からお客様「が」の視点で、、大きく柔軟に色々な側面で、、、仕事を転換して行こう!


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心痛力~誰もが重く感じる現実~

2010-11-21 | Bob Dylan
MONOシリーズ。。Dylan3作目“The Times They Are A-Changin'(放題:時代は変わる)”1964年2月10日発売。 まさに時代の激変。。63年世界を震撼させた、ジョン・F・ケネディ大統領のダラスでの暗殺。。 音楽の世界で本国英国を席巻したThe Beatles のアメリカ進出と制覇が今まさに行われようと・・・大きな環境の変化。ベトナム戦争の燻り、東西冷戦のボルテージが、、そんな混沌としたアメリカの一条の光となった、、Dylanの存在。。欺瞞を見破り、真実を見つめ、その真実を言葉に強引に詰め込み、、強い声で若者へ伝える。。そんな役目を自然と担うことに、、
しかし本人は、大人の金満社会への憎悪、スージーとの関係をマスコミに、、自分の身辺や親兄弟のことまで、、調べらて・・もう嫌気が差して、、また、、誰もがDylanへ新曲を求め、おかげでウィットマーク・アンド・サンズで次々とデモ録音をされる。。 もう心身ともにボロボロの状態へ。。そんな精神状態だからこそ、、この歌声でこの突き刺さる音の絶妙なハーモニーを奏でることができたのか。。63年の8月6,7,12日とスタジオに入り、、次は10月の23,24 そして31日と。。この期間で録音を終え、、トム・ウィルソンのフプロデュースにより完成しています。。
ちょうど録音の終盤で。。昨日紹介したカーネギーでのLive録音が10月26日に行われて。。最後は31日に“Restless Farewell(邦題:哀しい別れ)”が録音され、、この録音で一つのDylanのカタチが終わりを継げ、、更なる時代の波の中、、新しい波へ乗ろうとすう姿を目撃することになります。。。

しかしMONOで改めて聴きながら。。その魂の叫び、刺さる曲。。表現者としてのDylanがアメリカの真の現実を感じ、、吐き出す。。プロテスト・ソングの傑作中の傑作です。しかしAlbumを重ねる毎の上達。。誰よりもレコードを聴き、他者のステージを観て、、真摯な研究と練習の賜物が、、この中に凝縮しているように感じます。 どんなくだらいコトでも曲になるのではという探求心と人生という根源的な考え、、深刻な問題を抱えていることに、、ジャケまでが一瞬のゆるみもない表情で、、表わしている。 理不尽な世の中。。アメリカの何が自由だ!! “The Lonesome Death Of Hattie Carroll”での痛切で、、悲しい歌。。こんな感傷的で感情的な表現は誰にも・・・できることのないDylanたらしめる傑作です。

今日は日曜日でした。。『龍馬伝』もあと都合1回。来週を残すのみ、、唯一のTV番組が終わってしまい残念です。。今日のタイトルは“「大政奉還」 まさに、、時代が変わる瞬間。。真実は分かりませんが、、しかし武士の世の中が終わりを告げ、、新しい息吹への萌芽の瞬間。。。全ての常識が覆る。。大変化の時。。変えるということは。。ココロが本当に痛む苦渋の決断。。でも目先ではなく、未来へ向けてどう舵を切り、、民を考えると、、日本人誕生をさせた、、徳川慶喜の決断は素晴らしかったと・・ということか。。しかし龍馬は暗殺され、長州&薩摩の独裁的政治へ舵が切られた現実。。。なんとも複雑ナリ。。

しかし現在の日本を見て、、この維新し志士達は嘆いているか・・・大臣としてはあまりにも稚拙な考えとそれをマスコミも入る前で公言してしまうなんて。。。お粗末にも程がある。 残念無念。。 嗚呼、、心痛・・・

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