YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

もうそろそろ、、自分を押し殺さないで・・・

2013-04-24 | Haruki Murakami
いやいや、、村上春樹氏の新刊“色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年”が発売されて、、2週間になろうとしておりますが、、、100万部突破ですか、、凄いですね。。「やれやれ・・・・」 電車に乗っていても数人読んでいる方を見かけますね。 そんな事いいながら、発売当日に購入し、、しっかり読んでしまった私は・・・見事に出版社に戦略に嵌った一人です。前作「1Q84」の1.2の発売が2009年の5月で3が出たのが翌2010年の4月16日でした。それから3年の月日を経て・・・また、情報を流さない戦略と異常に長いタイトルで惑わされ・・・ いやいや情報が錯綜するネットの時代だから・・こそ、、情報を流さない情報飢餓状態にしてね。 ちょっとづつ吐き出される情報に私たち読者の妄想は広がり・・・まんまと仕掛けにのっかておりました。

さて、、2011年の震災を経て大激震の渦中にいる日本。。。このタイミングで。。このタイトルですかという感じでした。 帯のフレーズが「良いニュースと悪いニュースがある。」来ました・・・ ページを捲り・・大学二年生の七月から、翌年の一月にかけて、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。 -このフレーズで引き込んでしまいます。。。 まっ内容は、、多くの方がブログで書いておりますので、、

ちょっと違う視点で・・・

登場人物 多崎つくるだけ自分の名前の中に色がない! その多崎つくるを取り巻く仲間が青海悦夫・赤松慶・白根柚木・黒埜恵里 陰陽五行の色の配置で当てはめると・・

木・青(春 )=青海悦夫

火・赤(夏 )=赤松慶 

土・黄(土用)=多崎つくる(多崎作)

金・白(秋 )=白根柚木

水・黒(冬 )=黒埜恵里  となるわけで。。。 こじつけで たさ「き」つくる=「き」=「黄」

で多崎つくる を中央にもってくると。。。 上記のようになります。

春のスピーカ役、、周囲をまとめ人にすかれる青海さんは車販売のトップセールスになるし
夏の炎とパワーで多くの人に影響を与える存在となった赤松さん
秋は芸術家 白根さん・・・・そして名前の言霊「28」で無に帰る。。。。
冬の黒埜さんが。。。。冬の大地フィンランドへ・・・

土(中心)の多崎つくるの物語。。。。 柚の木は「土」を養分として成長し、、黒埜さんは陶芸家(土)を使い自分の位置を見出す事に。。。。 

そしてこの本が出版された今年は「五黄土星」の年。。。 黄が中心なんです。そして劇変の年!

1Q84のBOOK3が出て一年後東北の大地震と原子力発電所の事故が日本を襲い。。。 そして劇変の扉が開き! 2014年の大転換の前年の今年4月12日に「黄」が中心となるこの作品が登場し、、何か凄いですね。

今年に入り各地で天変地異が凄まじいね~ まだまだ序の口のような気がします。 そして追い打ちをかけるように「鳥インフルエンザ」でしょ。 あまりのタイミングの良さに驚きます。鳥インフルエンザが猛威を奮うと四川の大地震が起きて。。。国民の目は地震に移ります・・・知らない間にどんどん広がるかもね、、特に内陸部にはまだまだ知られていない奇病等が起こっている・・・・地震で追い打ちかけられてね。。。 どんどん中国国内で鳥インフルエンザが凄い事になってるんじゃない? だから外国からの支援も必要無しと。。。。。  浜松で茶畑の亀裂がどんどん進行しているらしいね。。。フォッサマグナのところ? 多崎つくるは黄色=土用=土用のうなぎ=浜松・・・って柚木が死んだのも浜松・・・・

勝手な解釈だから・・・ 勘弁してね。

そしてつくるが本気で好きになったのが「木元沙羅」でしょ。 木の元(下)=土・・・がサラ(まっさら)・・・ 色が無くなる(さらになる)・・・ この沙羅もハルキマジックの表と裏のあるまっいい感じの登場人物でしょ。。 沙羅ってのが絶妙ですよね。 そしてもう一人「灰田」だからね。すべての灰にしちゃう。。「サラにして、ハイにして....」 日本が一度、この黄色の年に地震でサラになって・・・原子力発電所で灰になるか! なんて想像しちゃうよね~

凄まじい作品だな~  本当に戦後自分の色を出さずに(出すポーズはしてたけど) 無味透明な状態でアメリカ様のいいなりで進んできた日本。。。そろそろ自分の自分の色を出さないといけないんじゃない!という問いかけでもあるように。。どんな色を描くのか「この国!」 もうそろそろ自分を押し殺さないで・・・色を出していくべき時なんじゃない? 日本も日本人も。。。 そう感じることができます。 この主人公たちの出身は「名古屋」閉鎖的で自己完結型の象徴。。まるで世界の中の日本の縮図が「名古屋」そして名古屋を基盤とっして愛知といえばトヨタ・・唯一世界と渡り合える会社・・・ そんなポテンシャルをもっている日本だからね~ もいっちょがんばらないとね~ほんとうに・・・サラになって灰になっちゃうよ。 北はねらってるし、、、ガキだからさ。。(でも操られてんだけどね・・・)

最後の章でも登場する新宿駅・・・ 中央本線のホームで人の流れを見つめるつくる・・・ 中央本線は「富士山」「高尾山」の気を運ぶ役目だからね・・・だから「気」が強すぎて引き寄せるから中央線は自殺者多いんだよね。 さらにつくるは小田急電鉄だよね。勤めてるの・・・ 小田急は箱根からの「気」を運ぶ役目を担う電車。。。そして代々木上原から千代田線に入って、、、「気」を代々木公園(明治神宮)、乃木坂、国会、霞ヶ関、二重橋前(皇居)、鬼門の上野・・・そして北千住抜けて・・常磐線へ・・・その最終的に行きつく先が富士山の鬼門にあたる鹿島神宮まで続いていくんだよね。。。 そんな「気」の塊・・・新宿で、、他のホームとは違う9.10番線ホームで・・見つめる事=捲るめく時代を流れを少し間をあけて、、眺めてごらん・・・ 自分がその人の渦の中に入るのではなく、、ちょっと落ち着いて・・流れを眺めてごらん・・と投げかけてくれているように感じます。。。 もう自分の色を出して世界の中で起立する日本! 

大きな転換期のこの時に・・・・出るべくして出た作品ですね。。 見方が変われば、、立場が変れば、、良いニュースも人には悪いニュースに、、、悪いニュースもある人には良いニュースに。。。



私たちも毎日渦の中でめくらましに合わないように、、、、落ち着いて・・たまには新宿駅9.10番線ホームから自分を周囲を世の中を眺めることが必要な時期ではないでしょうか。。

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