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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

濃密力~規格外のパワー~

2010-11-26 | Bob Dylan
いよいよ歴史の転換点。。Dylan 6枚目のAlbum“Highway 61 Revisited(放題:追憶のハイウェイ)”1965年8月30日発売。。 まさに奇跡の65年。。1月に前作“Bringing It All Back Home”の録音を行い、3月に発売し、4月26日から映画“Don't Look Back”の撮影を兼ねて英国Live。そして6月15,16日で今回のAlbumの録音。7月24日single“Like A Rolling Stone”の発売、7月24日はフォークスタイルでの最後のLiveで、翌25日バンドを率いてのLiveをニューポート・フォーク・フェスティバルへ出演。。その後、7月29,30日にAlbum録音。8月2,4日もAlbum録音。8月からホークスと出会い、、その後バンドを率いての全米&ワールドツアー、、8月30日Album発売で、、11月22日サラ・ラウンズと結婚。。いやいや凄まじい。。。年中Liveをやりながら、、このテンションで、、この作品を創ってしまうのだから。。恐れ入れます。

仰天の規格外のパワー、、秀作ぞろい、、これぞ良質なROCK!!!です。 Dylanが根底にもっているブルースとロックンロールの音を背景にコトバのインプロヴィゼイション(閃きに満ちた歌詞)が折り重なり聴くものを畳み掛ける。。そしてその最強のDylanを支えるキセキのバンドメンバー マイク・ブルームフィールドのギターもアル・クーパーのオルガンも、、ポール・グリフィンのピアノ、ハーヴィ・ブルックスのベースそして、ボビー・グレッグのドラムと、、、偶然なのか必然なのか、、この「音」を創るべくして集まった状況。神の手配か、、音が「かたまり」となって聴くモノのハートに突き刺さる。。Dylanの内面をぶちまけんばかりの疾走感。。 時代の寵児的、、完成された奇蹟の産物です。

1曲目の“Like A Rolling Stone”の6分間の奇蹟の音からラスト“Desolation Row”の完璧な11分まで、、有り得ない気迫と新しい創造主という感じですかね。。。。

そんな凄まじいレコーディングを挟んで、、ニューポート・フォーク・フェスティバルの7月25日のバンド形態の参加。。何に対するブーイングかはわかりませんが、、Dylanは衝撃のROCK演奏を3曲披露します。。 生で見たかった、、歴史の転換の瞬間をこの目で見たかったですね。。。。もちろん生まれていませんが、、今では、、DVDで素晴らしいこのLiveを見ることができて幸せです。。


自身が充実していると、何事も濃密に行えますね~ 自分では考えられない、、パワーが発揮できます。そのために日々どのように自分自身を鍛錬するか、、ただ与えられた「仕事」をして仕えて満足するか。。「志事」として自分を常に荒波に身を横たえ、、鍛えるか。。選択はすべて自分自身の中に答えは舞っています。。


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