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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

三感止音『士気凛然、勇気百倍』

2010-11-03 | 三感止音
今日は『文化の日』ですね。。 改めて調べてみると。。昭和23年に制定されて「自由と平和を愛し、文化をすすめる」のを法定の趣旨とするとありますね。 もともと明治天皇の生誕日で、戦前は「明治節」と言っていました。また新憲法の公布をした日として、戦争放棄・主権在民を宣言し、平和と文化を強調した新憲法した憲法を記念してという意味もあるようですね。。。 そんな日ですので、、今日はじっくりで本でも読みながら。。。と、、“天地明察”を買って来ました。 冲方 丁(ウブカタトウ)著ですね。 読みたいな~と思っていまして、、やっとこと読み事が、、一気に読みました。。面白かった! 時は、、3代将軍家光亡き後、、4代将軍家綱の時代。。 渋川春海(天文学者・囲碁棋士・神道家)の生涯の物語。。 日本初の暦「貞享暦(大和暦)」を作り上げる苦悩の物語。。 
いやいや、この着眼点で小説をかける力に感服しました。 歴史小説は浪漫ですね。 龍馬関係もそうですが、、その人その人の中で昇華され、、自在に操ることができます。。 事実は破片から読み解いていくしかないので、、記録する映像があるワケでもないし、、録音の機器があるわけではないので、、文章や文字は表現や解釈によって色々に感じ取ることもできるので。。。 龍馬も解釈が色々ですよね。特に龍馬の関しては、司馬遼太郎解釈で伝わっている部分が大きいですので、、国民それぞれの中で「像」が大きく変わります。最近では龍馬伝の影響などで、、あんなにカッコイイ龍馬になっちゃって。。。。あんなに一人で本当に成し遂げたのか???と感じちゃいますよね。

今回は渋川春海という着眼点と、、3代将軍でいよいよ安定政権となった徳川の世が、、いろいろな文化事業へ触手を伸ばし、お江戸の文化が花開く時代を垣間見るとともに、、朝廷側が文化。徳川は政治。。という境目にメスを入れ、、いよいよ徳川の影響力を全てに渡らせる駆け引きまでもが感じます。。
算術の天才関和孝との勝負。。関の思いを汲み、、どんどん暦作りに没頭する春海。。徹底的に根拠を調べ。。自ら行動し、、検証して、、大きな落とし穴にはまっても、、多くの人の心を感じ、、士気凛然と立ち向かい。。和暦を完成させる後半は読み応え満載!!圧倒的に引きずりこまれます。。。 お風呂に2時間入ってました。。。

歴史の片鱗を集め、、概念化し、、自分なりのカタチを構築し、、書籍に纏め上げる。。冲方氏の労力の感服します。 面白かったね~ 

歴史を変えるような仕事ができる人はほんの一握り、、その方々の信念や誇り、、努力に比べれば、、私の日々やっていることなんてまだまだちっぽけだと。。。でもその自分ができる中で最高を創る努力を惜しまない。今与えられていることを最大限の状態でやり遂げられるように行動する。 そんな気分になります。 この本で勇気百倍になります。。 そんな中、、日本を取り巻く状況はまったくどうしようもない状態へ・・・どんどん、、、今の政治家の皆様も歴史良い点を残す行動を考えてお願いします。 戦後は汚点ばかり方で 歴史に良い意味で名前を残した人が皆無に近いので、、、どうぞ宜しくお願いします。

そろそろどうでしょう、、自分の考えで行動されたら、、菅さん。。 シガラミ・対米関係、、利権。。ぶち壊す気持ちで、、もう徳川1600年の呪縛を解かないと・・・


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