YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

「冬の旅」から「春」はやってくるのか?

2011-01-31 | Classic
今日で1月も終わりですね~ 今年は冬の猛威がすごいですね。。日本海側の皆様は、、お疲れ様です。。東京はなんとか晴れの日が多く。。ただ平均気温は例年より低かったようですね。。
そんな1月31日は、フランツ・ベーター・シューベルトの生誕日ですね。1797年1月31日生―1828年11月19日没 31歳という若さで亡くなっていますね。。 歌曲の王と言われ、、そんな中でも有名な『美しき水車小屋の娘』『白鳥の歌』などありますが、、やはりこの季節に合わせて『冬の旅』です。1827年に作られた連作歌曲集です。自分の幸薄な人生を描ききっているかのような作品ですね。 ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集による2部に分かれた24の歌曲からなります。 失恋した若者が街を捨て流離いの旅を続ける物語。全曲を通じての「疎外感」「絶望と悲しみ」「決して得られないもの、もう失われてしまったものへの憧れ」に満ちて・・「死」と隣り合わせながらも生きる姿は私たちに強く訴えるものがあります。

こんな肌寒い夜に、、しんみりと音を楽しむ。。ロックで氷をカラカラ鳴らしながら、、、幻想の世界で雪の中を彷徨い、、当て所なく孤独感を感じる。。最後の楽章で寒空の下で凍える手で手回しオルガンを弾き、、誰も聴かない歌を歌う老人の孤独な姿を描く「辻音楽師」で終える儚さ。。。

この作品ではバリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの技巧的な特徴の歌が、、またまた想像力を紋々と膨らませます。。 ピアノ演奏はジェラルド・ムーアで、、二人のシンクロ具合が感性を奮い立たせます。。

村上春樹氏の「国境の南、太陽の西」でも・・自分がすっぽりとはまってしまった高度な資本主義の論理によって成立した世界から抜け出せなくなっている自分を思い・・・BMWのハンドルを握りながら青山通りの信号待ちでこの「冬の旅」を聴くシーンは印象的で、、これから起こる自分の身は表面は豊かなようで、、実は儚く孤独で空しさの中であがいているように・・・マッチしていますね。

年が明けて、、、政治の世界では小沢さんの起訴が強制執行されることに。。。本当に国民を思い、、突き進むが、、「冬の旅」は終わりそうにないね~表面的にしか見えないけど、、春がやってくることを祈りながら・・・本当は冬の道なのにのうのうと春を謳歌しているダメ政治家のみなさんはそろそろ退去していただかないと。。。。

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三感止音『どこまでが真実か事実か・・・』

2011-01-26 | 三感止音
イギリス人女性殺害の容疑者である市橋達也の逃亡手記が発売になった。 逮捕後あまりにも情報が出ていないかと思ったいたが、公判は近づくこの時期にタイミングで発売される。。このあたりは強かな出版社「幻冬舎」戦術の感じる。。 
逃亡後の状況を綴った日記風なので、、しかしここまで文章かけるのか? 表現など。。。手入れや影のライターにより上手いリライトを感じるね。。

警察官を振り切り、、2年7ケ月・・・転々と場所を変えながら、、自分の顔に手を入れて、、何としても逃れたいという気持ちがこちらの心を折らせる。。そこまでして、、自分の罪を顧みず、、自己中心的な行動で、、人間から動物へと堕ちていく様。。その中でどこか警察を嘲笑い、、マスコミを小馬鹿にした表現を感じる。。 ここまで動き回り、、誰もの匿ってもらわずに、、身分を隠して生きることができるのか? またできる国だから。。。市橋以外でも多数いる全国指名手配犯が捕まらないワケもすこし垣間見ることができるのではないか・・・ この中でも過去の身のよくわからないような人が大阪で働いていた時に出てくるが。。。罪を犯しノウノウと生きながらえている奴が大都会で暮らしているのかもしれないな。。と感じますね。

また同じ日本でも、、千葉で起きた事件は離れていけば、、行くだけ薄い印象になることも感じました。。マンションで隣に住んでいる人すら知らない状態まで希薄な現状では・・・そうなることままあるな~と。。。 お遍路をしたり、、電車に乗ったり、、人を接していることが書いてある通りの事実であるなら。。挑戦的にも逃亡中ディズニーランドへも行っていると・・・ こんな驕りがどんどん追いつめられる結果になったのかと・・・

特にこの中でマスコミへの怒りを感じますね。。 いかにねじまがった情報が自分にもたらされいるのか・・・マスコミは人の興味を引いてナンボですからね。。面白おかしく事実をエソラ事と差し替え、、特に番組であれば視聴率があるので、、いれは市橋は新宿2丁目で・・・のほうが人は興味もちますね。。超能力捜査官の方が。。いいですね。。 
もちろん、、どれが真実かはわかりません。市橋が、、事実を捻じ曲げているかもしれないし、、実はこの書籍と全然違ったかもしれないし、、本当の真実はその人の心の中に・・・しかないですね。

だから私たちは見極める目を養うことが必要です。また今回のような情報がもたらされたときに、、それをどのように捉え、、またすべてを鵜呑みにしないで、、客観的に観るコトも必要ですね。 事実を見る努力し仮説を立て考えること。。時に行動を起こしてみること。。今年は「行動」&「考動」量の多さが重要です。


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ファンタジック・ ワールド

2011-01-25 | Jazz
昨日のジョー・ザヴィヌルの名盤の一つといえば、、とこの作品をCD棚から。。。1977年発売 Weather Report “Heavy Weather”です。ザヴィヌルとウェイン・ショーターが71年に創り上げた輝石! そのバンドの最高傑作の一つの上げられるこの作品はもちろん有名中の有名作品ですね。。Y社長・・・・・

そんな素晴らしいの作品の核として、、このAlbumから正式メンバーとして参加したのが、、これまた誰もが知る天才アーティスト ジャコ・パストリアスです。。 このザヴィヌル・ジョーター・パストリアスの強力なトライアングルが中心となって生み出されるパワーがいかんなく発揮されています。 衝撃のジャコパスのベース・・指が人の倍あるのではないかと・・感じさせる動き、、フレットレスベースから織り成される音粒たち、、概念と打ち破る発想・支えるテクニック・・・ そしてそれが他の音と融合し、、楽曲としての完成度も高める。。超テクだけが前面に出て、、集合体としての楽曲は後回しのようなバンドと違い、、高い技術力がお互い反応仕合い・・高め合い・・最高点へ昇華させる。そんな極めた音を聴くことができます。。 ジャケのように、、穏やかな晴天ではなく荒れ狂う自然の猛威のように激しく、、私たちに突き刺さる音。。衝撃の雷鳴や荒れ狂う吹雪、ハリケーン・・・そんなこれでもか~と私の心に叩き付ける、、容赦無し・・・ しかし聴き終わった後に感じる天晴(あっぱれ)感。 ファンタジーな空間を与えてくれます。

面白い時代です。。自分の考え方「思考」をどのようにもち、、「役割」を意識するか。その根幹は「健康」と・・この3本柱を意識「本当に考える」ことができる人が最終的にファンタジックな未来を手に入れられるのではないでしょうか。。 もっと学び勉強し多くの体験を積むことを厭わない。。そんな姿勢が大事ですね。

この1分1秒を大事にしないといけないですね。

Teen Town (仰天圧巻のプレー!!!)


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神のご加護を、ご加護を、、ご加護を。。。

2011-01-24 | Jazz
69年のマイルスに多大なる影響とインスピレーションを与えたのが、、 Josef Zawinul でございますね~ そんなザヴィヌルのメロディーメイカーとしてのセンスが爆発したのが、、 The Cannonball Adderley Quintet 時代で創り上げた名曲 “Mercy, Mercy, Mercy”ですね。。 この素敵な名曲も含まれる名盤。。“Mercy, Mercy, Mercy! Live at Club”でございます。。

キャノンボールは大食漢という言葉をちょっと変えて作った名前のようですが、、そのパワフルでファンキーなノリのアルト・サックスと弟のナット・アダレイのトランペットは織り成す旋律。。その合間をサヴィヌルのピアノでしょ、、そしてドラムのキレが最強ですね。。ロイ・マッカーディです。。 ベースはヴィクター・ガスキンという面々。。 1曲目のイントロ~FUN で心底愉しめます。爽快痛快元気百倍の音です。。

サヴィヌル曰く。。Mercy, Mercy, Mercy を録音することになってスタジオの片隅に置き去りにされていたエレピを突発的に弾きたくなったとかで。。そこから生まれたこの名曲。。それが結果的にOKとなり、、最大のヒット曲へと このAlbumは疑似Liveのようですが、Liveでのこのノリの凄さ。。1966年10月20日LAでのスタジオ・ライヴ録音で凝縮された珠玉の塊です。。 いやアルト・サックスの音色がウネウネと生き物のようにまとわりつきます。。いい残響を耳に残してくれます。。大音量で聴きたいですね。

様々な出会いがあって、、インスピレーションの中で最大限の自分を発揮できる。。即興の中で構築されるスリル満点の音のぶつかり合い。。その驚異の思考と技術が、、今もリアルに近い音で堪能できる。。。たまりません。。

神に感謝です。 さて、、いよいよ1月ももうちょっとで・・・早いね。。2月3日を区切りにやってくる2011年。。本当の新年の挨拶をしに行かないいけませんね。。 感謝をし、、今年も良き一年を作る努力をすることを見守っていただくよう。。 神様への感謝を・・ 


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古典やクラシック的に生きること・・・調和と幻想

2011-01-23 | Classic
-気持ち良く晴れわたった十一月の午後、第三機動隊が九号館に突入した時にはヴィヴァルディの「調和と幻想」がフル・ボリュームで流れていたということだが、真偽のほどはわからない。六九年をめぐる心暖まる伝説のひとつだ。 -村上春樹『1973年のピンボール』より。。。 
この節を読んでから、、ヴィヴァルディの“調和と幻想”が聴きたくて・・・ タイトルがいいですよね。。調和と霊感とも副題がついていますよね。。“L'Estro armonico”ですが、、1711年頃出来上がったものでしょうか。意味合いとしては「音楽的な霊感」と捉えることができきるようですね。aronico=和声という意味で、、和声の自由な創造とも解釈できるそうです。

この作品は1本から4本のヴァイオリンのために書かれた(部分的にチェロも加わります)12曲から耕成される協奏曲ですね。リトルネロ形式に則って、急-緩-急という3楽章制の独奏協奏曲の形式を完成した作品です。バッハはこの曲を研究して、ヴィヴァルディのコンチェルトをオルガンやチェンバロ用に編曲したのは有名だそうです。。 
何度聴いても美しい音色で始まり。。。機動隊との衝突とこの音楽が大音量で流れている不協和音を「心暖まる伝説」と表現する春樹氏。。そのアンバランス感を曲を初めて聴いたときに感じました。。 しかし綺麗な展開で、、こんな素敵な日曜日は心穏やかにこの音に浸り、、日の光を当たり前と感じず、、感謝の心で感じたい気分になりますね。。 素敵な音の調和とそこから齎される甘い幻想。。。

今日のCDはエンシェント室内管弦楽団:指揮 クリストファー・ホグウッド 1980年ロンドンでの演奏です。

良い教養を身につける。。今年のキーワードだと感じます。。メディアの流されない。。事実と真実に目を向け、本質を考え人と議論できる日本人になりたいですね。目標です。 今まで学ばなかったことが反省です。。今年はむさぼるように古典やクラシックを愉しみます~


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「枠」はどうでもイイので

2011-01-22 | 60's
今日は家族で裏原宿へ出かけおいしい居酒屋さんへ。。。味人(あじと)さんです。。こんな場所でこんなに安くて美味しいものが食べることができる幸せ。。至福の時間を楽しんできました。。
そんな心地よい夜は、、腰もノリノリで良い音楽浸りナイトで。。。。 こんな日はブルースの重鎮 Muddy Waters の異色作1968年の“Electric Mud”なんぞはいかがでしょ。『電気仕掛けのマディ』ですね。。いやいやこのAlbumはかっこエエですわ。 Louis Satterfield のベースのウネウネ感とドラムの Morris Jennings のドカドカドラムのファンキーなことファンキーなこと。。。凄まじいね~1968年発売で、、ジミヘンがやっと台頭した時期くらいに、、こんな音作っちゃうなんて、、もちろん賛否両論ありますが、時代の一つのウネリの中。。こぞって、、マディをまねた少年たちがROCKを創り出し、、その音に呼応するよにうにファズバリバリのギターを従えて、、やっちゃうカッコよさ!脱帽ですね~。。。

自身の名曲“I Just Want To Make Love To You”のバリバリギターサウンドも血が逆流しますし、、ストーンズの“Let's Spend The Night Together”をこんな重厚感でやっちゃうセンスも面白いね~
愉しいモノは愉しい。。。愉快に演っちゃうだけ~と・・ROCKの多様化時代に自身の幅を多様化し、、しかしブルースの根底は変えずに解釈しているあたりかっこいいね~今になって、、ブルースしゃないとかさ。。そんな枠でとらえていたら評論家みたいになっちゃいますね。「枠」を気にせず。。ワクワク音楽を聴かないとね~ 良いモノは良い!何年経っても・・・・

営業で訪問すると、、ウチは特殊な業界だから・・ウチの業界では・・・営業は少し変わっているから、、、などなど言われます。もちろん売っているものの価格も違うし、、でもでも表面でなく営業の本質は同じ。。どんな業界などという「枠」は関係なく売れる人は売れる。。売れない人はどの業界でも売れない。。。「枠」とらわれないで「本質」を見極める力が必要ですね。


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男は閾をまたげば「7(seven)」人の敵あり

2011-01-21 | Japanese
「七」は聖なる数字。。聖書でも7日目は安息の日。中国では北極星と北斗七星が季節を知る重要な基準となり、、1週間は7日で一巡り。。。七福神やお七夜。初七日などなど。。そしてラッキーセブンにスリーセブンなどなど、、、「7」というのは日本人にも良い数字の解釈が多いですね。
そんな「7」がバンド名スーパーグループ『7 seven』村上ポンタ秀一氏が集めた日本のスーパー・スタジオミュージシャンの面々。錚々たる顔ぶれ。。。2008年7月7日にAlbumを発売しましたね~ 最近リターズも出たようですが。。今回は1枚目を・・・

まっドラムポンタさんで、、井上鑑さん(key) 島 健さん(p) 松原正樹(g) 後藤次利(b) 斎藤ノブ(per) 本多俊之(ss) って、、凄まじいおやじの集まり。。侍ミュージシャンの集まりなんて書いてあるけど、、時代を渡り歩いた寵児達ですね。。いきなりブレッカーブラザーズの曲からでしょ。。 このメンバーもそうなんだけど、、日本のスタジオ系ミュージシャン達って一音一音丁寧に演やるよね~細かい音まで丁寧。。このバンドも丁寧ですね。。綺麗すぎるくらいに。。緻密でさ。。機械が演奏してんじゃないかってくらいにね。。 後は好みでしょ。。この音が好きどうか。 音楽の底力!!などと書いてありますが、、 凄いパワーであることは確かですね。。これでもか~的演奏のウマサはあるけど、、今回の凄さ!と感じると過去の爆発的ポンタさんとはちと違うかな・・大人になったデビュー35年ですものね~ 六本木に観にいってたのって・・もう15年以上前か~ 何日もメンバー変えてPIT INN で演ってましたよね~ 間近でポンタさんやノブさんを観て、、内臓ひっくり返る興奮を覚えたをの懐かしく思い出します。。

このメンバーも7人の侍でいてほしいですね。。 なんか七福神ぽくなっちゃったな~なんて感じもしますね。。DVDでも落ち着いて演奏見ることができますが、、観ていて昔のようにオシリがムズムズしないな~ とも感じます。。

男は閾(しきい)をまたげば七人の敵あり=男が社会に出て仕事をするときには、必ず多くの競争相手や敵がいるということ

激変の2011年が始まって20日。。いよいよ来週からは通常国会ですね。大変なアウェーな大臣与謝野さん。。七人どころの敵ではありませんが、、自身のためではなく国民のために日本の沈没を阻止し、、21世紀も世界を引っ張るリーダー国として舵を切れるように、、ガンバッテほしいです。菅さんも頼みますよ。。 疲弊し未来の無い国にはしないでください。。目先で考えず、、未来へ続く道の布石を・・・ この1年が大きなターニングポイントです。 私達も社会で閾をまだぎ毎日戦いの日々ですが、、競合社などとは戦っても、、お客様と戦う姿勢では駄目ですね。 視点を変え時代へ即した。。思考・発想で・・・ 


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オタクになれっ~ 尽くすこと

2011-01-20 | The Rolling Stones
昨日のハウリン・ウルフを聴いていたら、、初期のストーンズが聴きたくなりまして、、今日は The Rolling Stones です。そんなストーンズの音楽要素の原点がぎっしり詰まった編集盤 “Singles Collection * The London Years”です。そのCD3枚組のDisc 1 を何度も聴いている大寒の今日です。。寒さを吹き飛ばすこのノリ。。リズム感。。ブライアンの鼓動がじっくり感じる初期は大好きですね。。。どこまでも黒く自分を塗りたかった、、ミック・キースそしてブライアン。。そんな大好きな音を、、自分達の黒に塗り上げ、、創作された音粒達。。
土台をスィングぎみに淡々とリズムを刻むチャーリー。。普通であれば、、ベースがドラムとメロディー系を繋ぐ役目を担いますが、、ストーンズはチャーリーに絡むリズムを構築しているのがキースで、、その隙間にビル・ワイマンのベースが絡み。。ブライアンが変幻自在に厚みを作り。。ミックが奏でる。。そんな音の何重層になっているようで、、それが、、黒人のもっているリズムとは違う「異」のリスムとうねりを生み出し。。新しいストーンズとしての「音」へと昇華させているようですね。この初期のシングルを続けて聞いていると、、Albumで聴くのとは違う、、ストーンズのブルースへの深化を感じ、、60年代後半の進化へと繋がっていますね。
敬愛する先達の音を大事にでも、、解釈を加え、、自分のモノへ・・ストーンズという音へ。。純粋な音を追求するブライアンと進化しストーンズを構築したいミックとキースとの間に確執が起きてもしょうがないな~と、、この作品達を聴いていると感じますね。

そんな初期の名演奏の秀作“Littie Red Rooster” イメージ先行で、、「不良」的な解釈でアメリカの若者からも受け入れられ。。エドサリバンショー出演では、、そのイメージからクレームが相次ぎ、人気だけは出たストーンズだっただ、、メンバーはその受け入れ方に自身の音を完全に理解され受け入れられていないという不満が募る。。そんな中での、、この“Littie Red Rooster” の録音。ハウリン・ウルフの曲へ「littie」を付けて。。ハウリンのそれとは異なるアレンジで、、音は極力落し、、ブライアンのスライド・ギターを前面にミックの控えめなヴォーカルも最高の雰囲気をかもし出す。。しかし、、歌詞はハウリン・ウルフのそのままに、、アメリカ南部の農園で働く黒人奴隷のささやかな抵抗を想像させる歌詞、、多分英国人には受け入れられなかったであろうこの曲をシングルとして発売し(英国のみ)、、売れないだろうというレコード会社予測とウラハラに、、予約だけで30万枚を売上、、ビートルズの曲を引きずり下ろしての英国NO.1となります。ブライアンはこの曲で魂まですべて注ぎ込み、、あの名演奏を録音しましたが、、そのパワーを使いすぎ、、その後体調を崩し入院する羽目になります。。。 -しかし英国人は、、この曲でも受け入れNO.1となってしまう土壌に驚きます。。アメリカではここまで売れなかったでしょうね。そしてこの成功は、、白人ブルース・マンには強い支えになったでしょうね。。アニマルズやヤードバーズ・クリーム。。フリーウッド・マック、ブルース・ブレイカーズなどなどに大きな道を広げることになります。 ストーンズのメンバーにとっても自身が追い求めたブルースの独自解釈により演奏し、、受け入れられ頂点を極めることをこの曲で実感できたのではないでしょうか? ビートルズは雑食で色々なモノから解釈を加えオリジナリティーを作り上げ、、対極にストーンズは一つを追求し追及しつくした結果生まれた「音」を完成させます。。まるで対極ですが、、どの分野でも突き詰めて突き詰めて極めれば・・成功の道が開けることができますね。。

オタクになるくらいトコトン追求してみる。一つの視点ではなく様々な視点から、、60年代当時のアーティストたちが研究したように、、情報が安易に入る時代だから、、じっくり追求してみる。。オタクの如く極めれば、、それはONLY ONE へと昇華され個性になりますよね。 自身の好きなことをトコトン追求しつくす。。学び尽くしマネを尽くしてみるのも良いかもね。

The Rolling Stones Play Little Red Rooster 1964


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少年のような純粋な気持ちで・・・

2011-01-19 | 70's
昨日からの流れで、“Killing Floor ”の原曲(声)が聴きたくなって・・・本日は Howlin' Wolf “The London Howlin' Wolf Sessions<Deluxe Edition>”です。70年にロンドンへ渡った。。ハウリン・ウルフが、、当時の時代を飾るメンバーを従えて、、作られた作品。。エレクトリック・シカゴ・ブルースを音楽と基盤とした複数のそして世代を超えたアーティスト達の夢の共演が・・・ギターはエリック・クラプトン ベースはビル・ワイマン ドラムスはチャーリー・ワッツ。。もちろんギターでは当時のハウリン・ウルフの片腕サムリンも参加し、、キーボードはスティーブ・ウィンウッドが参加。。イアン。スチューアートも数曲。リンゴがドラムを叩き。。フォアマンがベースの曲も、、、敬愛するハウリンの元へ参加する英国スーパースター達。。音の中からも憧れの人との演奏に時に緊張し。。時に愉しみ。。穏やかな音を奏でる。。至福の時間が流れます。。

ワッツとワイマンのリズムのハネ感がたまりません。。その中を、、師匠を労わるかのようなクラプトンの音色が鳴り響き、、ハウリン・ウルフのダミ声が吼える! 決して体調が思わしくないハウリン・ウルフが、、まさに自分の歴史を刻むかのように、、唸り叫び空気を揺らす。。一音一音を愉しみように、、、歌う姿が目に浮びますね。。 しかし。。。いい声ですね。この寒空を切り裂くような暖かさのダミ声。。ハウリン・ウルフの心の響きが突き抜ける寒空の星の瞬きを更に輝かせるような・・そんな音です。

その声を愉しみながら演奏する面々の緊張感と心地よさと。。憧れの声&ノリのと共演を堪能したんでしょうね。。 そんな宝の音がこの中に詰まっています。。

忘れてはいけない少年のような純粋な気持ち。40歳を過ぎた今でも、キラキラ瞳輝くようにモノゴトを楽しみたいですね。仕事もお客様を喜ばせるために、、何ができるか。。その視点を忘れずに、、純粋に懸命に考え。。行動に移すこと・・という原点を絶対に忘れてはいけないですね。


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どのように名乗る?

2011-01-18 | 60's
寒いですが、、穏やかな日々が続いております。。。東京ですが、、武蔵野線から富士山が綺麗でした。。なぜにあの山は心を魅了するのか・・神々しい光の中に浮ぶ富士の山。。

そんな神々しい感じ?で良い音を聴きたいな~とCD棚からゴソゴソ・・・The Electric Flag が聴きたくなって“A Long Time Comin'” 1968年発売の傑作です。。ジャケもいいですよね~ 中身を知らずジャケ買いの一品でメンバー知っても逸品ですよね。 マイク・ブルームフィールドとベースがハーヴェイ・ブルックス ドラムスがバディ・マイルス キーボードがバリー・ゴールドバーグなどなどとメンバーも一流ばかり。。。。。自称“アメリカン・ミュージック・バンド”です。。 ブルース枠にとらわれない、、数々の音の融合。。サイケ風あり、、ブラス。ロックの要素あり、、さすがシカゴ周辺のメンバーが多いからね~ 本当にバディのドラムとハーヴィーのベースのかっこよさ。。重厚な音を結びつけるハーヴィーのラインとうねり、、音と音の層を土台で安定し、、疾走させていくタイム感とセンスは本当に凄まじいですね。

もう1曲目から・・“Killing Floor”で飛びます! ハウリン・ウルフの曲ですが、、カッコイイ。。イントロに当時の第36代アメリカ大統領リンドン・ジョンソンの演説から笑い声が打ち消し、、イントロが流れる演出。。。ベトナム戦争が激化を辿ることになった時代の大統領へ対するアイロニー???? そこから飛び出す音のストレートな魂の響きが好対照ですね。。このあたりもアメリカン・ミュージック・バンド。。と名乗っていたあたりも関係してるのかね~ ただ、、音を演やるだけでなく、、時代を映す鏡であるかのように、、代弁者のようにも。。。 

―自分達が責任をもってどのように自分自身を名乗るか、、すごく重要ですね。

自身を自信をもって名乗ることができるか。。自社や自社商品を、、しかし相手を考えないで、、押し付けてはダメ。。相手を考え相手の立場で自社とのマッチングを考える。。押し付けほど楽な営業はないよ、、でもそれでは選ばれない世の中であることを認識しないと。。。手遅れになります。

※自社や自社商品・サービスをどのように名乗るか・・相手都合で相手の買う気にスイッチを入れるために・・・・・

Drinking Wine Live!! (疾風怒濤の演奏ですね~かっこいい!)


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