伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

川淵三郎杯U10 IN 千曲 2012 Part5~決勝トーナメント

2012年11月02日 19時44分59秒 | ワールドサッカー
サッカーでは、何が起こるかわからない。だから面白いんじゃないか!
誰かの言葉だったと思いますが、そうは言っても、いくら同じ4年生と言っても、
昨日のジャクパ東京とVOICEの試合を見た後では、何かが起こるという望みも、
手のひらに落ちた雪のように消えてしまうかに思われました。

しかし、そんな素振りや態度を取っては、行けるところにも行けなくなって
しまいます。あきらめた時点で終わりというのは、いつも言っていることです。

ただ、ジャクパ東京向けにポジションをいじったり、特定の選手を多く使ったり、
つまりはいろんな小細工はやめようと思っていました。せっかくこのチームで
ここまで来れたわけだし、全国とのレベルの差を、自分たちで体感してもらう
ためには、昨日までの戦い方を変えない方が良いと判断したのです。

なので、今日は1ピリオドをうまいDF+伊那の攻撃陣のメンバー、2ピリオドを
早いDF+宮田の攻撃陣、3ピリオドは良かったメンバー、と言う風に決めました。

ここまで、GKは背の高いNくんを使っていて、飛び出しや声掛けの甘さから、
何回かは宮田のKくんに変えましたが、試合が重なるに連れ、飛び出しも改善
されてきたように思いました。真剣勝負の経験が、大きなレベルアップを生み
ます。なので、攻撃されるのを承知で、N君を使いました。

試合はごく静かに始まりました。

確かに中盤の早さと、大柄な攻撃陣の迫力はすごくて、いつやられても
おかしくない状況だったのですが、意外にも、と言っては失礼ですが、3バックの
効果もあってか、それほど完全に崩されて、という場面がなく、こちらが崩す
ことも無いのですが、良く言えば膠着状態のような感じでした。

最初の失点も、完全に崩されたのではなく、DFがいったんクリアしたボールが
後ろに流れて、GKが出れば問題ない場面を、待って相手にかっさらわれて、
そのまま決められた物でした。

こんな状況だったので、非常にもったいない気がしました。この得点で、相手は
さらに落ち着きを取り戻したようでした。

1ピリオドはこの点だけ。VOICEからも3点取って勝っている相手ですから、
この点差は十分健闘しているわけで、いやむしろ、2,3ピリオドで同点、
逆転も狙える点差です。事前に決めたとおり、2ピリオドのメンバーに変えて、
試合開始です。

早いDFは、このレベルの相手だとあまり関係ないみたいで、むしろバランスや
読みが悪い分、1ピリオドよりも危険なシーンが増えました。
センタリングやコーナーは何本も入れられますが、不思議と誰も触れず、スルー
してくるのです。クリアもできないけど、相手も合わせられない、そんな感じ。

でも、そんな状態が続けば、いつかは決められます。2ピリオドでも1点(?
確か・・・)やられて、2-0になりました。

2点差は、1点返すと押せ押せで同点、逆転もあるので、まだまだ行ける点差です。
選手達には、この10分で全て終わる。全部を出し尽くして悔いが残らない
ようにしようと、送り出しました。GKはKくんに替えました。

ここは多少なりとも前掛かりに行かなければいけないわけで、しかし強いチームと
やれば、疲労もかなりのものです。とにかく1点が欲しかったのですが、
両サイドともほとんど封じ込められ、逆に駄目押しで3-0とされ、ついに
そのまま終了です。

今年の成績はベスト8止まりとなりましたが、去年の成績を上回り、貴重な
経験を積むことができました。

不思議とこの時は、落ち着いた気持ちでいられたのですが、しばらくすると猛烈に
悔しさがこみ上げてきました。

でも、もう終わったこと、後は全国レベルの戦いを、じっくり見てやろうと思いました。

Part6に続く。

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