伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

川淵三郎杯U10 IN 千曲 2012 Part6~もうひとつの戦い

2012年11月08日 21時14分48秒 | 少年サッカー
決勝トーナメントでの挑戦は、あっけなく1試合で終わってしまったのですが、
準々決勝、敗者同士のフレンドリーマッチがもう一試合組まれていました。
VOICEに敗れた前橋ジュニアとの対戦です。

川渕三郎杯で前橋と言えば、昨年の前橋エコーさんを真っ先に思い出してしまいます。
グループリーグでも、2位トーナメント決勝でも当たり、その度にあと一歩という
ところで敗戦を喫した、因縁の相手です。勝てそうで勝てない。最後に突き放されて
しまうという相手でした。チームこそ違うものの、前橋というだけで、難敵という
印象でした。VOICEに負けていると言っても、VOICEははっきり言って別格なので、
全く参考にはなりません。

今年の選手達は当然、知らないのですが、その辺の事情を話して、フレンドリー色を
無くして、ガチで勝負するように話しました。選手達も勝利に飢えているようで、
トーナメント負けたから、もういいや、という者は誰もいなくて、安心しました。

敗者は土のグランドへ移りますが、心配していた雨も大丈夫そうで、風だけがちょっと
強いかなという感じです。

試合が始まってみると、昨年同様、とても良い勝負になりそうなのが、すぐに
わかりました。ミスが少ないチーム、最後まで走りきれるチームが勝つということ
です。個人のレベルは非常に近い気がしました。

第1の終わりか、第2の始まりに、ちょっとしたミスからカウンターで、失点したと
思いました。ちょっとした気のゆるみというか、マークのずれがきっかけだったと
思います。その後、こちらの流れの時間帯もずいぶんあって、第3ではどうしても
1点が取りたくて、それ用の布陣にして最後の勝負をかけたのですが、昨年同様、
あと一歩の所で、1点が重くのしかかり、不運なシュートもあったのですが、結局
そのまま0-1で敗戦となってしまいました。それでも失点はその1点だけに抑え、
後は取るだけだったのですが・・・・。

前橋のチームに対する初勝利は、また今年も持ち越しとなってしまいました。

選手達は、ほぼ出し切った感もあったのか、意外にさばさばしていました。私も
力不足で負けたので、1点差でしたが、それほど悔しくてどうしようもない、という
事もなかったと思います。

その後、お昼を食べ、決勝戦を観戦しました。準決勝、注目のジャクパ東京対VOICE
の再戦は、意外にも5-1の大差でジャクパが勝ったようです。雪辱どころか、
叩きのめされた感じです。

反対の山は、準々決勝で昨年の決勝カード、パーシモン対新座片山が対戦し、またも
パーシモンが勝ち、いよいよ4連覇を賭けて、ジャクパと対戦です。雨もぱらつく
会場でしたが、多くの観客が集まり、文字通り最高レベルの試合が展開されて
いました。この両チームは似たようなスタイルを持っていたと思います。
パスも良く回すけど、サイド攻撃が徹底され、サイドだけでなく、隙あらば、大型
選手が中央からもどんどん仕掛けてくる。コーナーも良く練習してあり、ダイレクトで
ヘッドやボレーで合わせてきます。

両者譲らず、点の取り合いになったのですが、最後はジャクパのコーナーからのヘッド
一発で決まりました。3-2だったでしょうか。

ついにパーシモンの4連覇は夢と消えました。新王者、ジャクパ東京は、王者に
ふさわしい戦いだったと思います。来年はどんなチームを連れてくるのか、非常に
楽しみです。

閉会式、チームからのMVPにメダルが贈られるのですが、うちのMVPとしては、前橋戦
以外をトータルで見て判断し、DFとGKの両方で活躍してくれた、KT君をMenottiの
独断で選びました。一日目のキーとなるKf3戦、試合の流れを一気にたぐり寄せた、
思い切りと正確さを持って放ったロングシュート。この一点がこの試合だけでなく、
全体の流れを変えたと思い、さらにGKとしても良い判断とキックを見せてくれた
結果が、MVPにつながりました。去年に続いて、宮田のメンバーにMVPを贈りましたが、
他意はもちろんなく、全員、よく頑張ったことには変わりはないので、全員胸を張って
いいと思います。

もう来週には上田市で、センゴクドリームカップが開催され、今度はTOP伊那として
初参加します。この大会での経験を活かして、少しでも上に行けるよう頑張りましょう。

大会の二日間、運営でご苦労された皆様に感謝します。ありがとうございました。
そして、来年もここに戻ってこれるよう、頑張ります。
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