なのはな村通信 (都城市 社会福祉法人なのはな村)

宮崎県都城市「社会福祉法人なのはな村」理事長・フジサキが発信するブログ。日々のよしなしごとを、つれづれなるままに。

7人の挑戦者たち パート3

2010-12-30 12:02:46 | なのはな村日記

年の瀬です。

温泉にでも浸かって、ビール片手に、ゆったりと、今年1年を振り返ったり、と、そんな気分に浸りたいと思いもしますが、まだまだ2010年は続行中。


 たった今、M精肉店の実習組を送り出したところです。ようやく11,12月の実習の最終日を迎えました。夏の実習のときの気分で、冬もトントンといくだろうとたかを括っていましたが、とんでもないことになってしまいました。
 いまにして思えば、夏のときの社長さんの「こうてい疫がですねえ。」と言う呟きに気づくべきでした。フジサキもいろんな職を経ていますが、こんなに厳しい職場は経験がありません。実習とは名ばかり、仕事の量と責任感に押しつぶされそうな2ヶ月でした。「たかが味噌漬けの肉じゃない、どうしてそんなに売れちゃうの。」と叫びたくなるくらい、製造が間に合わなくなります。ただ、製造ラインを任されている以上、逃げ出すわけにはいきません。作業時間もどんどん延びていきます。9時~5時まで立ち仕事。勿論、土曜日も出勤。

ところが、気持ちが焦っているのはフジサキだけのようで、みんなは案外とルンルン気分でやってしまっています。関わっているスタッフも、みんなの可能性がどれだけ広がったか、と、とくとくと話しています。今朝も自宅までの迎えと、そしていっしょに出勤して行きました。今までのアルバイトよりなのはな村さんたちの方が仕事になっている、とおっしゃってくださった主任さんの言葉は、みんなの自信につながりました。

若さというのは、とにかくすごいものです。障害があるとか、ないとか、関係ありません。スタッフもかれらといっしょに成長していっています。どうもフジサキの年寄りの冷や水のようです。

実習組の1人はみんなと離れて、トライヤル雇用を使っていただいて、年が明けても実習が続きます。うまくいけば、就労につながることになります。

他のみんなも、実習というより短期雇用だとフジサキは捉えています。1年の4ヶ月を最低賃金を保証されて、要求される仕事を完璧にこなしました。(後、何時間か残っていますが。)こんな就労のあり方もあって良いのじゃないか。そして何よりもすばらしいのは、チームワークだということ。一人ではめげて失敗した人が、見事な仕事人となりました。お互いに助け、助けられる関係、それを自然に培っていくかれらの関係性。

本当に素晴らしいものを、かれらに学ばさせていただきました。ありがとうございました、みんな。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿