なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

セミが鳴く

2006-06-30 12:06:37 | 日記
いやはやセミの大合唱になった。
朝から、セミ取り網を持ったこどもたちが木の上の目を凝らす。

ガジマルの木に保育士が登る。
子どもたちも登る。
網をうまく使わないと逃げられてしまう。

木の下から子どもが見張る。「あっちにいる」「こっちにもいる」
下からの指示に従い、慎重に足を進める。
手には網の棒を持っているのだから、気を張っていないとバランスが悪くなり、危ない。

鳴き声はまるで「ここまでお~いで~」と誘っているがごとく。
あっちと思えばこっちから~飛んで別の枝でまた鳴く。
枝と同じ色だけに遠くからだと見分けがつきにくい。

ひとしきりセミと格闘して、かごには何匹かの獲物が集められた。
うごめくセミ。セミの大群がかごの中で鳴く。汗もが吹き出してきそうな鳴き声だ。

むかし、子どものころ鳴き声をなくす方法を知っていた。
たしか、腰の辺りを強く押したような気がした。
セミに腰があればの話だが、、、。

1才児クラスのマナに、どうしてもセミをとってくれとせがまれた。
ガジマルのてっぺん辺りでギリギリギリ~と鳴く。指を差してせがむ。

首が痛くなるほど、じっと見つめていると木登りトカゲの大きいのを見つけた。
5才のアイが、すばやくかごで捕獲しようと試みたが、姿を消した。
それから数十分、アイはかごを片手に木の枝を下からつっつって、揺動作戦を重ねた。

なるほど、木の葉に隠れていてもその作戦ならいいかも・・・。
敵もさるもの、捕獲することはできなかったようだった。

暑くなりすぎるとセミも姿を消す。不思議だがいまの時間、もう、セミの鳴き声より、鳥がガジマルにもどってきた。
ガジマルは小さな森。色々な鳴き声が混ざる。

暑いのに恐縮ですが

2006-06-28 13:50:42 | 日記
予報によると今日は32度まで気温が上がるという。
外を見ると目がクラクラする。
テーダ、クワァラ クワァラとウチナー口ではいう。のだろうか・・・。

さて、そんな暑い日に汗をかく話で恐縮ですが
岩盤石の風呂?風呂とはいわないかもしれない。
とにかくそれに行ってきた。

昨夕のこと。

友人が、宜野湾に岩盤石の健康浴を立ち上げたと聞いて体験してきた。
宜野湾の琉球大学の東門のすぐ近くにあった。
真新しい建物、手ぶらで90分の癒し空間があった。

シャワーに入り、岩盤石に腹這いになる。
5分間。裏返し、いやいや仰向け10分間の3回を休憩を取り入れながら
繰り返すと効果的だとの説明を受ける。

試す。

砂時計を横目に見ながら腹這い。3分ほどたつと、首から汗がしたたる。
おっすごい効果だ。5分計の砂が落ちるころには顔や背中、腹も汗だらけ。

仰向け10分・・・。身体の細胞が目を覚ましたがごとく、粒々の汗。
いやいや、ぽとりぽとりとしずくが落ちるのだから驚く。

毛穴の奥の奥から毒素が出てくる感じで、身体が気持ちいい。
軽くなった気分。

大量に水を補給しなければ、枯れてしまう。と、感じるほど。
何度も何度も冷たい水を補給する。

飲んだ以上に汗になって流れ出る。

流れる汗をなめてみた。塩辛くない。なぜ?
休憩をいれてあっと言う間の90分。
家路に着いても流れる汗はとまらない。車のフロントガラスが蒸気で曇った。

私の発する汗と熱がフロントガラスまでも曇らせてしまった。
金色夜叉ではないが、、、。

女性は汗が出ると自分がスリムになった気分になる。2㎏ほど落ちたかなと
思っている。
ガッカリしたくないので、体重計にはのっていないが・・。


お留守番

2006-06-28 10:07:42 | 日記
朝からプラネタリームへと子どもたちがでかけた。

わたしはお留守番ということになった。
毎年毎年、でかけているので、今日は主任が私の代わりに付き添った。

園内がとても静かな雰囲気に包まれている。

もちろん小さな子ども達は一緒にお留守番なのだが、
小粒なだけに迫力が違う。

それではと、大きな子どもたちがいない大きな広間をチビたちが乗っ取った。
らしい。

ピアノの音に合わせてリズムよく身体を動かしているのであろう。
キャキャと喜びの声が二階から聞こえてくる。
保育士も喜んでいるのであろう。一段とこえに張りがある。

セミのこえさえのどかに聞こえる。
鳥のこえも、澄みきった夏空に遠く近くで聞こえる。

柿の実を見てきた。艶やかな柿のみが成長している。
数えてみたら。14個あった。

さわふじの花のシーズン到来。大きなさわふじの枝から、何筋ものと思っていたら
あれれ、今年はなぜか少ない。まだなのかしら。

カバマダラの幼虫が何匹もうごめいている。小さいもの、そろそろサナギになる寸前のものまで。

カバマダラも飛んでいた。
もちろん、オオゴマダラは日々、我が庭を住処にしているので飛んでいる。
夕方には戻り、朝方どこかへと飛んで行くのがオオゴマダラ。
子どもたちが大好きな蝶である。

久しぶりにのんびりした朝、お留守番もいいもんだ。

信じる 軸をもつ へまをする

2006-06-27 14:49:26 | 日記
先日、ある雑誌社から原稿の依頼を受けた。
そのときわたしが書いたテーマが

子どもの育ちを信じる 自分の軸を持つ、そしてへまをする。でした。

これまで30年間に何千人もの子どもたちと出会った。
そして何千人もの親にも出会った。

子どもは必ず育つ・必ず育ちます。と言い切れるほど、子どもがわたしに確信を
与えてくれたことである。

日々営まれている何気ないこどもの行動。
この何気なさの中に子どもは必ず育つということを、表現してくれているのである。

少し遅れがある子、が、居たとしても日々、成長しているのには間違いない。
他の子と比べると目の前にいる子が見えない。
焦りが生じると、喜びではなく苛立ちになる。

じっくり見て信じて、そのこなりの発達を喜びにかえることができればエネルギーになる。
不安になればエネルギーは消失する。

とにかく信ずる。信ずる。信ずる。これしかない。

そしてへまを許される家庭のなかで子育てをして欲しい。
ありのままのあなたが好きです。と伝えてあげられる家庭こそが安堵する場所になるであろう。

へまを笑い飛ばせる家庭。これは私の願う子育ての理想である。
友人関係もしかり、親子関係ならなおされのこと。
へまを許し合いたい。
しかし、頑張ることも悪いことではない。
頑張らなくてもいいよーというのは、過ぎている人へいうことばてあり

何もしない人にいうことばではない。
励ますも頑張らすも忘れてはいけない。が、同時にへまもいいではないかと
寛容な関係があれば世の中はいきやすいはずだ。

あらら、すこし頑張りすぎたかな?   午睡から目覚める子どもの声が聞こえてきた。
「おやつはな~に?」いいぞーお腹がすくっていいことだ。

いよいよ屋上プール

2006-06-26 15:52:47 | 日記
大きなプールに水を張る。
直径5㎝はあろうかと思えるホースから水をひくのだが
それでも一時間以上はかかる。

水量は大変なもの。
ごぼごぼごぼ~どっくんどっくん
勢いよく水が流れ、かさが増えていく。

水を見ただけで子どもは大喜びだ。

プールに入るための注意を保育者がする。の、だが気もそぞろ、、、
見渡せる範囲だからとうっかりはできないのが子ども。

ふさげているのかと思っていたら、苦しくてもがいていた。なんていうのも有るからだ。

「プールの中で急に人を押さないでくださいねー」「はーい」
ハーイという子どもの心はすでに、水の中で遊んでいる。上の空~
先生それより早くプールにはいろうよー・・・

そんな声が聞こえてきそうな・・・。でも担任は真剣だ。
注意をしないではいられない、これも先生という職業の性か・・・。

いよいよプールだ。

一斉に飛び込む。水しぶきがとぶ。
きゃきゃ うきうき、ざぶざぶ、ぴしゃぴしゃ、ばしゃばしゃ

水をかけあう。手で確かめる。顔をつける。背中で水を感じる。腹這いで・・・
くぐる。もぐる。およぐ。

大きなプールがまだ少し苦手な子は、とみれば隣に小さなプールが二つ。
二人用がちょうどいいのから5人用がある。
好きな場所に陣取る。

十分楽しんだ子は、太陽の元でのコーラ干しのまねごとで腹這いで寝ている。
乾いた屋上のセメントの上にジョロで絵を描いている子もいる。

想い想いが嬉しい。
みんなも楽しいが、一人にもなれる。
大きなプールもいいが、他のプールもまたはいりたい。

その日の体調や、その日の気分で選べる内容がいい。
子ども主体の保育内容を準備するのは、保育士の力量。
自分流に子どもをまとめるのは、簡単なことだが・・・。

子どもを遊ばせるのではなく、自分も一緒に楽しめるこれがいい。
「日焼け止めが必要だねー」と保育士に話すと、お願いしま~す。と返ってきた。
日焼けネットはしてあっても、大人は、、女性は、、大変だこの暑さは。

これも実感だ。はたしてわたしなら毎日こんなに
日向で遊べるんだろうか・・・。





プールの人々

2006-06-24 13:57:58 | 日記
40歳過ぎたころからすぐに太る体質になった。
それまでが、太る心配をしたことがなかっただけに、いつも気にしている。

運動も好きだが、やりたい気持のとき以外は苦痛伴う。
運動しないとみっともなく太る・・この強迫観念である。
さぼろうかなーとさぼりたい理由をすぐさがす。

そしてその理由はすぐに見つかる。
そうだ、今日は働きすぎたからいいや
だって、雨が降っているもの・・・
暑すぎて体調が崩れる

などなどいくらでも理由はつけられた。

そうして半年、体重オーバー4㎏。

近くに温泉とプールが開業したとのこと。幸い
会員なので通うことにした。

ものすごい人が利用しているのに驚いた。
中高年が断然多い。
それに太っている人がなんとも多いことにまた驚く。

3月ほど、週に3~4回かよっていると
話しかけることはないけど、特徴というか性格というかが見えてきた。

ぷールの中をひたすら歩きつづける。

25mを何周もするわけだから、顔を突き合わせることになる。

先日のことだ、何やら大声でどなりながら歩き続けている人がいた。
かといって怒って訳でもなさそうに、、何やら独り言いい放しっぱなしである。
また、先日は若い女性だが、なにやらにたにたしている。初めてのとき、目が合ったので
知り合いだったっけ?と笑い返そうとした。

しかし、目線の先はわたしを通り越してぷールの天井辺りだと気がついた。わたしは、少し照れ笑いをしてごまかした。アヤァーだったから。
一人で悦に入っている・・・そんな雰囲気の彼女だ。
なんだか色っぽい。その日から時々見かける。宇宙から来たお姫様かもしれない。

昨日のことである。
40代の男性、初めてみた人だった。

プールに入ってくるやいなや、大声で何か歌いだした。いきなりである。ぷーるの中は色々な音が混ざり合い、ことばの一つ一つは聞き取りにくい。

が、
こんがりと日焼けして、リリッとしたな顔のダンディが大声で歌っているのである。聞き耳を立てた。
かすかに聞こえた、、、いや、そのような気がした。
「まいにち~まいにち~」

だれも見ていなと思ってのことだろう。ごめんなさい聞いてしまいました。
たぶん、ぼくらは~てっぱんの~と続くと推測した。

おかしかった。

あるご老人は、陸上では杖でゆっくり歩かれているが
プールの中では普通に歩けておられる。

水の力ってすごいんだとも思った。

穏やかそうなひと、愉快そうなひと、キビキビしたひと、頑固そうなひと
おしゃべり好きなひと

様々で面白い。自分のことはさておき、である。会議に送れる・・・。


シャーワーから虹

2006-06-22 10:20:19 | 日記

今年はセミの鳴き声が少ない。いつもより少ない。
長雨であの、一番に泣きだす小さなセミの姿をまだ見ていない。

大きなセミの鳴き声がガジマルから響く。
すでに30度をこえている。

ガジマルの陰で
1~2才のプール遊びが始まった。

水道からダイレクトに水をかけられると、どの子も一瞬ヒヤッとする。
身体にかかったとき冷たく感じるからだ。

水がかかった。ビグッと身を瞬間的に縮める。直後、わぁーとはじける。

わぁーわぁー・きゃーきゃー・
ひゃーひゃー・うおーうーうーきゃーきゃー

真上からの太陽にシャワーのカーテンが美しい。

朝から畑に水やりにでかけていたひまわり組の子が、顔を真っ赤にしながら
もどってきた。

担当保育士も真っ赤な顔だ。

庭のシャワーが涼しさを呼ぶ。

団地近くの公民館で地域の子どもたちとの
触れ合い保育の予定。担当者が子どもたちを連れてでかけた。
地域の子育て支援の一環だ。

チラシを地域に何百枚も配り、広報をしてある。
何組くるかは未定だが、必要な人が一組でもいいではない。

毎日が忙しい保育園だ。

あっシャーワーに虹が・・・。
キラキラとなんとも美しいことよ。涼しい。

急に熱を出す子もいる。身体の調節がまだまだ不十分な年齢だ。

わたしもシャワーをしたいなー。



プール開きの準備

2006-06-21 16:22:00 | 日記

昼寝時間、もちろん子どものである。
添い寝をする保育士もほんの少しウトウトする時間はある。
そうでもなければ身体が持たない。それほどハードな仕事なのだ。

先日叱った若者がこのごろ声も大きく動きも活発。
聞いてみた。

「中途半端に関わっていたときとどっちが楽しい?」と。
「いやいやもちろんいまが楽しいです。」
「もう夜のバイトは行っていないよねー、しつこいようだけど・・・」
「はいもちろんです」

といいながら、屋上のプール野中をゴシゴシデッキブラシで洗っている。

いよいよプールだ。
月曜日からのプール開きの準備に余念がない保育士。子どもが眠っている時間だ。

大きなプールの中も外も、ねじを外して解体して清掃する。
プールの周りも危険なものが無いかどうか確認と清掃。

あれだけ畑で汗を流してきた午前に続きである。
子どもにとっての
一番いい環境をと考えれば、何も惜しまない。とはいえ、心からご苦労さんなのだ。

広くて深いプールでの活動が、遊びが、来週から始まる。(午睡中)

この時間(午後4時半)、我が庭は陰になる。西日は全く気にせず遊べる。
0歳児、1歳児、ゆったりとブランコに揺られる。

おままごとのまねごとをする。ボールをける。
大きな子がもうすぐ下りてくる。つかのなの自分達だけの広場を満喫している。

一番昼が長いという、夕方、仕事を終えてから、西の海岸にでかけよう。
ケラマ島の向こうに夕日が沈むのを見に・・・。

夏至 夏空

2006-06-21 12:10:45 | 日記
午前4時に目覚めてしまった。
昨夕10時前には就寝、でも、そのせいではない。

明け方というのに、暑すぎたせいだ。
汗が耳に流れ入り、
汗が目に染みて違和感があったためである。

いやはや大変な暑さだ。

外はまだ暗い。朝刊を届けるオートバイの音が聞こえた。
夜明けは近い。

全ての窓を全開にして朝の空気を取り入れる。
かすかにゲッケツの花の香りが、クチナシの香り、ジャスミン、

犬が不思議そうにしている。朝早すぎる活動だからだ。

いつの間にか再び寝てしまったようだ、しまった!8時前だよー。

9時にはもう真夏日、じりじりとした太陽。
園庭に遮光ネットが張られたとはいえ
ガジマルの陰があるとはいえ、砂の白さが太陽のまぶしさを強める。

年長さんが、畑へとでかけた。帽子着用は欠かせない。

庭にはスプリンクラーが準備されて、水がまかれた。
きゃきゃー,水しぶきに濡れて喜ぶこどもたち。

顔中水まみれの三歳児。水しぶきを全身で喜ぶ。どの子も水しぶきと戯れる。

夏至、夏至るだ。

その内あっちでもこっちでも、砂の海でなにやら集中する姿が、
自分のイメージが有るらしく一人の世界を長時間楽しむ。人にはおかない無し。
それが3歳児なのだ。お隣同士で遊んでいても平行遊びが多いのだ。

畑から汗まみれにもどってきた。4歳児5歳児。

水道をシャワーにみたててお帰りシャワーで出迎えたら、
それっとばかりに歓声がとぶ。

遠くから、眺めるだけだった子も、少しづつ距離を縮める。
いつの間にか自らシャワーに近づく。

服が砂だらけになっちゃった。靴もしかり。

裸になり仕上げは水のシャワーで身体を清潔にして昼御飯。畑で暑くなった身体にはちょうどいい。

残されたのは、砂でまみれたグシャと汚れた服の山。と、靴。

保育者の仕事は、次々とあとをたたない。
このズシと重いた汚れ物を、どうするのだろうか・・・。わたしはいいとこ取りで
「あとはお願いねー」と事務所に戻りアイスコーヒーをすすった。

久米島のなでしこ保育園から実習にきた先生が驚かなければいいが。

えっだれ?

2006-06-19 16:39:59 | 日記
平和学習へとでかけたときのことである。

姫百合の塔と記念館での資料見たあと、平和祈念公園まででかけた。
お弁当の時間。
「はらへったー」「早く弁当を食べタイヨー」のことばが高まった。

姫百合の塔からやく10分足らずのバス移動なのに、弁当が待ちきれない。
朝着いてすぐに食べたがる子もいるぐらいだから、12時だしねー。と
公園に着くやいなやすぐに場所をさがす。

大勢の人で賑わっていた。
県内の中学生、本土からの修学旅行生などなど。
しかし、お弁当を広げている人はいないので場所探しにはさほど影響はない。

ただ、ぞろぞろと歩いている人が多いだけ。

思い思いの弁当を広げる。
鳥のから揚げ、玉子焼き、ウインナー、おにぎり。、は、定番の中身。

こんなに?と思うほどぺろりと食べてしまう子。
これだけなの?と、もっと食べてよと言われるほどの小食の子。
親の想いとは別に、他の子の弁当の方が気になるこ。

さまざまだ。

さて、弁当を食べた子らは広場でのボール蹴り。
おりしもジーコジャパンのことばが飛び交っているこの時期。サッカー熱も高い。
みどりジャパンだと誰かがいいだす。

ボールを蹴り、どこまでもどこまでも一人で旅する子。
ボールを奪われるのを嫌っている様子だが、それでは楽しくないだろう。と、後ろから必死になって声かける子。「もどってこーい」

広すぎて、相手に声を届けるのも難儀のこと。

それならばとわたしは走った。
相手は5才、わたしは・・・大人。足はわたしが早いと踏んでいた。
ボールまでたどり着き、折り返させようとのもくろみだった。

走れども走れども、距離は縮まらない。
それどころか離される始末。

やっと一人旅では楽しくないことがわかったらしく゛引っ返そうとの様子。
こっちこっちと手を振り待機。息もあらくチムドンドン。

ボールが届こうとしていた、
よーしとばかりにボールに飛びつこうとしたその瞬間。

斜め後ろからボールを蹴りにくるやからがいた。と思ったらジロウだった。

わたしは全力で走りボールを守った。

ところがである。またもや、わたしを抜いていく・・・。
なんでよーと振り向こうとしたが、負けたことは負けたのである。

わたしは大人、相手は5才・・・えっなんでよーまったく・・・。
世代交代、威張ってだけでは置いてきぼりだー。を実感。

翌日は足がいたかった。まいった、まいりましたの脱帽です。