なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

はっさこの人よー

2006-06-18 15:05:07 | 日記
父の日ということで東京の娘より夫あてに何やら届いた。

留守中の配達だったらしく配達表が玄関に。
朝早くから宅配会社に電話の夫。大声で家中響くような大声だ。

ゆっくりと朝寝ボーを決め込んでいたわたし。
何事かと目を覚ましてしまったほど。

しばらくして、車の音が。
夫は飛び出し小箱を抱えて戻ってくる。
「えっ冷たいさー、なにかねー」

「ビールって書いてあるみたいよー」箱をみてそういうわたし。
ハイとテーブルにある鋏を渡す。が、無視して自分の部屋へ行ってしまった。

なによー人の親切も無視してねー・・・小さな声でぐちった。

「いぇービールさー、つまみも入っているよー」「そう」
「これ飲んでもいいかねー、昼前だけど」「日曜日なのになんでいいサー」

どこやらの地ビールが4本と色々なおつまみのようだった。

冷蔵庫にいれたかと思っていたら

ビールの線を抜く音が聞こえた。じわっとのど越しの良さを想像するわたし。

「これはうまいねー、そうそう数はないはずだねー」独り言のようにつぶやく夫。

えっわたしには一口も飲まさないわけー?あんたよー・・・ことばには出さなかった。
父の日だから、父の日だから、娘が送ったのは父にだから、
横目にみながら関心のないふりを決め込んだ。

曇り空になってきた。
プールにでも行ってこよう・・と。