なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

好天気

2008-11-30 15:29:18 | 日記
萩が太陽光に映える。
さとうキビの穂花が映える。
バナナがもう食べごろだと主張する。
まどのカーテンか心地よく揺れる。
鳥のさえずりも。
庭の木々達が風になびく。
のんびりと過ごす日曜日。

冬の花

2008-11-29 11:57:23 | 日記
えっ、もう冬なんだと。
さとうキビの穂花をみてそう思いました。
太陽の光を受けてパールに輝く穂花が私は好きです。
青い空にも似合います。
まだまだ咲き始めたばかり。
これから、畑が一面に美しくなるでしょうね。
さとうキビの穂花が咲くと、沖縄は冬。
どこかで、桜が咲いたとか。
昼前、娘がたまご焼き。
これから仕事だと、お台所で何やらクッキング。
いいお天気、さあー

山登り

2008-11-28 15:36:35 | 日記
11月の21日は快晴だった。
空気が澄んでいて、美味しかった。
空気が乾いていて、爽やかだった。

名護の青年の家で6時半起床。
山の上の宿泊所は寒かった。
6時半はまだ朝もやの中だった。
太陽がいつもより近くに感じた。

朝食済ませて、さぁ、嘉津宇岳に。

9時15分山の入り口に到着。
子どもたちは、車の中から見えた嘉津宇岳を確認。
一番高いあの山に登るんだよの、説明に心がはずむ。

よーし、一番高い山に登るんだ。
と、我先に一番先頭を争う。
いつものことである。誰が一番にいくのか。競い合い大声を出し合い
わたしに叱られたりする。

誰が一番かは問題ではない、根気よく最後まで登れるところに
大切なことがあるのだけれど
この年齢の子どもたちに解るはずはなく。
さぁ、登りまーす。

9時30分前山の入り口へと分け入る。

程なく、犬の泣き声に驚く。山を登るのに犬を繋いで待たせてあるのかと。
先に歩き始めた子どもたちのどよめきが聞こえる。
犬に気を取られてどうにも足が進まない。
小犬が2匹捨てられているらしい。
人懐っこい犬で、付いてくる。どこまでもどこまでも付いてくる。
犬が苦手な子にも、足にまとわりついたりするので、キャキャ、泣きそうな声も。

困ったなーと。
副園長が犬を足止めしている間にと、どんどん登る。
20人の子どもたち。山の道は一列にしか進めない。長い列ができる。
先頭に大人。と約束していても、ヒョンヒョンと抜かれる。
前に行きたくて堪らない子どもたちなのだ。
「大人が見えなくなったら止まること」と後ろから何度も大人に注意されながら
どんどん進む。

中腹からは、大きな石の脇から歩くことになる。
大きな石がゴロゴロ~大昔山が爆発したのかと、思わせるような石が。
畳み何畳分もの石が散乱している山の斜面を上手に登るのだ。
もちろん道は自然にできているので、そのことに関しては安全だ。
中腹辺りから頂上に向かって、もっと険しくなる。
両手両足をうまく使い切って身体を支えながらの、山登りである。

運動神経がいい子、ゆっくりな子、周りが気になってなかなか前に進めない子。
犬が気になる子。人の行動が気になり、口ばかりはさむ子。
へっぴり腰で行動が敏しょうになれない子。

まぁ様々な行動があり、面白い。
ヤッポー、と,先にいく人への合図。
聞こえたら、ヤッポーと無事を伝える。いつのまににかそんなルールが。
いつのまにか、わたしが最後尾に付く。
ゆっくりのことのお付き合いも面白い。
先にいこうという気があまり働いていな。ユンタクヒンタク。
「足を早めて」とわたしに急かされても、気にしない。

さすがに頂上近くで「うぁっすごーい」「すごーい」などの歓声が
聞こえてくると、早く登ろう。と。

頂上近くの見晴らしのいい場所で着いたときには、満面の笑み。
そこに広がる景色に、どの子も圧倒。
山々が連なる、てっぺんにいることを実感させてくれる場所なのだ。

えっ、すごい!、360度の景色が一望できる頂上は格別。
空気が澄んでいるために、与論島まで眺望。

伊是名、伊平屋はもちろん、、
名護湾が太陽を受けて光っている。名護湾の向こうの東海岸の海。
島の向こうにも又海だねー。と、

美味しい空気。浸りきった頂上。心地よさが今でも残る。

下山には少々時間を要した。犬も頂上近くまで登ってきていた。
人恋しい小犬たち。

全員下山までには約、3時間を要することになった。
のんびりした子どもたち、競争心丸出しの子どもたち。
同じ山を登っても、楽しみ方は違うのだと。

私自身は、2日間のハードスケジュールをこなし、身体には疲れがない。
まだ若い、そのことを実感。嬉しいなー。

紅葉

2008-11-26 14:08:14 | 日記
庭のカエデの葉が赤くなりました。

みどりの葉っぱの中に一部赤くなりました。

楓ちゃんに言いました。
楓ちゃん、この木はカエデと言うんだよ、と。
楓ちゃんはん?という顔をして指さしました。

赤くなっている葉っぱを。
この木を植えたのは5年ほど前でした。
葉っぱが繁り、晩秋にはちゃんと紅葉を見せて、
冬にはちゃんと葉を葉を落とし
また春には若葉が萌える、このカエデの木。

この冷え込みで、どんどん紅葉が進んでくれると、
晩秋を実感するのですが・・・。

今は、静かな保育園です。
時折、取りの泣き声がガジマルの木の茂みより聞こえてきます。




ぶら下がり

2008-11-26 13:58:58 | 日記
涼しい風が吹いていました。
砂でお団子を作る子。
砂でケーキを作る子。
蝶々の幼虫を覗き込む子。
カエデの墓赤くなっているのに気付いた子。

かけっこをしている子。
自分の靴より、長靴がいいよーと、長靴を持ってきて、はかせてとねだる子。
散歩に行きたいと帽子をかぶって催促する子。
木登りする子。
トンネルの上で泥団子を作る子。

そして一歳児の鉄棒。
ブランブランと保育士のリズムにつられるように
我先に鉄棒にぶら下がる子。

揺れて~支えて、気持ちいいねー。
庭には今日も幸せな空気がたっぷり。

体験

2008-11-23 13:47:38 | 日記
森の話をします。
バスの中で子どもたちと「森」についてのイメージのやりとりをしました。
ひまわり組みの子どもたちにです。

一人一人色々なイメージが話されました。
あの子の話しにつられて、この子もと、次々に自分の考えていることを
声に出します。共鳴するのですね、どんどん森ィのイメージが
立体化されました。

色々な動物たちがいる。
ハブがいる。
くまがいる。
猪がいる。
ねずみがいる。
鳥がいる。
カラスがいる。・・・こんな具合に具体化されていくのです。

昆虫がいる。
コガネムシがいる。
かぶと虫がいる。
などなど、こどもたちも発言が分類されていることに気がつきました。

気持ちいい風が吹いてくる。
落ち葉が沢山落ちている。
どんぐりが落ちている。
野生の木がある。
野生って?なに?
自然がある。花が咲いている。

色々な森のイメージを体験するために、森の中へと入りました。
昼食を済ませて1時半ごろに。

蝉が鳴いていました。
カラスの声も聞こえました。
葉っぱを踏むカサコソの音も~。
枯れ枝をポキッと折って杖代りにしました。

子どもたちも自分で、適当に枝を折って棒をつくりました。
いつもなら、棒切れは危ないよーと、注意されるところですが
今日は違います。
安全を守るために棒が必要なときがあることを知りました。

どんどん森へと分け入りました。
薄暗い木々の陰は暗く「薄気味悪い~」という声も聞こえました。

足元が平坦ではないので、子どもたちは一人一人が慎重です。
時には冒険心の方が勝って、オットットッと転げたりして
笑いを誘う場面もありました。
どんぐりを見つける子と、見つけきれない子の違いは
集中する気持だと、子ども自身が気付く場面もありました。

他者のどんぐりが気になって「いいなーいいなー」ばかりを放ち
気が散漫としている子に、ポケットいっぱいの子が言いました。
「おまえよー、下をむいてジッと見ないと、どんぐりは見えないんだから」と。

その通りなのです。
辛抱強く辺りを見つめたり、枯れ葉を退けたりして、探すという行いがないと
どんぐりは見つからないのです。

どこにでもある訳ではなく、「マテバジイ」という木を見つけ、
その辺りを探すのです。
必ず見つかるのですが、一個に二個~三個~と
見つけることができたら、こつを覚えて、
何十ものどんぐりを見つけられるのです。

マテバジイの木を見つけて上げるのは大人の役割。

「このあたりにはあるはずよー」と大人自身も夢中になって探します。
連れて子どもも探します。

「あった~」の声があっちこっちから聞こえてくると
よーし自分もと集中する子。
「みつからない~」とイライラする子、
「集中して~葉っぱの陰も探してご覧」と声をかけて
どんぐりを拾った時の喜びを体験させようと、保育士もあの手この手の
声かけをするのです。

一個見つけるのがこつです。その喜びが次の行動を美おこし集中させます。

自分の身体の重心を支えながら斜面へもおりていきます。
支えられる木や枝をうまく使うこつも覚えます。
目で見て、安全な場所かどうかも次第に本人たちがわかります。

そうはいっても夢中になると転がる可能性もはらんではいます。
だから、大人は常に、気を張ってなければならないのですが
体験させることを優先していなければ、
楽しさが半減してしまうので、子どもの喜びを発掘することに私たちは
重点を置いて、この体験保育を行うのです。

熱心に森の中を下りたり登ったり
頂上から見えた海の色に「綺麗だねー」と思わす
子どもたちの口から発せられたとき私は充実感を抱きました。

「風も気持ちいいねー園長」。

体験を通さず、情報が得られる今だからこそ
体験でしか得られないものを追求する保育が、最も大切になるのかもしれない。
と、そう思いました。

体験をさせるには園長としては危険というリスクも、考えます。が、
子どもが生きる上で最も大切なことは体験で得た「自信であり」「喜び」であり
なによりも参加した誰もが「満足感」を味わえることでしょうか。

できるできない、知っているわからない、という知識ではなく
時間を忘れてのめりこんだ時間の共有でしょうかねー。
このワクワク感は、子どもたちの心の中に、
永遠に刻まれるでしょうから。

森から下りてきたのは4時半ごろでした。
さっさと歩けば1時間コースの道を、3時間もドキドキハラハラできたなんて
素敵なことですものねー。

帰りました。

2008-11-21 14:21:19 | 日記
最高の二日間でした。
天気にも恵まれて、場所にも恵まれて
和やかな二日間。
でも濃い濃い二日間でした。
子どもたちの会話一つ一つを拾ってみると楽しいかったことがわかります。
今日は少し疲れましたので、また、詳しくは後ほど。

海が蒼いなーと、海が美しいなーと、
海に囲まれているんだなーと
美しい景色を心に刻みました。