天気は自然の恵なのだから、雨だからと怒ってはダメ。
これは母が、私の小学校時代に言った言葉です。
その言葉が昨夜から脳裏にチラついて、天気を恨んだり信じたりと揺れていました。
朝の目覚め6時前。カーテンの隙間から覗く外の光にガッカリ。
でも雨の音はしない。祈るように外へ飛び出して、またガッカリ。
こぬか雨が降っていました。
浦添育ちの私は、慶良間の方向が明るいときには天気回復の兆候だと読み取るのが
習わしでした。
西の空も東の空も北も南も、霧の中でした。
雨ならば遠足は中止、と、お知らせに書きましたが、どうにかやりたいのです。
やれる材料が欲しいのです。やれる口実を探して、ラジオの天気予報゛
テレビの天気予報を聞いたり見たりするのですが、「やれそうな材料」は見つからないまま
時が過ぎていきました。
でも雨はこぬか雨程度です。
やれそうだ、これならやれる。と、思いながらもだれかの同意が必要でした。
8時前、電話が鳴りました。
遠足の問い合わせです。「まだ決定しかねているのよー、どう思いますか?」
という私の問に応え電話の向こうのパパ曰く「行ってみたいですねー」と一言。
「そうですよねー、行きたいですよねー」とわたし。
続々と職員は行くことを疑わない顔で出勤。
主任「やった方がいいと思うよー」と後押し。
「よしやります、参加するしないは保護者に委ねましょう。雨でもやります」
職員全員オッケー。
では、すぐに現地に行きましょう。危ない場所が無いかどうかの確認です。と。
先発隊が出発、追っかけて私も。
でも、幾人の方が参加するのかと、現地で待っている私たちは少し不安。
バスには9組が参加していますとの電話があり、気をよくした職員。
10時前には一組到着。
一番乗りは、「行きたいですねー」と話していたコー君とパパ。
それから程なく何組か到着。
バスも到着。参加した子どもたちは雨を喜んでいる。子どもにとっては雨を面白いものであり、いやなものではないのだから。
見渡しても公園にはみどり保育園以外の人は見当たらない。
倉敷ダムの係の方も、気を配ってくださり、雨をしのげる場所を「どうぞ」と。
短いセレモニーの後は「散策へいきましょう」と。外へと繰り出す。
子どもたちは全員楽しそう。
参加しているのはさすがに「雨でもなんとかなるでしょう」との、なんくるないさー精神の持ち主の方々だけあって、
雨の中を子どもとのんびり付き合って散策。
みどりの中に、色とりどりの傘の花が咲き、雨具の色が映えて美しい光景。
水たまりを選んで歩く子どもたち。
初めは濡れるのを嫌がっていた大人も観念して、水の中へジャブジャブと。
お父さんという大人の顔から少年たちの顔へと変貌をとげるパパたち。
ママたちも、また、しかり。
初めは、えっ、濡れるの?水にはいらないで・・。なんて悲鳴に近い声をあげていたママ。
濡れてしまえば何のその。自分たちも川底のジャリを掘って「アサリ!」などと
大声で楽しんでいました。
散策から川遊び~と~かなりの時間を遊び込んで、
思い切り遊んで、お弁当を食べ終えたのは、12時30分。
満足した表情が嬉しかったなー。
バスに乗ってからチラリと外にミクちゃんの姿が見えたのが気になるのですが。
遅れて参加してくださったのでは?
ごめんなさい。
参加できなかった皆さんにも、ごめんなさい。
雨の日しか出来ないことを学びましたので、次からは「雨の日中止」は書きません。
降ったり止んだりの天気をいま、楽しんでいます。
中止にしたときの心苦しさが無く、私の気持ちは晴れ晴れです。
現地で送信したブログの写真が、二度載せだったり、目茶苦茶ですね。
小さな携帯画面が見づらい年齢なの。
撮った写真をこれかな?あれかな?と、追うのですが、間違いがありすぎました。
また再びペコリ。