朝風呂を堪能し、温泉宿を後に。昨夜は早寝のため、すこぶる快適な気分。十時三十八分の長岡行きに乗り込む。越後湯沢 石内 国際スキー場前 塩沢と雪雪雪で窓から目が離せない。魚沼サンの米で握ったおにぎりをほおばりながら、列車に乗り継ぐ。ところが途中から全く雪がない。
土曜日までの大仕事を終えて、私は昨日は鈍行に乗った。娘を誘ってまた小さな旅に行くために。 雪の新潟は、わたしの旅ごころをさそう。雪雪雪雪と何十回も唱えながら、時刻表とにらっめっこ。帰りは新潟からの便を二か月前に予約。すでに旅はその時から始まっていた。さて、国境を超えると雪国だった。で知られるあのトンネルを抜けた。今年の冬は暖かい。果たして積もった雪が見られるかと気になるところだった。 越後湯沢に着き山の方に雪を見た、本来はこんなもんじゃない。だろう。でも、今年は暮らしやすいと地元の人は話す。暖かいのは、ご馳走なのだ。 ロープウェイにのり、山の上に行くことにした。スキーヤーがスイスイと脇を抜けて滑り行く。誠に確固いい!しかも五才くらいの坊やがプロ並みの滑りを見せて、4キロを滑り降りて行く。後ろ姿に思わす見とれる娘と私でした。遠くの山々も真っ白。やっと雪国を実感したものです。ズボッと雪にはまり笑い 雪を投げあっては笑い たわいもなく、一日がすぎて、温泉宿に
朝七時に家を出る。モノレールで空港へ、八時半には空の上。朝日が眩しい。東京も快晴なり。 池袋でセミナーあり。駅から会場までのたった数分の外歩き、寒さに震えた。ところが会場は暖かすぎて、喉が渇くこと。久しぶりに逢う仲間たちと肩を抱きあい元気を喜び合いました。今日から土曜日までの間しっかり学ぶかと、気合いが入る。もうすっかり夕闇に包まれた。ホテルにて一休み。これから交流会に。8階の窓の向こうに更に高いビルが塞がる。ビルだらけの池袋だ。大都会の夜が始まる。
階段で泣き声がした。
さめざめと泣いている。だ~れ?
一足飛びに階段を駆け上がる。
おかあさ~ん、おかあさ~ん本当に悲しそうに泣いている。タツキ。
メグミさんも、どうしていいものかと、今にも泣きだしそうだ。
抱いているが、泣き止まない。のだから・・・。
お母さんが、そう言えば、先程事務所によって帰っていったっけ。
上からみていたのだな~。
弟を赤ちゃん組で遊ばせて、帰ったので・・・。
ついついきになっていたのだろうか。
いつ帰るのかと気にして観察していたのかもしれない。
知らないで、お母さんは帰ったということかも・・。
推測だけど、外れではなさそうだ。
メグミさんわたしが引き受けるからと、タツキを抱き抱えて階段に座す。
おかあさん~、おかあさ~ん。鼻水~涙で、顔をグチャグチャにして
わたしの胸に顔をうずめる。
抱っこして揺すっているわたし。背中をトントンしながら話しかける。
なかなか泣き止まない。三歳児クラスはお遊戯会の練習中。
あまり、集団を好まない子だけに、それも少しイヤなようで。
「寒いけど散歩に行こうか?」の声かけに泣き声がピタッとやんだ。
「泣かないでよー、歩きながらー」というと。
「泣かないから、いこうよー」とニャ。やったとばかりに。
さて、寒い中二人でちょっとだけ気分転換の散歩へと。
手をつなぎ、どこにいこうかと外へ。
グイグイ気が向いているところへと引っ張る。先程までの泣きっ面は影もなし。
手をギュと握る。ギュと握り帰す。
晴々とした表情が、掌から伝わる。よかったよかった。
あのさめざめと泣いていた気持を思うと、やっぱりほっとする。
しかし、どうも、自分の住んでいるアパートの方向らしい。底にわたしをリードしている感じ。
ダメダメとわたしがリードすると、手を離してしまいかねない。
気分を手の握り方で表現している。
「家はだめよー、こっちだってばー」と方向転換。サービスしているのだから聞いて頂戴。の、ギュギュギュ。
「わかったよー」とことばにだしてギュと握る。
ことばに出すより、手のぬくもりを感じるのは不思議だ。
もっと手を握りながら、子どもと会話しなくっちゃ。
ぬくもりだよねー。そう思った散歩でした。
寒風のなかちょっとした心の旅は終了。ケロッと二階に駆け上がるタツキでした。
心も晴々、表情も晴々。よかったよかった。
さめざめと泣いている。だ~れ?
一足飛びに階段を駆け上がる。
おかあさ~ん、おかあさ~ん本当に悲しそうに泣いている。タツキ。
メグミさんも、どうしていいものかと、今にも泣きだしそうだ。
抱いているが、泣き止まない。のだから・・・。
お母さんが、そう言えば、先程事務所によって帰っていったっけ。
上からみていたのだな~。
弟を赤ちゃん組で遊ばせて、帰ったので・・・。
ついついきになっていたのだろうか。
いつ帰るのかと気にして観察していたのかもしれない。
知らないで、お母さんは帰ったということかも・・。
推測だけど、外れではなさそうだ。
メグミさんわたしが引き受けるからと、タツキを抱き抱えて階段に座す。
おかあさん~、おかあさ~ん。鼻水~涙で、顔をグチャグチャにして
わたしの胸に顔をうずめる。
抱っこして揺すっているわたし。背中をトントンしながら話しかける。
なかなか泣き止まない。三歳児クラスはお遊戯会の練習中。
あまり、集団を好まない子だけに、それも少しイヤなようで。
「寒いけど散歩に行こうか?」の声かけに泣き声がピタッとやんだ。
「泣かないでよー、歩きながらー」というと。
「泣かないから、いこうよー」とニャ。やったとばかりに。
さて、寒い中二人でちょっとだけ気分転換の散歩へと。
手をつなぎ、どこにいこうかと外へ。
グイグイ気が向いているところへと引っ張る。先程までの泣きっ面は影もなし。
手をギュと握る。ギュと握り帰す。
晴々とした表情が、掌から伝わる。よかったよかった。
あのさめざめと泣いていた気持を思うと、やっぱりほっとする。
しかし、どうも、自分の住んでいるアパートの方向らしい。底にわたしをリードしている感じ。
ダメダメとわたしがリードすると、手を離してしまいかねない。
気分を手の握り方で表現している。
「家はだめよー、こっちだってばー」と方向転換。サービスしているのだから聞いて頂戴。の、ギュギュギュ。
「わかったよー」とことばにだしてギュと握る。
ことばに出すより、手のぬくもりを感じるのは不思議だ。
もっと手を握りながら、子どもと会話しなくっちゃ。
ぬくもりだよねー。そう思った散歩でした。
寒風のなかちょっとした心の旅は終了。ケロッと二階に駆け上がるタツキでした。
心も晴々、表情も晴々。よかったよかった。
家に帰って、いつものソファーに そして暗い外を眺めほっと。初めて携帯電話からのメールを試すことに。ちゃんとできるように。なんくる家では今夜はお花のお稽古。明かりが見える。
保育園連盟の研究大会にむけて
資料づくりを行った。
わたしがその役割を与えられて
役員の園長たちに出てもらって、さらに
発表をする園にも割り当てて。
那覇ブロックだけの発表に分けての資料づくり。
那覇は42園もあるもので、何年かごとにしか発表ができない。
やっぱり、人前で発表するとおもえば,緊張もする。
発表者も揃って、打ち合わせ。
27日の発表の前に少し緊張気味。資料をつづったら、それらしくなり
いよいよと、緊張するのだろう。
平和保育園は、餅つきをやったと、つきたての餅の差し入れがあり熱いお茶と
甘いあんころもちをいただく。
途中で、機械が壊れて、手作業になるが、大勢だったこともあり助かった。
32頁の資料を200部綴じるのだからかなりの作業なのだけど、
保育士が10人もいて助かった。
夕暮れ、「さようなら~」とみんなが帰っていく。
朝から少し落ち込んでいた、カツラも帰っていった。
色々なことがあったとしても、自分で対処しようとする姿勢。それは自分の財産にきっとなる。
若いのだから、色々なことがあっても当たり前で。
保護者の気持、子どもの気持、そのどちらもちゃんと分かるようになるための
成長。子どもも大人も、人と向き合うことでしか学べないことがある。
今日も一日、色々なことをありがとう。
資料づくりを行った。
わたしがその役割を与えられて
役員の園長たちに出てもらって、さらに
発表をする園にも割り当てて。
那覇ブロックだけの発表に分けての資料づくり。
那覇は42園もあるもので、何年かごとにしか発表ができない。
やっぱり、人前で発表するとおもえば,緊張もする。
発表者も揃って、打ち合わせ。
27日の発表の前に少し緊張気味。資料をつづったら、それらしくなり
いよいよと、緊張するのだろう。
平和保育園は、餅つきをやったと、つきたての餅の差し入れがあり熱いお茶と
甘いあんころもちをいただく。
途中で、機械が壊れて、手作業になるが、大勢だったこともあり助かった。
32頁の資料を200部綴じるのだからかなりの作業なのだけど、
保育士が10人もいて助かった。
夕暮れ、「さようなら~」とみんなが帰っていく。
朝から少し落ち込んでいた、カツラも帰っていった。
色々なことがあったとしても、自分で対処しようとする姿勢。それは自分の財産にきっとなる。
若いのだから、色々なことがあっても当たり前で。
保護者の気持、子どもの気持、そのどちらもちゃんと分かるようになるための
成長。子どもも大人も、人と向き合うことでしか学べないことがある。
今日も一日、色々なことをありがとう。
子どもって不思議なもので
興味があるから寄っていくし
関心があるから寄っていく。
同じものが好きになる。
同じことがしたくなる。
ひとつしかない物を自分の物にしたがる。
3っつあったとしても、友がもっている物が欲しい。
あなたが関心がある物と、ぼくの関心が同じ。ということなので
ケンカが生じるのは否めない。
先日、男の子同士取っ組み合いがはじまって
つい右の拳が相手のほほをついてしまって、青いあざになったという。
力が余ってしまったのだ。
泣かしててまって、しまったと思って、しかられて・・・。
でも、仲よしこよしなんだけど。なかしてしまって。
また、次の日も同じ物が欲しくて撮られた相手が先に手が出て、
また、ケンカになって
お互いに引っかき傷を作ってしまった。
担任は、家族に事情を説明して頭をさげた。
子どもの安全を守れなかったと担任は保護者からのお叱りを。
わたしも、今朝そのことを聞かされた。本当にごめんなさい。
「もうそのこと遊ばんよー」のことばが切なかったと,担任は心痛めている。
特に、祖父母にすれば愛しい愛しい我が孫を・・・。ぶたれた青あざも痛々しい。
またさらに引っかき傷なんて。もっての外。だと怒るのは理解できる。
担任も、困惑しどうすればいいんでしょうかー。と朝から
対策を話し合い、彼女も落ち着いた。
子どもの時には柔軟にどのことも、付き合える。それが子どものいいところ
大人が選べないのが友達。
これからも、色々な友達と関わって、自分なりに学ぶ。
相手が手を挙げたら逃げるのも勉強。
゛もちろん手を挙げてはいけないということを、しっかりと伝えるのは私たちの役目。
しっかりと繰り返し、友達の安全をお互いに守ることを伝えたい。
しっかりと遊ぶことも大切なのだから、
みんなが楽しく安全で遊べるように、対策をとりたい。そんな朝でした。
チュウリップの球根を植えるのだと、ひまわり組
興味があるから寄っていくし
関心があるから寄っていく。
同じものが好きになる。
同じことがしたくなる。
ひとつしかない物を自分の物にしたがる。
3っつあったとしても、友がもっている物が欲しい。
あなたが関心がある物と、ぼくの関心が同じ。ということなので
ケンカが生じるのは否めない。
先日、男の子同士取っ組み合いがはじまって
つい右の拳が相手のほほをついてしまって、青いあざになったという。
力が余ってしまったのだ。
泣かしててまって、しまったと思って、しかられて・・・。
でも、仲よしこよしなんだけど。なかしてしまって。
また、次の日も同じ物が欲しくて撮られた相手が先に手が出て、
また、ケンカになって
お互いに引っかき傷を作ってしまった。
担任は、家族に事情を説明して頭をさげた。
子どもの安全を守れなかったと担任は保護者からのお叱りを。
わたしも、今朝そのことを聞かされた。本当にごめんなさい。
「もうそのこと遊ばんよー」のことばが切なかったと,担任は心痛めている。
特に、祖父母にすれば愛しい愛しい我が孫を・・・。ぶたれた青あざも痛々しい。
またさらに引っかき傷なんて。もっての外。だと怒るのは理解できる。
担任も、困惑しどうすればいいんでしょうかー。と朝から
対策を話し合い、彼女も落ち着いた。
子どもの時には柔軟にどのことも、付き合える。それが子どものいいところ
大人が選べないのが友達。
これからも、色々な友達と関わって、自分なりに学ぶ。
相手が手を挙げたら逃げるのも勉強。
゛もちろん手を挙げてはいけないということを、しっかりと伝えるのは私たちの役目。
しっかりと繰り返し、友達の安全をお互いに守ることを伝えたい。
しっかりと遊ぶことも大切なのだから、
みんなが楽しく安全で遊べるように、対策をとりたい。そんな朝でした。
チュウリップの球根を植えるのだと、ひまわり組
先日おたよりをもらった。
お礼の手紙だ。
保育園の子育て支援センターなんくる家に対してのお礼だった。
なんくる家に通っていた何か年か。
母親同士の連携がうまくいって、仲間ができた。
そして、3年前に卒園というか、息子が幼稚園に、そして本人も就職を。
それからは、時々電話があったり、近況は聞こえてきた。
ところが、息子が、難病を患い、入院を余儀なくされたという。
検査検査で息子も母親本人もそして家族ももちろん゛大変な日々を暮らした。
その息子は病から回復の兆しがあり、退院して、小学校に通っているという。
久しぶりの二直接話を聞いた。
あんなに大変な想いをした人とは、とても思えない落ち着いた笑顔。
入院して知った初めての、人の恩。
どん底に落ちたとき、なんくる家仲間に救われたという。
それを一つ一つ聞かせていただいた。
仲間のことはさておき、本人の大変さがしみじみと伝わった。
病院での看病暮らし。病院にいるお母さんたちの笑顔。、その裏にある切ない気持。
どうして?自分の子だけが、、、元気な子どもを見るのが辛かったという時期。
病院の外に出ると元気な親かがいる。公園に行っても元気な、幸せそうな親子がいる。
ごく当たり前のことが、辛かったという。
いまは小康状態を保っている息子。先のことを心配せずに、健康ないまを喜びたいと。健気にも明るく話す。
抱きしめて、その労をねぎらう。
食事でもと思っていたのに、仕事が次々と立て込み
そのまま帰してしまった。もっともっと、話を聞きたかった。今度また
ゆっくりと話を聞かせていただきたい。
凄く頑張ってきたので、「ガンバレ」とはもういわない。
「よく頑張ったねー」といった。
何かあればお手伝いします。という。いまならどんな人にも寄り添うえると。
大変なことを体験した人の口から出ると、重みがある。トモヨさんありがとう。
お礼の手紙だ。
保育園の子育て支援センターなんくる家に対してのお礼だった。
なんくる家に通っていた何か年か。
母親同士の連携がうまくいって、仲間ができた。
そして、3年前に卒園というか、息子が幼稚園に、そして本人も就職を。
それからは、時々電話があったり、近況は聞こえてきた。
ところが、息子が、難病を患い、入院を余儀なくされたという。
検査検査で息子も母親本人もそして家族ももちろん゛大変な日々を暮らした。
その息子は病から回復の兆しがあり、退院して、小学校に通っているという。
久しぶりの二直接話を聞いた。
あんなに大変な想いをした人とは、とても思えない落ち着いた笑顔。
入院して知った初めての、人の恩。
どん底に落ちたとき、なんくる家仲間に救われたという。
それを一つ一つ聞かせていただいた。
仲間のことはさておき、本人の大変さがしみじみと伝わった。
病院での看病暮らし。病院にいるお母さんたちの笑顔。、その裏にある切ない気持。
どうして?自分の子だけが、、、元気な子どもを見るのが辛かったという時期。
病院の外に出ると元気な親かがいる。公園に行っても元気な、幸せそうな親子がいる。
ごく当たり前のことが、辛かったという。
いまは小康状態を保っている息子。先のことを心配せずに、健康ないまを喜びたいと。健気にも明るく話す。
抱きしめて、その労をねぎらう。
食事でもと思っていたのに、仕事が次々と立て込み
そのまま帰してしまった。もっともっと、話を聞きたかった。今度また
ゆっくりと話を聞かせていただきたい。
凄く頑張ってきたので、「ガンバレ」とはもういわない。
「よく頑張ったねー」といった。
何かあればお手伝いします。という。いまならどんな人にも寄り添うえると。
大変なことを体験した人の口から出ると、重みがある。トモヨさんありがとう。
小雨降る朝。ぐっと冷えた。
園庭を横切る赤い傘。
赤い雨靴。
子どもたちは雨の日が好きだ。
赤い雨靴、赤いかさ、そして赤いカッパ。
非日常のいでたちが、子どもの心をワクワクさせる。
水たまりにじゃぶじゃぶと入る。
園庭をわざと一周コースで玄関まで。
雨の日は玄関先がいつもより賑わう。
長靴が色色とりどりにならぶ。
傘立てに色色とりどりの傘がたてられる。
赤い靴がお気に入りのユウ君。
黄色い長靴を履きたくてたまらないユズハ。
ひとしきり遊んだ後に玄関へと足が向く。
真っ赤な靴にたどたどしく足を入れて外へと。
「待って出たいのねー、でも雨だから・・・」
「いやだー」と側からユズハも黄色の長靴を。
出たい気持は十分分かる。でもねー、あめだからさー。
さて、目の前の一才過ぎの子たちに理解できることばをさがす。
二人はわたしの顔色を伺う。雨だから出られないのは分かっている。ようだ。
「分かった、では、そこまでねー」と、すのこの端を指さす。
「うん」と二人。
いとも簡単にわたしの意志を理解してくれて、ほっ。
二人とも庭見ながら何やらお話。宇宙語なので大人のわたしには残念ながら
解読不可能。でも二人は楽しそう。
「お食事食べようかー」とひろみさんが呼びにきた。
「いやだー」とユズハ。「もっとー」とユウ。
「寒くないの?なかに入ろうよー」とわたし。
「いやだー」とユズハ。
「もう少しだけねー」とわたし。「いいよー」とユウ。
「えんちょうさむいの?」とはっきりとわたしに尋ねるユズハ。
「凄いじゃないのあなたたち」と驚くわたしに笑顔で返す二人。
給食材料の運搬の大きな冷凍車が駐車場へ。
「でっかい」とユズハ。
「きゅきゅきゅ」とユウ。「え?きゅきゅきゅ?」とわたし。
「きゅーきゅーきゃー」?宇宙語だ。
「きゅーきゅーしゃー」とユズハ。そうか、車体が高くて白いので
きっと救急車のことだ。
「救急車?なのかーわかったーそうか」と感心しているわたしに「そうよーきゅきゅしゃー」とユウ。
また、ヒロミさんが呼びにきた。
「ごはんにしよう」と。
「園長先生も、ごはんにしようっと・・・」わたし。
「ゆずはもー」と長靴を脱ぎだした。釣られてユウも赤い雨靴をわたしに脱がせとせがんだ。
ピカピカの赤い雨靴をくつ箱に片づけて、ニコニコと中へと。
満足した二人は、もう今頃暖かい食事の最中かも。
非日常を楽しむ心、雨の日もまた楽し。
園庭を横切る赤い傘。
赤い雨靴。
子どもたちは雨の日が好きだ。
赤い雨靴、赤いかさ、そして赤いカッパ。
非日常のいでたちが、子どもの心をワクワクさせる。
水たまりにじゃぶじゃぶと入る。
園庭をわざと一周コースで玄関まで。
雨の日は玄関先がいつもより賑わう。
長靴が色色とりどりにならぶ。
傘立てに色色とりどりの傘がたてられる。
赤い靴がお気に入りのユウ君。
黄色い長靴を履きたくてたまらないユズハ。
ひとしきり遊んだ後に玄関へと足が向く。
真っ赤な靴にたどたどしく足を入れて外へと。
「待って出たいのねー、でも雨だから・・・」
「いやだー」と側からユズハも黄色の長靴を。
出たい気持は十分分かる。でもねー、あめだからさー。
さて、目の前の一才過ぎの子たちに理解できることばをさがす。
二人はわたしの顔色を伺う。雨だから出られないのは分かっている。ようだ。
「分かった、では、そこまでねー」と、すのこの端を指さす。
「うん」と二人。
いとも簡単にわたしの意志を理解してくれて、ほっ。
二人とも庭見ながら何やらお話。宇宙語なので大人のわたしには残念ながら
解読不可能。でも二人は楽しそう。
「お食事食べようかー」とひろみさんが呼びにきた。
「いやだー」とユズハ。「もっとー」とユウ。
「寒くないの?なかに入ろうよー」とわたし。
「いやだー」とユズハ。
「もう少しだけねー」とわたし。「いいよー」とユウ。
「えんちょうさむいの?」とはっきりとわたしに尋ねるユズハ。
「凄いじゃないのあなたたち」と驚くわたしに笑顔で返す二人。
給食材料の運搬の大きな冷凍車が駐車場へ。
「でっかい」とユズハ。
「きゅきゅきゅ」とユウ。「え?きゅきゅきゅ?」とわたし。
「きゅーきゅーきゃー」?宇宙語だ。
「きゅーきゅーしゃー」とユズハ。そうか、車体が高くて白いので
きっと救急車のことだ。
「救急車?なのかーわかったーそうか」と感心しているわたしに「そうよーきゅきゅしゃー」とユウ。
また、ヒロミさんが呼びにきた。
「ごはんにしよう」と。
「園長先生も、ごはんにしようっと・・・」わたし。
「ゆずはもー」と長靴を脱ぎだした。釣られてユウも赤い雨靴をわたしに脱がせとせがんだ。
ピカピカの赤い雨靴をくつ箱に片づけて、ニコニコと中へと。
満足した二人は、もう今頃暖かい食事の最中かも。
非日常を楽しむ心、雨の日もまた楽し。
友人と食事にいった。友人がご馳走するというので好きな店を選んだ。
鉄板焼きの上品な店、京都出のオーナー。
さすがの上品な店づくり。入り口からして品がある。
それが気に入って友人とでかけた。
ひとしきりおしゃべりした後、私の耳にカウターの会話が届いた。
ピークを過ぎたらしく、店主も会話に加わっていた。
馴染みさんらしい。
「沖縄はバスがなかなか時間とおりにこない」と右の男性。
「そうそう、運転手に注意したら『これが当たり前のこと』だといわれた」と左の男性。
「運転手の態度は相当なもの」「『安い給料で働いているのだから文句を言うな-』といわれたことがあるんや」背中が怒っている。
「そうそうそれって客にいうことばではないなー、非常識やー沖縄の人は」
「始発からしてバスの時間は守られてない」
「来ないと思っていたら、何台も続けてくる」
「そや、バス会社が、つぶれるのは当たり前や」
「バスなんかない方が、いっそすっきりするなー」「そう腹が立たない分だけなー、すっきりするとおもうわ」
まずはバスのことから怒りが吐き出される。(バス通勤している人たちには見えないが)ホワイトカラーのエリートでは?
バスは以前時間とおりにこないと有名だった。そんなことを考えながらわたしも聞き入る。
友人がトイレに立ったこともあり、手持ちぶさた。聞こえてくる会話に興味津々。
「沖縄の人は使えない」「五分や十分、遅刻は当たり前」
「毎日同じ時間に出て遅刻するなら、はよーでーやー、と、いいとぉなるがな」
「悪びれずに毎日続けるのやー」
「ほんでなー何もいわんと、急にやすみはとるしなー」「そやそや」
関西人らしい。
「ほんまに沖縄の人とは、よーしごとせんわ」「しとないわなー」
「それでなー電話もせんでいきなりたずねてくるんやでー」
「ほんま、そんなとこ、ひじょうしきやろー」
聞いていてだんだん腹が立ってきたわたし。
これ見よがしに、メモ帳を出して書き留めるふりをした。
友人「何しているの?メモなんかして」
わたし「いやいや会話が面白いものでー」
声を荒らげていうわたし。店主に聞こえるように。
「あなたたちのことばをすべてメモしましたから」わたしは、心の中でいう。
本土の人だけになると上記のような会話は
よく聞かれるであろう、内容だとは思う。
沖縄の人にも色々なタイプがあり、いいところも悪いところもある。
たしかに、あなた方の話はあたっている。どこも間違いはない。ホントいやになるほど、時間はルーズな場面に出会う。
でもよー、なんか冷たくない?
沖縄にきて、沖縄で仕事しているんやろ。もっと暖かいまなざしでみてみー。
見ようとすれば、いいとこもあるはずよー。
なっとらん、ことばかり並べても、沖縄で仕事うまくいくかー。
しかも、カウンターの二人でどんな話でもオッケーや。わたしもここまで怒らん。
店の主人までも一緒になって、けなすな、おねがいだから・・・。
と、腹が立つと同時に情けなくなってしまったのである。
もう、あの店、品のいい店構えではあったが、行きたくない。
丁寧に店先で三つ指ついて「ありがとうございます」といってくれても、嬉しくなかった。
客と一緒になって、自分の場がある地の人をけなすな。と、思ったから。
気持って大切なんだとしみじみ思ったのである。
鉄板焼きの上品な店、京都出のオーナー。
さすがの上品な店づくり。入り口からして品がある。
それが気に入って友人とでかけた。
ひとしきりおしゃべりした後、私の耳にカウターの会話が届いた。
ピークを過ぎたらしく、店主も会話に加わっていた。
馴染みさんらしい。
「沖縄はバスがなかなか時間とおりにこない」と右の男性。
「そうそう、運転手に注意したら『これが当たり前のこと』だといわれた」と左の男性。
「運転手の態度は相当なもの」「『安い給料で働いているのだから文句を言うな-』といわれたことがあるんや」背中が怒っている。
「そうそうそれって客にいうことばではないなー、非常識やー沖縄の人は」
「始発からしてバスの時間は守られてない」
「来ないと思っていたら、何台も続けてくる」
「そや、バス会社が、つぶれるのは当たり前や」
「バスなんかない方が、いっそすっきりするなー」「そう腹が立たない分だけなー、すっきりするとおもうわ」
まずはバスのことから怒りが吐き出される。(バス通勤している人たちには見えないが)ホワイトカラーのエリートでは?
バスは以前時間とおりにこないと有名だった。そんなことを考えながらわたしも聞き入る。
友人がトイレに立ったこともあり、手持ちぶさた。聞こえてくる会話に興味津々。
「沖縄の人は使えない」「五分や十分、遅刻は当たり前」
「毎日同じ時間に出て遅刻するなら、はよーでーやー、と、いいとぉなるがな」
「悪びれずに毎日続けるのやー」
「ほんでなー何もいわんと、急にやすみはとるしなー」「そやそや」
関西人らしい。
「ほんまに沖縄の人とは、よーしごとせんわ」「しとないわなー」
「それでなー電話もせんでいきなりたずねてくるんやでー」
「ほんま、そんなとこ、ひじょうしきやろー」
聞いていてだんだん腹が立ってきたわたし。
これ見よがしに、メモ帳を出して書き留めるふりをした。
友人「何しているの?メモなんかして」
わたし「いやいや会話が面白いものでー」
声を荒らげていうわたし。店主に聞こえるように。
「あなたたちのことばをすべてメモしましたから」わたしは、心の中でいう。
本土の人だけになると上記のような会話は
よく聞かれるであろう、内容だとは思う。
沖縄の人にも色々なタイプがあり、いいところも悪いところもある。
たしかに、あなた方の話はあたっている。どこも間違いはない。ホントいやになるほど、時間はルーズな場面に出会う。
でもよー、なんか冷たくない?
沖縄にきて、沖縄で仕事しているんやろ。もっと暖かいまなざしでみてみー。
見ようとすれば、いいとこもあるはずよー。
なっとらん、ことばかり並べても、沖縄で仕事うまくいくかー。
しかも、カウンターの二人でどんな話でもオッケーや。わたしもここまで怒らん。
店の主人までも一緒になって、けなすな、おねがいだから・・・。
と、腹が立つと同時に情けなくなってしまったのである。
もう、あの店、品のいい店構えではあったが、行きたくない。
丁寧に店先で三つ指ついて「ありがとうございます」といってくれても、嬉しくなかった。
客と一緒になって、自分の場がある地の人をけなすな。と、思ったから。
気持って大切なんだとしみじみ思ったのである。