なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

お散歩途中

2006-07-31 17:08:14 | 日記
近所にある総合福祉センターまで届け物があるため歩いた。
たった13分程度。

主任の孫が来ていたので誘うとついてきた。
黒い雲が空を埋めつくしているが雨は降らない。
むしむしする暑さだ。

小学2年生、パパの小さいころそっくり。なのでついは父親の名を呼び、叱られる。
夏休み中なので時折園へやってくるので自分の孫のように可愛い。

あの花の蜜を吸ってみよう。と小さな赤い花をすーと抜きチューチュー吸う。
真似て、彼も小さな赤い花を器用に抜く。
「どお?甘い?」とわたし。
「あまり・・」とイツキ君。

「昔はねー遊んでの帰りに、片っ端から道端の花の蜜をすっていたんだよー」
わたしは昔話し。

「なんで甘いのかなー」とイツキ。
「だってチョウチョウが・・・」と知ったかぶりをし始めたわたしのことばをせいして。
「そうかわかったわかった」と理科を語り始めた彼。
教えすぎるところだった、と反省のわたし。

案外、子どもの方が知っているし、知りたがる。そんな時、わからないふりも大人の役割。
教え込むより一緒に考える。このことばを思い出した。

たった往復30分足らずのお散歩だったが、面白い道中になった。



旅の準備

2006-07-31 12:51:11 | 日記
旅好きのわたしは、いつでも旅に出たい。そんな気持を持ち続けている。
公休日が近づくと「離島に・・」とすぐに計画にとりかかる。

計画無しでひょっと行けるのは離島の良さ。
去年から今年にかけて、沖縄の離島巡りをした。

宮古島は度々でかけるので巡りというより里帰り。

粟国島へは10月。久高島11月。 伊江島3月。津堅島は何度も。
初めての島は渡名喜島へは今年の5月実現。。久米島は4月だったっけ。

去年の9月は鹿児島から稚内までの列車の旅を終わった。
10泊11日かけての長旅だった。
初めての列車利用の長旅を計画したとき心が躍った。なれない時刻表とのにらめっこしながら、一日一日を手作りしていった。

時に深夜の1~2時までも夢中立ったことを思い出す。
「青春18きっぷ」があるという情報を雑誌で見つけてすぐに計画をし実行した。
すでに一年もの経ったのだとふりかえる。感慨深い。

ことしもその9月が近づいた。
別に9月と決めた訳でも無いが夏休みの響きが好きで長い旅は9月になってしまう。

去年果たせなかった礼文島、利尻島への旅を、9月の4日から実行することにした。今年は一人旅だ。

飛行機のチケットだけは押さえてある。
旅の準備を始めると、仕事も楽しくしかもはかどる。
不思議だがそうなのだ。

明日から、10月の全国片道7、700円の飛行機も売り出される。
わくわくすることだらけだ。嬉しい旅割りは大歓迎なり。

沖縄からさて、どこに飛ぼうかなー。



早起き

2006-07-30 12:37:05 | 日記
朝焼けが美しい。隣の家の壁の色がオレンジのため
カーテンを開けるとハッとする。壁のオレンジがまるで朝焼けに燃えているように
感じるからだ。

緑色の木立の間から燃えている朝焼けを眺める。
鳥の声を聞きながら
庭にイスを出す。
新聞受けから新聞をとりだす。
風が通り抜けていくみどりのトンネルの中で新聞を読む。

コーヒメーカーから程よい香りが届く。
今朝は贅沢に庭でのコーヒータイム。時間はたっぷりある。
早朝の光の中で夏の花、サルスベリがゆれている。

オオゴマダラが悠長に舞う。
おおー今朝も羽化したのかとホウライカガミに鈴なりにぶら下がっている金色の
サナギを確認。

まだ飛べない生れたてのオオゴマダラを見つける。
早朝に羽化が始まるらしい。
毎朝、毎朝、4~5羽新しい命が誕生している。

昨日羽化したオオゴマダラも夕方は羽を休めにやってきていた。
風に揺れるガジマルの髭が大好きらしく夕方にはやってくる。


再び、椅子に戻り、目の前で躍る蝶を愛でる。
贅沢な朝だ。

散水をする。

昨夜散ったサワフジの残り香を感じる。
バラが薄いピンクの花を咲かせる。
一輪なのにバラはバラだ。

車が入ってきた。息子の車だ。隣にお嫁さんが乗っている。
7日前に嫁にきてくれたばかりの大切な「花嫁」さん。

あれれ、急いで着替える。化粧けなしのオババの顔のまま出迎えた。
縁側に腰をかけて「静かですねー」と庭を眺めている。
こんな日がやってきたんだ。「嫁さん」を家に迎える日が・・・。

ありがとう。ありがとう。



月桃の香りで

2006-07-28 10:23:35 | 日記
連日の暑さだ
いかに子どもは元気といえどもこの暑さでは食欲も落ちる。

汗もに悩まされるのは今も昔も変わらない。
鼻の頭に汗をかく、首の周りに汗をかく。脇の下に汗をかく。

こまめに拭いて清潔にしているとはいえ、皮膚の弱い子は、そのまま汗疹になってしまうことになる。

かゆいかゆいで不機嫌になってしまう。イライラすると体温の上昇招き、また汗が出る。
繰り返し繰り返し、繰り返す。

先日、沖縄の月桃からできたという皮膚に優しい炎症止めを手に入れた。
月桃の香りで虫よけ効果もあるという。
シュシュと身体に吹きかけると香りがなんとも優しい。周りの空気まだも爽やかになった。
この清涼感はなんだろう。だれもがいい顔になった。
香り効果はすごいもんだ。

「かゆいかゆいの飛んで行けしようねー」と汗疹の出ているユウに吹きかけてやる。
たった一才でもかゆいのから逃れられるとあって、ジッと動かず身をまかす。
シュシュシュ~それて手のひらで軽く押しつけると肌になじむ。

香りがいいのでこどもも嫌がらない。むしろ、わたしもわたしもと子どもたちが寄ってきた。
昔から、おきなわでは月桃は虫よけ効果があるとは言われていた、、、。
子どもたちが快適に過ごせるようにと祈りながら、優しい香りを吹きかけた。


野菜の花

2006-07-27 17:33:44 | 日記
少し日が陰ってきたので近くの畑へと散歩へ。
2歳になったばかりのチビたち二人と。

松田さんの畑には野菜が何種類も育っていた。
ピーマン。ナスビ。オクラ。そしてカボチャにキュウリ。

雨が少ないのに青々と育っていた。
「センセー花がネンネンしている」とアキがオクラのしぼんだ花を指さす。
「こっちにもと」とアオイがカボチャの花を指す。

カボチャの花が大きいと、花の大きさを比べてる。
色がちがうよー、と、うす紫のナスの花を見つける。

「この花はネンネンしていないねー」言われてみれば、ナスの小花は夕日を浴びてまだ咲いていた。

あれは食べたことがあるだの無いだの・・・小さな畑の野菜達をみながらの夕方の散歩も楽しい。迎える時間までのほんの数分のお散歩。それでも発見は大きい。




ひよどりの巣立ち

2006-07-26 11:51:38 | 日記
朝から軽業師のようにガジマルの枝から枝へとこどもたち。

大木を支える丸太棒が巣へ滑り台がわり。
登っては滑り降りる。降りてはまた登る。
繰り返す。

木のてっぺんでハヤテが何やら見つけた様子。
しきりに指さし、目が飛び出さんばかりの喜びだ。
なんだろう。興味をそそられて木の下へ。
「ヒヨドリのひながいるんです」と担任も。

よーしとばかりにわたしも登ることに。
久しぶりの木登りだ。

こどもがすいすいと登るものを・・狭い枝に大きな身体が挟まれて、身動きがとれないわたし。

ヘルプミーの声に応えたハヤテの指導が功を奏して、てっぺんに。

空まで届きそうなほどの枝のその先に雛が三匹。木の葉に隠れるように、すくんでいた。
いたいたいた、、、。
「あのねー親鳥が魚を食べさせていたよー」と興奮気味のハヤテは早口だ。
むしじゃないの?とわたし。ちがうとハヤテ。たしかに小さな魚だったとのこと。

我が家の庭の小さな池のほとりに、ときどき鳥が群れている。・・・そうか。
納得のわたし。めだかかも・・・。

さておき、小鳥たちは鎮座したまま動かない。親がくるまでじっと待っているのだろう。

「エサを取りにいっているはず」とハヤテ。なるほどとわたし。
担任が降りていった。後には二人で残された。
「静かにしていればとぶかもしれないよー」とハヤテ。

らせん状に伸びている我が園のガジマルの大木。遊ばせてあげるために大きくなったような樹木だ。

癒されるナー。大人もこどもも。
涼しい風がほほをなでる。ありがとう。

婿殿を迎える

2006-07-22 14:08:39 | 日記
こんな大層なタイトルで?いいのかなー
とにかく気持の上では大切な婿殿なのだ。
一週間も早く一人で里帰りしている娘も、気が引き締まる。
もちろんわたしも、、、
布団は?寝床は?どの部屋に寝かす?などなど気をつかう。いえいえ、いやー、すべて娘に任せてあるが、、歓迎の気持は大いにある。

化粧けなしの朝ごはんだったのに、婿殿がいるせめて2~3日は朝食から化粧をせねばと考えたり、
ノーブラで家の中をぶらぶらしていた日常を、シャキッとしないと・・と考えたり。

真っ昼間なのに「ビールを飲みましょう」と珍しく夫までもウキウキ~。
「海に行くんだからダメ!」という娘を尻目に二人で庭先に出で乾杯なのだ。

「やっぱり沖縄はいいすねー」婿も笑顔で応えていた。
「あの赤い花いいですねー」何の変哲もない花さえも東京帰りには新鮮らしい。我が家は、一気にリゾート気分。

明日は息子の結婚式なのだ。
なにか仕残していることは無いかと、気をもみもみのわたし。
男たちは呑気なものだ。

娘の時よりたしかに気分的には楽な気がする。もう、大人二人の新郎新婦。親がくちだす必要もないくらい、のんびりとした日々がありがたかった。
とはいえ、東京よりお客さんもお迎えすする。

婿と娘がでかけていった。海を見たいと婿殿。泳ぎたいと娘。
明日は着物を着るのだから肌を焼くなとわたし。

遠くでセミの声。外は相変わらずの暑さ。
落ち着かない気持を抱えたわたしは、、、、。明日の着付けの時の小物を点検しておこうかなー。

落ち着かない、わたしです。


しゃぼん玉飛んだ

2006-07-21 10:19:21 | 日記
セミが鳴く。
今日も暑い。入道雲が空を覆うとき、涼風を感じる。
土用うなぎ、蒲焼の香りが事務所まで届く。

園庭にはしゃぼん玉が飛ぶ。次々と太陽の光を受けて虹色に輝く。
空いっぱいににしゃぼん玉がとぶ。
清涼感があっていいなー。

しゃぼん玉飛んだ 屋根まで飛んだ。のうたがを口ずさむ保育士。
その脇から、「せんせー空まで飛んだだろー」とこども。

「ちがうガジマルの上まで飛んだだよー」と別の子が応答。
ガジマルの枝の間をぬってシャボンがとぶ様は美しい。
しゃぼん玉そのものが隠れんポーでもしているようで愉快な気持になる。

ところで、また学のないことをばらすしてしまいます。
むかし、「土用うなぎ」を「土曜うなぎ」と勘違いしていました。

夏の一番暑い日の土曜日を選んで夏ばて防止に「うなぎを食べる」
一週間の仕事の疲れをとるため「土曜日に設定」しているとばかり思っていました。

うさぎ追いしかの山・・をうさぎ美味し・・と勘違いしていたこどものころ。
え?うさぎって美味しいんだー・・なんて。ずっとずっと後まで思い込んでいたのはわたし一人ではないみたいです。

「土曜うなぎ」の勘違いはわたしの周りには何人かいました。
はいっ・・バカなことでごめんなさい。
ではしっかり仕事をしましょうねー。

うなぎを食べてモリモリ元気。でもわたしこの、アジクーターのうなぎが苦手でして。

雛を育てる

2006-07-20 10:24:42 | 日記
入道雲が空を覆う。
朝から今日も上天気。

去った台風時、ガジマルの木から落ちてきた目白の雛を子どもたちが育てて2週間。

小指の先程の大きさでしかなかった雛もいまや親指ほどに成長。
練ったエサを口まで運ぶと、青い嘴でエサを求める。
人の気配を感じたら、おおきな口を広げてエサを求めるらしい。

ガジマルからほとりと落ちてきたときには誰もが、驚いた。
もそもそ蠢いているものが、まさか目白だとは誰も知らなかった。
ここまで生きてくれるとは・・・。
すごい生命力だ。

子どもたちも大人も、世話をしているうちに、情が移った。
我も我もと世話をする。

名付けて「ひまわりのピー」。
夜は担任が家にも持ち帰り世話をする。
「出勤時にはカバンのかわりに鳥籠ですよ」と、担任もまんざらでもなさそう。

朝、「ぴーちゃんぴーちゃん」と喜んで飛んでくる子どもたち。

お蔭で朝から、玄関で出迎えられて・・・。担任も苦笑い。

さて、わたしも初めてエサをやってみる。うまく食べてくれない。
子どもたちの方が上手なのだ。

雛が、嘴で指をかむ。くすぐったい。
目白とはいえ、まだ目の中の白さは、さほどはっきりはしていない。
ただ、胸あたりの羽が鶯色に変わりつつある。

手放す時の覚悟はまだ準備できていない子どもたち。
その日まで、ありがとうの気持で世話をしたい。
こんな機会もめったにないことだ。


泣く理由

2006-07-19 12:45:47 | 日記
2階に上がった。
屋上プールに行っている子が多いため、部屋の中が閑散としていた。

ピアノの脇でサザ君(仮名)が泣いている。
シクシクシクあまりにもさめざめと泣いているものだから
心が締めつけられる思いで、近寄った。

「どうしたの?サザ君」
彼はただ泣き続けていた。

保育士は昼食前の部屋の清掃の手を休めて理由を説明してくれた。
サザ君は泣き声をはりあげた。

プールに入りたいのに、入れないことが悔しいとのことだった。
風邪きみで家の人からプール禁止の伝言を受けているらしい。

でも彼は入りたい。
気持はわかる。こんなに暑い日なのだから、、、沸点をとおに超えた日々。
なのだから水遊びをしたい。

保育士は小さなタライの中での水遊びを提案しているのだが、
サザ君は聞き入れない。

イヤダイヤだと駄々をこねるわけではない。ただ泣く
シクシクシク・・・シクシクシク・・・涙が留めなく流れている。
入りたいよねー、プールに。「うん」

助け人がきたものと勘違いしたサザ君。わたしのことだ。
でも大きいプールはわたしにも許可できない。
ごめんねーサザ君。
我慢しないといけないときは、あるんがよー。これからだって。
とわたし。

イヤだーこんどは大声をだしてきた。
どんどんどんどんと泣き声が大きくなる。
泣いても受け入れられないときはあるんだから、もう分かって。

担任も、久しぶりに見た聞き分けの無いサザ君を、丁寧に、受け入れてはいるものの泣き止まない。
よっぽどだねー、プールに入りたい気持は・・・。と担任とわたし。

泣きたいわけはよく分かる。こうしてサザ君も仕方のないときがあることを覚えているのかもしれない。
ガジマルの木を二階の窓から眺めた。葉が茂り涼しげだ。空も青い。

サザ君涙を拭いて吹ホ~ラ、外をみてごらん、気持ちいいよー。