霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

ヤンデレの考察

2008年02月03日 23時41分35秒 | これら以外の何か
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。当霧島家日誌は昨日の記事を27時頃に更新したが、今日はちゃんと日付が変わる前に書こうと思う。


最近、ヤンデレというのが流行っておるそうである。私はここ一年ほどエロゲ業界を全くチェックしておらず、夏の小説執筆中に『らき☆すた』を作業用BGMとして百回以上聞いたぐらいである。ちなみにデビルメイクライ3のデモダイジェストは三百回は聞いた。最近は無意識にシャドウイングしているほどだ。

いきなり話がそれたが、当日誌のお約束であるから気にせず進もう。んで、ヤンデレが何なのかぐぐってみたところ、基本的には精神的に病んだキャラの事を指すらしい。そういうキャラに萌えるのがヤンデレ萌えという事だ。典型的な例がかの有名なスクールデイズだったりする訳だが、誰か(主に主人公)に対する愛情を上手く自分の中で処理できず、どうやっても愛しの彼が振り向かないから包丁あたりで刺して「これであなたは私のものよ」とかそういう感じである。

実際、スクールデイズのアニメもそんな感じだったな。主人公争奪戦になって片割れが「赤ちゃんできちゃったから」とか言い出す(勿論嘘だ)のだが主人公は振り無かず、刺殺。それを受けたもう片方は主人公の遺体を鉈でバラバラにして鞄に詰め、愛しの彼を刺殺した自称妊娠女を呼び出して斬殺、胎児のいそうなあたりを抉り出して「やっぱり何もないじゃない」とか言いつつ愛しの彼の頭を抱えてかの世界へ旅立つというエンディングだった。

つまるところ、メンヘラ萌えである。

とは言え、精神科にかかってる奴にも色々ある訳で、仕事とか普通にこなしつつも通勤してる奴もいれば、重症で病院に軟禁されて円の中に絵を描いたりして治療されてる奴まで様々である。しかし、重症である場合は当然病院から出られない訳で、出会いの機会が無い。よってゲームなりアニメなりにはちょっと出られない、ということになる。

すると、比較的軽症な奴が登場する事になる。よくある精神病として鬱病がある訳だが、鬱病にも色々とある。さて、何もやる気が起きなくて引きこもってるというのが鬱病のイメージである。まぁ実際その通りなのだが、そこから立て直すには本人の頑張りが必須である一方、薬もあった方がいい。

んで、鬱病患者は落ち込んでいる訳である。つまりテンションが低い。だからテンションを上げる薬を…と皆思うかもしれんが、テンションの高低以外にも精神が駄目になる事はある。

それは何かって、感情が不安定な状態だ。つまり、瑣末な事でプッツン激怒してしまったり、被害妄想が激しくなったりする、という状態だ。例えば、毎日一緒に駅まで歩いて下校する友達に声をかけたら、「悪い、今日用事あるから」と言われたとする。普通なら(珍しいな…ま、いいや、一人で帰るか)と思う訳だが、精神が不安定だと(え、何で?何で一緒に行ってくれないの?私何かした?嫌われた?)とかこんな感じになるのだ。

故に、最初に処方されるのは読んで字の如くな精神安定剤である。効果時間はそんなに長くないから、精神が不安定でヤバいと思ったら飲む。要は頓服だ。デパスとかリーゼとかだな。かなり効果がある。まぁ、この辺の薬は私にしてみると効果が低すぎる為、当家では相変わらずリボトリールが使われておるのだがな。

軽い鬱ならばこれだけで良いのだ。確かに軽い鬱で落ち込んでるかもしれんが、それは精神が不安定故に過剰反応で落ち込んでいるだけなのである。しかも精神安定剤は副作用が軽く、その上前述のデパスとかで飲み過ぎ自殺するには大盛カレーぐらいの量が必要である為、医者としても比較的気軽に出せる。

しかし、精神が安定している安定していないに関わらず、完全に落ち込んでしまっている場合は精神安定剤だけではどうにもならん。かつての私みたいにな。そこで向精神薬の出番となる。これは何かというと、患者のテンションを底上げする薬だ。仕組みとしては脳が分泌するとある物質を活性化させるもので、その、何だ。軽い覚醒剤みたいなもんである。両者は根本的に異なるが、出る結果は似たようなもんだ。

ただ、向精神薬までも常用しはじめると、副作用が結構キツくなってくる。副作用と言っても色々だが、目に見えて明らかに副作用と思われる症状の他にも色々と支障が出る。何せ身体の分泌物を本来より増やしてる訳で、つまり常時ハイテンションになってしまう。

これには二つ問題があって、まず精神の不安定さに拍車がかかるというものがある。何せ常時テンションが高いのだから、少しでもイラついたらその場でプッツンしたりしてしまったり、逆に少しでも悲しい事があったら涙が止まらなくなったりしてしまったりするのだ。よって、精神安定剤の常用が欠かせなくなるし、外出とかした時には精神安定剤を常備し、気分が悪くなったらその場で飲む必要がある。

第二の問題は、常時ハイテンションで生活リズムが崩れる、というものだ。常時ハイテンションというのは、言い方を変えれば常時興奮している状態な訳で、夜遅くになっても目がギンギラギンで眠れなかったする。で、大抵の場合睡眠薬が処方されて、睡眠薬にも副作用がある(記憶欠落とか思考能力低下とか)訳で、どんどん狂っていってしまうのだ。

んでまぁ、精神が復活してきたら薬を減らしていく訳だな。


で、ヤンデレとは何の関係もない話をした様に思えるが、ここまで書いてようやくヤンデレに戻ってこれるのだ。どういう事かって、ヤンデレな人というのはつまりメンヘラだ。精神病患者だ。しかしながら、ヤンデレとは言っても精神科にかかっている場合が殆ど無い。本来ならばこんな感じの経過を辿るのだが、スクールデイズとかだってそんな事はない。

で、久しぶりにレイホウ大司教猊下の日記を読んでおったら、精神科に行ってるガチのメンヘラなヤンデレキャラもあってもいいんじゃないか、という感じの記述があったのだ。

で、そういうキャラを考えてみた。メンヘラな訳だから軽い鬱とかではないだろう。又、メンヘラというと"いわゆる"鬱病患者というイメージが強い。となると、先に述べた様な治療を受けた人物であり、しかも快方に向かっておったら意味が無いから、病状もどん底という事になる。

すると、毎日向精神薬を飲み、中二病的な意味でかっこいい目眩とか、逆に便秘とか誰にも心配されない副作用に悩まさながら学校に通い、精神が不安定ですぐキレそうになったり泣きそうになったりして慌てて精神安定剤を飲んだり(勿論いつも水がある訳じゃないから、水なしでごっくんが基本)、睡眠薬を飲んでも全然寝る気が起きなくて仕方なく精神安定剤とコンボにしてしまったら効き過ぎて翌日あぼーんとか、そんな感じになる筈だ。



で、ここまで考えて気付いた。
































私ってヤンデレ属性だったのか。


2 コメント

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Unknown (昂揚)
2008-02-04 18:57:55
以前の“斧女”もヤンデレに思えてきました。
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Unknown (霧島)
2008-02-04 23:15:26
デレる相手が誰か非常に気になるが、取り敢えずターミネーターかプレデターを希望する。
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