霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

ARMORED CORE for ANSWER アセンブル解説記事その2 脚

2011年04月18日 12時54分22秒 | アーマード・コア
はっきり言って需要のない誰得記事だがいいのだ、これなら一日二万字は書けるから書き溜めして他の記事をゆっくり書く時間のゆとりを確保するのだ! フゥーハハハーハァー


●外装

頭、胴体、腕、脚の事である。取り敢えずこれから解説する。まずは脚部からだ。本当は頭から解説すべきなのだろうが、脚部を選んだ時点で機体構築の半分は終わるというぐらい脚部選びは重要であり、取り敢えず脚部から解説する。尚、脚部には二脚、四脚、逆関節、タンクの四種類があるが一部しか解説しない。正確に言えば、軽量二脚と中量二脚、あとタンクの一部のものしか解説しない。

それ以外の奴が産業廃棄物という訳ではないのだが、この解説はあくまで初心者向けのものだ。初心者に向いている部品、向いていない部品というのが当然存在する。ここで解説するのはあくまで一般的な、初心者向けの部品だ。四脚は戦術が特殊だから除外、逆間接はPS3だとネット対戦で重大なバグがあるので除外。重量二脚はver1.4の弱体化修正でかなり使いにくくなったので、タンクで代用する。

尚、言うまでもない事だが全てACfAの最終版であるver1.4準拠だ。


WHITE-GLINTE/LEGS

まずは今作のOPを飾った前作主人公専用機、ホワイト・グリントの脚部から。それぞれのパラメータの説明もしなければならないのだが、それもこれの解説をしながらやっていく。

APは既に説明したな。くみ上げた機体のHPである。外装の全てに割り振られており、選んだ部品の合計が機体のAPになる。その下の実弾防御、EN防御、PA整波性能、PA減衰抵抗が防御力関連だ。APも防御関連だが、APは引くか引かないかに関係してくるからある程度分けて考えた方がいい。尚、脚部は胴体に次いで機体の防御力に影響がある(数値が高い)ので無視はできない。

で、実弾防御は実弾武器に対する防御力だ。マシンガンとかライフルとか。EN防御はレーザーとかプラズマとか、EN武器に対する防御力だな。そして、PAだ。PAとはコジマバリアプライマルアーマーの略であり、要するにバリアである。これによって、アーマード・コア・ネクストは敵弾のダメージを軽減している。整波性能が高い部品を組み込めば組み込むほど、PAは分厚くなり敵弾を跳ね返す様になる。極限までPAに特化すると、ミッションに出てくる雑魚敵の攻撃によるダメージがとかになる。

但し、PAは連続した被弾に弱い。短時間の内に何度も何度もぽんぽん弾を撃ち込まれると、PAはどんどん減衰しやがて剥がれる。剥がれるとこれは大変である。何が当たってもAPがゴリゴリ減っていくほどであり、PAなしの状態でマシンガンとかグレネードみたいな高火力武器を撃ち込むと重装甲機でもあっという間に鉄屑になる。

そのPA減衰に対し抵抗する能力がPA減衰抵抗なのだが、正直ダミーパラ一歩手前というぐらい効果がなく、しかも整波性能の高い部品=減衰抵抗の高い部品なのでぶっちゃけ見なくていい。整波性能だけ見ていればOKである。まぁ、PAが薄い部品を使った機体を使っていたとしても剥がされる事は(張り付き機に張り付かれない限り)そうそう無いので、単純にコジマバリアの分厚さを測る基準だと思っておけばいいだろう。

この防御関連を見ると、ホワイト・グリントはAPは低いが中量機では堅めである。実弾防御がこれより高いもの、EN防御がこれより高いもの、コジマバリアがこれより厚いもの、いくらでもある。しかし防御パラ全てを高水準でまとめているという意味ではランセル、オーギルと並んでトップクラスだ。

では次。積載量というのは、以前ネクサスの時に説明したが、この足にどれぐらい載せられるかという数値である。全ての部品には重量というものが設定されており、脚部以外の全ての部品の重量の合計<脚部積載量ならOKという事だ。勿論脚部そのものにも自重はあるが、これは積載量とは関係ない。そして、まぁ当然と言えば当然だが重ければ重いほど機動性は落ちる。

最高速度も落ちるし、挙動も鈍る。重い機体をブースターで無理矢理動かすのだから、加速度が鈍って当然だな。加速が遅ければ当然、回避も難しくなる。なので機動性を重視した機体を組むならば軽い機体にする必要がある。又、積載量はチューンというもので増やす事ができる。しかしながら、最低限無チューン時積載量以内に収めないと、その脚部本来の機動性を発揮できない。なので、積載をチューンする場合は二つ。そもそも機動性なんぞ捨てている重量機を組む時か、捨てる事が前提の武器を積む場合のみだ。無論、その限りじゃない機体も存在はするがな。CPU機体でいうとアステリズム(ジュリアス・エメリー)とか。

今までの説明で判ったと思うが、積載量というのは機動性関連のパラメータと言う事ができる。勿論重武装重装甲がどれだけ可能かというパラメータとも言えるがな。そして、この後安定性能を飛ばした旋回性能、重量、消費ENも機動性関連と言える。

旋回性能は、その名の通り左右にぐるぐる回るのがどれぐらい速いか、という性能だ。これは非常に重要な数値であり低いとマジで死ぬ。チューンで上げられるのだがどんな機体でもフルチューン必須というぐらい重要だ。張り付き機を基準に考えてみよう。張り付き機自体は敵の側面に回り込む為に高い旋回性能が必要になるし、中距離射撃戦機や重量機は張り付き機の回り込みに対抗する為旋回性能が必要だ。旋回性能が死んでいると、好きなだけ回り込まれて側面や背後を取られて終わる。

中距離射撃戦機でも、回り込みはしない訳ではない。むしろ積極的にやっていく必要がある。重量機はどうしたって挙動が鈍く、どうやって敵を視界に捉え続けるかが永遠の課題となる。だからこそ、敵を正面に捉える為の旋回性能が重要になる。この様に、旋回性能はどんな機体でも大変重要なのである。

重量はさっき説明したな。一方、消費ENは形を変えた重量と言える。と言うのも、このゲームはENゲージを消費してブーストを吹かし機動する。このENゲージの回復速度に密接に関わっているのが消費ENなのだ。ではどう関わるかと言うとだな。ジェネレータというパーツがあり、これにはEN出力というパラメータがある。EN回復速度というのは、ジェネレータのEN出力-全パーツの消費ENの合計という計算式で算出されるのだ。

当然の事ながら、ENゲージの回復速度は速ければ速いほどいい。それだけブースターを吹かして動き回れるからだ。また、EN兵器はENゲージを消費して発射する兵器だが、ENゲージの回復速度が速ければ、それだけ沢山撃つ事ができる。よって、EN兵器を使用する場合にも非常に大きな意味を持つパラメータという事ができる。

さて、これら機動性関連のパラメータを見てみると、これ又優秀だという事がわかる。旋回性能は中量二脚の中でも最高、重量もアリーヤに次いで低い。消費ENも機動戦を行うには充分という程度に抑えられている(決して低くはない)。積載量こそ高くない(と言うか中量二脚ワースト2)が、逆に言えばそれだけ機動戦向けの脚部という事である。防御関連と総合すれば、堅めの低AP高機動脚部という事が判るだろう。引きは苦手だがそれ以外は強い。

最後に安定性能だ。安定性能は主に二つの役割がある。まず、反動の強い武器(グレネードキャノンやスナイパーキャノンなど)を撃った時に機体が硬直するのを防ぐ役割。あまりに安定性能が足りてないと反動武器を撃っただけでロックが外れるから要注意だ。もう一つは、命中した時激しい衝撃でこちらの動きを封じに来る武器(やっぱりグレネードとかスナ砲とか)に対し、持ち前の安定性で抵抗し硬直を防ぐ役割だ。

これは勿論高いに越した事はない。高ければ武装の選択の幅も広がるしな。ただ、注意しなければならないのは脚部だけでは安定性は決まらない事、そして対衝撃武器抵抗はPAも関係する事だ。まず前者、機体全体の安定性能には脚部以外に胴体、頭部も関わっている。計算式は(頭部安定性能÷500)×(胴体安定性能÷500)×(脚部安定性能)=機体安定性能だ。

頭部と胴体の安定性能は÷500すると、1.3とか0.8とかそういう数字になる。要するに脚部の安定性能を頭と胴体で増強or削減するという事である。なので、脚部安定性能が一番重要である事には変わりない。とは言え、安定性能が高い脚部を選んだからと言って安心して安定性能の低い頭や胴体を考えなしに積むと酷い目に遭う場合があるので気をつけたい。

特に、安定性能による反動武器射撃時の反動吸収はオンライン対戦で重要で、安定性能が足りてないとラグが発生する。相手ではなく自分にな。すると自分にラグアーマーが発生し、敵からしてみれば攻撃を当てたのに実際には当たってない、という事態が起こる。これは当然マナー違反だし、下手すると晒されるから、反動武器を使う際は必ず推奨安定性能を越えた機体を使おう。推奨安定性能については、RAVENWOODの各武器解説に書かれている。この解説でも一応書く予定だ。

又、衝撃武器に対する抵抗能力だが、PAがあるとないとだと全然違う。簡単に言うと、PAがある状態で衝撃武器を食らってもビクともしない機体でも、PAが剥がれるとくやしいビクンビクンってなる。安定性能があまりに低い機体だと、衝撃武器によってそのままハメ殺されるので注意したい。何にせよ、安定性能は上げておいて損は無いという事である。特に被弾しやすく張り付き機(張り付き機というのは大抵衝撃武器を持ってる)に弱い重量機は要注意だ。

ホワイト・グリント脚は、この安定性能も高い。反動のある武器というのは強力な反面重量もある場合が多いので、本来積載量の低いこの脚部はホイホイ反動武器を積むべきではない。しかし、何処かからか積載を捻出してきて積んでしまえば、高機動なのとあいまって非常に強力である。


03-AALIYAH/L


4系の顔、4のOPを飾った旧レイレナード社製ネクスト【アリーヤ】の脚部。4ではNO1のベルリオーズ(乗機シュープリス)、鴉殺しの剣豪アンジェ(乗機オルレア)など有名キャラに多く使われた脚部である。fAでも真改やハリらが使っており、立体化の機会も多い。読みはスワヒリ語読みだとアリーヤ、英語読みだとアーリヤ。どっちでもいい。スワヒリ語で「高貴なる者」「最高の存在」を意味する言葉である。同名の歌手が有名、と言うか多分そこからとってるな。

元々ホワイト・グリントがアリーヤの改良型という位置付けに近い機体だけあって、この脚部もホワイト・グリントに近い性能を持っている。即ち機動性重視の中量二脚である。より機動戦に特化した脚と言うと判り易いだろうか。装甲は薄くなってる(EN防御が上がってるが自慢できるほど高い訳ではない)が、代わりにPAが分厚くなっており、機動戦で勝負、散発的な被弾ならPAで耐えるというアリーヤの設計思想を体現している。

低AP路線だったホワイト・グリントと違い、APも中量二脚の中でも水準分はある。その分消費ENが高く(+200ほど。中量二脚の中で一番高い)、積載も中量二脚では一番低く(-400)、安定性能もワースト2。旋回性能は充分高いが、ホワイト・グリントほどではない。こう書くと欠点だらけで使いにくそうだし、実際に尖ったパーツだ。しかし方向性が明確であるとも言えるのであり、どういう機体にすればいいのかが判りやすい。

ホワイト・グリントは欠点としてAPが致命的に低い事があり、AP負けする→敵が引きやすいというのをどう解決するかが大きな問題となる。こちらにはそれがないので、そういう事をあまり考えずとも機体を組めてしまうのが大きな利点だ。又、外装パーツには空力特性というのがある。これは隠しパラメータで、重量とは関係なく、これの高い部品を装備すると速度が上がるというものである。アリーヤは四位という非常に優れた空力適性を持っており、とても速い。

この事から、軽めに組んで軽量二脚の様な突撃機にする事も可能である。それでいて防御力は中量である分軽量機よりも高い。安定性能は中量二脚最低と言っても軽量二脚より900~600ぐらいは高いのであり、軽量二脚では扱えない武装も扱える。上手く組めば強力な機体になりうる。勿論、中距離射撃戦機として組む事も可能だ。様々な機動戦が可能な、面白い脚部だと言えるだろう。欠点も多いので、そこを考えながらアセンしたい。尖ったパーツなので、基本的には欠点を補うより長所を伸ばす事を考えてアセンするといい。PAを分厚くしたり、機動性を重視したりだな。


GAN02-NSS-L


前記二種の脚部とは打って変わり、重量二脚寄りの脚部。GA社の新鋭標準機新悪魔超人NEW-SUNSHINEを構成する脚部である。fA作中ではメイ・グリンフィールドやドン・カーネルといったGAの社員が使用しておる。元々タンクやら重量二脚やらばっかり作ってる様な会社なので、新しく製作した中量二脚機も重量機に近い訳だ。又、APが高く実弾防御もガチガチでEN兵器が来た瞬間死亡という特製もそのままである。相変わらずコジマ技術も低いらしくPAもペラペラ。それでも旧型よりマシだが。

さて、この脚部の最大の特徴は重量二脚なみの積載量と重い中量二脚なみの機動性の両立である。実際、重量二脚より積載量は2000ほど低いのだが、重量が4000~5000ほど軽い為、機動性において歴然とした差がある。勿論、重量級として扱おうとすると装甲の差が露呈するので、あくまで中量二脚として扱うのが良いだろう。そういう意味では、積載も装甲より武装に回すべきだろう。重武装が可能な脚部の中では最もフットワークが軽い。

無論、ある程度は堅くしないと駄目だ。何せ旋回性能が中量二脚の中では同率ワースト2、重量に至ってはワーストなので、機動戦は無理。あくまで重量系脚部の中では機動性が高いという話だから、その辺を読み違えると悲惨である。ただ、中量二脚としては水準以上の防御力を備えているのも事実。PAこそぺらいが、実弾防御は非常に高いし、EN兵器もホワイト・グリントより5000高いAPで無理矢理耐えるのだ。

重武装で敵を粉砕する事こそこの脚部の本義。高火力武装で敵をねじ伏せるのだ。重量機というか重量機寄りの中量機を組む事になるのだが、重量系の常としてAP負けした時の引きと張り付きに弱いので、全距離対応の武装を備え、拡散バズなどの迎撃武装をちゃんと装備する事。本来中量二脚は軽量二脚に強いので、ちゃんと対策すれば問題なく勝てる。又、APが高いので、アセン次第では開幕から引く戦術も可能だ。


LG-LAHIRE


ここからは軽量二脚。4世界のユダヤ企業オーメル社が4の敗者である旧レイレナードの技術者を取り込んで作った新鋭ネクストの脚部である。なので、軽量二脚にしたアリーヤとでも言うべきものに仕上がっている。つまり機動性重視で装甲は無視、散発的な被弾はPAで耐えるというスタイルだ。

この為被弾が予想される中距離射撃戦などは最も苦手であり、逆に張り付きや交差を最も得意とする。ちなみに、作中これを使ってるのは旧レイレナード出身の最強イケメンランク1(笑)オッツダルヴァとリザイアだが、オッツダルヴァの機体はどうみても中距離射撃戦仕様。



まぁ、もう説明し尽くした感があるパーツだが、ともかく。さっき言った通り装甲がぺらぺらで、安定性は無いに等しく、積載も低い。しかしながら、フルチューンで2800を越える旋回性能はタンクを除けば全脚部中二位(一位は軽四脚のダスカロール)で、ホワイト・グリントより400近く高く、軽量二脚中二位のソーラに対しても100近く差をつけている。しかも空力特性もソブレロに次いで二位と、まさに高速突撃機動戦の為に生まれてきたと言っても過言ではない脚部だ。

実際、現在オンライン対戦には軽量二脚が大量発生しているが、その殆どがこれである。PAも、PA特化脚であるアルギュロス、ランスタンに次いで三位という分厚さで、多少の被弾ならばものともしない。レールガンとか当たると吹っ飛ぶが、まぁそれはしょうがない。軽量二脚を組むなら、何も考えずこの脚部を選んでも大丈夫だろう。

ただし、四脚を除けばワースト4のEN消費にだけは注意。元々軽量二脚はEN消費の多い脚部(と言うか軽量型はだいたいEN消費が高い)だが、ライールは特に高い。燃費の悪い高出力ブースターを装備する事になる為、EN管理はしっかりと行う必要があり、アセンブルにおいても他の部位でEN消費を減らす工夫をしておきたい。安定性が極端に低いので、反動武器の関係で安定がどうしても…という場合はSOLUH-LEGSを使う事になるが、それ以外で軽量二脚の突撃機ならこれが定番だ。


L11-LATONA


fAになって企業合併したせいか、どういう脳味噌してたらそんなもん作ろうと思うのかというものをやたら作る様になったインテリオル・ユニオン(合併後の旧レオーネメカニカと旧メリエス)の新鋭標準機ラトナを構成する脚部。前がバックブースタで後ろが補助ブースタであり、決してジェットエンジンでもなければ吸排気口でもない。

しかし折れないのかこの足。ライールもそうだが、普通の機体にくっつけると途端にかっこ悪くなる、というか変態機になる。まぁ、4系の機体がかっこ悪いのは今に始まった話ではないがな。ライールは純正構成に塗装とスタビライザーでかなりイケメンになれるが、ラトナはなかなか難しい。下半身さえ映らなければかっこいいという事になりやすいのだ、これが。

さて、そんなラトナだが、軽量二脚としてはかなり特殊だ。数値を見ると、やはりアリーヤすら上回る積載と低い消費ENが目を引く。しかしながら、積載ギリギリまで積むと死ねる。何故なら、そんな事をすると軽量級の装甲に中量級の機動力という事態になるので、余裕で蒸発できるのだ。しかも、作ってるのがPAの薄さと実弾装甲のぺらさに定評のあるインテリオルだ。そんなに積むなら素直にアリーヤを使った方がいい。

では、これはどういう脚か。それは、この脚を使っているCPU、主役格の一人草薙素子ウィン・D・ファンションが教えてくれる。彼女は消費ENを極力抑えた機体に少佐砲を積み、機動力を生かして無理矢理当てに来る。少佐砲というのは背武器ACRUXの事で、馬鹿げた威力を誇るハイレーザーを二発同時発射する脅威の武装である。この武器は重く、普通なら重量機じゃないと持てない。そして重量機は機動性がなく、少佐砲の有効射程はそんなに長くないので、敵が近付いてきた時の迎撃にしか使えない。

そう。

この脚は、その積載を生かして強力な武装を積み、腐っても軽量脚&低消費ENという点を生かし高火力武装を自分から無理矢理当てにいくという脚部なのである。こう言うと夢のあるいい脚部だし、事実なかなか使いでがあるのだが、正直初心者には向かないという問題がある。ライールなど問題にならないほど被弾したら死ねる性能(何せPAすらない)な上、普通に突撃機として張り付きや交差をしようとすると旋回と速度が足りなくてライールの劣化になる。

又、戦闘中は状況に合わせて武装を捨て、機体を軽くするという戦術判断も必要。しかもアセンする時どれぐらいまで積んでいいものかというのが判りにくい…と、上級者向けの脚部なのである。しかしながら、同じ突撃機でも張り付きや交差一点張りではなく、一定距離を保って戦うならばこの脚部が最適。なので、敢えて紹介した。決して軽量脚がライールだけだと手抜きに見えるからではない。


RAIDEN-L


「有澤重工、雷電だ」
「正面から行かせて貰う。それしか能が無い。全てを焼き尽くすだけだ」
「雷電のソルディオスで、燃え尽きるがいい」

環太平洋経済圏、東の雄有澤重工(GA傘下企業)が製作した新型タンク脚。重量二脚が激太り(ver1.4で重量が3000ぐらい増えた)し、旧型タンクの霧積はほぼ雷電の下位互換。アルビレオも使いにくくリゲルはそもそも重量級ではない、となれば初心者向け重量級はこれ一択になるという寸法。作中では有澤重工社長自らが使用し、ネクストに代わる企業の主戦力の筈の機動要塞アームズフォートを正面から撃ち合って破壊するという快挙(暴挙)を成し遂げた。社長のかっこよさもあいまって使用者続出。

この脚部はタンク脚なので、他の脚部とはかなり仕様が違う。最高の防御力と積載、最低の機動性はまぁ当然だとして、重要なのは二つ。メインとバックの両ブースターが内臓であり何でも格納できるという点である。

前者は比較的判り易いか。ステータスを見ると思いっきりブースター性能が載ってるからな。このブースター一つでメインとバック両方の役割を果たす為、重量の割にやたらと後進が速い。バックブースタは普通メインブースタより出力が低いのだが、この脚部はそのメインブースタの出力で後進できるのだ。APが高くて引き撃ちしやすく、又、張り付き軽量機に弱く襲われたらひたすら後進する必要のある重量級には願ったりかなったりである。

後者は…そうだな。全てのネクストは、格納武器というものを持つ事が出来る。これは、両手に持った武器の弾が尽きたりした場合、それを捨てて格納武器を取り出し戦うというものだ。ただ、ハンドガンなどの小型武器しか内蔵できない。ところが、タンク脚機は全ての武装が内臓可能だ。なので、両手にレールガンやスナイパーライフルを持って後進狙撃戦を展開し、近付かれたら拡散バズーカなど迎撃武器を取り出し応戦という様な戦術が採れるのである。通称四次元格納。

GA(系列)製品という事でPAが雀の涙ほどしかなく、EN防御も薄い。が、実弾防御は脅威の5000台、又APがこれ単体で最低AP軽量機より高い(何せホワイト・グリント脚の二倍近くある)ので、EN武器による攻撃にも何とか耐えられる。怖い事に違いは無いがな。この脚部を使うからには、武装だけでなく装甲もガチガチに固めてしまいたい。( ´神`)ガチターン

又、重いジェネレータを積みやすい関係上、無限浮遊しやすいのも利点。常に空中戦が出来るというのは大きい。ただ、何せ重い機体になりやすく、ブースターの上昇力も弱弱しいので上下の動きによる三次元機動で敵を霍乱、とまでいくのは難しい。むしろ高速機に機体下部へ潜り込まれるのはタンク最大の弱点であり、上級者でも相手の技量次第では詰む。

と言うか、だな。現在何よりも問題なのは、軽量二脚機がオンラインで大量発生している事だ。基本的に相性は軽量二脚<中量二脚<重量二脚<タンク<軽量二脚なのだが、重量二脚は現在殆どおらず、逆に軽量二脚が多いという状態になっている。そういう意味では、現在のタンクは非常に辛い立場だとも言えるのだ。先程も言ったが、取り敢えず拡散バズなどの迎撃武装は必ず用意する事。

突撃型軽量機への対抗手段は大きく分けて三つ。まず、近付かれる前に遠距離狙撃武器を可能な限り当てる。遠距離狙撃武器、特にスナイパーキャノンやレールキャノンは攻撃力とPA貫通(文字通りコジマバリアを貫通してダメージを与える能力。これが高いとPAがいくらあろうがある程度無視してダメージを与えられる)も高く、軽量二脚ならほぼ確実に大ダメージ。その後のダメージレースで有利に立てる。

次に、バズーカ、グレネードといった衝撃兼高火力武器をどうにかして当てる。特に何度も言及している拡散バズーカは有効だ。当ててしまえば、相手は安定が死んでる軽量二脚。確実に硬直するので、そこに大火力武器をもーいっかい!で当てる。最後に、敵突撃機が装備している様な突撃ライフル、マシンガン、ショットガンといった武器をこちらも持ち、削り合いを挑む。

「これで仕舞いか。当然の結果だ。撃ち負けはせんよ、当たるのであれば」

まぁ、有澤社長の言う通りだな。装甲とAPではこちらが上なんだから、当たるのなら撃ち合いで負ける事はない。又、タンクは機動性が絶望的であり、攻撃力の高いミサイルに弱い。かわせないから。しかも、両手ライフルなどの重装甲に対する火力に乏しい機体は、重量機対策として重量キラーの近接信管ミサイルなどを積んでいる事が多い。なので、肩フレアも必須装備だ。

総じて辛い部分も多いタンクだが、その殆どが天敵の軽量二脚に対するもの。重量機の特性上全距離対応の武装を揃えるし、安定した装甲を持つ為、軽量二脚以外の相手に対しては万能に対応できる。雷電のソルディオスで焼き尽くせ!

7 コメント

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Unknown (ジャスミン)
2011-04-18 15:15:38
そう言えば思い出した。ACfaを買った日、俺は初期機体に低燃費ブレを装備したブレオン機だったんだが、アリーナで雷電がQBで引いていくのに追いつけなかったなあ。
Unknown (霧島)
2011-04-18 15:17:52
買った初日からブレオン…

なん…だと…
Unknown (タンカー)
2011-11-07 22:31:15
1.40から始めた新参者です。
RAIDENで根気良く戦っていますが、フレンドには軽量ミサ機やマシスラなどのアンチアセンで対応され、プレマもライールで溢れかえっていて、心が折れそうです。そして私は…私は……
何も…言えない……。
Unknown (霧島)
2011-11-09 07:20:25
いきなりタンク…なん…だと…

タンクは現状、北斗のサウザーみたいな「どうしようもなく弱いとかそういう訳じゃないけど相性の悪いキャラで溢れ返ってる」って状態ですからねぇ。それに加えてオンのバグラグ環境だし。

私が戦った事のある一番上手いタンク使いは、050砂+049砂砲で引くのを基本に、中近距離防御火器としてグレネード+バズーカで一発狙い、更に信頼と実績のMARVEやミサイル撃ち落としにも使えるモタコブを使ってましたね。

基本的に重量機は機動よりもサイティングが重要で、耐えながらよく狙って強力な一撃を叩き込む戦いが基本になります。まぁそれ故にラグアーマーとかラグワープが大の苦手で、それが発生しやすいライールやらソブレロやらMBヴァーチュも苦手な訳ですが。それに加えてタンクは元々軽2に弱いという…

まぁ、ラグバグ悪バランスな上に対戦ゲーとしては崩壊してる仕様を採用した大変アレなゲームなので、楽しんだもの勝ちですよ。同じラグバグ悪バランスゲーの北斗と違って条件次第では初心者が上級者に勝てるし、このゲーム。自分ルール決めるなり何なりして、とにかく楽しんでください。



まぁ私は、プレイヤーの幼稚園児ぶりに心が折れて引退したんですけどね。
Unknown (タンカー)
2011-11-12 08:17:00
_____In the myth,
神話の御世において___





        God

( ´神`)




___Is            とは即ち___


         
Force

力である


Unknown (タンカー)
2011-11-12 08:36:06
というふうに、素敵なガチタンライフを送っています。
確かに、軽二とタンク以外なら安定して勝てますね。それと、フレンドが軽二使いだらけなのが幸い(?)し、練習相手になってもらったお陰でマシスラ張り付き相手でも半々ぐらいで勝てるようになりました。軽二ミサイラーは・・フレンドも自重してくれて、野良でも見かける事が少ないので割り切っておきます。

これでも色んなアセンに逃げてたりしたので・・。
励ましてくれてありがとうございました。
これでもう間違った方向のアセンに走ることは無いでしょう・・。
Unknown (Unknown)
2011-11-12 08:44:06
それと、Twitterでフォローありがとうございました。
hypocriteっていう奴です。