最初に私信をちょこっと。たかさん、私も是非とも感想が欲しいから小説送りたいのだが手元にメアドがない。kirishimaz@hotmail.comにメールしてくれまいか。そしたら返信で送るから。
さて、改めてごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は昨日学部説明会で久しぶりに友人と会い、楽しい時間を過ごせた。ただ、誰かと会うという事を想定していなかった為、非常に汚い私の部屋を見られたがまぁ良い。
ところで。最近、槍孫策が見るも無惨である。似た様な性能の武将として周泰がいるのだが、両者の使用比率は100:1ぐらいであり、つうかここ半年見かけておらん。
無惨だ。
三国志大戦が無印の時から呉に周泰はいた。一方、槍孫策は2になった時に追加されたカードだ。登場当時は騒がれたものである。周泰の役目は終わりだとか周泰の上位互換だとか言われておったのだ。
追加された当時はな。
が、私は追加された当時から絶対周泰の方が強いと信じて疑わなかったのである。新カード周泰より先に槍孫策を入手しても旧カード周泰(ver1のカードだと『戦器』という武将の能力を上げるアイテムが装備できず、少々頼りない)を使っていたぐらいだ。
では、何故こんな事になったのだろうか。槍孫策も周泰も基本性能は同じだ。コスト2の武力7知力4、槍兵である。んで計略の方向性も似ている。周泰は『漢の意地』、即発動で武力が10上がりそして効果時間終了と同時に死ぬ。いわゆる自爆計略という奴だ。
一方、槍孫策は『雄飛の時』。計略ボタンを押してから発動されるまでに1、2秒かかるのだが、発動すれば周泰の意地とほぼ同時間武力が10上がり、しかも効果終了時に死なない。
これだけ見ておるとなんか槍孫策の方が強そうに見えるのは確かだ。何せ、雄飛は少々発動に時間がかかるとは言っても死なないのだからな。
ver1時代から、周泰の異名は『何とかしてくれる人』だった。それは今でも変わっておらん。

このAAが何百回スレに貼られただろう。それほど周泰は偉大な孫呉の守護者だったのである。味方部隊壊滅!迫る敵騎兵!大ピンチの弓兵達!それでも周泰ならきっと何とかしてくれる。
つうか、何とかなった。
武力+10は伊達ではない。いわゆる英傑号令(範囲内の味方の武力が5上がる)をかけた連中がまとめてかかってきても、周泰の意地で蹴散らせるのだ。それほど武力+10は強い。
その上周泰は特技『柵』を持っている。この柵というのは文字通り防柵を戦場に設置できるもので、味方の通過は自由だが敵はこの防柵を乗り越える事は出来ない。敵が七回柵に体当たりすれば柵は壊れる。
呉は弓兵が多く、この国は接近戦に大変弱いのだ。そこを周泰の槍と柵でカバーするのだな。普通に呉バラを組めば柵は周泰のを含めて三枚ぐらい用意できるからかなり頑丈な守りが出来る。
また、呉は正面きっての合戦にもきわめて弱い。本当に弱い。このゲームの一般的なデッキというのは、先程言った英傑号令を持った武将とそれを補佐する武将で構成し、号令を全員にかけて戦闘するというものだ。
一応、呉にも英傑号令はある。若き王の手腕がな。確かに効果時間は他の号令に劣るものの、範囲が広めで計略を持つ孫権がデッキに入れやすい。のだが、普通の号令と当たるとまず勝てない。
と言うのは、呉の武将は全体的に武力が低いのだ。柵持ってたり計略が強かったりする分差っ引かれておる訳だ。周泰も武闘派コスト2だから本来なら武力8なのだが、7だ。柵あるしな。蜀は馬超、趙雲、張飛などなどコスト2の武力8武闘派はゴロゴロしておるし、魏はコスト2武力8こそ夏侯淵、龐徳ぐらいなものの、コストに比して武力の高い武将が全コスト帯で揃っている。
一方、呉はコスト2武力8は太史慈と甘寧の二人だけであり、しかも弓兵は柵が無ければ生きていけないというのにこやつらは柵なしであり、他の武将に柵を用意させる事になる。で、当然柵持ち武将は武力が低いからどうしたって武力負けするのだな。
だから、周泰の意地とかそういう呉特有のとんがった計略に頼らないと勝てないのだ。
ただ、周泰にも弱点はある。武力7は置いておいて、一騎討ちだ。この一騎討ち、上手い奴ほど要らないと断言するシステムなのだが、それはさておき。武将同士が乱戦になった時、一定の確率で一騎討ちというのが発生する。
これの勝敗はスロットと言おうか音ゲーと言おうか、そんな感じのもので決まる。流れてくるバーに合わせてタイミング良くボタンを押すと『無双』『激』『強』『弱』『失敗』のどれかが出る。無論無双が一番強く失敗が一番弱い。バーは五本出てくる。例を挙げると
甘寧vs張飛
甘寧:無双/激/失敗/激/無双
張飛:無双/無双/無双/失敗/失敗
この場合、甘寧側にしてみると
△/×/×/○/○
一方、張飛から見ると
△/○/○/×/×
となる訳で引き分けだ。引き分けならそのまま戦闘画面に戻る。どちらかが勝つと、負けた方は即撤退する。無論、兵力MAXでも死ぬ。
んで、この一騎討ちで流れてくるバーなのだが、武力が高い方が有利になる様に設定されている。更に特技『勇猛』を持っていると有利になる。
で。
周泰の奴めは「武力7」と高コストしては微妙に武力が低く(つまり一騎討ちでは負け易い)、しかも勇猛が無く、その癖頻繁に一騎討ちを起こすのである。酷い時には開幕直後に武力8とか9でしかも勇猛持ってる敵将と一騎討ちを起こして死亡、守りの要を失いそのまま壊滅→落城負けという事すら起こる。
そんな訳で、周泰は一騎討ちが泣き所と言うかアキレス腱というか、そういう感じだったのだな。また、計略の意地も確かに強いのだが、時間が来るとその場で死んでしまう為敵に上手く対処されると犬死する事がある。
犬死せぬとしても、やっぱりコスト2が死ぬのはデカい。コスト8まででデッキを組むゲームだからな。コスト2はデッキの全コスト中実に25パーセントを占める。だからコスト2が死ぬと結構しんどいのだ。上手く守りきってもカウンターが決まらなかったりする。
そこにきて、ver2.0で登場した槍孫策は同じコスト2武力7知力4でありながらも勇猛を持ち、しかも戦器の効果が『勇猛効果上昇』『最大兵力上昇』、その上雄飛が死なない超絶強化だった訳で、まさに周泰の悪かったところを補填した武将に見えたのだ。
が。
だが。
私は絶対に周泰の方が強いと信じて疑わなかった。
何故か。まず槍孫策は勇猛はあっても柵が無い。武力を確保しつつ柵の枚数を稼げる周泰は事故死し易いとは言えこの点で優位にある。又、戦器は孫策が『勇猛効果上昇』『最大兵力上昇』なのに対し、周泰は『攻撃力上昇』『迎撃ダメージ上昇』という、まぁ判らぬ人にはわからぬだろうが、槍兵にとっては最強の戦器と言っても過言ではないぐらいこのステータス上昇は魅力的なのだ。
更に、雄飛があんまり役に立たない。そもそも、周泰の意地すら敵の号令を単独で蹴散らすのは困難である。と言うのも、槍孫策にしろ周泰にしろ槍兵な訳だが、あのゲーム、騎兵が一番移動速度が高いのは当然としても、槍兵は弓兵より遅い。
槍兵は近距離戦最強の代償に機動力を失っておるのだな。つまり、周泰や孫策が意地したり雄飛したりした時の一番の対処法は放置である。流石に槍兵で周泰とかと隣接してたって奴は逃げ切れないが、弓兵や騎兵ならスルーは簡単だし槍兵でもある程度距離があれば充分何とかなる。
よって、即発動の意地を持つ周泰すら、号令をかけて固まっている敵のド真中に突っ込んで乱戦に持ち込んでから意地を張らないと碌な戦果を上げられぬのである。無論、邪魔な奴をピンポイントで殺す為に意地を張る事もあるし状況によって色々だが、とにかく何も考えず意地を張っても何せ相手の方が速いかもしくは歩く速度同じな訳で、スルーされて終了である。
これが雄飛となると、確かに終了時死なないのだが、その代わり溜め時間がある。周泰みたいに号令をかけた敵のど真ん中に突っ込んで雄飛をやると、発動前に死ぬ。さりとて近距離で出しても、ただでさえ槍兵は足遅いのに雄飛発動までは動けない為、敵の動きとかこちらの動きによっては雄飛のせいでむしろ不利になる事すらある訳だ。
その上、勇猛は安定性があるのだが上位クラスの戦いになると厳しくなる。っつうのも、孫策より武力が1でも高い奴と一騎討ちになった場合、勇猛があろうがなかろうが相手は全部無双が可能であり、一方孫策は一つだけ激になる。これは仕様の問題で、武力が1でも差がついていると、武力の低い側は無双の出せないバーが一本出てくるのだ。ちなみに絶望的に武力差がついてると無双を出せるバーが一本しか流れてこなかったりする。
まぁ、つまり勇猛があるからと言って安心はできんのだ。他の勢力の武闘派武将は武力8勇猛持ちっていうのが多いからな。
こんな感じで、槍孫策と周泰どっちが強いかと言ったらそれは周泰に決まっておるのだ。
じゃあ槍孫策は周泰の下位互換なのかと言われると、それはノーだ。つうか、私は~~と~~ならどっちが強い、とかそういう議論は嫌いである。状況によって最適なものは違うのだ。一応私が周泰のが強いと言っているのはある条件があるからそれは後述する。
で、そもそも、槍孫策と周泰はカードの方向性が違う。周泰は柵と守りにも攻めにも使える意地、更に戦器も強力な万能タイプ。槍孫策は死なない超絶強化を生かした攻め特化カードなのだ。
つうのも、あのゲーム、最終的に目指すのは『攻城』だ。敵の陣の一番奥まで行くと『攻城準備中』というゲージが出て、これが満タンになると敵の城にダメージが入る。んで最終的に城の体力が多い方が勝つ。
だから、逆に言うと、敵部隊を倒さなくても攻城出来たらそれでオッケーなのだ。だから相手が攻めてる状況で意地したり雄飛しても出来る限りスルーされる。しかし、敵の城の目の前とか、敵の城に張り付いた状況で意地したり雄飛したら流石にスルーする事はできん。
城攻撃力高いしな、槍兵。
そうなると、まぁ周泰は効果時間が終わると死ぬ為基本的に攻城は入れられて一発ぐらいなもんだ。しかし孫策は死なない為、武力+10の恩恵をフルに受け、敵の妨害を跳ね返しながら攻城したり、攻城してる味方を援護したり出来るのだ。
が。
先程言った通り、呉はマトモなぶつかり合いに大変弱い。だからこのブログで何度も言っている通り、呉はガン守りからのカウンターが基本になるのだ。そうなると、呉にとって望ましいのはどっちかと言われたら間違いなく周泰な訳だ。
が、ここまで孫策が没落していると、稼動当初こそ槍孫策マンセー周泰カワイソスみたいな空気に反発し「周泰が最強。孫策イラネ」と公言していた私は逆に孫策を使ってやりたくなるのだ。天邪鬼だからな。私は。
私が最も嫌いな事の一つはその場その場で流行に乗る事だ。
そんな訳で、現在攻めの強い呉単を研究して色々考えてデッキを組んでおる最中である。ううむ。槍孫策、新手腕孫権、程普、孫桓までは鉄板として、残る2コスにパパを入れるか甘寧を入れるか……難しいな。
さて、改めてごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は昨日学部説明会で久しぶりに友人と会い、楽しい時間を過ごせた。ただ、誰かと会うという事を想定していなかった為、非常に汚い私の部屋を見られたがまぁ良い。
ところで。最近、槍孫策が見るも無惨である。似た様な性能の武将として周泰がいるのだが、両者の使用比率は100:1ぐらいであり、つうかここ半年見かけておらん。
無惨だ。
三国志大戦が無印の時から呉に周泰はいた。一方、槍孫策は2になった時に追加されたカードだ。登場当時は騒がれたものである。周泰の役目は終わりだとか周泰の上位互換だとか言われておったのだ。
追加された当時はな。
が、私は追加された当時から絶対周泰の方が強いと信じて疑わなかったのである。新カード周泰より先に槍孫策を入手しても旧カード周泰(ver1のカードだと『戦器』という武将の能力を上げるアイテムが装備できず、少々頼りない)を使っていたぐらいだ。
では、何故こんな事になったのだろうか。槍孫策も周泰も基本性能は同じだ。コスト2の武力7知力4、槍兵である。んで計略の方向性も似ている。周泰は『漢の意地』、即発動で武力が10上がりそして効果時間終了と同時に死ぬ。いわゆる自爆計略という奴だ。
一方、槍孫策は『雄飛の時』。計略ボタンを押してから発動されるまでに1、2秒かかるのだが、発動すれば周泰の意地とほぼ同時間武力が10上がり、しかも効果終了時に死なない。
これだけ見ておるとなんか槍孫策の方が強そうに見えるのは確かだ。何せ、雄飛は少々発動に時間がかかるとは言っても死なないのだからな。
ver1時代から、周泰の異名は『何とかしてくれる人』だった。それは今でも変わっておらん。

このAAが何百回スレに貼られただろう。それほど周泰は偉大な孫呉の守護者だったのである。味方部隊壊滅!迫る敵騎兵!大ピンチの弓兵達!それでも周泰ならきっと何とかしてくれる。
つうか、何とかなった。
武力+10は伊達ではない。いわゆる英傑号令(範囲内の味方の武力が5上がる)をかけた連中がまとめてかかってきても、周泰の意地で蹴散らせるのだ。それほど武力+10は強い。
その上周泰は特技『柵』を持っている。この柵というのは文字通り防柵を戦場に設置できるもので、味方の通過は自由だが敵はこの防柵を乗り越える事は出来ない。敵が七回柵に体当たりすれば柵は壊れる。
呉は弓兵が多く、この国は接近戦に大変弱いのだ。そこを周泰の槍と柵でカバーするのだな。普通に呉バラを組めば柵は周泰のを含めて三枚ぐらい用意できるからかなり頑丈な守りが出来る。
また、呉は正面きっての合戦にもきわめて弱い。本当に弱い。このゲームの一般的なデッキというのは、先程言った英傑号令を持った武将とそれを補佐する武将で構成し、号令を全員にかけて戦闘するというものだ。
一応、呉にも英傑号令はある。若き王の手腕がな。確かに効果時間は他の号令に劣るものの、範囲が広めで計略を持つ孫権がデッキに入れやすい。のだが、普通の号令と当たるとまず勝てない。
と言うのは、呉の武将は全体的に武力が低いのだ。柵持ってたり計略が強かったりする分差っ引かれておる訳だ。周泰も武闘派コスト2だから本来なら武力8なのだが、7だ。柵あるしな。蜀は馬超、趙雲、張飛などなどコスト2の武力8武闘派はゴロゴロしておるし、魏はコスト2武力8こそ夏侯淵、龐徳ぐらいなものの、コストに比して武力の高い武将が全コスト帯で揃っている。
一方、呉はコスト2武力8は太史慈と甘寧の二人だけであり、しかも弓兵は柵が無ければ生きていけないというのにこやつらは柵なしであり、他の武将に柵を用意させる事になる。で、当然柵持ち武将は武力が低いからどうしたって武力負けするのだな。
だから、周泰の意地とかそういう呉特有のとんがった計略に頼らないと勝てないのだ。
ただ、周泰にも弱点はある。武力7は置いておいて、一騎討ちだ。この一騎討ち、上手い奴ほど要らないと断言するシステムなのだが、それはさておき。武将同士が乱戦になった時、一定の確率で一騎討ちというのが発生する。
これの勝敗はスロットと言おうか音ゲーと言おうか、そんな感じのもので決まる。流れてくるバーに合わせてタイミング良くボタンを押すと『無双』『激』『強』『弱』『失敗』のどれかが出る。無論無双が一番強く失敗が一番弱い。バーは五本出てくる。例を挙げると
甘寧vs張飛
甘寧:無双/激/失敗/激/無双
張飛:無双/無双/無双/失敗/失敗
この場合、甘寧側にしてみると
△/×/×/○/○
一方、張飛から見ると
△/○/○/×/×
となる訳で引き分けだ。引き分けならそのまま戦闘画面に戻る。どちらかが勝つと、負けた方は即撤退する。無論、兵力MAXでも死ぬ。
んで、この一騎討ちで流れてくるバーなのだが、武力が高い方が有利になる様に設定されている。更に特技『勇猛』を持っていると有利になる。
で。
周泰の奴めは「武力7」と高コストしては微妙に武力が低く(つまり一騎討ちでは負け易い)、しかも勇猛が無く、その癖頻繁に一騎討ちを起こすのである。酷い時には開幕直後に武力8とか9でしかも勇猛持ってる敵将と一騎討ちを起こして死亡、守りの要を失いそのまま壊滅→落城負けという事すら起こる。
そんな訳で、周泰は一騎討ちが泣き所と言うかアキレス腱というか、そういう感じだったのだな。また、計略の意地も確かに強いのだが、時間が来るとその場で死んでしまう為敵に上手く対処されると犬死する事がある。
犬死せぬとしても、やっぱりコスト2が死ぬのはデカい。コスト8まででデッキを組むゲームだからな。コスト2はデッキの全コスト中実に25パーセントを占める。だからコスト2が死ぬと結構しんどいのだ。上手く守りきってもカウンターが決まらなかったりする。
そこにきて、ver2.0で登場した槍孫策は同じコスト2武力7知力4でありながらも勇猛を持ち、しかも戦器の効果が『勇猛効果上昇』『最大兵力上昇』、その上雄飛が死なない超絶強化だった訳で、まさに周泰の悪かったところを補填した武将に見えたのだ。
が。
だが。
私は絶対に周泰の方が強いと信じて疑わなかった。
何故か。まず槍孫策は勇猛はあっても柵が無い。武力を確保しつつ柵の枚数を稼げる周泰は事故死し易いとは言えこの点で優位にある。又、戦器は孫策が『勇猛効果上昇』『最大兵力上昇』なのに対し、周泰は『攻撃力上昇』『迎撃ダメージ上昇』という、まぁ判らぬ人にはわからぬだろうが、槍兵にとっては最強の戦器と言っても過言ではないぐらいこのステータス上昇は魅力的なのだ。
更に、雄飛があんまり役に立たない。そもそも、周泰の意地すら敵の号令を単独で蹴散らすのは困難である。と言うのも、槍孫策にしろ周泰にしろ槍兵な訳だが、あのゲーム、騎兵が一番移動速度が高いのは当然としても、槍兵は弓兵より遅い。
槍兵は近距離戦最強の代償に機動力を失っておるのだな。つまり、周泰や孫策が意地したり雄飛したりした時の一番の対処法は放置である。流石に槍兵で周泰とかと隣接してたって奴は逃げ切れないが、弓兵や騎兵ならスルーは簡単だし槍兵でもある程度距離があれば充分何とかなる。
よって、即発動の意地を持つ周泰すら、号令をかけて固まっている敵のド真中に突っ込んで乱戦に持ち込んでから意地を張らないと碌な戦果を上げられぬのである。無論、邪魔な奴をピンポイントで殺す為に意地を張る事もあるし状況によって色々だが、とにかく何も考えず意地を張っても何せ相手の方が速いかもしくは歩く速度同じな訳で、スルーされて終了である。
これが雄飛となると、確かに終了時死なないのだが、その代わり溜め時間がある。周泰みたいに号令をかけた敵のど真ん中に突っ込んで雄飛をやると、発動前に死ぬ。さりとて近距離で出しても、ただでさえ槍兵は足遅いのに雄飛発動までは動けない為、敵の動きとかこちらの動きによっては雄飛のせいでむしろ不利になる事すらある訳だ。
その上、勇猛は安定性があるのだが上位クラスの戦いになると厳しくなる。っつうのも、孫策より武力が1でも高い奴と一騎討ちになった場合、勇猛があろうがなかろうが相手は全部無双が可能であり、一方孫策は一つだけ激になる。これは仕様の問題で、武力が1でも差がついていると、武力の低い側は無双の出せないバーが一本出てくるのだ。ちなみに絶望的に武力差がついてると無双を出せるバーが一本しか流れてこなかったりする。
まぁ、つまり勇猛があるからと言って安心はできんのだ。他の勢力の武闘派武将は武力8勇猛持ちっていうのが多いからな。
こんな感じで、槍孫策と周泰どっちが強いかと言ったらそれは周泰に決まっておるのだ。
じゃあ槍孫策は周泰の下位互換なのかと言われると、それはノーだ。つうか、私は~~と~~ならどっちが強い、とかそういう議論は嫌いである。状況によって最適なものは違うのだ。一応私が周泰のが強いと言っているのはある条件があるからそれは後述する。
で、そもそも、槍孫策と周泰はカードの方向性が違う。周泰は柵と守りにも攻めにも使える意地、更に戦器も強力な万能タイプ。槍孫策は死なない超絶強化を生かした攻め特化カードなのだ。
つうのも、あのゲーム、最終的に目指すのは『攻城』だ。敵の陣の一番奥まで行くと『攻城準備中』というゲージが出て、これが満タンになると敵の城にダメージが入る。んで最終的に城の体力が多い方が勝つ。
だから、逆に言うと、敵部隊を倒さなくても攻城出来たらそれでオッケーなのだ。だから相手が攻めてる状況で意地したり雄飛しても出来る限りスルーされる。しかし、敵の城の目の前とか、敵の城に張り付いた状況で意地したり雄飛したら流石にスルーする事はできん。
城攻撃力高いしな、槍兵。
そうなると、まぁ周泰は効果時間が終わると死ぬ為基本的に攻城は入れられて一発ぐらいなもんだ。しかし孫策は死なない為、武力+10の恩恵をフルに受け、敵の妨害を跳ね返しながら攻城したり、攻城してる味方を援護したり出来るのだ。
が。
先程言った通り、呉はマトモなぶつかり合いに大変弱い。だからこのブログで何度も言っている通り、呉はガン守りからのカウンターが基本になるのだ。そうなると、呉にとって望ましいのはどっちかと言われたら間違いなく周泰な訳だ。
が、ここまで孫策が没落していると、稼動当初こそ槍孫策マンセー周泰カワイソスみたいな空気に反発し「周泰が最強。孫策イラネ」と公言していた私は逆に孫策を使ってやりたくなるのだ。天邪鬼だからな。私は。
私が最も嫌いな事の一つはその場その場で流行に乗る事だ。
そんな訳で、現在攻めの強い呉単を研究して色々考えてデッキを組んでおる最中である。ううむ。槍孫策、新手腕孫権、程普、孫桓までは鉄板として、残る2コスにパパを入れるか甘寧を入れるか……難しいな。