goo blog サービス終了のお知らせ 

霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

爆破

2008年01月01日 22時06分51秒 | アニメ、ゲーム、映画等
あけましておめでとう、諸君。いかがお過ごしかな。私は受け取った年賀状がたったの三枚で涙目である。その上HDDクラッシュとは言わぬが住所録を入れていたディスクがお亡くなりになられた為、友人には一枚も年賀状を送れなかった。喪中でここのところ年賀状を出していなかったから、最早私のところには二度と送られてこないだろうな…


さて、そんな新年早々のどうしようもない話はどうでもいい。先日AVP2を見た時からずっと考えておったのだが、どのシリーズも爆発ENDばかりな気がする。初代AVPはプレデター爆弾で遺跡を爆破。AVP2はエイリアンの増殖を抑えきれなくなった米軍が、町の広場で住民とともに抗戦しながら救援を待つ警察に「救助ヘリが向かっている。あと10マイルだ」とF-22って書いてあるレーダー見ながら大佐が言いつつ街ごと汚物を消毒。

エイリアンシリーズも、3こそ爆破ではないが所詮は黒歴史であるからカウントしない。ま、3が乙なのはギーガーだけのせいじゃないんだが、ともかく。初代エイリアンでは、宇宙船ノストロモ号内に潜むエイリアンを狩りだそうと頑張るも逆に狩られるという駄目な感じになり、仕方なくリプリーはノストロモ号爆破を決意。救難艇に乗って脱出する。

2では、中盤でエイリアンの巣に突入した際核融合炉が破損。炉心が暴走をはじめ、最後には核爆発でエイリアン消滅。4となると、オモシロ剛毛将軍とかが悉く死んだ後、リプリーとアンドロイドが協力して宇宙船を地球に衝突させ爆破。

今思えば、宇宙船の自動運航機構を弄れるなら、加速させて地球に落とさなくてもそこらの小惑星にぶつけた方が良かったんではなかろうか。爆発を見る限り、とばっちりで軽く万単位の人間が死んでる様な気がするのだが。

ともあれ、一方のプレデターを見てみよう。初代でシュワルツェネッガー知事と激戦の末敗れたプレデターは、恥じたのか何なのか知らぬが何の脈絡もなくプレデター爆弾を起動させて自爆。

2ではハリガン警部との戦闘中、プレデターは何故かプレデター爆弾を起動するのだが、プレデター爆弾のついた左腕をハリガン警部にプレデターUFOで斬り落とされ自爆失敗。爆破ENDではないが、爆破しようとしているのは同じである。

つまり、エイリアンもプレデターもAVPも爆発ばっかりなのだ。爆発。エクスプロージョン。そうなると思い出してしまうのが↓こいつらである。





我らがMYTHBUSTERS、怪しい伝説のアダムとジェイミーである。ついでにトリーとキャリーとグラント。

以前も紹介したが、この番組は米国のいいところだけを集めた様な物体である。特撮業界大手の社長ジェイミー・ハイネマン、そしてフリーランスにも関わらずジェイミーとサシでやりあえるアダム・サヴェッジ。天才である。事実、番組内でも二人は凄い事をしておる。

例えば南北戦争のロケットを検証した時。南北戦争末期、南軍がバージニアからワシントンDCに向けて弾道弾を打ち上げたという都市伝説を検証したのだが、どうやって検証するかと言えば、勿論自前でロケットを作るのだ。

無論二人だけで何もかもやった訳ではないが、当時既に存在していた技術のみを用い、ついにロケットを完成させる。ガワに水道管を使い、燃料の亜鉛化窒素を合成し、綿火薬も自作。当然、火薬と亜鉛化窒素の混合配分を間違えると燃焼ではなく爆発になるからそれを調節する弁も製作。結果、たったの二日でロケットを完成させたのである。

まぁ流石にバージニアからワシントンまでは飛ばなかったがな。

こんな天才達が、全力で阿呆なことに取り組むのがこの番組だ。この南北戦争ロケットも、番組の一番最後で長距離ロケットなんて当時の技術じゃ物理的に無理とか言い始める始末だ。頭で無理と考えるのは簡単だしどうでもいいが、それに天才達が果敢に挑んでいくところが面白いのである。

で、最近のこの番組の傾向としては、何をしてでも結果だけは再現するというものがある。先日放送された『車上荒らし伝説』は、車上荒らしが車のドアをガチャガチャして無理矢理開けようとしていたらサイドエアバッグが作動し、車上荒らしは自らの工具で脳を突き破られた、という都市伝説だった。

ところが、検証中、サイドエアバッグは実は扉の中には無いという事が判明。これではどんなに頑張って実験しても実現不可能である。そこで、誰かが「扉に力が掛かればサイドエアバッグは作動するんだから、苛々した車上荒らしが扉を蹴ってエアバッグ作動というのはどうだろう」とか言い始める訳だ。

日本の番組じゃ芸人が突っ込んで終わりだが、連中は扉蹴りマシンを製作して実験に挑んだ。だが人間の力と同じだけのパワーで蹴っても効果はなく、「車上荒らしは超人なんだ」とか言って人間の力の十倍ぐらいのパワーで蹴ったところ、エアバッグは作動しないわ扉蹴りマシーンについてた靴が砕け散ったりする。

それでも、どうしても工具に串刺しにされる車上荒らしの姿が見たい彼らは、空気圧で大砲の様に工具を射出する装置を製作、ついにダミーを串刺しにするのである。


そんな彼らが最も好むのは爆発な訳だが、もしAVPシリーズの世界に彼らが存在した場合、どうなるのだろうか。



エイリアンはイサカで倒せる伝説byエイリアン2



エイリアンクィーンはパワーローダーで倒せる伝説byエイリアン2



エネルギーガンの無いプレデターは弱い伝説byAVP




で、色々とこまごまとした実験を実施。そして脱線へ…






























































その後、現場で

AVP2感想 クリーナー・スネーク

2007年12月31日 22時59分49秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。本日は大晦日であるから、皆実家で過ごしておるのだろう。問答無用で休めるのは正月ぐらいだ、休める時には休んでおいた方が良いぞ。まぁ職種によってはかきいれ時なんだがな。神社仏閣とか。

さて、昨日の更新をサボってしまったのだが、めんどくさかったとかそういうのではなくて物理的に不可能だったのだ。と言うのも、昨日私は友人と一緒に四人でAVP2を観に行ったのだが…今回一緒だった友人は、終電の時間まで遊ぶ事が多いもののその時間になると迅速に解散する事が多いのだ。これが私の家で遊んでたら十中八九、三名様御宿泊となるのだが、今回は映画館だから解散して帰宅だろうと思っておったのだ。

とは言え映画を見るだけではつまらん。で、午後七時に映画館を出た後適当に夕飯を食べたり横浜に移動したりしてカラオケにでも行こうかという話になったのだが、時間が時間で時期が時期故にどこもかしこも混んでたのである。一時間待ちって言われた。

で、代案としてボーリングとかゲーセンが提案されたのだが悉く人の山だったのだ。んでどうしようかと考えている内に誰かが「飲んで時間潰して、徹夜カラオケにしよう」と言い出し、んでまぁ私の喉が潰れたり潰れなかったりしつつ本日朝六時に帰宅した次第である。

いや、徹夜カラオケが嫌だった訳ではないぞ?強いて嫌だった事を言えば、私の歌唱力が著しく下がってて比較的恥ずかしかったのと、ランカーが自重しない事ぐらいだ。全国ランキングが99点がザラって、どれだけやりこんでるんだ。

正直に言って徹夜カラオケは予想外だった為、クスリを持って行かなかった。おかげで家に帰った頃には禁断症状に苛まれたりしたが、少々飲み過ぎた。昔は毎日冷酒をあおっていたのだが、最近は全く酒をやらぬのだ。クスリの効果が乱れるし、一人の酒は不味いからな。

で、久し振りの酒で日本酒を見たらどれもハズレ銘柄だった為、梅酒をロックで何杯かあおっていたら、スクリュードライバーを発見した。ここのところ飲み屋などには全くもって行っていない故に、ついつい懐かしさで注文してしまったのがいけなかった。

そもそもスクリュードライバーは女を酔わせてベッドインという酒で、飲みやすい割に強力なのだ。最近ではあまりに名前が知れてしまって男がスクリュードライバーを注文しようとしても女が拒否するぐらいである。そんな酒を懐かしさでついついスクリュードライビングしすぎた為に割とフラフラで帰宅したのだ。ただ酒飲みの意地か、二日酔いにはならなんだな。



まぁそんな訳でAVP2即ちエイリアンズvsプレデターを見てきた。で、どうだったかと言われると…まぁ、その、なんだ。

やっぱり微妙だった。

ただ、個人的にはAVPやエイリアン3及び4より高評価である。何故って、エイリアンとプレデターばっかり出てくるからである。前作のAVPはエイリアンもプレデターも一時間ぐらい経たないと出てこなかった上に大した戦闘が無かったからな。嗚呼、闘争とはかくも美しき哉。


それであらすじなのだが、AVPと直接繋がっておるからAVPのラストを確認しておく必要がある。AVP終盤、イケメンプレデターもといエリートプレデターと彼に戦士として認められた女(レックス)は、エリートプレデターの携帯端末に仕込まれた爆弾で遺跡を爆破、地上に脱出する。

しかし息つく間もなくエイリアンクィーンの追撃を受けてしまう。クィーンのその強靭な生命力はプレデター爆弾にさえ耐えきったのである。既に重火器の全てを失っていた二人だったが、こういう逆境を覆す事こそ武人の本懐。戦闘民族サイヤ人に並ぶプレデター魂が燃える。

Eプレデター「あの売女、こっちの兵装を見ただけでもう勝ったつもりか」
レックス「らしいな。では教育してやろう

酸の液体を無視してクィーンの身体を裂くプレデター手裏剣、必殺の空中プレデターランス、レックスのエイリアン尻尾攻撃、強制落下といった猛攻を受け、ついにクィーンは敗れた。だが、同時にエリートプレデターも力尽き息も絶えてしまう。儀式を監視していたプレデター母船の族長は、レックスに勇者の証であるプレデターランスを与えそして旅立った。恐らくは勇者の骸をプレデターの星に持ち帰る為に。

ところが予期せぬ事態が発生する。あのエリートプレデター、実は一度フェイス☆羽☆賀フェイスハガーの攻撃を受けて寄生されていたのだ。

しかも悪い事に、エイリアンには『宿主の特性を受け継ぐ』という特徴がある。だから、人間から生まれたエイリアンでも頭の良い人間から生まれたら利口なエイリアンになるし、逆に脳筋の人間から生まれたならば脳筋になる。エイリアン3では牛とか犬に寄生して牛リアンとか犬リアンが誕生していたな。

戦闘民族であるプレデターからしてみれば軟弱貧弱を窮める人間から生まれたエイリアンですらあれだけ強いのだ。初代プレデターを見て判る通り、異星人の不法滞在を断固として認めないシュワルツェネッガー知事の攻撃すらまるで効かなかった。と言う事は、プレデターから生まれたエイリアンは滅茶苦茶に危ない生命体という事になる。しかも宿主は肉弾戦でクィーンをも打倒した猛者である。こうして、最凶のエイリアン、プレデリアンが誕生するのだ。


ちなみにこのプレデリアンだが、実は件のカプコン版エイリアンvsプレデターにも出てくる。


残影で移動するプレデリアンさん(住所不定無職)


検死するプレデター・ウォリアーさんとプレデター・ハンターさん(プレデター星在住、国家認定一級狩猟者)

まぁ、画面にはマッド・プレデターとある様に本来なら違う名前になっていたのだが、版権だかの関係上正式には『プレデリアン』という事になっている。ララァ専用モビルアーマーと同じ理屈である。

このプレデリアンはエイリアン成体ではなく寄生された状態で暴走していたのだが、今作のプレデリアンはチェストバスターから脱皮を経た立派なエイリアンだ。顔のあたりがプレデターに似ており普通のエイリアンより一回り大きいのが特徴である。ただ、似てるのは似てるでもプレデターの顔じゃなくてプレデターマスクに似てるのだがどんな風に遺伝子融合を果たしたのだろうな。


さて、プレデリアンが誕生してしまったプレデター母船は地球に落下。アメリカのコロラドに不時着と墜落を足して二で割った感じで着陸する。機体はバラバラになったがプレデターもエイリアンも生きていたからな。攻勢迷彩といったところか、アクティブステルス機能が生きたまま落ちたらしく米軍やらNASAの警戒線を尽く無視して落下したのだな。

マズい事になった。そもそもプレデターにとって地球人は狩猟の対象とかエイリアンを生み出す為の宿主である。だからエイリアンが下手に繁殖して人類が絶滅したり、プレデターの存在が知られたりするのは避けたいのだ。

母船落下を知ったプレデター星から、ザ・クリーナーと呼ばれるプロの狩人が出動する。彼に課せられた任務は二つ。逃げ出したエイリアンの絶滅及びプレデター母船や宿主にされた人間といったあらゆる証拠の隠滅である。実際、彼の活躍によりプレデター母船は跡形もなく破壊され、初期に寄生された宿主の遺体はも消滅する。ポーションで。

んでこのザ・クリーナーなのだが、どう見ててもアレに見えるのである。確かに動きはもっさりしておる。民族も異なる。バンダナも巻いていない。声も大塚じゃない。しかし、単独での潜入任務だし、武器も装備も現地調達だし、ステルス迷彩持ってるし、ソリトンレーダーみたいなの持ってるし、潜入方法がスネークイーター作戦と同じだし、その、何だ。

奴はネイキッド、ソリッド、リキッド、ソリダスに続く五人目、クリーナー・スネークなのである。

潜入方法はスネークイーター作戦と全く同じ。違うところは高度ぐらいだ。母機から切り離したドローンで大気圏に突入、低高度まで加速し続けその後逆噴射、そして要員を射出、着地する。この辺の時点ではまだ私の脳内ワールドもまともだったのだが、プレデター母船の残骸まで来て装備を回収したり母船の端末に携帯端末を繋げて情報を集めたりしだすともう駄目だった。

脳内ゼロ少佐「今回は君の武装にエネルギーガンを追加している」
脳内スネーク「武器も装備も現地調達がFOXじゃないのか?」
脳内ゼロ少佐「この作戦では、ある程度君がいた証拠が必要なんだ」

脳内偽物大佐「ライd…スネーク、そこにノードがあるだろう」
脳内スネーク「この端末のことか」
脳内偽物大佐「ノードにアクセスすると、その区域のマップがロードされソリトンレーダーが使用可能になる。ノードにアクセスする場合は、ノードの前でアクションボタンを押すんだ

こんな感じである。証拠隠滅中に警官に発見された時は脳内フィルタで警官の頭に『!』マークが点灯し、何も喋っておらぬのに「誰だ!」という声と効果音と音楽が流れ始め、画面上部にALERT 99.99と表示される始末だ。



まぁ、その、何だ。結局は人間が要らないという結論に行きつくのだがな。エイリアンが地球の土着生物だったとかそういう設定ならばいい。喜んでプレデターは狩りに来るだろうし、地球人とエイリアンが戦争しているだろう。人間が出てくる余地がある。

しかし、エイリアンはそもそもプレデター以外の異星人の生物兵器であり、それを見つけたプレデターが狩猟の対象にしているのだ。確かに地球かそれに類する惑星の様な舞台は必要だろう。闘争のステージはな。

が、地球人は必要ないのだ。

また、プレデターと人間が協力すると熱狂的ダッチ・シェイファー原理主義者(プレデターの狩人としての矜持を認めない初代プレデターの勘違いお馬鹿さん)がお怒りになられる。彼らには、カプコン版AVPの「死ニタクナケレバ ツイテコイ」とか「マタ アオウ」(今度は敵として)といったプレデターの戦闘民俗的な魂は伝わらないのである。とは言え観客はエイリアンファンとプレデターファンであるから、無碍にはできぬ。

結果的に、エイリアンズとプレデターの闘争というカオスから脱出しようとするパニックホラー的な方面に行かざるを得なかった。この方向性自体は正しい。ただ、いくつかの致命的な欠陥があってな。

・プレデリアンがプレデターに似すぎててプレデリアンなのかプレデターなのか判らない事が多々ある。と言うか宿主の特徴を受け継ぐ筈なのに何故プレデターマスクに顔が似てるんだ。口とかは素の顔に似てたけど。

・人間がほぼ全員mob

・エイリアンの大繁殖が遅すぎる為、脱出という本題に入るのが終盤になってからになってしまっている。スネークがスネーキングしてた時期はファンとしては面白かったが、人間の脱出が大変つまらない。

・スネーク、エネルギーガンに頼り過ぎ。

・スネーク、エネルギーガン以外の武器を使うのが遅過ぎ。残り三十だか二十分ぐらいになってからようやくプレデター手裏剣とか新武器のプレデターウィップを使い始める。


あと、最後に一言。


















































ま た 爆 発 E N D か

人工少女3買った

2007年12月01日 23時57分37秒 | アニメ、ゲーム、映画等
久しぶりだが、諸君元気でおるかな。全然更新しておらなんだが、その、なんだ。多忙というのも無いではないが、精神的に死亡してたというのが主な理由である。まぁ、どうにかこうにか復活できた訳だが。


さて、年末商戦に向けて出した廉価版PS3は順調に売れている様であり、一方同じく現負け組のXBox360も廉価版が売れておる様だな。で、ソフトの方もwiiを含め全機種で最後の切札が出してくる様子だが、XBox360が用意してきたRPGは直木賞作家がシナリオを担当した大作RPGだそうである。

おい。

おいおいおい。

直木賞と言えば、近年は珍プレー文学大賞とか呼ばれている文学賞である。人によっては、何かの間違いで受賞したとしても恥ずかしくて辞退するとさえ言われている状態だ。

間違いない。これは地雷である。それも核地雷だ。


よって、故障率のせいで元から放置気味だったXBox360の放置は確定である。エスコン6も地雷だしな。wiiが年末商戦に投入するゲームはwiiトレーニングだか何だかとかいうエクササイズソフトらしい。DSと同じくアイディア勝負感が否めないが、まぁともあれゲームじゃないから放置。

唯一持っている次世代ゲーム機のPS3はグランツーリスモ5だが、私は頭文字D派であるから結局こいつも放置である。まぁ流石に次世代ハード&インストール必須という次世代機の性能を生かしきる状態なだけあって映像は非常に綺麗である。

よって、自動車界が誇る変態ダブルライダー企業技の1号スズキ、力の2号日産の内1号が今も生産する変態車ジムニーが使えるなら考えても良い。良いのだが、今のところ各自動車会社の旗艦車種しか使えない気配であるから放置だな。もしくは交通安全課ドリフトに必須のヴィヴィオが使えれば。

ちなみに4だとどっちも使えなかった。黒井先生のワゴンRは使えたんだがな。



まぁこんな具合で、私が狙うゲームはもうないのだ。年内発売のゲームは全滅というか絶滅である。嘆かわしいことだが、しかしまだ希望はある。何を隠そう、エロゲ界最凶の変態企業illusionが11月30日に実戦配備発売した人工少女3である。

まぁwindowsで動かす訳だが、ゲームには違いない。

エロゲだが、ゲームには違いない。

ただ私にしてみれば、このゲームソフト、ソフトウェアはソフトウェアでもゲームソフトウェアじゃなくてツールソフトウェアである。ツール。tool。wordとかphotshopとかと同じ種類。

と言うのもだな。airとかみたいにノベルゲーでないエロゲという事はほぼイコール抜きゲーである。エロが目的という訳だ。んで、このillusionという会社は3Dモデルの女を使ったエロを提供するエロゲを作る企業である。

しかし、エロをやるにしても少々問題があってだな。エロを提供するにはいくつか満たさなければならぬ前提条件がいくつかある。例えば本物の女であれば、極端な話、剥いて写真を撮ればエロとして成立するのである。

しかしながら、illusionが提供する女はあくまで3Dモデルだ。よって、ただ裸にしただけでエロになるという事はない。ではどうやれば世の男どもがハァハァ言いながら欲情してくれるか。

それに対する一つの解答として提示されたのが、人工少女2だ。発売されたのは結構前なのだがな。で、どうやってエロを成立させるかと言うと、人工の名が示す通り、自分で女を作るのである。

髪の毛の色や髪型、口元の形や瞳の色、そういった部分を弄る事で理想の女を作り出すのである。これならば、確定でエロとして成立してくれる。理想の女とか言うとスクライドの誰かを思い出してしまうが、要はキャラクターメイカー、キャラクターメイクジェネレータを実装するという発想で作られたのが人工少女2だった。


ただ、だな。これ、確かにエロゲなのだが、同時に3Dのキャラを自在に(とは言っても限られた範囲内での話だが)作れるソフトでもある。諸君ならばそろそろ何を言いたいか判っておると思うが、このソフト、私が書く小説の登場人物の参考用外見データ作成ソフトとして使っておったのだ。

私は基本的に発想が貧困だから、様々なゲームとか漫画とか古典とかから発想を拝借する訳だ。とは言え、外見まで完全フルコピーという訳にはいかん。私なりにアレンジを加えてやらねば流石に書けない。書けないのだが、実際に書こうとすると外見とかを説明する時具体的にどう書こうか悩む。本気で悩む。

こういう時の対応方法は二つある。辞典を引いてそのキャラを表せそうな単語を探したり、その人物のイメージに近いキャラの外見を引用(とは言っても丸写しはせぬが)したりする。人工少女は後者の目的で使っておった。

勿論前者も有効な手段ではあるのだが、やはりそれだけだと厳しい。こういう時、やはり具体的な絵が欲しくなる。私に絵心があれば、脳内のイメージにしたがって自分で描いてしまえば良いのだが、絵を描かなくなって八年ぐらい経ってる為全く描けぬ。

そこで人工少女を投入したのだな。人工少女2のカスタマイズ性は言うほど高くないのだが、それでも役立った。女だけしか作れぬが、それでも役に立った。ちなみに、このカスタマイズ性を胸のみに特化したのが稀代のアホゲーおっぱいスライダー2だ。

アホか。

まぁそれは置いておいて、今回の人工少女3である。百聞は一見に如かずというが、まさにその通りであるから体験版を落として試してみるのが良かろう。向こう一、二年ぐらいは女キャラの描写に困ることはない。それほど良い出来なのだ。



ところで、このゲームだが実はまだ手元に届いておらん。illusion公式通販で買ったのだが、公式通販サイトはメールアドレスを登録してIDとパスワードを発行してもらわないと買えない。んでこのメールアドレス登録に時間がかかって予約が遅くなってしまったのだな。

んで、メールアドレス登録時、記入事項の最後に「illusionへの御意見」とか何とかそんな感じの項目があったから、「人工少女2も小説とかのキャラジェネレータに使ってました。3もその予定で買います。人工少年…は無理だろうけどこれからも期待」という感じの文章を入れたのだ。

で、IDを発行してもらった訳だが、illusionが決めた私のID、それは



s y o u j o



であった。

どうやら、私はメーカー公認の愚民らしい。やはり変態企業illusion、侮れぬなとか何とか言いながら通販サイトで予約したのだが、記入事項の中に『品名』というのがあった。

服を買えば服、本を買えば本と書かれる訳だが、漢らしくエロゲと書く奴はいないのである。大人の玩具が主に健康器具って品名で送られてくるのと同じ原理だな。デフォルトはPCソフトだったのだが、まぁ家族持ちの奴もいるだろうから適当な品名に変更できる様になっておった訳だ。

で、私をメーカー公認愚民にしたillusionのクオリティに応え、品名を



人工少女3



にしてやった。illusionのクオリティが発揮されるかどうかが気になるが、それ以上に気になるのはサガーワならぬ佐川急便のクオリティである。もし本当に人工少女3と書いて送って寄越したとしてだ、最終的に持ってくるのは佐川急便のお兄ちゃんだ。そして、サガーワは代引きを届ける前に電話して配達先の人に品名を言って確認する運送会社なのだ。

明日か明後日には届くだろうから、期待して待つ次第。

真・三國無双5レビュー

2007年11月26日 20時42分10秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は今日も今日とて鬱こもりである。それでも授業があれば大学に出向くぐらいの元気はあったから、一応上向いてきてはいる様だな。上向くのが遅すぎな気もするが気にしない方向でいく。

さて、昨日無双5を買ったという話をしたが、その出来とかレビューは書かなかったな。まぁ、結論から言うとやっぱりクソゲーだった。お陰で、今年の年末はエースコンバットシリーズにしろ無双シリーズにしろ各社の看板が悉く壊滅という最悪の状況である。年が明ければデビルメイクライ4とかメタルギアソリッド4とかが視野に入ってくるが、今年発売のビッグタイトルはもうない。本当に最悪だ。

私が購入予定のゲームは、年内だと残すところ人工少女3ぐらいであり、しかも私の場合ゲームとして遊ぶ気が全く無いからゲームに関しては最悪の年だったと言えよう。結局一番遊んだゲームってデビルメイクライ3と三國無双2、あとはPS版バスタードに家庭用イニDと次世代のじも無い連中ばっかりである。一番新しいゲームがDMC3SEって。あれの発売二年前じゃないか。



ま、そんな訳で最悪の一年の最後を飾ってくれやがったのが無双5(windowsゲー除)である。いや、その、なんだ、クソゲーである事は発売する前から判ってた。とうの昔に判ってた。何度でも言うが、判ってた。スクリーンショットを見るだけでもう駄目な気配だからな。

何が良くないって、爽快感が無い。これだけでクソゲーたりえる。何せ、爽快感こそ無双の醍醐味であり謳い文句だったのだからな。だが、今作には爽快感が無い。

何でって、まず一つは兵隊である。まずやられる時の声が酷い。エロゲの悪役でもここまで酷くない。まぁ流石にマスターオブアリーナのゲーム史上に残るアレよりかはマシだが、それでも、あの情けない「うわぁあ~」とかいう声をハモらせながら敵が倒れるのを見ておるとこっちまで情けない気分になる。

その上、昨日の日記に書いた通り、近年の無双は雑魚兵のローポリ化が進んでおる。判りやすく言えば、雑魚兵の3Dモデルが進化している。全力で悪い方向にな。

真面目な話、ショボすぎる。これは酷い、とかそういう次元ではなくショボい。まだ無双2の雑魚兵のが作り込まれてる。しかも今回、次世代機とあって武将のモデルはそれなりに綺麗になっておる上、悪い事に背景が滅茶苦茶に綺麗である。美しいとさえ言える完成度である。故に、明らかに手抜きな雑魚兵が浮いて見えるのである。

しかもなんだか大量にごっちゃごっちゃと動く残念な仕様になってしまった。PS2時代の雑魚兵は大抵五人一組になって行動しており、例え二十人の集団として動いておっても実際には五人四組として動いていた。その上で集団戦が成立しておったから、ビシッと決まったのだ。

今回は数えるのがめんどくさくなるぐらいの量の集団でわっせわっせと動いておる。多分、一集団につき50人はいるだろう。その人数が固まってどっすんどっすん動いており、しかもローポリなのもあいまって間違えて真・ピクミン無双5を買ったのではないかと錯覚してしまうほどである。

ちなみに、5の新要素で数少ない良いところである攻城戦では、味方の兵隊が敵城を攻略する為の破壊工作をしてくれる。具体的には、城壁周辺の守備隊を排除してやると味方の兵隊がやってきてせっせこせっせこ投石器や雲梯を作って設置し、最後には衝車を作って城門を破壊してくれる。これを援護する訳だが、まぁそれなりに練り込まれた感じのシステムだ。

ただ、その、なんだ。作業してる味方の兵隊を見ていると和むと言うか、ローポリだったりわっさわっわ動いてたりしてるのを見てると気分はピクミンであり、やっぱり真・ピクミン無双5なのかと頭を抱えてしまう事になる。


さて、ただでさえ殴る相手がこけしならぬピクミンで殴り甲斐が無いと嘆かねばならぬのに、爽快感を奪った要素がもう一つある。今回から新しく導入された連舞システムである。

以前であれば、□ボタンを押すと武将ごとに固有の通常攻撃モーションが出て、最大六連撃まで出せた(4のエボ攻撃は取り敢えずおいとけ)。で、六連目まで出し切ると槍を物凄い勢いで振ったりして敵を吹き飛ばせた。

この通常攻撃六連以外にもう一つ攻撃手段があった。チャージ攻撃である。これは□で出せる通常攻撃と組み合わせて使えた。例えば何もしてない状態から△を押すと周囲の敵の防御を弾いたりするC1が出るし、□四連から△を入れると敵を空中へ打ち上げるC5が出せた。

武将ごとに攻撃モーションは違う訳だが、共通しているのは通常攻撃六連もしくはチャージでないと敵は吹き飛ばないという点である。逆に言えば五連で止めれば敵が吹き飛ばないという事になる訳だが、何せ無双は敵の群れを殴り飛ばすのがウリである。敵を吹き飛ばしてやる事によって爽快感を得るのだから、この点は重要だ。

一方、5では□で弱攻撃、△で強攻撃という簡単な区分けになった。弱攻撃は押し続ければ永遠に続く。一段目→二段目→三段目→四段目ときてそれでも□を押せば、再び一段目が出る仕組みである。強攻撃もほぼ同じだが、弱攻撃から強攻撃に繋ぐ事はできても逆はできない。で、連舞ゲージというのがあって、このゲージが溜まると攻撃が多彩になっていくのだが…

メリハリがなくなった。何せひたすら□を連打しておれば攻撃が途切れないのだから、特に連舞ゲージが低くて強攻撃が使いにくい序盤では特に連打ゲーになってしまう。以前なら、通常六連で敵集団を吹き飛ばして敵将に近付いて、背中から通常攻撃入れて五段で止め、もう一回通常攻撃出してC5で打ち上げて…といった具合に戦法を組み立てられたのだが、今作では□を連打してダラダラと攻撃し続けるだけである。

んでまたこのモーションが酷いんだ。4のエボリューション攻撃などと比べる事はエボ攻撃に対し失礼と言えるほどである。これは口や文で説明しきれるものではなく最終的には自分でやってみないと判らないのだが、弱攻撃を延々とやり続けるのは本当に萎えるぐらいgdgdなのだ。じゃあ強攻撃はと言われると、まぁ確かに連舞ゲージが上がれば段数は増えるが、MGS2の刀装備ライデンのがまだ気の利いた技を出せるという駄目っぷりであるからもうどうしようもない。

むしろ連合vsザフトのがいい技出せるって時点でどうかと思う。爽快感とかとは完全に無縁のゲームなのに、アレ。つうか、もしカプコンが次回作を本気で作ったら戦国BASARAに抜かれかねない。戦国PAKURIと言われてたのが戦国HONKEになりかねんのだ。それぐらい酷い。


他にも色々と酷い点はあるのだが、殊爽快感に関し言及すると大体こんな感じである。雑魚兵にしろ攻撃にしろビシッと決まるところがなく、メリハリなくただただグダグダと進んでいくだけだ。しかも次世代機だからってんで雑魚兵を増量した結果、気付いたら千人斬ってたなんてのはザラである。達成したところで嬉しくないどころか哀愁を感じる。



まぁ、そんな訳で、無双はもう諦めた方が良さそうな気配である。3で無双の方向性を誤らせたへたれゲーマーども、豆腐の角に頭ぶつけて死ね。

無双シリーズ退化の歴史

2007年11月25日 19時26分01秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。沙汰なしで死んだんじゃないかと思っておった人もいるだろうが、いつも通り精神的に死んでただけである。今日も今日とて我が家の改装作業に一日を費やし、ようやく終わってぐったりしてるところだ。

まぁそんな中でも何もやっていなかった訳ではない。別に何かをやりとげたという事はないが、四六時中鬱モードで寝込んでいるほど酷くはないからな。じゃあ何してたんだって言われると、その一つとしては三國無双5を購入しちょろちょろとやっておったというのが挙げられる。


いやまー、しかし、その、何だ。元より地雷は覚悟の上で買っておるからな。製作元こそオメガフォースだが基本的にはKOEIの下請けだ。KOEIというと、一般人は「ああ、歴史ゲーばっかり作ってる会社ね」と答え、軽度のゲーマーは「完全版商法マジ死ね」と答え、私みたいな重度のゲーマーは「実はエロゲもやってますwwwwフヒヒwwサーセンwwwww」となる。

いやまぁしかし、KOEIも悪いところばかりではない。私のイメージとしてのKOEIは、顧客の苦情に誠実に対応するものの誠実すぎてクソゲー化してしまうきらいのある会社である。

いい例が無双シリーズだ。三国2は神ゲーだったが、様々な苦情が殺到し、3以降クソゲー化した(4はまだまともだったが)。その苦情の中でも最高難易度における苦情として多かったと思われるのは、『弓どうにかしろ』『光学迷彩やめろ』といったところであろう。

三国2の最高難易度は難しいのだが、その難易度のバランスが絶妙な形で取られていた。柱を成すのは雑魚兵、弓兵、武将である。

まず雑魚兵だが、最高難易度では敵雑魚兵が大量に沸いて襲ってくる。襲ってくるが、まぁ殴られたところで大して痛くはない。但し異様に固く、殴っても殴っても吹き飛ばしても吹き飛ばしても死なず、このせいで、プレイヤーは敵陣に突撃するとまず孤立する。

次に弓兵だが、こやつらが撃ってくる弓は一発でも食らえば大ダメージである。先日弓防御の低い夏侯惇でやっておったら弓三本でHP三割持っていかれた時には流石にこれはマズいだろうと思ったりしたのだが、とにかく弓のダメージが大きい。

これでバランスを取っているのだ、このゲームは。最高難易度であるからには難しくあらねばならない。だから敵陣に突っ込んだプレイヤーが敵陣内で孤立するのは当たり前である。しかし、そうなると当然四方八方を囲まれる訳だから、雑魚兵がまともな攻撃力を備えておると一分と経たず背中から殴られて死ぬ。

リアルかもしれんが、ゲームとしてはてんで駄目なのは明白である。これが楽しいと思う奴は、こう、なんというか、あれだ。プロだ。色んな意味で。

話が逸れた。とにかく、雑魚兵に攻撃力を持たせる方向性で難しくしていくと、ゲームバランスが非常にとりづらい。かといって攻撃力の代償に装甲を薄くしたりHPを下げると、今度は最高難易度なのに取り敢えず殴ってればゲームクリアという事態になる。

そこで、弓兵に攻撃力を持たせた訳だ。雑魚兵はプレイヤーを孤立させる部分だけを担当し、ダメージを与えるのは弓兵に任せておる訳である。惜しむらくは、ダメージ担当故に弓兵は装甲が薄くないとならぬのになかなか死なないと言うか諸葛亮先生とかだと下手すると返り討ちにされる状態であり、叩かれたのだ。

実際、私も弓兵の装甲はもっと薄くしていいと思う。無双乱舞(必殺技な)を全段入れても死なないってのはまずいだろう。いくらなんでも。いやまぁ物理的に捌ききれないって訳ではないがな。所詮点が飛んでいく線の攻撃に過ぎぬから、横移動を上手く利用すれば弓兵を一発も殴らずに武将を斬ることも可能だ。

また話が逸れた。で、最後の要素が武将である。武将はそれぞれ『軍団』というものを持っており、そこらを歩いてる兵隊を統率している。文字通り武将という訳だ。この武将さえ倒してしまえば、敗残兵は放って置いても死ぬ。友軍に殴られてな。

先程説明した通り、雑魚兵はプレイヤーが殴ってもなかなか死なない。とは言え雑魚兵を殺さない事にはゲームが進まない。そこで、武将を倒せば残りは味方が何とかしてくれる、という次第だ。味方が勝手にやってくれるのだから、戦場を飛び交う矢にビクビクしなければならないいう事もない。


大体、三国2はこういう思想の下にゲームバランスが調整されていた。よって、武将もそんなに怖くない。いや、確かに攻撃力もあるし雑魚兵とは比べ物にならぬぐらい堅いのだが、雑魚兵の群れと一緒にプレイヤーを四方八方からタコ殴りにするから強いのだ。これが敵陣から叩き出されてプレイヤーとタイマンとなれば、確実にプレイヤーが勝つ。所詮、武将など攻撃力が高くて防御が堅くてHPが高い雑魚兵に過ぎぬ。

つうか、タイマンで強かったら困るだろう。多対一前提のゲームなのに一対一でも苦戦する相手が出てきたら大変である。そんな奴が雑魚兵と一緒に襲い掛かってきたりした日には、カーズ様が如く考える事をやめるしかない。

しかし、無双シリーズは爽快感がウリというのもあり、ゲーマー層のみならずへたれゲーマー層にも人気が高かった。と言うより、へたれゲーマーの方がプレイ人数が多かろう。んで、へたれゲーマー連中が「弓うぜー」とか抜かす訳である。このゲームのゲームバランスを欠片も考えもしないで、「弓の攻撃力下げろ」とかKOEIに注文しやがるのである。

何せ、無双の最高難易度は雑魚、弓、武将の三本柱によって支えられている。これで弓の攻撃力を雑魚兵と同程度まで落としてしまったら、何も考えずひたすら武将をモルスァするゲームと化すのは明白である。他の何らかの手段によってダメージ関連の難易度を上げてやらねばならない訳だが、雑魚兵の攻撃力を上げれば前述の通りクソゲーだ。一方、武将の攻撃力は元々高い訳で、これを更に上げてしまうと、うっかり二、三発食らったら即死というまたしてもクソゲーになる結果しか生まれぬ。

結局解決策は見付からず、結果、弓の弱体化に伴いゲームバランスはブッ壊れた。勿論弓だけが原因なのではないが、3以降は完全に壊れた。3以降しかやっていないだろう無双初心者が私の三国無双2プレイ動画に「毎度難易度最高でもヌルヌルな無双に上手いも下手も無い」とか抜かしやがるのも仕方のない事なのだ。ゲームバランスが華麗に逝ったからな。


光学迷彩にも同じ事が言える。光学迷彩というのは私が命名した名称故に他の人が違う呼び方をしておるかもしれんが、とりあえずここでは光学迷彩と呼称する事にする。

光学迷彩というのは何かを説明する前に、ちょっとPS2を見てくれ。PS2は確かに凄いハードである。ゲームに特化しただけあって、そこらのPCなどとは比べ物にならぬほどの性能を持ったゲーム機器だ。とは言え、人の作ったものだからその性能に限界はある。その性能を超えた処理をやらせようとすれば、処理落ちや、甚だしい場合はフリーズしたりする訳だ。

さて、無双シリーズでは敵がワサワサ沸いてくる。物凄い勢いで沸いてきて襲い来る。で、当然の事ではあるが、PS2がちゃんと処理できる人数には限りがある。例えば画面に100人の兵隊を並べて、それぞれの動きを滑らかに描写しようとしたら、超高性能ハードに変えるか、もしくはポリゴンモデルをPS初期ぐらいにショボくするしかない。

しかし、大量の敵が湧いてくるとは言っても、いつも50人も100人も敵がいる訳ではない。武将とタイマンの時もあれば、敵味方入り乱れた乱戦になる事もある。基本的にポリゴンモデルが綺麗=負荷が大きい(処理が大変)だから、どれぐらい綺麗なモデルにするかの匙加減が難しい訳だが、どんなに粗いモデルを使っても、どんなに性能の高いハードを使っても、いずれ限界は来る。

この限界を超えてしまった場合どうするかというのが、多対一をメインとする無双では重要になってくる。2では、画面に映る範囲内に処理能力の限界を超えた兵隊がいた場合、限界を超えた連中を表示しないという荒業に出た。故に、敵陣で自分を囲んでる連中を吹き飛ばしたら光学迷彩解除→ヘアッ!ヘアッ!ハァーッ!→アーッ!となる事もあったのだが、流石にそこまで酷い事態はあんまり発生しない。二人プレイだとよくあるけどな。

まぁ実際、このシステムにも難点と言うか欠陥がいくつかあった。例えば、武将を殴り倒したいと思って敵将のいる場所に行ったら、雑魚兵が多すぎて武将が表示されないという事態が普通に発生する事もあるしな。

上にあげた例に関しては、武将は非表示にしないとかそういう対処法もある。が、しかしへたれゲーマーどもは何も考えず「光学迷彩をなくせ」と抜かすのである。

できるならやっとるわ、たわけ。

できないから光学迷彩しておったのである。しかし、ユーザーの苦情に誠実に対応するKOEI(とオメガフォース)は本当に光学迷彩をなくしてしまった。当然、失われたものは大きい。『綺麗なポリゴンモデルを動かす』と『多数のオブジェクトを動かす』は完全に相反する要素である事はプログラマでなくても判る。

多数のオブジェクトを動かす事に全てをかけるとすれば、当然、ポリゴンモデルをショボくする以外に道は無い。結果、エフェクトはあるんだか無いんだか判らんショボさになり、「どうせ武将は一人だけしか出てこないんだから武将だけ綺麗なポリゴンにして、ワラワラ沸いてくる雑魚兵は手抜きモデルにすればいいんじゃね?」と言わんばかりに雑魚兵は適当なポリゴンになった。

無双シリーズで敵陣を砕いた時の爽快感は、敵が敵としてそこに存在している事が前提である。極端な話、人間を殴り飛ばすのは爽快でも、こけしを殴っても楽しくない。爽快に殴り飛ばしたいのであれば、殴る相手が殴るに足る価値を持った存在である事が必要なのだ。

つまり、雑魚兵もそれなりに作りこんでやらんと吹き飛ばしても楽しくないのだ。明らかに武将に比べると手抜きなポリゴンモデルで作られたとか、取り敢えず無抵抗に殴られて死んでいく様な連中では、倒しがいがない。



斯様に、KOEIは神ゲーをクソゲーにしてしまった訳だ。まぁ、無双シリーズは出る度に一応売れておる様だから、商業的には成功しておるのだろう。嫌な社会だ。無能な働き者が害を及ぼす典型例である。





腹を切って死ね。

AVP2激しく期待

2007年11月20日 23時47分52秒 | アニメ、ゲーム、映画等
なんだか最近のコメントを見ておると、どうやらエイリアンvsプレデターは今ホットな話題の様である。よく考えたらまさかの続編エイリアンvsプレデター2が今年の末に劇場公開な訳で、そのせいで釣られてきた人が多いのかもしれんな。

まぁ、DQNばかりだが。


あそこまで低能コメばっかりだと正直対応に困る。どう弄ってもネタにならぬからな。その点昨日話したDVD割りなどはいくらでもネタにできるからおいしいのだが。

まぁ、そういう訳でまたエイリアンvsプレデターの話だ。続編となるAVP2の予告編を見て一気にテンション上がったのでな。

そもそもAVPは何が良くなかったって、エイリアンが勝とうがプレデターが勝とうが人類にとってはどうでもいい話だったというのが一番良くなかったところである。


ここでちょっとストーリーを確認しておこう。遺跡で冷凍保存されていたエイリアンクィーンはプレデター母船による遺跡起動に伴い目覚め、戦士の証を得る為の試練を果たすべくプレデター三人組が遺跡に乗り込むという次第である。

エイリアンとプレデターにはそれぞれ目的がある。エイリアンは遺跡から脱出し地球上で繁殖するという目的があるし、一方のプレデターは凶暴生物であるところのエイリアンを狩って一人前の戦士の称号を得るのが目的だ。

ところが、人間側には特に目的は無い。強いて言えば、世界最古のピラミッド発見ツアーだ。二時間ぐらいある映画だが、映画が始まってから遺跡の調査があらかた終わるまで、つまりエイリアンとかプレデターが人間の前に現れるまでに一時間ぐらいかかる

で、プレデターの襲撃やら何やらでてんやわんやの騒ぎになり、エイリアンが何者かという事とプレデターの意図が確認された時点で残り三十分を切っておる


しかも、だ。プレデターが勝った場合、確かにプレデターは戦士の証を得て一人前のプレデターと認められるだろう。だが逆に言えばそれだけであり、人類にとってはどうでもいい話である。つうか他人の家の庭で狩猟遊びなんぞするなという話だ。

では仮にプレデターが負けた場合、つまりエイリアンが勝って地上に進出しようとした場合を考えてみよう。あの試練が行われた際、プレデターは母船を遺跡の近くに待機させておった。族長一行が主人公プレデターの遺骸を回収しにきた時に出てきたな。

また、プレデターは非常に高い技術力を備えている。試練に挑んだプレデター達の携帯端末は遺跡の3Dマップ表示機能を持っておったし、それどころか中にいる生物をグリッドで表示する機能までついておった。これらの事実から考えるに、試練は全て母船でモニタリングされていたと考えるのが妥当であろう。

んで、作中で最後の方まで生き残った男が言った通り、試練失敗(→エイリアンの勝ち≒繁殖)となった場合は爆破処理される筈である。もし仮に、試練に挑んだプレデターが全員爆破する前に死んでしまったとしても、母船でモニタリングされておる訳なのだから、エイリアンが喜んで地上に出てもプレデター母船に遺跡ごと爆破されて終了である。

つまり。

あの映画の謳い文句は「どちらが勝っても、人類に未来は無い」だった訳だが、実際のところは「どうあがいても、爆破」だったのだ。これではつまらんに決まっておる。



ところで例のAVP2予告編だが、予告編を見た限りだとかなり面白そうだ。無印AVPはアホな人間が人跡未踏の遺跡に乗り込んであぼーんだったのは知ってのとおりである。じゃあ2はと言うと、まずアメリカのコロラドでエイリアンが繁殖しはじめるらしい。で、エイリアン狩りを愛するプレデターが乗り込んできて、エイリアン、人間、プレデターの三者三つ巴の戦いが繰り広げられる…という様なストーリーらしい。

面白そうだ。

さっきも言った通り、無印AVPが何故クソだったかって、主人公であるところの人間に目的が無いからだ。いやまぁ無いではないが、目的が決まるまで一時間半かかかるからな。しかし2予告編を見た限りだと、どうやら今回は目的が決まっておる様だ。

取り敢えずエイリアンものはエイリアンが繁殖しないと始らないから一番最初の方でエイリアンが繁殖し、人を襲い始めるあたりまではいつもの通りなのだが、どうやらこの繁殖までの行程を軽く済ませてしまっておる様子だ。その後、警官隊(もしかしたら軍隊)とエイリアンのガチンコバトルが繰り広げられるみたいな感じである。


素晴らしい。


戦争は素晴らしい。


戦争 イズ ビューティフル







とまぁこの部分だけ見ると精神的に逝ってる人に見えると言うか、事実逝ってるから病院行ってるのだが、とにかく素晴らしい。人間側の装備が一番充実していたエイリアン2のキャッチコピーは「今度は戦争だ!」だったのだが、エイリアンと軍隊の戦闘は少ない。

最初は発砲禁止状態で奇襲を受け、その後エイリアン式911自爆テロで揚陸艇も装甲車も武器装備もまとめて全て炎上してしまう。お陰で、その後はクライマックスの脱出イベントまで戦闘が殆どない。

しかし、今回の舞台は惑星植民地ではない。アメリカはコロラドである。銃社会のアメリカである。赤ん坊がマグナムを撃つ社会である。テレビ番組で対戦車銃を市民プールにブチ込む社会である。

すると、あらゆるエイリアンファンが一度は夢見た人間vsエイリアンが見れるという事だ。これでwktkしない方がどうかしている。まぁ、予告篇の中で「軍はまず封鎖を考えるだろう」とか言っておったから、エイリアン鎮圧は失敗に終わるのだろう。が、それでもガチバトルが見れるというだけで価値がある。


話が物凄い勢いで逸れた。今回は主人公であるところの人間にはちゃんと目的がある様である。予告編を見た限りでは、多分、おおまかな流れとしては

何らかの理由で、アメリカコロラドでエイリアンが繁殖→ホラーお決まりの「化物なんていないぜpgr」とか言ってた奴が死ぬ→警察もどうやらマジらしいと判断して警官隊を送り込む→負ける→鎮圧不可と判断した軍がコロラドを封鎖(多分核か何かでコロラドごとエイリアンを蒸発させるつもり)→コロラド最後の生き残り(多分こいつが主人公)の命をかけた脱出劇が幕を開ける

となるのだろう。おもしろそうである。ただ、問題としてもう片方の化物であるところのプレデターがどう絡んでくるかが全く予測できないと言うか、無理にプレデター捻じ込んだら物語が薄くなる様な気もしないではない。



まぁ、十二月末に劇場公開という話だから、もうあと一か月ちょいで結果は判るんだし、公開日に徹夜で並ぶ所存。

DVDクラッシャー

2007年11月19日 15時20分01秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は例の超短期出張を終えて今自宅に戻ったところである。疲れた。



さて、ミリアム氏に教えて貰ったのだが、エスコン6がクソゲー過ぎてDVDを割った奴が出たらしい。

ゲームソフト割りは、テレビゲーム創生期より行われてきた伝統行事である。いつぞや、重装機兵ヴァルケンの超劣化移植版が出た時はファンが真剣に怒り、割ったDVDを製作会社に送り付けたら郵便局員が誤って割ったと勘違いされ、部長と当人が平謝りに自宅へ来たという微笑ましい事件もあったりした。

私の子供の頃も、冗談のつもりでクロノトリガーを蹴ってROMを割ったという猛者がいたものである。しかしCDやDVDはともかくよくもまぁ小学生がROMを割れたものだな。しかも他人のゲームを。

話が逸れた。んで、リンク先を読んでおると、誰もエスコン6がクソゲーであることを否定しないあたりを見ると余程のクソゲーなのだろうが、私はやっておらぬし現在買う予定も無いからその辺はどうでもいい。問題は、今回のDVD割りが批判されておる点である。


ブログにはいくつかの種類が存在する。我が霧島家の場合はネタが本業だ。日常生活で何か見た事とか本を読んで思った事とか、とにかくあらゆるものを使って読者に楽しい時間を提供するのが本業である。

しかし、DVD割りをやった人のブログはちゃんと読んでないから判らぬが、多分ネタブログではあるまい。クリエイターの呟き的なブログであろう。そういうブログでDVDを割ったからと言って炎上させるのは大人気ないと言わざるを得まい。一方、ブログを書いてる方も、わざわざ最高難易度まで遊んだ上で頑張って割り、更に写真を撮ってアップロードするという手間をかけるほどの事ではなかろうと思われても仕方ないところである。そういう手間をかけたくなるほどクソゲーだったのかもしれんがな。

私はこの事件についてどちらも擁護せぬ。どっちもどっちである。しかしながら、ネタブログ著者としての私から見ると、ブロガーの方に少々物申したいものがある。


勿体ない。

実に勿体ない。これほどのネタをただ怒りの捌け口にするだけとは実に勿体ない。まず、いきなり割るところが勿体ない。どうせ割るのだ。割ってしまうという事は、そのゲームはプレイできなくなるのだ。ならばどうなろうと何ら問題ない。そんなものを即座に割ってしまうのは非常に勿体ない。

例えば、沸騰した水を入れた鍋の中に入れて煮込み、その後乾燥させてまだ動くかどうか試したり、動くようなら更なる実験、例えば日光に二、三日晒してみたり、どこまで切り欠けば動かなくなるか試したりといった様々な実験を行えばそれだけで極上のネタになるではないか。

更に、もう動かなくなって割るしかなくなった場合でも、ただ割るだけというのはいただけない。圧力計を使って何kgの力で割れるか計測するとか、屋上から落としてみるとかそういう試みを行えば再び極上のネタに仕上がる。

割ってしまった後であっても、それぞれの破片は基本的に無傷な訳だから耐圧実験に使うには基本的に問題ない筈であり、まだまだ実験続行可能である。木槌、金槌といった定番アイテムに加え、木刀やヌンチャク、果てはポールアックスの様な重破砕武器を持ち出し、どんなものがDVDを割るのに最適か調べてみるのも良かろう。

均等な大きさに分け、地上何階から落とせば割れるか調べるのも良いだろう。マンション程度の高さなら、例の9.8m/secの法則が空気摩擦による影響をあまり受けないから、落ちるまでの時間と落した破片の質量を計測する事によって、DVDが自重×速度によるどれだけの衝撃力で割れるのか計算する事もできる。


斯様に、DVDを割るといってもただ割るだけではなく、積極的に活用しつつ割るのが良いだろう。特にゲームのDVDは比較的高価だから希少価値が高い。次世代ハードのDVDであれば尚の事である。この様な実験に意味はあるかと言われると勿論無いのだが、だから面白いのである。



面白く割ろう。

エスコンゼロまでの軌跡

2007年11月04日 21時07分32秒 | アニメ、ゲーム、映画等
物凄く久し振りだが、ごきげんよう。諸君は元気に過ごしておるかな。息災であれば何よりである。先日、明日更新するみたいな事を書いて以降全く更新しなくなった為、インターポールとか警察とか特別高等警察とかSDに捕まったか、そうでなければCIAの執行事務局であるとかSASのカウンターテロリストとか逆に北朝鮮の秘密部隊とかハイチ秘密警察あたりに殺されたかと思った人も多かろうが、一応生きておるし襲撃も受けておらぬ。

デュバリエはパパもjrもくたばったじゃねーかとか言われそうだが、今でもキューバマフィアから仕事貰ったりFRAPHに加わったりしてテロ活動を頑張っているそうである。ちなみにFRAPHは『Front for the Advancement and Progress of Haïti』だが、これの正式な訳は『ハイチの進歩と発展のための戦線』だったりする。この訳語を作った奴は頭が海綿状になっているに相違ない。

話がそれた。

まぁ、どうにかこうにかここ一週間ぐらい生きておった。とは言え、全然更新しておらなんだのを見ての通り見事なまでの鬱モードだった訳で、死なない程度に生きていたと言うのがより正しい表現であろう。運動なんぞする気が起こる筈もなく、折角減らした体重もリバウンドで激しく萎える。しかし、主食が、と言うかむしろカロリーメイト以外ロクなもの食べてないのに何で体重が増えるんだろうな。



さて、十一月の初日に天使とダンスするゲームが発売されてしまった。しかし私は元々PS3派である。いや、確かに高いしデカいけど、初期投資としてはXBox360に比べ大した差は無い。箱はこの前値下げしたみたいだが、PS3も廉価版を出す模様である。これ以降出るビッグタイトルはまず三國無双5にデビルメイクライ4とメタルギアソリッド4だが、こいつらはどっちでも遊べる。

どっちでも遊べるなら私はPS3である。PS、PS2のゲームを快適にエミュレートできるし、頑丈だ。私は描画能力とか音質とかそういった細かい性能差はよく判らんが、ゲイツ箱は購入してから一年以内に33%の可能性で壊れるらしいから、正直パスだ。

で、エースコンバット6に戻ってくる訳だが、良ゲーならそれに越した事はないのだが、クソゲー臭が凄い為控える事にした。エスコンはアーマードコアみたいに明らかな宣伝工作員がネットにまみれておるからレビューもあてにならんしな。


さて、エスコンシリーズの話に戻る。今日はゼロまでの流れだ。


そもそも、エースコンバットはフライトシミュレータ風シューティングゲームである。まぁ初代は某ゲーセンのゲームの移植という色が濃いが、2以降は基本的にその方向で作られておる。

で、問題となるのがストーリーである。2まではただ黙々と敵を叩き落とし続けるゲームな訳だが、日本人の国民性の関係上、ただのシューティングゲーは売れない。一応、コアな層がいるからにはコンスタントにある程度は売れるのだが、一般人には見向きもされない。よって、商業的に考えれば何かしら+αする必要がある。

その+α要素として、3ではストーリーを大々的に導入した。いや、まぁ2にも無いではないが、さっきも言ったとおり基本的には無いに等しい。で、導入したのだが、大失敗であった。

どういうストーリーだったかというと、近未来もので、その、なんだ、要するにエヴァのパクリだったのである。パクリでも完成度が高ければ誰も文句は言わぬのだが、これがまた酷い出来だったのだ。はさまるしな。

で、4だが、こちらは3と違い手堅いつくりになっておる。3はストーリーの比重がかなり大きかったし、主人公(どう見てもエヴァの綾波)にもちゃんとした設定があった。一方、4は主人公(メビウス)に何ら設定が無い。あるとすれば、一人で戦局を変えるスーパーエースというただそれだけである。とあるミッションでは味方の通信で「嘘でもいいからメビウスが来てるって言っとけ!」とか抜かされてなかなかワロスだ。

ならば、4のストーリーはどうかというと、主人公のメビウス1はただ黙々と敵国(エルジア)と戦い続けるだけだ。なのだが、その合間合間に、エルジアに占領された中立国の人の独白が流れる。それだけだ。


はっきり言って、4は新しい客層を得るなどという事は全く考えておらん。しかし、5は違った。5ではハリウッド映画風の演出とジャパニメーション的ストーリーを大々的に導入し、ストーリーの為ならばゲームバランスも無視するという潔いまでの変化ぶりを見せてくれる。

この5が名作だった。確かに、話の流れも演出も、映画やアニメでよくある普通のものだ。しかしそれは陳腐ではなく、王道を突っ走ったと表現した方がより真実に近い。王道の中の王道を走ったストーリーと、エースコンバットシリーズ特有の爽快な空中戦で5は大人気を博したのである。エースコンバットは一躍看板タイトルにのしあがったのである。


だが、ここで問題が生じる。5は確かに名作だった。ストーリーの為ならゲーム性を落とすという潔さ故に名作だった。しかし、この新しい展開により客層が変化した、今までエースコンバットシリーズはコアなオタクしかプレイしないシリーズだった。そういう連中はフライトシミュレータ風シューティングゲームを求めておるのであり、極端な話、ストーリーなどなくてもいい連中なのだ。

5はストーリーに潔く特化した故に名作なのだが、旧作ファンにしてみれば不満である。ストーリーの為にゲームバランスを崩したミッション、例えばミッション冒頭で2分ぐらいかかるようなものがいくつもあり、ただ戦闘機でカッ飛んでバシバシ敵機を撃ち落としたい人にとっては不満の極みな訳である。

つまり、5はオタク、もしくはコアなファンには受けが悪かったのだ。じゃあゲーマーにはどうなのかと言われると、そもそもエスコンシリーズはやりこみ要素があんまり無いからゲーマーには受けないシリーズである。世の中には稀にこのシリーズをやりこむ奴もいるらしいが、そういう奴にとってはゲーム性を犠牲にした5は不満であろうな。


さて、5の大成功を受け、エスコンチームは期待作エースコッバットゼロを作る事になった。しかし、どう作るかが問題である。4(と言うかむしろ1とか2とかから)ずっとプレイしてきているコアなファンは、ゲーム性の復活を期待する。一方で、5からエースコンバットをやり始めたプレイヤーは更なるストーリー性を要求する。

で、この二つを融合すべくエーススタイルシステムなるものが採用された。プレイヤーの操作に応じ、エーススタイルが変わる。具体的には、弱者をいたぶる事を好まぬナイトエース、戦略戦術判断に優れたソルジャーエース、目に入ったものはすべて破壊するマーセナリーエース、この三つだ。

それぞれが三段階の難易度となっており、基本的にストーリーは一本道なものの、出現するライバルエースが変わる。ナイトが一番簡単だ。こうやって難易度を自分で選べるようにしてゲーム性の要求に応え、同時に選択によって変化するストーリーをも楽しめるようにしようとしたのだな。

が、大失敗であった。

まぁ確かにストーリーの為にゲームバランスを崩すようなマネはしておらぬのだが、出てくるライバルエースがどいつもこいつも雑魚である。低速旋回しながらミサイル撃ってりゃ勝てるし。

で、ストーリーはどうかと言うと、クソの一言に尽きる。大体だな、ゼロの題名は「ACE COMBAT ZERO -THE BELKAN WAR-」である。ベルカンウォーっつーのは日本語で言えば「ベルカ戦争」だ。5で「十五年前の戦争」といわれていたベルカ戦争を主題にしたゲームなのである。で、一応20ぐらいのミッションがあるのだが、半分こなす前にベルカ戦争が終わる。

その後はなんかよくわからん共産主義革命テロ組織みたいな連中と戦う。出てくるエースの違いによってストーリーが変わる事などほとんどない。


一応、ストーリーの芯は主人公(やっぱり何の設定も無い)の相棒のピクシーという奴だ。このピクシー、傭兵なのだが、なんだかよく判らんが精神障害者に違いない。

首都解放のミッションで市民の歓声の中「聞こえるか相棒!これが俺達の戦争だ!」とかおおはしゃぎしてた癖に、その2、3個後のミッションではPJなるDQNが「俺は平和の為に戦う」みたいな事を言ったのに対して「その平和の下、世界では何万ガロンもの血が流れてるんだよ。現実を見ろ、小僧」とかなんとか抜かしたりする。

んで、敵国のベルカの連中は「市民の避難より軍の部隊の撤退を優先させろ!」とか言っておる奴らだ。なのだが、自分は一体何の為に戦っているのか判らなくなったピクシーは、敵のベルカ軍人を見てこう言う。「ベルカの奴らは誇りで戦える」



一刻も早く精神病院行け。



最後のミッションになると、行方不明になってたピクシーが最新鋭機モルガンに乗って現れ、「よう相棒、戦う理由は見つかったか?」とか抜かしながら襲いかかってくる。んで、共産革命の為に核を撃つのである。「このV2(核ミサイルな)で全てをゼロに戻し、後の世代に未来を託そう」とか言ってくる。

お前、そんな方法でゼロに戻したら地球人類が死滅するぞ。

まぁそんな感じであらゆる要素がクソゲーだった訳である。はっきり言って5の成功を台無しにしてくれやがったのがゼロだ。ストーリーの為にゲーム性を敢えて捨てるという、従来のファン層に叩かれる事が必至のゲームを世に出した、勇気と努力が両方備わったゲームが5である。ゆえにゼロの失望感は大きい。

まぁ、とは言え、FFは何度クソゲーを出しても売れるのと同じ様に、エースコンバットが今やビッグタイトルである事に疑いはない。今回の値下げと6がどの程度ゲーム市場に影響を及ぼすかが面白い話題なのは確かだ。

今はwiiの一人勝ちで、PS、SS、64の三者が競った時代の初期から中期にかけて他を圧倒したセガサターンが、最後にはエロゲー専用機と化した様に、現実世界はどう転ぶかなかなか判らんものだから、注意深く見守る次第。

ゲームにみる民族性

2007年10月20日 19時44分49秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。久方ぶりだな。私は早速鬱モードに入ったり京都への超短期出張があったりして色々とごたごたしておった。今日になってようやく落ち着いたが、用事があらかた片付いた代わりに家の中がケイオスタイト化しておる為、これを片付けて語学の予習復習して、と考えていくと、ゆっくりする間もなく来週に流れていきそうなである。


ところで、天使とダンスするゲームの発売日が来月明けに決まった模様である。現状、PS3にしてもXBox360にしてもビッグタイトルは一つも出ておらん。ネット上を見ておるとゲイツ箱厨のせいでPS3は死亡な気がするかもしれんが、残念ながらPS3、XBox360ともに負け組と言うかwiiの一人勝ちというのが現状な訳だが、これは当然ビッグタイトルのゲームが出ておらんのが原因の一つである。

ACE4は、この死亡状態からPS&X勢が盛り返す嚆矢となる筈のゲームだ。エスコンは一応ビッグタイトルだからな。しかし、エースコンバットと言われても、聞いた事はあるがやった事はないという人が殆どではあるまいか。私自身、かなりのゲーマーと自負しておるが、エスコンは5が出る直前に4の中古を発見してやりはじめた程度だ。一応2、3もやった事はあるんだが。

何故、ハードの売れ行きを左右するほどのビッグタイトルだというのに、斯様な状況なのか? これは単純な理由で、エスコンは日本では全く売れないからである。google様で調べてみたが出てこなかった故にちゃんとした数字は示せぬが、仮に全世界で100万本売れたとすると、日本では20万本ぐらいしか売れてないという感じである。


そもそも日本人は、空を飛び回りたいとか、敵の戦闘機や爆撃機をドカドカ撃ち落してやりたいとはあんまり思わぬ。日本でレースゲーやFPSがあんまり売れぬのと同じだ。

私はグランツーリスモと頭文字Dなら頭文字D派だが、しかし、カーレースシミュレータとしては間違いなくグランツーリスモの方が優秀である。しかし、頭文字Dの方が一般人には受ける。何故かって、一般人はそもそも車でビュンビュン走り回る趣味は無いのであり、単にゲームがやりたいだけだ。

故に、その導入として峠ごとに何人もいるライバルとの対決、そして彼らが使っている車、そういったものが存在する訳である。対決とか言っても、ノベルみたいに細かな描写がある訳でもなければ、FFみたいに絵が綺麗という訳でもない。しかし導入としては充分だ。つまり、カーレースではなくカーレース"ゲーム"を楽しんでいる内に、プレイヤーは車で走る事自体が好きになっていくという仕組みだ。


エースコンバットも同じで、フライトシミュレータとしてはてんで駄目である。「そんな動き飛行機はしねーよ」とか「ミサイルは積める奴でも10いくかいかないかなのに何で50発も持っていけるんだ」とか「そもそも対空対地両用ミサイルってどんな超絶ミサイルだよ」とかいくらでも文句は出てくる。

が、しかし、飛行機を動かすというのは大変難しいのである。ただ飛ばすだけでも、年単位の訓練を真面目に受けねば難しい。これが戦闘機動や射撃技術とかも覚えるとなると、一人前になるにはまず3年は見ないとならんのである。

我々ゲーマーは、シミュレータなど求めておらん。ゲームを求めているのだ。

ゲームだから、リアルではF22一機=F15十五機といわれるほどの性能差があっても、腕の差でF22を軽く捻ってやれるのだ。頭文字Dも同じである。いかに文太の神チューニングがあるとは言え、20年以上前の車であるハチロクで最新のモンスターマシンに対抗したければ、それこそ主人公の拓海の様に365日毎日峠を走るぐらいの修行が必要であろう。


まぁ、しかしながら、残念な事に民族性というものは越えがたいものがある。欧米の人間は、本当にFPSやRTSが大好きである。洋ゲーからFPSとRTSを取ったら何も残らぬ。それほどに欧米人が大好きなFPSやRTSは、しかし日本人はあんまり興味を持たない。かく言う私も、FPSやRTSにはあんまり興味が無いというか、どちらかというと嫌いである。

一方、日本人はRPGが大好きである。はっきり言って、今のRPG業界は完全に死亡しておる。ファイナルファンタジーの没落を見るまでもない。しかし、それでも日本ではRPGが売れる。それは日本人が根本的にRPGが好きだからという部分を見逃す事はできぬ。実際、ドラゴンクエスト8は日本では結構と言わずかなり売れた。が、外国では全然売れなかった。


んで、そんな情勢でのエスコン最新作発売となる訳だが、まぁ一応ゲーマーには人気のあるゲームだし、PS3やXBox360はゲーマー向けのハードだから日本でもシェアの変動に貢献する事は間違いない。

ただ、不安な事が一つある。



クソゲー疑惑である。



エースコンバットは1、2と良ゲーを出した後、デスクリムゾンには迫れぬがレーシングラグーンと並べる程度にはクソゲーな3(何せ世界最強の戦闘機という設定で登場する複葉機ナイトレーベンの主翼に相棒の機体がはさまる)で人気を一気に落とし、名作の4、5で地位を不動のものにし、そしてゼロで台無しにしたシリーズだ。

エースコンバットにおけるゼロはファイナルファンタジーでいえば8である。シリーズ自体を崩壊させかねないほどのクソゲーなのだ。

そろそろ長くなってきたから、クソゲー疑惑についてはこの辺で切り上げる事にして、天使とダンスするゲームはクソゲーでいいから無双5がクソゲーでない事を祈る次第。

バージル兄貴の強さ

2007年10月06日 22時08分17秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は二日連続で更新をサボった訳だが、遊んでいたのではなく、本気で死んでたからである。水曜日は睡眠時間ゼロ(寝られなかった)で1~4限の授業に出て、そのまま再び睡眠時間ゼロで1限に出てそのまま死亡。金曜は無理しすぎたせいか体調不良で死亡。夕方になって回復したが、またしても睡眠時間ゼロで本日朝を迎え、そのままお茶のお稽古を一日中受けてきた。が、いまだ眠くならない。

寝たいんだが。

何故に眠気がどこからも出てこないかな。私の身体。昨日もリボトリール(何度も出てきておるが重度の躁鬱病等に処方される精神安定剤。簡単に言うと著しく精神がふやける)を飲んだ上でサイレースを飲んだのだが一睡もできなかった。この組み合わせを常人がやると、十分以内に意識を失い、十二時間ほど寝る。

が、眠くならないどころかデビルメイクライ3SEをやっても頭文字DSTをやっても操作精度が全く鈍らなかった。まぁDMC3SEはDMD18のダムドチェスメン戦で詰まっておるし、頭文字DSTもようやく秋名のターボハチロクに勝ったところだが。



さて、眠くはならんが、さりとて乱れきった生活によりケイオスタイトと化した我が部屋を掃除する気合も流石に沸いてこぬ故、記事を書く。今日はデビルメイクライ3のお話である。

デビル3の主人公ダンテの宿敵は双子の兄バージルである。双子であるからには、バージル兄貴もダンテと同じ技を使ってきたりもする。ただ、持つ武器は違うし、ダンテの技を全て使ってくる訳ではない。

兄貴とは三回戦う事になるのだが、一戦目は漆黒の鞘に黄朽葉色の紐をつけた長刀の閻魔刀(と書いてヤマトと読むらしい)しか持っておらん。弟のダンテはデモシーンから実際のプレイに至るまで、二挺拳銃やら散弾銃やら対戦車銃やら魔界の銃やらマルチプルミサイルランチャーを激しく撃ちまくるが、兄貴は銃なしである。

と言うか、兄貴は最高難易度(DMD)にならない限り遠距離攻撃は使ってこない。一応次元斬で遠距離から斬ってくる事はあるが、最初から最後まで銃なしだ。また、常時ハイテンションと言おうか、危ない薬でもキまったんじゃないかと思われるダンテに比べ、兄貴は渋い。

ダンテはデモシーンでもかなり危ないが、プレイ中も"Yeah!!" "Let's rock!!" "break down!!" "Come on here me!!" "Yeeeeeeaaaaaaahh!!"という調子で叫びっぱなしであり、何らかの理由で訴訟を起こされたら非常に不利である。

一方の兄貴は、まぁ流石にでもシーンでは一応喋るものの、プレイ中はあんまり喋らない。技を出すと一応気合を発する事はあるが、基本的に喋らない。喋ったかと思うと、"this maybe fun"とか言いながら剣を投げる調子であり、弟とは逆に渋い系のかっこよさを追求した感じのキャラだ。


とは言え、仮にも双子の弟である。髪型を同じにすれば服と台詞以外では見分けがつかぬし、同じ技も使う。ただ、同じ技を使うと言っても、攻撃系の技は殆ど被らない。兄貴の使う武器はさっき紹介した閻魔刀以外だと、ベオウルフとフォースエッジがある。

ベオウルフは光の加護を受けた籠手と具足で、二戦目で使ってくる。使ってくるのだが、二戦目終了後とある事情でダンテの手に渡る。つまり、ベオウルフはダンテとバージルの二人が使う共通の武器なのだ。共通の武器。共通。

なのに、一つとて同じ技が無い。

いや、一応、空中で△を押した場合のみ同じモーションの急降下蹴りが出るのだが、技かと言われると微妙である。通常攻撃三連すら全くモーションが違う。蹴り上げで締めるダンテに対し、兄貴は中段二連廻し蹴りである。これがコマンド入力の必要な技となると、ダンテはダッシュ突きと昇竜拳なのに対し、兄貴は二連サマーソルトキックと逆サマーソルト。

同じ武器なのに、使ってる部分が一つとて被っておらん。

一応、第三の武器であるフォースエッジ(普通の西洋型両手剣)はダンテと同じ攻撃をたまに出してくるが、たまにだ。この様に、この二人、双子の兄弟なのに攻撃技が全然違う。しかし、攻撃以外の技となると、兄貴は色々使ってくる。


以前、デビル3のダンテはスタイルが選べるという話をしたな。例えば、ダンテはトリックスタースタイルだと瞬間移動(技名はエアトリック)が使える。入力すると敵の頭上へ一瞬で移動するのだ。兄貴はこれをダンテ以上に窮めたらしく、頭上はおろか目の前に瞬間移動して斬ってくる事すらあるし、近接攻撃を入れようと近付いたら瞬間移動で距離を取られたという事などよくある話だ。

また、ダンテはロイヤルガードスタイルだとブロックというのが使える。要は防御だ。ダメージを軽減できる。これだけだとただのガードだが、敵の攻撃が当たる直前(大体10フレームぐらいか?)にブロックを入力すると、ノーダメージ&敵よろけという素敵な技と化す。これをジャストブロックという。

まぁ、何を言いたいか判ると思うが、兄貴はジャストブロックのみ使ってくる。ブロックではなくジャストブロックである。兄貴が攻撃技を外して隙を見せた時でない限り、迂闊に攻撃すると

ダンテ攻撃→兄貴ジャストブロック→ダンテよろけ→"die"シュビビーン

となってしまう。まぁ高難易度でもなければ、跳躍の無敵時間で一応かわせるのだが…


この様に、ボスとしてダンテの前に立ちはだかるバージル兄貴は、ダンテと同じ技、いや、下手をするとダンテより窮めた技を駆使して弟を翻弄するのである。また、二戦目以降の兄貴は魔人化までしてくる。

魔人化というのは、まぁちょっと設定の話をせねばならんのだが、ダンテとバージルは人間ではない。正義の心に目覚めた悪魔、伝説の魔剣士スパーダの息子だ。sons of sparda(スパーダの綴りは適当)。

どうやらこの世界には天国とかキリスト教的な神は存在しないらしく、太古の昔には悪魔が人間界を支配していたらしい。で、スパーダは正義に目覚め、人間の為に魔帝ムンドゥスを魔界に封じ込めた(ついでにこの時強すぎる自分の力も封印してしまい、命取りになる)。その後、スパーダは人間界で過ごしていたのだが、人間の女と恋をしその女は双子を宿した。

この双子こそバージルとダンテなのだな。つまり、人間ではないがしかし悪魔でもない。(3のヒロインには思いっきり悪魔扱いされるが)。普段、バージルとダンテは人間形態で過ごしておるが、魂を削る事で悪魔化できる。これが魔人化である。

ダンテが魔人化すると、移動速度、攻撃速度を含むあらゆる行動の速度が上昇。攻撃力も防御力も上がる。又、大抵の攻撃ではよろけなくなり、余程強力な攻撃を食らわない限り敵の攻撃を無視して叩きのめす事ができる。その上HPまで回復する。無論、ゲームシステム的な問題から常時魔人化とかは無理なのだがな。ここぞという時に使う訳だ。(その内TBの為にしか使わなくなるが、TBについては置いておく)

一応、ボスとして出てくる兄貴も二戦目からは魔人化を使ってくる。向こうさんが魔人化している間はガン逃げしかない。何せよろけないのだ。その上攻撃力が上がっておる。魔人化兄貴に接近して斬りつけたりした日には、スーパーアーマーで耐えられた後、魔人パワーの大ダメージが待っておる。流石に体力が回復する訳ではないから、とにかく猛攻を凌いで魔人化を解除するのを待つしかない。




さて。

デビルメイクライシリーズは、最高難易度の名前が決まっておる。その名も『DANTE MUST DIE』。無論、「ダンテ死すべし」という意味だが、我が霧島家での正式名称は「ダンテは死ななければならない」である。

まぁ名前はどうでも良い。この最高難易度、ダンテさん、マストに死んでくださいというだけあって非常に難しい。取り敢えず、8割方のプレイヤーは2面で詰まる。ちなみに全部で20面まであるゲームだ。また、その詰まるステージである2面のボスとして出てくる敵は中盤以降雑魚敵として出てくるのであり、いかにヤバい難易度か判ろうというものだ。


で、当然バージル兄貴が問題になってくる。何せ、三度もダンテの前に立ちはだかる上、三度目というのは最後の戦いである。つまり、兄貴はラスボスなのだ。

さて、兄貴が銃を使わないのは前述した。基本的に、遠距離攻撃は次元斬以外ない。一応ラスボス戦では無限次元斬(絶刀というのが正式名称らしい)とでも言うべき、十五秒ぐらい延々とダンテの周辺の次元を斬り続ける攻撃を使ってくるが、これも次元斬の一種だ。

ただ、遠距離攻撃専用という訳ではないのだが、最高難易度ではもう一つの遠距離攻撃(が可能)な技を使ってくる。幻影剣という奴で、発動すると八口ぐらいの剣が兄貴の周囲を高速で回転しはじめる。当然、この剣に当たればダメージを貰うしよろける。

これが何故怖いか。発動前には明らかなモーションがあるからいきなりぶっ放されて斬り刻まれる事は無いが、

幻影剣発動→ヴンッ!(瞬間移動)→バスバスバスバス(目の前に瞬間移動してきた兄貴の幻影剣に刻まれるダンテ、勿論よろけで動けない)→ヒュンヒュン、ハァッ!!(鞘当て二連から居合でフィニッシュ)

という事態が発生しうるのである。ちなみにここまでフルセットで貰うと、まぁダンテの強化具合にもよるが、下手すると体力満タンからでも死ぬ。しっかり育てておればまぁどうにかこうにか生き残れる。ゴッソリもっていかれるのは一緒だがな。


これが二戦目以降になると、更にヤバい。何故ヤバいかって、二戦目以降の兄貴は魔人化するのである。しかも、魔人化後、高確率で幻影剣を展開する。

最早何も言うまい。瞬間移動後の技の発生や移動も速くなっておるから、兄貴の瞬間移動を読んで跳躍とかで回避していても、怒涛の連続攻撃に巻き込まれる場合がある。

しかも、この兄貴、魔人化するのは前述した。で、最高難易度だと、攻撃力防御力速度上昇に加えて体力が回復しやがるのである。一応、ダメージを与えれば魔人化を早く終了させられるのだが、ただでさえスーパーアーマーで近接戦は自殺行為なのに、幻影剣で三枚におろされる。

となれば銃を乱射するか何かしてちまちまダメージを与えるしかないのだが、銃を撃つのに集中しすぎた結果目の前に突如現れた魔人兄貴に刻まれるなどよくある話である。目の前への瞬間移動のみならず、ダンテの頭上に瞬間移動して急降下しながら斬ってきたり、カメラに映りもしないとんでもない場所へ瞬間移動し、そこから追尾性良好な蹴りが飛んできたりする。いかんいかんと立ち上がると、立ち上がった場所を幻影剣が回ってるとかも割とある話である。



この様に、ダンテは死ななければならないにおける兄貴は大変ヤバい強さなのである。幻影剣に至っては、どうやってかわすかよりもどうやって発動直後に全部折るかが主な対策になる。とは言え、普通に銃を撃ってるだけとかじゃ全く折れてくれないから、近付いて近接攻撃で折らなければならない訳で、非常に厳しい戦いになる。

で、まぁ、まだ兄貴三戦目に到達するまでは2ミッションが控えており、この二つがまた難関な訳だが、今から兄貴最終形態の強さにガクガクブルブルな次第。しかし、ニコニコにスーパープレイ動画が結構上がってるが、よくアレをノーダメージで乗り切れるな…

やりこみ要素

2007年09月30日 13時50分37秒 | アニメ、ゲーム、映画等
さて、先日お姉チャンバラを買った。

何を血迷ったかとか言われそうなのだが、先日、いわゆるネットサーフィンをしておったところ、お姉チャンバラシリーズは実は面白いという情報を入手したのである。

考えてみれば、THE SIMPLEシリーズは『下手な鉄砲数撃っても当たらない』シリーズな訳だが、稀有な名作もまた存在する。例えば地球防衛軍である。

この地球防衛軍はシリーズ化されており、2、更にXBox360では3(内容は1のリメイクだが)も発売されておる。内容は、なんかよくわからんが変な生物が地球を占領しにきたから後はよろしく、主人公という3Dアクションゲームである。3だと味方もいるのだがな。

基本的に熱血系の硬派アクションで、色々銃を替えてみたり、HALOとかみたいに戦車とかを乗り回してみたりしながら巨大な虫とかUFOとかを殺戮していくゲームだ。私はやった事はないのだが、相当練りこまれたアクションであるらしい。

2までは味方など一人とておらず、自分ひとりで必死に敵を殺して回らなければならなかったのだが3では味方も登場する様子である。今までEDF(Earth Defence Force=地球防衛軍)という名前だけはいくらでも出てくるのに一向に味方が出てこなった訳だが、見たところ、熱血の極みであり暑苦しい事この上ない。普通のステージですら

味方:
「目をつぶってても当たるぜ!」
味方:
「弾丸の味はどうだ!」
味方隊長:
「死ぬまで戦え!」
味方隊員:
「「「「イエッサー!!」」」」

という具合であり、下手をすると「E・D・F!E・D・F!」と連呼し始める。世界各地のEDFが壊滅し、残った戦力で最後の攻勢をかける事になる最終ステージでは

本部の中の人:
「EDFは敵に背を見せない!総員、戦闘開始せよ!」
味方:
「どうせもう帰る場所は無いんだ!この命くれてやる!」
味方:
「この戦争、楽に勝てると思うな!」
味方:
「お前らのせいでみんな死んだんだ!畜生がっ!」

という具合である。最早インデペンデンス・デイ状態であり、まぁそういうのが好きな人はゲイツ箱の購入を検討しても良かろうと思う。ラストステージの熱さが尋常ではない為、一応リンクを貼っておく。


それはさておき、お姉チャンバラである。私が買ったのは初代な訳で、勿論作りこみの甘い部分はいくらでもある。例えば、マップ移動に使用する扉に触れると自動で移動してしまう為、扉方向に吹き飛んだ敵に追撃を入れようとしたらNow Loadingになってしまう事があるし、カッコつけてジャンプで扉に飛び込むと結構高い確率でバグる。あと、病院ではベッドにハマってしまったりする事もあるらしいな。後者二つはまだであった事のない現象なんだが。

しかし、私の中での評価は

三国無双2≧デビルメイクライ3>(越えられない壁)>お姉チャンバラ>(越えられない壁)>三国無双4

である。ちなみに無双3は遥か彼方に飛んでいったクソゲーであるからこの式の中には出てこない。また、デビルメイクライ(初代な)はやった事はあるもののまったくもってやりこんでおらんから判らん。

で、無双2、デビル3、姉チャン、無双4という四つのゲームを例に等号で評価してみた訳だが、姉チャンが無双とデビルを足して2で割ったようなゲームだからこんな風になっておる。

さて。何故無双2とデビル3及びお姉チャンバラと無双4の間には超えられない壁があるのだろうか。これは簡単に言ってしまえば、「やりこみ要素」である。ここで勘違いしてはならないのは、「やりこみ要素」というのは「やりこませ要素」ではないという事である。

例えば、無双4はやりこませる要素はいくらでもある。キャラが増えておるからそいつらを全員極限まで鍛えるとなると無双2より大変だ。だから、「やりこみ要素」が多いように見える。しかし、残念ながらこれは「やりこませ要素」に過ぎないのである。

「やりこみ要素」というのは、プレイヤーが自発的にやりたくなる要素の事である。登場キャラ全員をMAX強化など、その作品に余程の愛着が無い限り面倒の極みだ。我々はそんなつまらない事の為にゲームをしておるのではない。楽しみたいからゲームをしておるのだ。


例えば、デビル3には「挑発」というものがある。セレクトボタンで出るのだが、押すとその名の通り敵を挑発してくれる。驚くほど無駄である。あのゲームは悪魔どもを斬ったり殴ったり撃ったりして蹂躙していくゲームであるから、そもそも挑発など必要ない筈だ。

だが、楽しい。無駄であるからこそ楽しい。敵をまとめて吹き飛ばし、「huh...what's wrong?」とか言ってみたり、ビビリモーション(短時間に大量の敵を殺すと悪魔どもが主人公を怖がって後退さる)してる敵に「You scared?」とか「Come on here me!」とか言ってみたり、出てきたばかりのボスに走り寄って「YOU SHALL DIE」とスタイリッシュデビルハンターっぷりを見せ付けてみたりと、楽しいのである。

一応、挑発するとDTゲージというものが溜まるから不要な技ではないのだが、本来なら流れる様なコンボを連発して悪魔どもを鏖殺していくゲームなのだから、そのコンボを止めてしまう挑発は不要な要素である様に見える。しかし、不要なものこそゲームに一番必要なものなのだ。不要であるから楽しいのである。

無双2では、いらないキャラ筆頭はビーム軍師諸葛亮先生である。彼はただでさえ三国志という歴史ものなのに何の脈絡もなくビームを撃つばかりか、そのビームが泣けてくるぐらいに弱く、しかも、それでもビームを撃たないと生きていけないというナイスガイである。

だが、これでいいのだ。そもそも諸葛亮は軍師であり、一騎当千の武将として戦場を駆け巡るキャラではない。だが三国志である以上出さない訳にはいかない。だから弱いキャラとして設計されて当然であり、ただ弱いだけではつまらないからよし、ビームだと考えたオメガフォースの中の人の慧眼には感心せざるを得ない。

何故なら、無双はゲームシステムの関係上射撃ほど弱いものはないのであり(敵の弓は怖いんだけどな)、ついでにビームならネタキャラとして笑える。これが無双3以降みたいにビームが超絶強化されてビームで敵軍を薙ぎ払う諸葛亮先生になってしまうと、途端につまらなくなるのである。


やりこみ要素は不要なものにこそ宿る。不要であるからこそ、敵が目の前にいるのに挑発したくなる。不要であるからこそ、諸葛亮ビームでクリアを目指したくなる。無論、前提としてそのゲームが面白いというのは必要だが、不要なものを上手く織り交ぜているかどうかでやりこみ要素というのは大きく変わる。

これが無双4になると、鬼難易度だった難易度最強がぬるぬる難易度になり、その上どの武将も均等な性能になるように調整された結果どいつもこいつも強くなってしまっている。これでやりこめというのは、開発者がプレイヤーにお使いをさせているに過ぎないのである。

士気MAXの味方が士気0の敵に敗走させられたりするしな。4。


こういう事を考えるにつけ、カプコンは神会社だと思う訳である。私は別に信者ではないが、デビルメイクライとかに限らず、あの会社のゲームはほぼ必ずと言っていいほどやりこみ要素がある。「やりこませ要素」ではなく「やりこみ要素」があるのだ。元がストリートファイターの会社であるから、歴史ゲーばっか出してたKOEIとは雲泥の差がある訳だ。

んで、お姉チャンバラだが、やりこみ要素はどうかと言われると、ある。開発期間の短さかそれとも予算によるものか、デビル3や無双2などには及ばないものの、無双4など遥か彼方に置き去ってしまうぐらいにある。ただ、何せ多量のバグや不案内なマップ、適当の極みにあるボス戦など、どうしても荒削りな部分が多いから、その分無双2やデビル3との間にはやっぱり越えられない壁ができてしまうのだ。

そんな訳で、今はやりこみ要素が素敵なお姉チャンバラを楽しんでおる次第。しかし、シンプルシリーズなのに無双4より爽快感があるってのはどうなんだ。KOEI。

5がクソゲーでない事を願うばかりだが、多分クソゲーなんだろうな。

私にとってのレースゲー

2007年09月23日 23時51分54秒 | アニメ、ゲーム、映画等
本日の記事をweb上で大体書き上げ、ニコニコへのリンクを貼る為ニコニコへアクセスしたら鯖が異常に重くて(と言うか多分鯖落ちしてた)更新ボタンを押したつもりが全てのページを更新を押してしまい、自業自得で全部消えた。

もうやだ。

ほんとにもうやだ。

きょうのうらない全体運MAXとかぜったい嘘。

はぁ。


まぁそれはまた書けばいいのだが、タイムリミットが30分を切っているから頑張ってはみるが本日中にアップロードできるかどうかは微妙なところである。



以前、頭文字Dのアニメを見て無性に車でスッ飛ばしたくなってグランツーリスモを買ってきたという話をしたと思うが、すぐ飽きた。飽きたと言うか、私には合わないゲームだったのである。

そもそもグランツーリスモはリアル系レースゲームの代表みたいな存在な訳で、元々車が好きで好きで仕方ない車オタク向けに作られたゲームだ。ストーリーもなければ音楽が激しい訳でもない。車は200種類以上が登録されておるが、私みたいな初心者からしてみると、何の説明もなくさぁ、選べ!と言われても、いや、選べと言われても…という具合になりはててしまう訳である。

そして致命的な事に、私は車が好きな訳ではない。私にとって車というのは基本的に交通手段であり、趣味ではない。これがどう影響するかと言うと、コースだ。

グランツーリスモに出てくるコースは、いわゆるサーキットと呼ばれる様な奴が基本である。車好きな奴ならば、サーキットを車が走っておっても何とも思わん。思わんが、私みたいな初心者の場合、サーキットというのはF1カーが走る場所であり、公道を走る車と同じ形をしておる奴がサーキットをビュンビュン走り回っておるのを見ると違和感に耐えられなくなるのだ。

で、ぶらりとカメクラに寄ったら頭文字Dスペシャルステージが置いてあった。んで買ってきた。ああ、これだ。私がやりたかったのは。確かにコースはたったの六つしかなく、車も20だか30だかそこいらしかないのだが、初心者の私にはむしろ都合がいい。

そもそも車の種類も判らず、カプチーノだのインプレッサだのハチロクだのと言われてもメーカーすら判らぬ始末なのだ。アニメでは、中里の車は延々「32」と呼ばれ続けておった。故に、ゲームをやるまで、私はサンニーという車があると信じて疑わなかったのであり、ゲームで中里の車が「スカイラインGT-R32」と表示されてるのを見て、初めて32がアクメツに出てたアレと同じ車だと知ったという具合である。

故に、車種が少ないのは逆にありがたい。その上、当然頭文字Dのゲームであるからにはストーリーがありキャラクターがある。走る漫画(アニメ)が原作な訳だから主要な登場人物はそれぞれ車を持っておる。んで、車を選べと言われた時、R32なら『中里毅搭乗車』、RX-7FDなら『高橋啓介搭乗車』といった具合に表示されるのだ。

これのお陰で、好きなキャラの車だからとかそういう基準で車が選べるのだな。やりこんでいく内に段々それぞれのメーカーとかによって性能が違う(例えばGT-Rはパワーが凄い代わりにあんまり曲がらず、FDはその逆)のが判ってくるのだが、そういうのが判らないゲームスタート時から選択基準があるのはありがたい。

その上、いかに6コースしかないとは言え走るのは公道である。そして登場する車はF1カーではなく普通の車と同じ形。これならば違和感は全くない。しかも曲はアップテンポなユーロビートが多数登録されており、好きな曲をかけて脳汁だだ漏れ状態でガードレールにぶつかるカミカゼ走行が楽しめるという訳だ。


まぁ、そんな訳で頭文字Dのゲームシリーズは私にとっての最高のレースゲーであるという事である。他のゲームが悪いとは言わん。ただ単に私と合わぬだけの話だ。

人工少女3体験版

2007年09月15日 21時44分22秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。そろそろ夏休みも終わりであり、大学が始まる気配が近づいてきておる。軽く鬱である。私の現状を分析するに後期は毒全開で過ごす気配だが、退学になったら骨ぐらい拾ってくれ。

ところで、今日もやっぱりあんまり時間が無いから記事は短い。明日もあんまり時間はなさそうだから期待はしないでくれ。



さて、最近あまりエロゲをやっておらん。私達はちょうどKanonAir直撃世代であり、あの当時は色々やったものだ。大悪司とか、好みによるところはあるが信長の野望よりよくできておったからな。月姫とかの世代でもある。

んが、ここのところはあんまりやっておらぬのである。しかしそれでも、一社だけ欠かさず注目しているエロゲ会社がある。illusionだ。3Dエロゲ界のトップを走る会社なのだが、ただの会社ではない。あの会社は恐ろしい会社である。

何せおっぱいに一年かけた。

まぁつまり乳揺れなのだが、3Dキャラの乳揺れをよりリアルによりエロく表現するというただそれだけを一年間やってたという変態企業である。こんな変態であるから安定して良作を作る事などまず無いのだが、逆に言うとたまにとてもいいゲームを作るという事だ。

現在、名作人工少女2の続編人工少女3を作っておるらしいのだが、これが凄い。



どう凄いかは、体験版をダウンロードしてやってみるのが一番わかりやすい。

この際、エロなどどうでも良い。

そう思えるエロゲである。

サイレントヒル4は何故クソゲーか

2007年08月19日 21時27分24秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私はあんまり元気が無いが、どうにか小説が締め切りに間に合う余地が出てきて少し安心したところでもある。今日の雷でデータが飛んだりしたら飛び降り自殺するところだったよ。ま、爆熱PCと一緒に一度吹き飛んだのだがな。

ちなみに最近あんまり更新しておらぬが、更新しておらぬ日も基本的には記事を書いておる。ただ、その記事を読み直して見てあまりにもつまらなかった場合はアップロードせずに削除している。これも日誌のクオリティ維持の為と思って勘弁してくれ。

それでも最近の記事つまらんがな。



さて、ネタも無いからサイレントヒル4の話の続きである。ちなみにこのゲーム、ここんところやっておらぬと言うか、やってるのは相変わらずデビル3である。最高難易度のマゾ難度ぶりがやばくて楽しい。いつものノリでプレイすると10秒で死ぬからな。

で、サイレントヒル4である。あのゲーム、一般的な評価はクソゲーであり、私もクソゲーだと思う。しかし、では何故クソゲーなのだろうか。いくつか理由を考えてみた。


1:激しく酔う

このゲーム、3Dゲームである。であれば、3D酔いする人が居ても不思議ではないと言うか、必ず居るに決まっておる。が、ここまで酷いと困る。ちなみに私は無双だったら永遠に酔わないし、比較的酔いやすいゲームと言われるSIRENやバイオ4も一日プレイすれば慣れる。

なのだが、このゲームの場合一時間もやれば酔う。それはもう驚くほど酔う。これはカメラワークと操作性の問題だ。3D酔いというのは車酔いと同じ原理で、自分がこの後こう動くだろう、という予測と違う動きをされると、そのギャップによって酔う訳だ。

まぁつまり、キャラが思う通りに動かんのだ。その上物凄い勢いでカメラが切り替わるから、余計に酔いやすくなってしまうのだ。


2:武器がおかしい

主に銃<鉄パイプ。何せ打撃武器は発動時に無敵判定が発生する為一方的に殴れる。また、銃の弾は10発ずつ手に入り、アイテムが8個だかぐらいしか持っていけないのだが、弾が10発ずつ1個のアイテムとして扱われる。

つまり、弾を30発持っていくと、それだけで銃を含めアイテム欄が半分埋まる。ただでさえ無敵判定のせいで打撃武器に差をつけられておるのに、これでは銃を使う理由が無い。実際、このゲームで打撃武器が有効ではない敵はウォルター・サリバンさんのみ(彼は猟銃を持っている為、流石に近付く前に死ぬ)である。

ちなみに、打撃武器も使いすぎれば壊れるようになっておるのだが、全ての敵を殴ってもまだ余るぐらい手に入る為、何の問題もない。特に『錆びた斧』は威力、範囲、無敵時間、耐久力全てにおいて最高レベルであり、これ一本でクリアできると言っても過言ではない。更に、敵を倒して進んだ方が安全なゲームバランスだ。もっと言えば、敵を殴って倒れさせたがまだ死んでいない時、倒れた敵の近くで攻撃すると首の骨を踏み折ってトドメをさせる。

つまり普通にプレイすると、突然怪異に巻き込まれ、異世界で化物を悉く虐殺する一般人ヘンリーさんが誕生してしまう訳だ。

これでは怖くない。


3:アイリーン、邪魔

このゲーム、後半に入るとヒロインのアイリーンを連れ回す事になる。なるのだが、このアイリーンのAIが驚くほど腐っており、ヘンリーさんが敵から逃げていると言うのにバッグを武器に敵陣へ突っ込むとかよくある話である。

敵がいない状態でもヘンリーさんについてこない事があり、ドアを開ける時に一定以上近くにいないとその部屋に置き去り扱いにされ、当然大きなマップ移動はアイリーンを連れて行かねばならんから、大変面倒な事になる訳だ。

バイオ4のアシュリーは誤射一発で死ぬとは言え、レオンが銃を構えれば彼の背中に回りこむか伏せたし、ちゃんとついてきたし、隠れろと言えばちゃんと隠れるし出て来いと言えばちゃんと出てきたのだが、アイリーンはそういう部分が全くなっておらんという事だな。斧の攻撃範囲に走り込んでくるし。


他にもゴーストうざいとかストーリー意味不明とか色々あるのだが、しかし、決定的な理由というのが見当たらない。確かに今まであげた内容だけで十分クソゲーっぽいのだが、万人がクソゲーと呼ぶほどの要素ではない筈である。超絶ヌルゲーマーレビューサイトのps2mk2を見ても、皆『怖い』とは書いておるのだ。ホラーゲーは怖い事が第一だから、世間の流れに逆らって評価する人も居ていい筈だ。

で、色々考えてみた。そして一つの仮説に結論に辿り着いた。

このゲーム、話が進んでも嬉しい事が一つも無いのである。例えばバイオハザードは、最初洋館に逃げ込んだ後怖いイベント盛りだくさんでウワァーとなるのだが、中盤ぐらいからどうもこの洋館は某製薬会社の研究所で、この事件もそのせいではないかという事が徐々に判って来て、更に「我々の中に裏切り者がいる…」とか言い残して射殺されてしまう奴まで出てきて、話が進展していく。

一方、このゲーム、確かに世界をめぐっていく内に、部屋の穴が大きくなっていったり、手紙が落ちる様になったり、超常現象が起きる様になったりする訳だが、話はと言うと全く進展せぬ。

基本的には「新しい世界へ到達→いかにも死にそうな奴が出てくる→謎ときして先へ進む→やっぱり死ぬ」を4、5回繰り返すだけであり、後半は異世界をもう一度最初から冒険しなおすのだが死にそうな奴が出てこないだけで後は一緒であり、やってて嬉しい事が一つもない訳だな。

また、エンディングが4つあるのだが、どんなに頑張っても結果は大して変わらんと言おうか、EDの台詞が1個2個変わるだけであり、頑張ってグッドエンドフラグを立ててクリアしても萎えるだけな訳だ。



つまり、サイレントヒル4はおつかいゲーだったという事だな。プレーヤーは延々と開発者にパシリをさせられるだけで、それ以上のモノは何も無いという話だ。これはクソゲーではない訳がない。



そんな訳で、クソゲーだからくれぐれも苦情を持ってこないように。

一人暮らし密着型ホラー

2007年08月17日 22時48分31秒 | アニメ、ゲーム、映画等
なんか最近二日に一回更新がデフォルトになりつつあるが、まぁそれだけ中の人に余裕が無いのである。締め切りまで半月切ったのにいまだに小説全然進んでおらんしな。しばらく徹夜生活を続ける必要がありそうだ。んで、徹夜前に更新する。


世の中には、様々なホラーゲームがある。私はホラーゲーに関しては典型的なバイオハザード信者であり、バイオハザードシリーズこそ最高のホラーと信じて疑っておらん。まぁ、コードベロニカは除くがな。ありゃ駄目だ。

で、バイオシリーズに肩を並べられるシリーズと言うと、SIREN、サイレントヒル、それに零が挙げられるな。私はSIRENこそやりこんだが、後者二つはあんまりやっておらん。一応サイレントヒル4はやったがな。んで先日新潟に行った際、現地の協力者園田さん(仮名)とゲーセンに行ったらサイレントヒルのガンシューティングが置いてあった。

サイレントヒルとガンシューティング。これほどジャンルが間違ってるゲームがあるだろうか。これがバイオハザードのガンシューティングなら判る。バイオハザードは全シリーズ共通で銃主体だ。一応打撃武器としてナイフがある事はあるが、基本的には弾が切れたら死亡というゲームであり、ナイフなんぞは一番最初に捨てられるアイテムだ。

が、サイレントヒルは違う。サイレントヒルシリーズも舞台はアメリカで銃もちゃんと出てくるのだが、バイオシリーズみたいにそこら中に弾が転がっているという事は無い。バイオ2とか、グレネードランチャーの弾が下水に転がってるからな。アンブレラの工作部隊が置いていったのかもしれんが。

確かにアメリカは銃社会だし大量の銃が出回っておるが、9mmルガーとか45ACPならともかく、だからと言ってそこら中に軍用のアブないブツが転がっておる訳ではない。現にアメリカは暴発事件がかなり多いからな。銃が身近な国だからと言って銃の知識がちゃんとしてる訳ではないという事だな。

まぁ、話が逸れたが、サイレントヒルにおける銃の弾と主人公の関係はガソリンの一滴は血の一滴みたいなものなのだ。じゃあ普段はどうやって身を守るかと言うと、鉄パイプだ。鉄パイプで不気味なモンスターどもを殴り倒すのである。鉄パイプのみならず、ゴルフパットだとか、金属バットだとか、およそ身の回りにありふれていて武器に使えそうなものは全部出てくる。

他にバイオハザードと違うところを挙げると、バイオは常時異世界状態(何せ街中でゾンビが暴れておるからな。そこら中で火災が起きたり車が突っ込んでたりする訳だ)だが、サイレントヒルだとそうではない。まぁ錆びと血の世界もある訳だが、基本的には普通の街並みだ。霧がかかっておるし化け物どもが襲ってはくるがな。

この様に、サイレントヒルはバイオと同じくホラーゲーだが、同じホラーでもサイレントヒルは地域密着型ホラーという事である。


んで、私はガンシューティングの奴以外にやったサイレントヒルは4だけなのだが。前述の通り、元々サイレントヒルは地域密着型の嫌らしいホラーである。んで4はその方向性を更に先鋭化させ、一人暮らし密着型ホラーというゲームになった。確かにサイレントヒルみたいなゲームやるのは一人暮らしの学生が多かろうし、間違ってはおるまい。

じゃ、どんなゲームなのか説明するとだな。アメリカ某氏在住のヘンリーさんは一人暮らし。何の変哲も無い普通の男なのだが、毎日悪夢にうなされていた。そしてある日、突如としてドアが開かなくなる。助けを呼んでも反応なし、電話も繋がらない。どーしたもんかと頭を抱えておったら、今度は風呂場にデカい穴が発生し、八方塞がりだったヘンリーさんはその中に入っていくのだった、というのがゲーム冒頭である。

んで、この穴、地下鉄の世界に何故か繋がっておる。その地下鉄世界には沢山穴があいており、この穴は全てヘンリーさんの部屋に繋がっておる。まぁゲーム的な面から言えば、穴を見つけたら部屋に戻って休めるという事だな。

ヘンリーさんは話が進む内に森の世界とか建物乱立の世界とか色々な世界に行く事になるのだが、その場所にも穴があいておって部屋に繋がっておる。よって、穴さえ発見すれば部屋に戻って一息つける。装備の交換もできるし、部屋に戻ってしまえば体力も全快するからな。


が、話が後半に入るとこれが変わってくる。どう変わってくるかと言うと、部屋で異常現象が発生する様になるのだな。ただでさえ体力が回復しなくなるというのに、冷蔵庫の中に何故か猫の死体が突っ込んであったり、水道から赤い水(と言うか血)が出てきたり、窓がガタガタ鳴り出したり、テレビに触れてもおらぬのにひとりでに電源が入り、変な番組が流れ出したりする。

ま、超常現象が発生したところで、精神的に痛いだけだ。しかしながら、この超常現象、発生中にそこに近付くとモリモリ体力が減っていく。しかもこれが部屋中どこででも発生する可能性がある為、放っておくとセーブしに部屋に戻ったら超常現象ダメージで死亡とかがありえるのだ。

一応、ホーリーキャンドルという蝋燭を超常現象発生地点に置けば超常現象を停止させられるのだが、数に限りがあるし、何より発生地点に行くという事は自分からダメージを貰いに行くという事だ。

嫌である。大変嫌だ。


また、後半の異世界ではウォルター・サリバンさんがブツブツ呟きながら主人公を殺そうと延々追って来る。追って来るだけならいいのだが、弾数無限の銃を所持しており、こっちは弾が限られておるのにバンバン撃ってくる。一応、一定のダメージを食らわせれば倒れるが、残念な事にサリバンさんはラスボス戦以外では不死身であり、殺しても殺しても蘇って主人公を追ってくる。



この様に、サイレントヒルは4に至り一人暮らし密着型ホラーゲームになったのだ。一人暮らしの諸君も一度体験してみてはどうだろうか。






























ま、クソゲーだけどな。





時間と金を無駄にしたとか言われても謝罪も賠償もせぬからそのつもりでいるように。