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花鳥にゃん月

カメラにはまり、心に入り込んだものを写して遊んでます。
日常のどこにでもある風景・・・

葉脈のお話

2015年03月04日 | 長居公園

 

毎月 長居植物園で 植物観察会が行われています 

第4土曜日の 14時半~16時まで

 

 自然史博物館の学芸員さんたちが その時々のテーマで 

園を回って実際の植物を見ながら 説明をして下さいます

  

今までにもやっていることは知っていたのですが 

なかなか参加できなくて 今回が初めての参加 

 

今回はお天気も良かったので たくさんの方々 

 ざっと数えて80人くらいはいたと思います

 

  

今回は『葉脈スペシャル』

 

最初の挨拶で 今回はかなりマニアックな内容となります・・・との説明。 

そして 説明してくださる先生は なんと地質学の専門の方

 

なぜ 地質学?? 

化石を調べることが多く 葉っぱの化石を調べる際

残ってるのは ほとんど葉脈 

ということで 植物の葉脈にとても詳しいとのことから 

今回の 先生となったそうです

 

今回のテキスト 

 

葉脈とは 簡単に言うと 血管でしょうか 

中心を走る 主脈(1次脈) 

主脈から 横に広がる 側脈(2次脈) 

側脈からも さらに細い葉脈が出ています(3次脈) 

 主脈から側脈とは言いにくい細いものが出てるのを 2.5次脈 

 

  

ハマビワの葉には 鋸歯(葉の周りのギザギザ)がありませんので 

葉先の方でマルク円を描くように 繋がっています  

 

でも 鋸歯のある葉は 鋸歯に向かって伸びています 

↓ ケヤキ 

 

山溪ハンディ図鑑 「樹木の葉」より

  

クヌギアベマキの葉は 鋸歯の先から葉脈が付き出て 特徴的です 

 

↑はクヌギ   アベマキも良く似た葉ですが 

見分け方として アベマキの裏は白っぽくなっています 

触ると分かりますが 細かい毛が生えています 

 

イチイガシは 葉の先の方だけが 鋸歯があり 覚えやすいです 

やはりこれも裏に毛が生えていて 白っぽく見えます 

 山溪ハンディ図鑑 「樹木の葉」より

 

ちなみに ハマビワの花も咲いていました 

ハマビワ自体 あまりこの辺では 珍しい木だそうです 

 

 

                    

 植物園を歩いていると 今までなかった こんな姿の木が数本 

 

これは ナラガシワの木ですが とうとう 長居公園にも 

ナラ枯れの被害が 出てきた為に 処置してるとのこと

この園では ナラガシワとコナラに 被害が出てるそうです 

対処がうまくいくといいですね

 

                    

今回 2枚ほど 写真を使用した 山溪ハンディ図鑑 「樹木の葉」 

去年参加した 植物観察会で会った方が持っていて 

とても気に入ったので 早速購入したもの  

 

 

図鑑というより 見分け方に重点を置いてる本です

1100種も載っているので 分厚く 持ち歩くには ちょっと重い 

でも 実際の葉や実をスキャンした画像が 分かりやすくて良いです 

という事で 紹介させていただきました 

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12 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ご無沙汰しました! (minoji)
2015-03-04 16:58:38
NANAさんも遠からず植物博士になれますね。(笑)
なら枯れは困ったものです。
里山も松に続いて次々楢やこなら・楢がしわなど次々枯れています。
京都御苑もビニルを巻いてある木が多くみられました。
どこまで広がるのでしょうね。
返信する
葉脈 (Saas-Feeの風)
2015-03-05 10:03:14
和歌山の熊野速玉大社で
ナギの木の葉には葉脈が無いと教えられました。
実物を見ると確かに葉には葉脈が無い!
宮司の奥さまがナギの木のタネをくださったので
帰宅して鉢植えしておいたら何本もの苗木が育ってきました。
そのうちに葉脈の無い葉が見られると好いなと思いながら栽培しています。
返信する
★ minojiさんへ (NANA)
2015-03-05 10:59:57
おかえりなさい。
無事ご帰還ですね。
またお邪魔して 旅行記楽しませてもらいます。
ほんとに ナラ枯れには困ったものです。
どこへ行っても ビニールで巻かれた木を見ますね。
返信する
★ Saas-Feeの風さんへ (NANA)
2015-03-05 11:04:07
そうなんですよね。
私もナギの葉を見たときは驚きました。
その時 縦に引っ張っても切れませんが
横に引っ張ると きれいに割れることにも感動しました。
ナギが成長したら 試してください。
面白いですよ(^^♪
ナギは 広葉樹じゃなくマキ科なので イチョウの葉と比べると理解できました(^^♪
返信する
今日は (golfun)
2015-03-05 16:04:16
NANAさんはとても勤勉ですね。
生まれ育った故郷は杉とくぬぎが多く杉下駄とシイタケの
特産地でした。
椎茸はドングリの木(くぬぎ)に菌を植え付けて作りました。
くぬぎの葉は茨城では見かけないです。
返信する
こんばんは (たんたか)
2015-03-05 17:50:20
NANAさん勉強されてますね
分かってくると楽しくなるでしょう

この本は見やすそうですね
返信する
こんばんは~ (蓮の花)
2015-03-05 20:17:46
私もたんたかさんと同じ意見です。
よく勉強をされていると思います。

植物図鑑は小学生の時以来見ては
いないです。
この本は植物の葉を描いてあり素人も
理解しやすいようですね。
返信する
★ Golfunさんへ「 (NANA)
2015-03-06 10:41:53
こんにちは。
子どもの頃は樹がすごく身近にありました。
それがいつの間にか 遠くなって 今更ながら
いろいろ興味深く 未知の世界を見る感覚で
学んでおります。
クヌギ 見かけませんか??
本州なら 生えていると思うのですが・・・。
返信する
★ たんたかさんへ (NANA)
2015-03-06 10:45:38
こんにちは。
毎日見ている木々ですが 知れば知るほど
木のことを何もわかっていなかったことに驚きます。
あまり詳しく知らなくても 見て区別つけられるように
作られているので 分かりやすい本です。
今後のいい友達になりそうです。
返信する
★ 蓮の花さんへ (NANA)
2015-03-06 10:48:51
こんにちは。
実際の葉を使っているので 見たままの様子が
そのまま載っている感じです。
今までの図鑑だと 実物と比べると なんか違う??
って感じることが多かったです。
いいものが見つかったと 喜んでいます(^_^)v
返信する

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