長居の植物園案内を 途中で抜け出し 園内をうろうろ
蓮池では 花はもう少し先になりそうでしたが
葉っぱと水面が ちょっと面白そう
遊んでみました
長居の植物園案内を 途中で抜け出し 園内をうろうろ
蓮池では 花はもう少し先になりそうでしたが
葉っぱと水面が ちょっと面白そう
遊んでみました
6月の植物園案内は 昆虫が中心でした
子どもって ほんとに虫が好きなんですね
虫好きの ちびっ子たちが たくさん参加していました
まずは クスノキの話から
今頃 よく見かける アオスジアゲハ(右下の蝶)↓
クスノキの葉を食べて 幼虫は育ちます
そして 今回教えてもらったのは 上の葉に付いた 黒い点々の犯人
クスベニヒラタカスミカメムシです
去年の夏に 公園のクスノキが たくさん葉を落とし 枯れるのではとの心配もあったとか
ところが どうも犯人は このカスミカメムシの大発生が 原因だったようです
今まではいなかった虫ですが ここ数年で 近畿から どんどん広がっていっているらしい
今のところ 大発生しているものの 葉を落とすだけで 他の害は見つかっていないので
駆除とかは 考えていないとの事
葉はおちても 新しい葉が 出てきてるので 今後の様子見というところのようです
虫ではありませんが たまたま発生しているのでと 見せてくれたのは
粘菌の仲間で 変形体の ハイイロクロホコリ
芝生の中に生えたクローバーの葉に たくさんくっついていました
一見 葉の周りに 霜が付いたように見えたのですが
カメラの顕微鏡機能で 写してみてびっくり…気持ち悪いです
最近降った雨で 急に発生したようです
そばに 咲いていた ネジバナ
次は コクチナシに 卵を産み付ける オオスカシバ
ときどき見かける蛾の仲間ですが 見た目は大きな蜂のようです
残念ながら 今回は見つからず
写真は コクチナシの花と オオスカシバの卵
ハーブ園でも いろいろ昆虫を捕まえては 説明をされていましたが
ちびっ子が多いので おばさんたちの方まで サンプルが回ってきません
ちょっと おばさんとしては 退屈
次は 折角ジャカランダが たくさん咲いているので・・・と
花は 筒のような形
落ちている花を拾い 中を見ると 4本のオシベと 1本のメシベのように見えます
ところが 花は散ってもメシベは残って 実をつけるものだとの説明
なるほど・・・じゃあ これは何? となると オシベの変化したものでしょうね
そこで 木に付いた花を割いてみると 中に 1本(矢印)メシベがありました
この後も 説明は続いていましたが 虫はもういいかなと 帰ることにしました
どうも 虫はあまり興味を そそられません
でも 子供たちは とてもよく知っていて いろいろつかまえてきては 質問していました
ケムリノキ とか スモークツリーとか 呼ばれています
近所で ピンクと白を 見かけます
長居植物園でも 見かけますが 学芸員さん曰く これは花じゃありません!
植物園の 開花情報で紹介されていることに 抵抗を感じるらしく
リストから 外すよう言いました・・・と
とは言え 花より 確かにこの姿の方が 目立ちます
花はこんな感じ
そして 花が どんどん伸びて 煙のような状態になっていきます
伸びたところに 毛のようなものが見えますか?
これがどんどん伸びて 煙のように見えるのです
時々 この毛の先っちょに 種のようなものができるのを 見ることがあります
その写真がありましたので 追加しておきます
6月ですので そろそろかな~と ジャカランダの木のある場所へ
咲いていました
では 6月の講座へ
やっとなじみの植物の名が 出て来ました
毎回 講座が終わると アンケート用紙が配られます
そこに 質問とか意見を書くと 次の時に回答だったり 説明をしてもらえます
その時 聞いた内容ですが
被子植物の実は 果実と言い 裸子植物の実は 種子と言うそうです
分かっていそうで 分かっていなかったんですよ 私・・・
講義が終わり 園内散策
やはり 実物を見ながらの 話しの方が 分かりやすくていいですね
イナゴマメに 実ができていました
幹から 直接実が付いてるのが 面白い
カツラにも 実が付いていました
バナナみたい
アジサイが だいぶ咲いてきていたので アジサイ園へ
普通の人は 派手なアジサイがたくさん咲く方へ行くのですが
先生は 逆のアジサイ園へ
花が少なく 目立たないので 私もほとんど行かなかった場所
イワガラミ・・・ここに あるとは知らなかったな
アマチャ
アマギアマチャ
アジサイの仲間でも ひっそりと咲いていたので 気づかなかったです
先生は 僕 これが大好きなんです・・と 紹介してくれました
ついつい賑やかな方ばかりに 気を取られていたんですね
ちなみに アマチャは お茶にして飲んでたそうです
甘いそうですよ
次は ちょっと 気を付けたい話
シキミの実
この実が もっと熟すと 裂け目の部分が割れて
香辛料でよく見るハッカクとそっくりになります
同じ仲間なので よく似ているのですが
注意しないと シキミの実は 死亡するほどの毒です
もう一つ キョウチクトウ
この花もよく見ますが これも毒があり 危険な植物です
なんで 公園や学校の周りに植えてるのか 分かりません!
本来なら 植えるべきではない と 先生
花 葉 木や枝 根っこ それに植えられている地面にまで
毒が広がるそうです
間違っても 枝を取って 箸代わりに使ったりしないでね
最後に ハスのはなし
今年の冬に 蓮を根元から 刈り取ってしまいました
そう言えば いつもなら枯れ葉が浮いてるのに 珍しく何もない池でした
今では 新しい葉が どんどん出てきています
奥の方は 深いので見えませんが もう少ししたら伸びてくるそうです
途中で腐ってしまう恐れもあったらしく 葉が出てきて ホッとされたようです
蕾も 付いていました
7月に入ると 早朝開園が行われ 7時半から 入れますよ~
5月の講座の時は シャクヤクが満開でした
講義の内容は 属ごとに 種類の数や特徴と
世界的な分布と 日本には何種類あるかなどが 説明されます
資料の表紙に 黄色の花がスタンプされているのがわかりますか?
この花が 今 園内で咲いていると 講義後の散策で 教えていただきました
エゾキスゲ
講義の最初は 前回の復習もかねて 質問が出されました
園内散策では バラ園へ
この講義の先生は バラにメチャクチャ詳しい方でした
詳しすぎて ほとんど記憶に残りません
一つだけ 残ったのは
日本に原生しているバラは ノイバラだけということ
大きなカロリナポプラの樹下は 真っ白
綿毛が すごいです
カラタネオガタマ
モクレンの仲間ですので 先日のタイサンボクと 似ています
大きさは雲泥の差ですが・・・
サワグルミの実
よく似ていますが ちょっと違う アカシデの実
ヤマボウシ
やっと 5月分が済みました
次は 6月分
実は この春から 長居植物園で開かれている講座を受けています
えっ? 今まででも 行ってたんじゃ・・って?
今まで参加していたのは 長居植物園の中にある
大阪市立自然史博物館の 学芸員さんが行ってる 植物園案内
今回は 植物園の職員による 講座
2時間の内 1時間は室内で 分類学の講義
残りの時間は 園内散策
植物の基礎を 教えてもらえるかと思いきや 分類学の 勉強でした
ですので専門用語が ポンポン出てくる説明に 頭がついて行きません
ブログ書こうにも 何をどこまで書いていいのか まとまらず
ついつい 今まで 書けないまま来てしまいました
でも 折角行っているのに このまま ボツにするのもな~・・
ということで 雰囲気だけ 4月に戻って アップすることにしました
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毎回 資料は たくさん配られます
初回だけ 分類表が付いていました
これは 今回の講師の先生が 作られたもので
日本語版は これしか無い! と強調されていました
というのも 資料を探したけど 見つからなかったそうです
APGⅣによる被子植物系統樹
最近は 植物の分類が 大きく変わってきています
今までは 見た目で分類されてきていましたが
最近は 遺伝子情報から分類されるようになってきています
古い情報と新しい情報が 入り混じった状態ですので
どれが正しいのか 迷うことも度々
上記のタイトルに 被子植物と書かれていますが
遺伝子情報で 分類されているのが 被子植物だけだからです
それも今のところ すべての植物を調べきれていないので
これからも 変化していくだろうとの話でした
いろいろ話はたくさん聞きましたが ど素人の私には
頭の中を ぐるぐる回るだけで ぜんぜんインプットされませんでした
もう少しゆっくり 進めませんかと聞いたら
一年間の講義の予定・資料等 作成済みなので 今更無理
分からない事や 聞きたいことがあれば 講義後個人的に聞きに来てください
いくらでも説明しますよ といわれました
珍しい植物が 長居にもあります・・・といって 見せてくれたのが
Welwitschia mirabilis(奇想天外)
葉は 一対の2枚のみ
後半の園内散策
ちょうど四月 花見で大賑わいの中 歩きました
ソメイヨシノは オオシマザクラとエゾヒガンが交配してできたと
言われてきたが 実際に 交配してたら アマギヨシノになった
ですので この2種以外に山桜が入ってる可能性があるとの事でした
ちなみに 今年エゾヒガンを植えたばかりなので・・・と見せてくれた
まだ木が若く 花は チラホラでした
タイサンボクが 咲き始めていた時でした
モクレン類は かなり古い植物の仲間
特徴は 花弁や蕊が らせん状ん並んでいるところ
講義とは 関係ないのですが ちょうど咲いていたのでと紹介
キクカチャ
キンカチャ
次は 5月分です
植物も いろいろ 写してみました
セージの仲間がたくさん 寄せ植えされた花壇
何を写そうかと 見てたところに
飛んできたのが 昨日アップした クマバチ
数メートル 離れた場所で すべて写しています
ボッグセージは小さい花で 遠くから離れて 狙ってるのに
割とピントが スッと合います
面白くて たくさん撮りました
ガラニティカセージも ズームを 変えてみると
カメラを覗いた時には もっとピッと 合ってたのにね・・・
それにして 優秀なカメラです
すぐピントを 合わせてくれます
ガウラは 風に揺れて ほんとに撮りにくい花ですが
これも意外と楽でした
スイレンも 見ごろでしたので
秋の鳥シーズンに向けて
使いこなせるようにしておかないと・・・ね
今まで使っていた カメラが壊れて 買い換えました
主に 鳥撮り用にと 購入したものです
試しに鳥を・・・と思ったものの
この時期 公園に行っても 鳥の姿はさっぱりです
それでも試しだからと 手当たり次第に 狙い撃ち
まずは 蝶 見っけ
もう少し アップで
ホシミスジ という蝶でした
まあまあ 良く撮れました
これは ヒメアカタテハ
フェンスに スズメ
大きなハチ
クマバチかな
小さな水場で ひと休みしてたら
子雀が やってきました
まだ ほっぺも あまり黒くなっていないね
恐る恐る 水に近づいて 何とか一口飲んで
すぐ 飛んで行きました
あれっ? と思ったら
シジュウカラが 水浴びに来てたんですね
カメラの手応えとしては まずまず満足
ピントが すごく合いやすいというか
カメラが賢くて 合わせてくれてるのか??