昨日は お天気も良く 風もなく この時期にしては ラッキーな観察会でした
まずは カンツバキから
ツバキ・サザンカ・カンツバキ・・・・
いつも話題になるのが見分け方なのですが
いろいろ様々な 見分け方が言われています
花ビラの落ち方とか 主脈に毛があるとかないとか・・・
以前は 系列をしっかり見極めて 判別していたそうですが
最近では あまりそれも熱心に研究される方も減り
交配もどんどん進み 最近では 見分けるのは至難の業だそうです
オオキバナカタバミ
あちこちの公園で どんどん広がりつつある 外来種のカタバミ
種をつけたところを見たことないが どんどん広がっていく
根っこの鱗片で増えるのはわかっているが
その鱗片が別の場所に移る仕組みが 不明ということで
いろいろ仮説を立てて これからの研究課題だとか
外来種の野草は 増える一方で
長居植物園内にも 突然生えてくるものもあるそうです
最近見つけたのが ナルトサワギク
たった一株だけ 生えていました
特定外来生物に指定されています
牛が食べると 中毒症状を起こすことは わかっているそうです
摘んで帰ろうなんて 絶対しないでくださいね
植物園には 様々な種類の竹が植えてある 竹林があります
その中に 今年は 花をつけた竹があります
これ 全部 竹の花です
竹はイネ科なので メシベやオシベが ニョロニョロ出てるだけですが・・
左の写真のように 房のようなものがたくさんできます
これは 花序(小穂)といい 一つの花序に30~50の花(小花)が集まって
ゆっくり咲いていきます
竹の種類は 見分けるのが難しいようで
最初はホテイチク(マダケ属)だと思い 数十年に一度の珍しい事だと説明してきましたが
どうも 特徴をよく見ると ハチク属ではないかという事になってきて
ハチクだと 100年に一度のもっと珍しい事かも・・・?となってるようです
竹に詳しい方に見に来てもらわないと はっきりしたことはまだ言えないとのこと
いずれにしても 見といた方がいいですよね
次は 足元も埋まりそうなほど積もった枯れ葉を 踏みながらついて行ったところには
ニオイスミレが 葉を出していました・・・ 残念ながら 花はまだでしたけどね
花が咲く頃には また見に来なくては・・・
ちなみに ニオイスミレというくらいですから 香りがあるようですが
この香りを感じるのに かなり個人差があるようです
同じ場所にいても すごい香り!という人もいれば
全く感じない人もいるとか・・・ これも試さないとね
毎年 花粉症に悩まされている方も多いでしょうね
スギの 雄花(左)と 雌花(右)
雄花はみたことがありましたが 雌花は初めて
教えてもらっても よくわからないほど 葉と区別つきませんでした
左 ソシンロウバイ 右 ロウバイ
ソシンロウバイの方が 花も大きく見栄えがいいので
一般的に ソシンロウバイが ロウバイとして流通してるようです
ロウバイは 花も小さく ポツポツとしか咲いていなので 目立ちませんでした
サキシマフヨウの種が満開…っていうのも変ですが
そう言いたくなるほど たくさん 種が付いていました
南西諸島あたりに 多く見られるようです
そして この種は 海水に浮くというので 池に種を浮かべてみました
今回来て驚いたのですが 植物園の池が きれいだったんです
いつもは この池には 蓮の葉や茎の枯れたのが たくさんあったのに
全く無くて きれいな水面が 広がっていました
ニホンスイセン ちょうど見ごろですよ