メリーモナーク・フェスティバルを観戦するために、ハワイ島のヒロへ行った。
直前に風邪をひき、体調はベストとは言えない。息子が持って来た風邪を妻が貰い、次は私が譲り受けた。
出発の朝は熱っぽく、このままでは入国拒否されるかも知れないと、心配になった。咳が出るので、ずっとマスクをしていた。常夏のハワイへ着けば、暖かい陽気で、すぐ良くなると思った。それが間違いと気づいたのはヒロ空港へ着いた頃だ。
飛行機も寒い。乗り継ぎのホノルル空港内は、エアコンの効き過ぎで、もっと寒い。
目的地のヒロ空港も寒いのだ。エアコンの効き過ぎだと判断して、早く、暖かい外へ出たいと思った。
が‥‥‥‥
外も、「涼しい」というより寒いくらいだった。厚地長袖のシャツに春物のベストを着ていたが、その上に冬物のカーディガンを羽織った。
メリーモナーク・フェスティバルは、フラ・コンペディションの最高峰と言われている。屋根があっても一部に壁のない会場では、防寒着が必要と分かっていたが、夜中になると、さすがに寒い。雨具兼用の防寒着を着ることになった。日本国内では、時季外れなので在庫がなく、入荷予定もないという状況だった「携帯カイロ」が、ヒロのショップで売られていたのには驚いた。
富士山より高い二つの火山「マウナ・ケア」「マウナ・ ロア」が、島の東西で気候を分けている。
今でも、火山活動が盛んな島で、キラウエアのクレーター(噴火口)からは、煙(湯気)が噴出している。見学するにも、レインコートが必要だ。雨対策と寒さ対策だ。
火山の近く、火山灰の上でも、流れ出た溶岩の隙間でも、すぐに生息を始める「レフア」の花が、可憐でありながらもたくましく見える。
雨の多い「ヒロ」。雨期も終わる時期だというのに、一日に何度も雨が降る。
ヒロの旅行客は、このメリーモナーク・フェスティバルの時期に集中しているのだと思う。ホテルは満室。バスのお湯は、ほとんど出ない。給湯能力を超えているのだろう。風邪がひどくなりそうだ。昼間ならお湯が出るから、洗髪は昼間に限る。
それでも、南国の草花が豊富で、緑が多いのが、ビッグアイランド「ハワイ島」のヒロ周辺。「ヒロ」や周辺地域は、ハワイ諸島でも、日系人の多い地域で、スーパーもガーデンショップも日本人名と思える店が多い。「AKATSUKA」というガーデンショップでは、二万ドルもする「ラン」があった。
ヒロのダウンタウンでは、多くの花や果実が売られ ている。傘とレインコートを持って街を歩く。とにかく、 突然、雨が降る。
島の反対側がコーヒーで有名な「コナ」。温暖で、雨も少ないので高級リゾート地としての地位を確立している。
メリーモナーク・フェスティバルを見るには、会場近くの便利さを優先、時間を有効に使える「ヒロ」に宿を取るか、会場まで2,3時間をかけて行き来する不便さを我慢してでも、充実し た設備、サービスが期待できる「コナ」のホテルに泊まるかを選択する必要がある。
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