nakazumi's blog

文化・歴史・城郭をメインに、時々『気になる事』を記す婆娑羅ブログ!

藤原宮(藤原京)跡(694~710)

2013年02月12日 | 王宮・宮殿・行宮・御所

 天武天皇のあと、即位4年(690年)、飛鳥浄御原で持統天皇が即位すると、即位8年(694年)より建設中だった藤原京に都を移した。藤原京は奈良県橿原市に所在する日本史上最初で最大の都城である。藤原宮はその都の中心よりやや北寄りに配置した。藤原宮の大きさは約900m四方、周囲を約5mの大垣(高い塀)と濠で囲み、各面に三か所ずつ全部で12ケ所の門が設置された。大極殿などの建物は日本の宮殿建築では初めて唐風(中国風)の瓦葺で作られた。しかし,残念ながら今日のように衛生面と病理菌の発生の因果関係など、殆ど知る由もなかったために、疫病の巣窟となり、藤原京は、持統8年(694年)から和銅3年(710年)まで、持統・文武・元明天皇三代にわたる僅か16年の都で瓦解した。現在、藤原宮(藤原京)跡は、特別史跡として整備されている。

 [所在地:奈良県橿原市高殿町]

<アクセス>近鉄・大阪線耳成駅から徒歩30分

 

 

大極殿

 

 2013/02/10  訪問