〔問〕同じ店で使えるが同時には使えない千円券と1割引券を1枚ずつ持っていればどう使い分けるのが最も得か?
〔答〕千円券を低価格品の購入に、1割引券を高価格品の購入に使う。
〔理由〕1,500円と10,000円の商品を買うなら、正しく使えば2,000円得をするが、間違った使い方をすれば1,150円しか得をしない。お釣りの出る千円券であれば極力安い品に使ったほうが得だ。もし10円の商品を買えば990円の現金を入手できる。
千円券のような定額券は低価格品の購入に使い割引券は高価格品の購入に使うべきだ。定額と定率には異なった特長がありそれを理解すれば、それぞれの長所を生かした使い分けが可能になる。
消費税は定率の税制だ。この税制の最大の欠点は「平等性」だ。富裕者にも貧困者にも平等に課税する。富裕者にとってたった8%の税金など気にならないが、貧困者にとってはたった1円でも惜しい。1円の重みが違うから平等な課税は不公平だ。
この不公平さを改善するためには軽減税率を含めた税率の見直しよりも定額制の給付金のほうが有効と思える。定率である消費税の欠陥は定額制によって補完できる。全員に定額を給付した場合、富裕者にとってははした金だが、貧困者にとっては貴重な収入になる。敢えて全員とするのは、制限を設ければその手続きのために無駄なコストが掛かるからだ。そんなことに経費を使うよりも富裕者も含めた全員に給付したほうが却って国費の負担は少ない。
しかしやはり制限は必要だ。失敗例がある。リーマンショックの時、オーストラリア政府は景気対策として一人当たり約60,000円をバラ撒いたそうだ。これが招いたのは空前のギャンブルブームだったと言われている。国民がアブク銭と考えればこんな乗数効果の乏しい出費のために浪費されかねない。
給付金よりも用途を制限した給付券のほうが良いと私は考える。地域限定にしたり、購入対象品や対象店舗を絞ったりして、しかも申し込み制にする。給付券に魅力を感じない富裕者であればわざわざ申し込まない人もいるだろう。こうすることによって給付を必要とする人を優遇する政策となり得る。
〔答〕千円券を低価格品の購入に、1割引券を高価格品の購入に使う。
〔理由〕1,500円と10,000円の商品を買うなら、正しく使えば2,000円得をするが、間違った使い方をすれば1,150円しか得をしない。お釣りの出る千円券であれば極力安い品に使ったほうが得だ。もし10円の商品を買えば990円の現金を入手できる。
千円券のような定額券は低価格品の購入に使い割引券は高価格品の購入に使うべきだ。定額と定率には異なった特長がありそれを理解すれば、それぞれの長所を生かした使い分けが可能になる。
消費税は定率の税制だ。この税制の最大の欠点は「平等性」だ。富裕者にも貧困者にも平等に課税する。富裕者にとってたった8%の税金など気にならないが、貧困者にとってはたった1円でも惜しい。1円の重みが違うから平等な課税は不公平だ。
この不公平さを改善するためには軽減税率を含めた税率の見直しよりも定額制の給付金のほうが有効と思える。定率である消費税の欠陥は定額制によって補完できる。全員に定額を給付した場合、富裕者にとってははした金だが、貧困者にとっては貴重な収入になる。敢えて全員とするのは、制限を設ければその手続きのために無駄なコストが掛かるからだ。そんなことに経費を使うよりも富裕者も含めた全員に給付したほうが却って国費の負担は少ない。
しかしやはり制限は必要だ。失敗例がある。リーマンショックの時、オーストラリア政府は景気対策として一人当たり約60,000円をバラ撒いたそうだ。これが招いたのは空前のギャンブルブームだったと言われている。国民がアブク銭と考えればこんな乗数効果の乏しい出費のために浪費されかねない。
給付金よりも用途を制限した給付券のほうが良いと私は考える。地域限定にしたり、購入対象品や対象店舗を絞ったりして、しかも申し込み制にする。給付券に魅力を感じない富裕者であればわざわざ申し込まない人もいるだろう。こうすることによって給付を必要とする人を優遇する政策となり得る。