DV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者は相手を庇うことが多いらしい。これは必ずしも愛情からではなく、自分が彼を選んだという判断を否定されたくないからだろう。
結婚詐欺の被害者も被害を認めたがらないそうだ。この傾向は特に男性に顕著だと言う。これはプライドだけではなく、美しい思い出を穢されたくないからだろう。結局、男女共に、自分の過ちを認めたくないということだ。
朝日新聞がミスではなく故意に、誤報ではなく捏造の」レベルでの酷い記事を書き続けたのも似た心情が原因なのかも知れない。朝日新聞には大きなトラウマがある。昭和20年の9月、GHQによって2日間の発行停止処分を受けた。朝日新聞の記者は驚愕した。言論の自由の庇護者と思い込んでいたGHQに裏切られたからだ。このショックは絶大だった。これ以降、朝日新聞はGHQに迎合する記事しか書けなくなってしまった。
当初は渋々従っていたがやがてそれが主体的行動に変質した。これはストックホルム症候群の一種だろう。1973年にストックホルムで起こった銀行強盗人質立て籠もり事件では人質が強盗に協力して警察に敵対した。1974年にはアメリカの新聞王の孫娘のパトリシア・ハーストは自分を誘拐した犯人グループに協力して銀行強盗になった。このように人は、強制されているという事実を否定したいがためにそれを自ら意志するという奇妙な行動を選ぶことがある。
GHQによる言論統制が終わった時、朝日新聞にはジレンマがあった。弾圧が無くなったのだから本来の自由な報道をするか、それともそれまでの記事との一貫性を重視するかを自ら選ばねばならなかったからだ。
多分その時点では、アメリカに迎合する記事を書くことに罪悪感を覚えない非良心的な人々が主要なポストを占め、偽りの記事に抵抗する人は閑職に追いやられたり自ら会社を去ったりしていただろう。そんな企業風土になっていたから朝日新聞は言論統制下と全く同じ論調の記事を掲載し続けた。このことはそれまでの記事との一貫性を保つためにも有効だった。
しかしこれは正常な心理状態ではない。GHQの弾圧に脅え遂にはその意思を我が意とするという心理は尋常なものではない。DV被害者と同質の異常心理だ。
こんな職場では狂気が支配する。新たに入社した人も感化されるし上司や諸先輩を否定することも難しい。狂気が支配する社会では正常な人が狂人として扱われる。先日の「吉田調書」と「吉田証言」について調査した外部のスタッフは「角度を付ける」という言葉が頻繁に使われることに驚いたそうだ。これは「朝日新聞らしい記事を書く」という意味であると同時に「事実を多少脚色する」という意味でもある。こんな報道機関にあるまじきことが朝日新聞では常識になっていた。こんな新聞が世論をリードしたから日本人の多くが狂気に感染した。多くの日本人を狂わせ世論を操作した罪は重い。
結婚詐欺の被害者も被害を認めたがらないそうだ。この傾向は特に男性に顕著だと言う。これはプライドだけではなく、美しい思い出を穢されたくないからだろう。結局、男女共に、自分の過ちを認めたくないということだ。
朝日新聞がミスではなく故意に、誤報ではなく捏造の」レベルでの酷い記事を書き続けたのも似た心情が原因なのかも知れない。朝日新聞には大きなトラウマがある。昭和20年の9月、GHQによって2日間の発行停止処分を受けた。朝日新聞の記者は驚愕した。言論の自由の庇護者と思い込んでいたGHQに裏切られたからだ。このショックは絶大だった。これ以降、朝日新聞はGHQに迎合する記事しか書けなくなってしまった。
当初は渋々従っていたがやがてそれが主体的行動に変質した。これはストックホルム症候群の一種だろう。1973年にストックホルムで起こった銀行強盗人質立て籠もり事件では人質が強盗に協力して警察に敵対した。1974年にはアメリカの新聞王の孫娘のパトリシア・ハーストは自分を誘拐した犯人グループに協力して銀行強盗になった。このように人は、強制されているという事実を否定したいがためにそれを自ら意志するという奇妙な行動を選ぶことがある。
GHQによる言論統制が終わった時、朝日新聞にはジレンマがあった。弾圧が無くなったのだから本来の自由な報道をするか、それともそれまでの記事との一貫性を重視するかを自ら選ばねばならなかったからだ。
多分その時点では、アメリカに迎合する記事を書くことに罪悪感を覚えない非良心的な人々が主要なポストを占め、偽りの記事に抵抗する人は閑職に追いやられたり自ら会社を去ったりしていただろう。そんな企業風土になっていたから朝日新聞は言論統制下と全く同じ論調の記事を掲載し続けた。このことはそれまでの記事との一貫性を保つためにも有効だった。
しかしこれは正常な心理状態ではない。GHQの弾圧に脅え遂にはその意思を我が意とするという心理は尋常なものではない。DV被害者と同質の異常心理だ。
こんな職場では狂気が支配する。新たに入社した人も感化されるし上司や諸先輩を否定することも難しい。狂気が支配する社会では正常な人が狂人として扱われる。先日の「吉田調書」と「吉田証言」について調査した外部のスタッフは「角度を付ける」という言葉が頻繁に使われることに驚いたそうだ。これは「朝日新聞らしい記事を書く」という意味であると同時に「事実を多少脚色する」という意味でもある。こんな報道機関にあるまじきことが朝日新聞では常識になっていた。こんな新聞が世論をリードしたから日本人の多くが狂気に感染した。多くの日本人を狂わせ世論を操作した罪は重い。