金属中毒

心体お金の健康を中心に。
あなたはあなたの専門家、私は私の専門家。

黄金

2015-08-17 04:50:38 | Weblog
 旧日本軍がどさくさに造った大阪城地下施設。そこに博多は眠る。黄金に守られて。

時の政府の言葉によるとそういうことになっている。もしも、菊さんが聞いたら、「えぇ!私そんなもの造った覚えありませんよ」とでも叫びそうである。

さて、多くのイラストによると博多はあふれかえる大判小判に守られ抱かれるように眠っている。もしも黄金にも霊がいるならば、博多はどれほど愛されているのか。

大判小判といえば当然黄金である。当サイトには黄金のプロと呼べる方がいるので少しレクチャーいただこう。
 



金、化学式ではAu.
軍によって練成が禁止されている。禁止理由は経済の混乱を防ぐため。
私見だが禁忌とされている項目は人体練成にせよ、黄金の練成にせよコスト倒れが明白すぎる。(一番確実な黄金練成には水銀を使うが、水銀は黄金より高価である)
以前は私も研究した身であるから、なおさら言える。
それでも、求めてしまう。つまり人にとって望みとは欲望よりも価値があるのだろう。これは錬金術師であるか否かは無関係だ。



金の熱伝導率は(300 K) 318 W/(m·K) 。この数字を見てもらえば理解できるだろうが、・・・わからないですか。
お金をたくさん持っていることをふところが暖かいと表現しますね。感覚として実感できますか。
カードばっかりだからわからない・・・。確かに昔でも軍票を使うことが多い基地の街ではろくに財布を持たない人も多かったですが。


大阪城はわかりますね。ここに黄金の茶室があるのは、あぁさすがにそれはわかりますか。
その茶室に氷女がとりついているという話は聞いたことありますか。すごい美女だそうですよ。

初耳ですか。
そうでしょうね。会ったモノは凍死してますから。

一人、いや、一刀だけは助かりました。氷女よりきれいな女に抱かれたら助かったと言ってました。
一期一振です。

えろいやる・・・ですか。うん、小さい割には長いやつでしたから、その称号もにあいますね。
何がってそれは・・・俺は魔法使いですから、そのあたりはなんとも。

とにかく、本刀によると大阪城に来て少しした頃、噂を聞いたそうです。黄金の茶室にお化けが出ると。
秀吉は刀好きでしたから、きっと弟たちも来るだろうと一期は思ったそうです。それで弟が来たとき危ないから退治しておこうとある日茶室にこもった。
そうしたら翌朝からだが凍って動けなかった。当時はまだ生身の身体ではなかったですが、それでも凍りついたことの恐怖と、死への恐怖を感じたと言いました。そんな状態でどのくらいたったのか、掃除の小姓は来ても、つくもがみを見えないから素通りされて、泣かなかったのは泣けなかったからだと。
一期は俺の前では正直でしたよ。俺は弟ではないから兄である必要がない。同種ではないから敵対する可能性もない。
あれは刀剣男士、俺は人間兵器。
武器が人になる世界と人が武器になる世界。
違うから安心して寄り添えた。

あぁ、大阪城でしたね。どうも懐かしい話をしているとあちこち飛んでしまって。
このまま、氷女にとり殺されるのかと恐怖していたら、春の女神が入ってきて抱いてくれたそうです。それはもうしっかりと胸にいだいて・・・これあいつが言ってたままですから。ずいぶん長く抱かれたままで、気がついたら動けるようになっていた。そこでようやく相手の顔を見た。あの姫だったそうです。大阪城とともに燃え尽きた姫。

モノは人の考えで左右される存在ですから、あいつが後で大阪城で燃えたのにこのことが関係しているとは思えませんが、人に依ったらそう考えるかもしれませんね。

本当のところは単に冷えただけですよ。人でも寒い日は筋肉の伸びが悪くて動きにくいですね。刀剣の場合は特に本体が金属ですから、分子のブラウン運動ぐらいはわかりますよね。

刀剣男士になっても本質は金属。低温は敵です。

あの時、まだ短刀が少しいただけの朱鷺の本丸で俺がどうしても博多を救おうとしたのはそれが理由です。
















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