6 バレンタイン
お散歩は行き帰りも入れて2時間。星刻のスケジュールではそれで限度だった。
まだ、心残りがありそうな天子に星刻は赤い実を目にした雪ウサギを差し出した。
「わぁかわいい」
天子様もとてもかわいいです。そう言いたくなった星刻だが、臣下として無礼があってはならないと言葉を飲み込む。
「うさぎを連れて洛陽に戻りましょう」
代わりにそう言って帰りを促す。天子は素直に頷く。
帰り道、星刻のひざの上にちょこんと天子、天子のひざの上にちょこんと雪ウサギ。
お散歩は行き帰りも入れて2時間。星刻のスケジュールではそれで限度だった。
まだ、心残りがありそうな天子に星刻は赤い実を目にした雪ウサギを差し出した。
「わぁかわいい」
天子様もとてもかわいいです。そう言いたくなった星刻だが、臣下として無礼があってはならないと言葉を飲み込む。
「うさぎを連れて洛陽に戻りましょう」
代わりにそう言って帰りを促す。天子は素直に頷く。
帰り道、星刻のひざの上にちょこんと天子、天子のひざの上にちょこんと雪ウサギ。
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