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プロポーズ小作戦122

2010-01-12 23:19:18 | コードギアス
プロポーズ小作戦122

ここでまた少し寄り道をする。
計画性・・・それはなんだろう。

本編2の最終回で扇の結婚式があった。敵対していた人々が祝いという同じ目的で集う。
コーネリア皇女殿下、黒の騎士団の藤堂、中華の天子様。この時代を代表する顔ぶれである。
天子様は屈託無く微笑み、みんなも笑顔で楽しそうで、これからの時代の希望や幸福を約束するような明るい結婚式。

天子様は扇の結婚式の時点でゼロ・レクイエムの真実を知っていたのだろうか?天子様は腹芸のできるタイプではない。
藤堂・扇達がゼロを殺そうとして殺し損ね逃げられた揚句、それをきっかけにゼロが悪逆皇帝になり死んだのだと知っていたら天子様のあの笑顔は無いだろう。

はたして天子様はどのくらい真実を知っているのか?

世間では以下のように思われている。
初代ゼロがブリタニアに処刑された後、2代目が現れた。2代目が東京決戦で戦死した後、黒の騎士団はその遺志を受け継ぎ戦い続けた。そして悪逆皇帝によって全てが踏みにじられた後、3人目のゼロが現れ、悪逆皇帝を殺した。3代目のゼロを黒の騎士団は認めた。
3代目のゼロはブリタニアに鞘を預けた。〈ブリタニアが再び侵略国家にならないよう見張る意味もある〉

あの何の屈託もなく愛らしい笑顔から推測すると、天子様は何も知らないのではないだろうか。
過保護の星刻が、天子様の優しいお心を傷つけるようなことを教えるとは思えない。
それに真実を知らなければ、何かの拍子にうっかり真実を口にする心配もない。

当サイトでは天子様は世間で信じられていること以外は知らないというスタンスで書いている。

ひとつ心配がある。何かのことで天子様が真実を知ったとき、その時彼女は自分が知らなかったということもだが、星刻が自分に真実を教えなかったということに傷つくのではないだろうか。

星刻は天子様を大切に守っているつもりだが、彼女を一番傷つけたのが己であると気がついたら。

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