川柳

運命の人かと妻をじっと見る

メダルラッシュ

最近、たくさんのメダル獲得の報が届いている。
女子サッカー、女子卓球などである。
しかしながら、金メダルはまだ2つで、ウクライナ、南アフリカ、ニュージランド、ベラルーシ、キューバなどは金メダルをすでに3個取っており、その上には、中国、アメリカ、イギリス、韓国などがずらっと並んでいる。
それでも、今回のオリンピックは、いつもより多くのメダルを獲得している。
それは、東日本大震災のひとたちに勇気を与えようということがモチベーションになっているからではないかと思っている。
そのほかに、あまり理由が考えられないからである。
国がお金を使って、強化しているからということも考えられるけれど、今までメダルと縁がなかった種目でもメダルを取っているということは、国の強化と別の力が働いているのではないかと思わせる。
もし、東日本大震災が、メダル獲得に影響しているとするならば、今後のオリンピックでメダル獲得数を増やすのにどうしたらよいか、難しい話になる。

ゆとり教育

なぜ今頃ゆとり教育について書くかといえば、昨夜のテレビで、議論されていたからである。
ゆとり教育は、いじめや学級崩壊があった1970年代に行われたことのようだけれど、やり方が間違っていたように思う。
土曜日を休みにしたり、教える内容を3割減らしたところで、いじめはなくならない。
昨日も私立高校で、タバコの火を腕につけられてやけどの跡が23個もあるという写真がテレビで放映されていた。
このように、公立高校より、私立高校のほうがいじめは多いという。
これは、私立高校がいじめを放任したり、いじめが起きたときの対処法が間違っているからである。
いじめや学級崩壊を出来るだけ少なくするには、学校全体が真正面から取り組む姿勢を見せることであり、先生がもっと権威を持って、指導するようにならなければ学級崩壊は終わらない。
また、ゆとり教育のために、塾へ行く生徒が多くなったけれど、結局学力は低下したようだ。
塾のほうが教え方はうまいはずなので、なぜ塾へ行っても全体の成績が下がったのかについてはよく分からない。
今では、上海、韓国などに抜かれて、日本の成績は6位だという。
やはり、勉強の基本は学校で習うべきであり、ある程度は詰め込みも必要ということなのだろう。

消費税増税法案と解散

自公と民主党の3党が合意して、消費税増税法案がいよいよ成立しそうになって来た。
ところが、成立したら、解散せよと自民党がせまっているため、政局が動き出した。
なぜ、自民党が消費税増税法案を成立させようとしているかといえば、自分たちが政権をとってからもどうしても増税は必要なために、民主党政権のうちに増税法案を成立させてしまおうというものである。
そして、民主党はマニフェスト違反だから、解散して国民に信を問えということである。
しかしながら、解散は総理の専権事項であることは自民党議員でなくても知っていることであり、解散の時期をはっきりさせろということは、筋が通らない話である。
ここで、民主党が解散を確約しなければ、内閣不信任案と問責決議案を提出するという自民党もおかしな政党である。
そんなことをすれば、せっかく与野党別々の党が合意して、法案成立を目指していたいままでの行為がまったく水泡に帰してしまうからである。
私は、決して消費税増税に賛成ではないが、ここは自民党が耐え忍んで増税法案を成立させた後で、別の方法で民主党政権を倒したほうが筋が通っているように思われる。