今日でこのシリーズも一旦打ち切り ワンクール5回までぐらいにしておかないと飽きられますよね。
って誰も見てなかったでした。
昨日に引き続いて西新屋町からのスタートです。
奈良でも豆腐屋さんは数々あれども商売上手で、盆地のスーパーに置いていない店がないほどの
豆腐屋さんが天理市に本拠地を構えている近藤豆腐店サンなんですが、粋(イキ)なことに
このならまちに庵(いおり)を構えて「趣のある築180年の町家でおもてなし」 と謳って
こんな立派なお店で豆腐料理の真髄を。 京都の祇園や嵯峨といった湯豆腐系とはまた一味
違ったお料理が楽しめます。
京都と違ったと言えば奈良で有名なもののひとつが 茶粥 です。
この辺りから奈良公園一帯の料亭やホテル・旅館のレストラン・食堂で食べることができます。
そんなお店の一つが西新屋町にも豆腐庵こんどうサンのお隣にありました。
茶房 暖暖(のんのん)さん ヘルシーな茶粥御膳が人気なようです。
そしてならどっとFM78.4MHzのサテライトスタジオもこの奥隣に。
その名を奈良オリエント館といい奈良県の複合施設として活動されています。
んでまたそのお隣に在るのが、青面(しょうめん)金剛像がまつられている庚申堂。
言い伝えによると、人の体の中に三尸(さんし)の虫がいて、庚申の日の夜に人が寝ている
あいだに体から抜けだし、天帝にその人の悪事を告げにいくのです。
その報告により寿命が決まるというので、人々は六十日に一度回ってくる庚申の日は、寝ずに
「庚申さん」を供養したそうです。
「庚申」さんのお使いの猿を型どったお守りは、魔除けとして、よく奈良町の家の軒先にぶらさがって
います。災いを代わりに受けていただけることから、「身代わり猿」と呼ばれています。
岐阜県・飛騨地方の「さるぼぼ」に非常によく似ています。 アチラの方は「猿の赤ん坊」という意味で
災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、お守りとしても使われています。
もう一軒隣に並んでいるのが ならまち 茶論 白銀 さん
「はくぎん」と読みやすいのですがメニューをよく見ると 【しろがねゼリー】【しろがねコンニャク】と
あったので「しろがね」さんが正しいようです。
白色のこんにゃくに白味噌の田楽と青のり、ゴマがのっていて甘くてすごく美味しい!
庚申の日にはこんにゃくを食べる習わしです。
庚申の日に三尸の虫の嫌いなコンニャクを食べて退散させるのです。
昔あった「庚申まつり」には、コンニャクを食べる習わしがあり、3000人分ものコンニャクの田楽を
参拝者に振る舞ってました。しかし、夏に猛威をふるった病原性大腸菌O157の影響で、「庚申
まつり」は中止ににりました。
ここまで見たら回れ右!
奈良町資料館です。
内部は撮影禁止なのでご覧いただけませんが、無料公開で懐かしい昔の看板、美術品や奈良町の
艮俗資料や、仏像などが数多く展示されています。
外から撮った画像が少しだけあります。
よくあるパターンですが 【とげぬき地蔵】は100円のお手ふれ料を支払って地蔵様のお身体の
自分の具合の悪いところを撫でます。 頭の先から足まで全身触れて来ました。
やっぱり1か所ずつ支払うべきやったでしょうか?
もっとも僕は本来の裏口(出口)から入って正面入り口から出てきたわけですからご利益は・・・
さあて元興寺まであと一息です。
フラフラ見ながら首ツッコミながらのお散歩で目的が無いのも気楽なモンです。
左; 江戸後期から明治までの輪島塗りを中心にアンティーク漆器が勢揃いの花うるしさん
右; 元暦元年(1184年)より、二十四代 あらゆる慢性病のご相談を承っている菊岡漢方薬局さん
おっと! もう少しだったのにココを忘れてました。
ここも奈良県がまちづくり活動拠点として社団法人 奈良まちづくりセンターが空き家を利用して
平成7年に整備しました。
町家活用ワークショップや様々な展示など多くのイベントが開催されていて この日の展示内容は
木の家具のあるカタチ でした。
さぁーて ほんまに引き上げることにしますかあ~ 影も心なしか長くなってきました。
オマケ
左から
蚊帳のれん;圧迫感なく間仕切りできる透け具合が人気の蚊帳。
吸水力抜群の蚊帳生地で作った「ならまちふきん」は15色
町家cafe「ここはな」;パンカフェ+犬+雑貨+リネンの洋服
猫カフェ寧估庵;築90年の町屋で、猫22匹と一緒に猫カフェをしています。
遊悠工房ZOO&かぎろひ;土で作った動物の焼き物や、アンティーク着物や古布をリメイクした服や
かばん。奈良のかわいいおみやげも
ついでに
今回の散歩は「ならまち」(ほぼ青枠)の中のほんのごく一部(赤枠内)です。
またそのうち赤枠以外の他の地域もご紹介したいと思います。