瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

揺れる蓮の葉と彰義隊・YouTube動画作りで感じたこと

2020年10月22日 | 普通の日記
日本に関心を持つ外国人向けにYouTube動画を作り始めて感じたことを書く。昨日は、Ueno park・上野公園をアップした。少し前にアップしたのは、Kiyosumi Garden・清澄庭園である。もちろん、動画で解説する必要があるので、それぞれについてその歴史を含めた関連情報を調べる。そうすると、自分が今まで知らなかったことがいかに多いかを思い知る。

清澄庭園にしても、江戸時代の紀伊国屋門左衛門、明治の岩崎弥太郎などの関係人物、そして関東大震災で多くの命を救ったことなど、ずしりと重い歴史を背景にもっている。松尾芭蕉が隣接する深川の草庵に住み、そこから「奥の細道」の旅に出たことも忘れてはならない。つまり、ひとつの庭園の動画を作ることは、日本の歴史に深くかかわっていくことを意味するのだ。私は、そのことに大きな喜びを感じる。

上野公園にしても、そこは江戸時代、徳川家の菩提寺である寛永寺の広大な境内の一部であったこと。そして彰義隊がこの上野の山、つまり寛永寺の境内に立てこもって最後の抵抗を試みたこと、その結果、寛永寺内の多くの建物が焼失したことなど、深い感慨を感じつつ動画を作った。西郷隆盛の像は管理が行き届いているが、近くの彰義隊の墓は雑草も目立った。不忍の池の無数の蓮の葉が風に揺れる短い映像を挟んだが、上野の戦争で亡くなった人々への思いと重なりあった。

たとえ見る人は多くなくとも、これからも東京の日本庭園、公園そして寺社などの動画を作り続けるだろう。その解説で短く歴史や由来を語るごとに、私は日本の歴史、過去の日本の人々が生きた伝統に深くかかわっていとになるだろう。それは、多かれ少なかれ日本人の精神性に深くかかわっていくことを意味するのだ。

『臨死体験研究読本』の改訂版の出版も、日本文化と悟りという私の最近のテーマも、そしてYouTubeの動画作りも、私の中ではすべて一つの流れに合流していくような気がしている。

★最近、筆者がアップロードしたYouTube動画

→ Kiyosumi Garden・清澄庭園

→ Ueno park・上野公園

YouTube チャンネルはこちら → Spiritual Japan

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