◆無執着であることに全力を
暮れから正月にかけての10日間、他の何かしらを犠牲にして瞑想合宿に参加するのだから、自ずと期待が心に広がる。その「期待」にどう対処するのか。いつもここで触れている「今日の一言」の言葉が、合宿を前にしての自分の心の準備となる。
12/22(水〉のブッダのヴィパッサナー瞑想、「今日の一言」に次のような言葉があった。
どんな現象も嫌うことなく、つかむこともなく、ありのままに受け容れて、ただ認知する…。
受容的であること、無執着であることに、全力を傾け尽くすのだ。
「一所懸命、淡々と…」の秘訣は、正しくサティを入れ続けること…。
「期待」(ときとして渇愛とさえ言える)を胸に秘めながら、しかも「無執着であることに、全力を傾け尽くす」。難しいが、この心構えを忘れずに瞑想をしよう。
◆思考と自己
「自己」の実態は、思考の積み重ねだ。思考がなければ「自己」はない。思考がなければ、「自己」も出現することはない。思考という無数の長短の線によってはじめて「自己」の輪郭が浮き上がる。思考が消えれば「自己」もやがては消えていく。それほどに根拠が薄い「自己」を私は、後生大事に守り続けているのだ。
暮れから正月にかけての10日間、他の何かしらを犠牲にして瞑想合宿に参加するのだから、自ずと期待が心に広がる。その「期待」にどう対処するのか。いつもここで触れている「今日の一言」の言葉が、合宿を前にしての自分の心の準備となる。
12/22(水〉のブッダのヴィパッサナー瞑想、「今日の一言」に次のような言葉があった。
どんな現象も嫌うことなく、つかむこともなく、ありのままに受け容れて、ただ認知する…。
受容的であること、無執着であることに、全力を傾け尽くすのだ。
「一所懸命、淡々と…」の秘訣は、正しくサティを入れ続けること…。
「期待」(ときとして渇愛とさえ言える)を胸に秘めながら、しかも「無執着であることに、全力を傾け尽くす」。難しいが、この心構えを忘れずに瞑想をしよう。
◆思考と自己
「自己」の実態は、思考の積み重ねだ。思考がなければ「自己」はない。思考がなければ、「自己」も出現することはない。思考という無数の長短の線によってはじめて「自己」の輪郭が浮き上がる。思考が消えれば「自己」もやがては消えていく。それほどに根拠が薄い「自己」を私は、後生大事に守り続けているのだ。