俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

1とゼロ

2016年03月02日 22時15分29秒 | 日々のつぶやき
 スター・ウォーズのエピソード4,5,6を見て、さらに1を見た。

 1の公開当時、昔からのファンには受けが悪かったと聞いていた。そうだろうな、と思った。
 4,5,6は、オトナ向けなんだよね。帝国に圧力かけられて泣く泣く友人を罠にかけなきゃならなかったり。自分の弱さと向き合わなきゃならなかったり。
 善と悪の境界も曖昧で、登場人物たちはみな、自分がどう生きるべきなのか悩んでいる。
 だから、オトナが自分を重ねることができた。

 1はそうじゃない。見た目からして悪そうなやつらが、誰が見ても悪いことをする。
 イイモノがワルモノをやっつける、子供向けの冒険活劇になってる。
 4,5,6と同じテイストを求めて見れば、そりゃがっかりするだろう。

 でも、これはこれで良かったんじゃないのかな。
 大人にばっかり受けてもね。子供に受け入れられて、新しいファンを獲得できないと、シリーズが死ぬんだから。

 エピソード2,3は、どうなってんのかな。オトナ向けに戻ってるのかな。また見てみます。



 ……もしもの話だけど。
 『スターフォックス ゼロ』が、昔からのファンの期待には十分応えていなくて、物足りなく感じたとしても……極力、文句は言わないようにするよ。(たぶん、心配いらないとは思うけど)

 だって。私はもう、スターフォックスにじゅうぶん楽しませてもらった。
 この上まだ「さあオレを楽しませてくれよ」って言うのは、欲が深すぎる。

 それよりはだね。まだスターフォックスを知らない人と、『ゼロ』との、まっさらな出会いを祝福するよ。

 ワクワクするな。『スターフォックス64』を遊んだ時は高校生だったけど、学校でその話したくて仕方がなかった。……のに、私の当時の友達は誰もニンテンドウ64を持ってなかった!! みんなプレステでファイナルファンタジーやってた!!

 ……『スプラトゥーン』がヒットして良かった。『ゼロ』の話がしたくても、学校の誰もWii Uを持ってない!という悲劇は繰り返されないはず。

 ふっふっふ。見える。見えるぞ。
 まだ自分が『スターフォックス ゼロ』にハマると気づいていない、たくさんの子供とオトナ、それから子供とオトナの中間あたりの人の姿が見える。
 あと数か月後に、自分の頭の中を、キツネやキジやカエルやウサギ、イヌやサルやオオカミ、戦闘機や戦車が占拠してしまうとも知らずに、のんびり暮らしている。

 スターフォックスよ拡がれ。もっともっと多くの人間の心に入りこめ。夢中にさせろ。
 忘れえぬゲームになれ。分かち合える喜びとなれ。幸せな思い出になれ。
 私はただひたすら、それを祝福する。

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