俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

小さな戦争

2016年03月01日 22時37分33秒 | 日々のつぶやき
 私は徳島の生まれだが、大学に入った時からずっと香川に住んでるよ。

 徳島はねぇ。娯楽がない。大きな本屋がない。映画館も少ない。
 阿波おどり以外には何にもない。いやマジで。ディスるとかではなく。本当の話。
 むしろ何が魅力なのか教えてほしいよ。知ってるんなら。

 あっ。いやすまん。思い出した。
 駅前にアニメイトがある。これが徳島の魅力。
 すまんすまん。忘れていた。


 それはともかくとして。
 大学にひじょーに運よく受かったわけだが。当の本人の私より、母の方が喜んでいた。

 変な話だな……、とぼんやり思ったよ。受かった人間がポカンとしていて、母親が泣いて喜んでいるなんて。

 今ならわかるね。あの時私はまだ、自分の人生の主人公ではなかった、って。
 母の人生の一部でしかなかった、って。

 母のことは恨んでいない、と前に書いたね。
 しかしそれは、離れているからのことだね。

 近くにいたら、きっと恨んでしまう。憎んでしまう。
 故郷に帰らなかったのはそれが理由でもあるね。

 恨んではいないけど、ジャマではある。
 私が私になるためには、親はジャマだったんだ。

 さあて。だがしかし。
 放り捨てたと思っている問題が、いずれきっと私の元に返ってくる。ブーメランみたいに。

 返ってくるのは、もしかしたら予想よりも早いかもしれない。どういう形で返ってくるのかわからないけど。返ってこない、ということはありえないだろう。

 わかるかい。これは戦争だよ。

 故郷へ戻った私が、まだ呪縛にとらわれて親を敵視してしまうのか、それとも自分の人生の主人公として、堂々と親に会うことが出来るのか。そういう闘い。

 胸ポケットにも収まるような、小さな戦争。

少なくとも私には役に立った

2016年03月01日 00時35分21秒 | 日々のつぶやき
 それまではネット上のやりとりしか無かった妻と、実際にはじめて会ったのは、岡山のどっかであったポケモンカードの公式イベントでだ。当たり前だけどその時は妻でも何でもなかった。

 ゲームボーイアドバンスを通信ケーブルでつないでポケモンを交換したのを覚えてる。何を交換したのかは、もう忘れてしまった。

 なんかいーなー、と思って。口説くことにしましたのよ。

 ……私、「口説く」っていう動詞が好きだ。なんかこう。ときめく。
 「口説く」という言葉との出会いは、『幽遊白書』の雷禅のセリフだな。
 ――口説いた。この女しかいねェと思った。
 …………ねぇ? しびれるだろう?

 うどん県丸亀市の、JR丸亀駅の南側に猪熊源一郎美術館ってのがありますが、そこの2階のカフェが、私と妻がはじめてデートした場所です。
 美術館は、お互い美術品への理解が乏しかったので見なかった。猪熊源一郎先生ごめんなさい。
 その日に書いたメモには、「桃のタルトを注文した」とか書いてある……。初デートで注文したメニューを、メモに残してあるんだ! キモいだろ?(笑

 妻が当時ハマっていた『ガンダムSEED』の話を熱っぽくされたが、ストライクフリーダムとか言われてもちんぷんかんぷんで「どうしよう?」と思った。それまでガンダム見たことがなかった。
 後で『ガンダムSEED』は一応見たけど、真面目に見てないからきちんとストーリーが把握できていない。
 『ポケットの中の戦争』にはハマった。一年戦争全体から見れば、ごく局地的な小規模な戦闘を描いているだけだけど、人間の感情は大きく揺れ動いてる。ドラマがある。
 ……って言ったら、バーニィのカードくれた。だいじにしてます。



 『ゲームは何の役にも立たない』っていうご意見をですね。たまに目にしますがですね。

 少なくとも私には、とても役に立ったんですよ。
 ポケモン遊んでなかったら妻に出会わず。娘も生まれなかったんだからね。


 きっと似たような現象は、地球上の至る所で起きているはずさ。そしてそうやって出会った人たちはみな、こう思っている。
 (僕ら/私らにとっては、とっても役に立ったのになぁ……)って。