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俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

ドット絵を「描く」・・・

2016年02月20日 22時04分17秒 | 創作について
 TVでよくある、「この作業をしている時、ご本人の脳のこの部分が活性化しています」みたいなやつを、ドット絵を描いているときの私を被験者にしてやってみてほしい。

 そして、ドット絵ではないイラストを描いている人の結果と比較してほしい。

 使われている脳の領域が、どの程度同じで、どの程度異なるのか。興味がある。


 ドット絵を「描く」と言い切ることにためらいがある。
 私は、何もないところから全くオリジナルのドット絵を作れ、と言われてもうまくできない。(「もしスタ」の自分の分身、レンだけはなんとかゼロから描いたけど)

 人様が描いたイラストをディフォルメして、ドット絵化することはできる。
 「描く」というより「変換する」と言った方がしっくりくる。

 ……これをずっと続けていたら、現実の風景や人物も、ドット絵で「描く」ことができる日が来るのかな。

書き方の本を読んでみる

2016年02月14日 22時49分42秒 | 創作について
 未熟ながら、ことばを紡ぐ者として、小説を書くための本を読んでみることもあるのですよ。

「よい書き手になろうと思うならまず、よき観察者でなければならない」というのは、清水義範先生の『小説家になる方法』に書いてありました。

 清水義範先生は、私の好きな小説家の先生です。『国語入試問題必勝法』面白いですね。(こんなタイトルですが、小説ですよ!)肩肘はらずに読めるのでおすすめ。

「語彙は、書き手の資産である」ってのは、やはり小説家の鈴木輝一郎先生の『何が何でも作家になりたい!』に書いてありましたね。

 それを意識して、本を読むとき、気になる表現はメモったり、わからない言葉があればいちいち調べたりします。
 なんせ資産を増やすためなんでね。


 ……そろそろ、また何か書いてみようかな。

英語のセンスはないでよ

2016年02月14日 22時33分21秒 | 創作について
 映画『シックス・センス』の原題は『The Sixth Sense』。
 つまり「第六感」。
 発音に忠実にカタカナに直すなら『シックスス・センス』になるはず。


 さらに映画『クレイマー、クレイマー』の原題は『Kramer vs. Kramer』。
 裁判所の表記で「原告vs.被告」。山田さんと田中さんが裁判で争う場合は「山田vs.田中」になる。
 この場合はクレイマーさんとクレイマーさん、同じ苗字をもつ二人が争っているわけで……つまり、離婚の問題を描いた映画だとわかる。


 とまあこのように、日本語として違和感のないタイトルと、英語として違和感のないタイトルは、異なるわけなんですよね。



 ……だからね、私のつけた『スターフォックス ビハインド』というタイトルが!!!
 たとえ、英語圏の人には失笑もののおかしな英語であったとしても!!!
 ぜったい直さないんだからね!!! 開き直るんだからね!!!!!

最高の悪役

2016年02月13日 22時44分44秒 | 創作について
「テレパシーでもなんでもつかえるもんなら たすけをよんでみるがいいさ」
 なんかこのセリフって「親切にも教えてあげてる」感じがするな。

 MOTHER2がひとつの演劇だとしたら、ポーキーは、「みんなに憎まれて、最後には倒される悪の親玉」っていう役どころを演じるしか、劇に参加できなかった奴なんじゃないかな。

「ネス!ずいぶんやっかいな事に巻き込まれたみたいだな。
 3人の少年って、おれもはいってるのかなぁ。…いやだなぁ。ドキドキ」
 「いやだなぁ」という気持ちは本当だったと思うけど、心の中でほんのちょっとだけ、「ネスと一緒に冒険できるかもしれない」って期待したよな? ポーキー、お前は。

 ところが実際は、自分の役は悪の親玉だったと知った時は、さぞ落胆しただろう。
 しかしお前は、立派に悪役を演じてみせたな。

 隣の家に住んでいたネスとそのまま友達になれれば良かったものを、彼の冒険を先回りしてはイヤガラセをし、彼が、奪われた「じぶんのばしょ」を取り返してメロディーを繋ぎ、ポーラやジェフやプーと出会ってきずなを結び、心の防壁の向こうに広がる、やわらかく傷つきやすい幼子のままの世界・マジカントで昔の自分に出会い、その世界に巣食う悪魔を倒して生まれ変わり、時間も次元も飛び越えて自分の元へとやって来るのを、ずっと眺めながら待っていたわけだ。

 全ては、自分が彼に倒されるために。

 誰もに憎まれる、実にすばらしい悪役っぷりだった。ギーグのとなりで見せる、憎々しげな笑顔なんて最高だ。
 だれも褒めないから私が褒めよう。ポーキー、お前は最高だ。最高の悪役だった! ブラボー。

無限の可能性のなかのひとつの提示

2016年02月11日 23時06分19秒 | 創作について
 自分で書いて気に入っている『スターフォックス ビハインド』

 どなたかが「明かされる衝撃の事実」っていうタグつけてくださった。
 うふ。うれしい。

 うれしいけど、ただ、これがたった一つの真実、とは思ってないですし、誰もそう思い込む必要はないと思います。
 私の書いたものは二次創作に過ぎない。事実でも真実でも正解でも正史でもない。

 作中でジェームズの身に起こったことは、ゲーム本編や公式からの情報では何一つ語られていません。すべて私の想像。
 私は「こういう風に考えたらつじつまが合うし、面白いよね」って思った可能性のひとつを、作品にして提示しただけです。


 そもそもですね、『スターフォックス64』のゲーム本編からして、遊び方により展開はさまざまに変わる。
 スリッピーがタイタニアに吹っ飛ばされた歴史もあるし、吹っ飛ばされなかった歴史もある。真のアンドルフを倒した歴史もあれば、偽アンドルフを倒した歴史もある。
 どっちが正史か?なんていう議論はあほらしいです。遊んだプレイヤーからしたら、すべて本当に起こったことなんだから。

 私の解釈以外のジェームズを描いた作品にも出会いたいです。きっと私は超おもしろがって見る。

 自分の想像が及ばなかった部分まで掘り下げた作品に出会うと、
「そお来たかあああああ!! その発想は無かったああああ!!!!!」という敗北感と、
「生きてて良かったあああああ!!! 生きてこれ見れて良かったああああ!!!!」っていう無茶苦茶な幸福感を同時に感じます。

 敗北したのに幸せに思う。こんな感覚がほかで味わえますかね?


 スターフォックスの世界の歴史は、無限に枝分かれして、揺らめいている。二次創作をする者の数だけ、違った歴史があってよい。

 その枝分かれした歴史の多様さが、そのままスターフォックス世界の豊かさになるんじゃないでしょうかね。
 進化の過程で枝分かれした生物種の多様さが、巨大な系統樹を描くように。


 『64』を作ったクリエイターの方々は、ゲームの腕前にかかわらず幅広い層が楽しめるよう、ルート分岐という設計をしたのだろうと思います。

 オリジナルのゲームを作った方々が望んだ、世界の多様性を、一ファンである自分が狭めてしまっては申し訳が立たない。


 ……なんで、私が書くものは、無限に存在するスターフォックス世界の、可能性のひとつなんだと思っていただいて……気楽にお楽しみいただければと思います。