第4回目は、「被災者の発見」です。
被災者は壁に埋め込まれたヒーター(ペルチェ素子)で、外壁にはなく、全て内壁に設置されました。 (だから、傾斜路や踊り場には設置されませんでした)
被災者から15cm以内にロボットが停止して5秒間ランプを点滅すると得点になりました。
被災者から半径15cmの半円を床に描いて、ロボット(の一部が)半円に掛かっていれば、得点を得られました。
「この15cmの半円を描く」というのは、誰もやらないので・・・いつも、世界大会では、私がやっています。 工作用紙を15cmの半円状に切り取ったものを用意して、鉛筆で書いていました。
そして、競技が終わると、その半円を消さなければならないのですが・・・そこで、日本製の消しゴムが役に立ちます。 私のお気に入りは「MONO」です。 これが、一番きれいに消えます。(笑)
ロボットが、半径15cmの半円に掛からない場所で停止してランプを点滅しても得点になりません。 (誤発見のペナルティがなくなったので、特にマイナス点でもない)
ここまでは、良いのですが・・・
で、めっちゃ判りにくいのが、もうひとつの被災者発見の得点です。
全てのロボットが(被災者発見の)ランプを備えてくれれば良いのですが、(2014年ルールでは)ランプを備えることは必須ではなく、レスキューキットを落とすことで被災者発見の得点と得ることができます。
ロボットが被災者の15cm以内に停止して、レスキューキットを落とすことで被災者発見の得点になります。(レスキューキットが被災者の半径15cm以内に入らなくても良い)
で・・・この場合は、5秒間の停止は必要ありません。
つまり、迷路内を探索、被災者発見、被災者の15cm以内にロボットが停止、レスキューキットを落とす、ロボットが動き探索再開
これで、被災者発見の得点になります。(5秒間も停止する必要が無いってことです)
でも、分かりにくいですよね・・・
しかし、この場合、ロボットがレスキューキットを落とす動作をしても、レスキューキットが落ちなかった場合は得点になりません。(レスキューキットが詰まったり、12個を使い切ってしまった場合など)
さらに、レスキューキットは最大でも12個までしか搭載できないので、同じ被災者を何度も発見したり、誤発見をすると、すぐにレスキューキットのストックが無くなってしまいます。
ちなみに・・・ブラジル世界大会では、ランプを装備していなかったロボットが実在しました。