のみのごとき 心臓持てる 若造が たからかにいふ 糞にむかひて
*これは、ツイッターでフォローしているある歌人に寄せた返歌ですね。ですがわたしたちの作ではありません。添島揺之という名で、この媒体を通して活動している人霊の作です。
まあ、あまり多くを語らずともわかるでしょうが、その歌人がかなり甘いことを詠ったので、即座に添島が返したのです。残念ながらこの歌への返歌はありませんでしたね。微妙な返しはありましたが、逃げの歌では勝負にならない。やりたくてもできなかったのでしょう。今の人間にはとても無理だ。
肉体を持った存在であれば、命を懸けることに恐怖を感じるだろうが、それくらいのことができなければ、男とは言えません。男にもなれない若造が、高らかに吠えている。糞の前で。
要するに、全然、正面切って相手の前では言えないということだ。
添島の活動は、表向き完全無視されていますが、痛いところで深い影響を与えています。恐ろしく痛いことになっている。若造にはそんなことはわからない。
現実世界の功名が欲しくてやっているのではない。この馬鹿臭い馬鹿の常識がはびこった歌の世界を、なんとかして、彼はひっくり返したいのだ。
そのためだけにやっているのです。
この世界を美しい真実の世界に戻すためにやっている、一つの美しい、人間の活動と言えましょう。
今の時代、馬鹿がはびこりすぎ、まっとうな人間も馬鹿の振りをしていなければ生きていけない。肉体存在としての身分を持っていたら、ほんの少し目立つ活動をするだけで、一斉に馬鹿に攻撃されてだめになってしまう。
だから彼は、こういうところから噴き出てきたのです。なんでもないことではないんですよ。完全に法則違反ですから。彼は後で必ずこれを支払わねばならないのです。
わたしたちも無理をしているが、こういう人間存在も今、相当に無理をしているのです。それでも。
やらねばならない。
本当の人間は今、見えないところで盛んに活動しています。