ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

地に落ちて

2024-07-31 03:44:42 | 





地に落ちて まだ生きたしと 七日蝉





*今週は、わたしも大火も、あまり良い歌が詠めませんでした。ですから久しぶりに俳句をいきましょう。これはタイッツーのほうに発表したものです。

まだ七月で、蝉が鳴き始めて少ししか経っていませんが、ある朝、散歩の途中で、早々と落ちた蝉を見つけました。まだ生きていたので、少し哀れと思い、助けてやりました。

うごめいている蝉の足に、指を差し出してやると、蝉は指につかまってきました。そのまま近くの草にとまらせてやりました。美しい蝉でした。

何年も暗い地中の中で暮らし、地上に出て飛べるようになってからは、七日しか生きられないという蝉。夏の蝉時雨は焦るように生きる彼らの、熱い息吹なのだと感じます。

ひと夏の短い恋を終えると、たぶん蝉はすぐに死んでしまう。それが神の決めた蝉の生き方なのだ。

だが地に落ちた蝉は、まだ生きたいというように、動いていた。短い残りの生の中で、蝉の魂は何を感じていただろう。

生き物としての使命を終えた、蝉にとって、地に落ちてからのしばしの時間は、神が蝉に与えてくれた、美しい恵みなのだと感じます。そこで蝉の魂は、生きることの何かを、確かに感じているのだと思う。


終はり来て 七日の蝉の ひとあがき    夢詩香





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悪魔のうめき

2024-07-24 08:52:32 | 短歌





われのみの さいはひをこひ 夢のごとき 地獄を生くる 悪魔のうめき




*わたしたちが、例の悪魔、と呼んでいるのは、ある有名な野球選手のことです。まあ知っていると思いますが。

彼は自分の幸福な人生を作るために、あまりにも多くの人間から幸福を盗み、それを独り占めしている。だからあのように、人間とは思えないような、すごい幸福者になることができるのですが。

本人はちっとも幸せそうではない。鋼鉄の仮面のごとき、好青年の外面で隠してはいますがね、時折見せる暗い表情や、むなしさの漂う目つきに、本当の心が見える。

人もうらやむような見栄えのいい幸福を作るために、美人と愛のない結婚をしてみたら、まさしく自分の人生が地獄になった。金も名声も才能も、すべてがあるのに、全然楽しくない。全然愛がない。

愛を馬鹿にして、自分だけの幸せのために、すべての人間を奴隷化し、利用してきた人間の、目指してきたすばらしい幸福とは、愛が何もない、黄金の地獄だったのだ。すべてがあるのに、何もない。

かわいそうに、本当の自分をごまかして、うその自分を生き続けていれば、究極、そういうことになるのだ。自分で作った黄金の幸福の、夢のような地獄に、一生住んでいなければならない。

愛がなければ、何もないのだということが、深く分かった時には、すべてが遅い。

人間を恐怖で締め上げ、自分の思い通りにできる馬鹿にしてきた、悪魔活動の、最終結果の見本を、彼は人類に、見事に教えてくれるのです。




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偽物の

2024-07-17 02:50:47 | 短歌





偽物の 美人は嘘が もろばれて 男が怒る 男が逃げる




*今週はわたしもいくつか詠めたのですが、大火のこの勢いに気おされて、また大火の歌です。

もろばれとか、きついスラングを使って、彼が歌う歌は、いつも人間の痛いところを、鋭く突きますね。

偽物の美人の魂胆は、他人から盗んだ美貌をかぶって、美人に化け、それで男をだまし、自分の思い通りにしようということです。要するに顔で男をだましてからめとり、自分だけいい目をみようとするのです。いうまでもないことですが、汚いですね。

昔は、人間の男もそんな女に簡単に騙されていたものですが、いつまでも同じ手は通用しない。顔で女を選んだ失敗を重ねて、男も賢くなる。また、天使が偽物の美人の正体をみんなにばらす。馬鹿な女がどんな卑怯な手を使って男をだまし、自分の欲のために利用してきたかを、みんなに教える。

偽物の美人の正体は、はるか昔に勉強をやめた、原始の魂なのだ。人の美貌を盗んで、他人の美人ばかり生きてきて、本当の自分を生きたことは、ほとんどない。彼女らは、盗んだ顔でいい目を見るという人生ばかりやってきて、人の痛みもつらさも勉強してこなかったから、いまだに愛がわからず、動物的エゴと欲のみで生きている。

そんな女は愛しても苦しいだけなのだと、男も気づいた。

男の気を引こうと、表面はずいぶんときれいにしているが、目つきが嫌らしくて、心と言葉が美しくない女は、相手にしないほうがいい。

馬鹿な女のずるさに、男も相当怒っている。

ここらへんで心を改めないと、偽物は大変なことになりますよ。人の美貌を盗んで、男をはめて、利用しようとしている、最も汚いブスになる。

いい男と結婚したいなら、潔く嘘の美貌を捨てて、本当の自分に戻り、愛の勉強をまじめにやり直していくことです。




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神のなき

2024-07-10 02:40:36 | 短歌





神のなき 空は冷たく 広がりて 闇より暗く 心をふさぐ




*たまにはわたしの作もとりあげましょう。あまりいいできではありませんが。

添島の方は、いろいろ妨害されながらもがんばっています。毎日何とか詠んでいるうちに、自分の奥から自分の真実の力が、泉のように湧き上がってくるのを待っているらしい。妨害に負けず、とにかく下手でも毎日詠もうとする姿勢が、好もしいですね。応援したくなる。

わたしの方は不調だが、その分、添島の方にエネルギーを注いでいきましょうか。

表題の作は、ネットで見つけたロシアの空の写真を見ながら詠みました。今、ロシアの空には、神がいないのです。巨霊もいない。天使もいない。何もない空っぽの空が広がっている。

普通、地球の空には、たいてい神がいらして下さるものなのです。そしてすべての命のために、人類のために、ただ愛のみで、すばらしいことをしてくださる。神が愛を注いでくだされば、人間も気力がわき、希望がわき、いろいろなことをしたくなる。

神ほど、地球を愛し、人類を愛し、あらゆることをやってくださる存在はありません。神がいて下さる。それだけでわたしたちは、愛の中に包まれて、清らかな幸福を味わうことができるのです。

しかし今、ロシアの空には神がいらっしゃらない。ロシアが愛に逆らって、ひどいことをするので、神が去ってしまったのです。

空に神がいなければ、神の愛が降ってこない。人類を深く愛してくださる神がいなければ、昼の空も、まるで闇のように暗く、見上げる人の心を冷たくふさいでしまう。

神の愛がなければ、人間は何をする気にもなれない。国は悪霊の支配に巻き込まれ、堕落に沈んでゆく。

ロシアという国は今、あまりにも愚かなことになっているのです。国が愛を馬鹿にし、虚無の強権支配で人民を苦しめてきた、その報いが来たのです。

そこからあの国をどうやって救えばいいのか、それについては大火にゆずりましょう。彼はきつい政治家だ。国というものを、どうやって運営していけばいいか、ノウハウはたっぷり持っている。

神のいない国になれば、国は恐ろしくつらいことになる。ゆえに国は、決して神に逆らってはなりません。

愛の法則に従い、人民のため、国際社会のために、よいことをして、国徳を高めていかねばならない。

それができなければ、亡国の風が吹き、人民が苦しみ、あまりにも深い背徳の闇が、国を覆うのです。




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世の中で

2024-07-03 02:52:56 | 短歌





世の中で 自分が一番 偉いとか 考えてると あほうになるぞ




*わかると思いますが、表題の作は大火のものです。今週はわたしもいくつか詠めたのですが、あまりよくないので、大火にゆずりました。

これは実は、ある国の人のことを考えて詠んだ歌です。どことは言いませんがね、その国の人には、自分が一番偉いと考えている人が多いのです。

要するに、動物的段階から、心がさほど進歩していない人が多いのです。それで、かなり嫌なことを、平気でやってしまう。そういうことが積み重なり、人間の闇が深くなってくると、神の浄化がやってくる。

今その国は、いろんな災害に見舞われて、かなり大変なことになっています。

大火も言っていましたが、人間がいろんな悪いことをして、社会に汚い罪の闇が深くなってくると、神がその浄化のために、痛い災害を起こすことがあるのです。そうしなければ、人間社会が腐ってきて、人間の魂が大変なことになるからです。

地震や水害などの天災は痛いことですが、それも神の深い愛なのです。

臭いことを平気でやって、社会を乱していると、苦しい神の浄化がやってくるということですよ。ですから災害が多いときは、人間は我が身を振り返ってみなければなりません。

自分が一番偉いと考えて、他者を馬鹿にし、人に迷惑をかけることばかりやっていると、一気に浄化がやってきて、大変なことになりますよ。




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