goo blog サービス終了のお知らせ 

ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

その壁は

2025-07-23 02:39:02 | 短歌





その壁は 今の自分の 未熟さを 教えてくれる 愛のしるしさ





*スレッズの彼は、毎日5首歌を詠んでいます。それがけっこうおもしろいので、ついここでもとりあげてしまいます。

人生に壁はつきものですが、その壁の正体は、たいてい自分の欠点ですよ。プライドが邪魔して人に頭を下げられないとか、人を人とも思わず自分の我を通してしまうとか。要するに、人間としての未熟さが壁なのです。

人に頭を下げられない人は、たれかに頭を下げなければ越えられない壁が来ます。よくあることですね。たいてい、最も頭を下げたくない人に、頭を下げなければ越えられない壁が来る。

そこを乗り越えるには、子供のようなプライドを自らつぶし、しっかりと人に頭を下げていかねばならない。それができれば、自分の未熟さを克服し、次の段階の自分になることができる。

しかし、よく人は、自分のプライドの方を守り、壁から逃げてしまいます。自分はこれでいいのだと、魂の脱皮の痛みから逃げるのです。そうなればもうその人生は馬鹿になる。

人生の壁は、人に自分の未熟さを教える愛のしるし。

越えてゆく人には美しい人生の実りがあるのです。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

偉そうに

2025-07-16 02:22:36 | 短歌





偉そうに 他人を馬鹿に していたら 誰も相手に してくれなくなる





*昨日大火がXで言っていましたが、昔かのじょが一緒に棲んぢ得た叔母さんは、実にいやな人でした。

その人は、世界で一番自分が偉いと思って入りうような人でしたからね、いつも他人を馬鹿にしてばかりいました。

人のあらをついては、どうしようもない馬鹿だと悪口を言っていましたよ。かのじょは少女時代、そんなおばさんに心を支配されて、馬鹿にしまくられて、まったく自分に自信が持てなくなってしまったのです。

後におばさんが、遅い結婚をしたとき、その生活にかのじょが邪魔になったので、おばさんはかのじょを無情に追い出しました。かのじょは傷だらけのまま、ほとんど丸裸で放り出されたのです。ひどいですね。

でもそのことは、すぐにおばさんに返りました。かのじょを追い出したら、それをきっかけに、友達がみんな離れていったのです。

人を馬鹿にして、無情に切り捨てるような真似をしたら、人が離れていき、誰も相手にしてくれなくなるという、いい例です。

かのじょはそれ以後、そのおばさんとは決別しました。

もう二度と嫌だと思ったのです。おばさんは、たくさんの人に見限られて、今は精神病院で暮らしているそうです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕だけは

2025-07-09 02:28:23 | 短歌





僕だけは 僕を信じる その僕を 神様だけは わかってくれる





*人間が、総勢で狂っていた時代、正しい神の道を進んでいたのは、ほぼかのじょだけでした。

誤解と無理解の嵐の中を、傷だらけになりながら、かのじょはひとり、まっすぐに愛の道を進んでいた。

そんなかのじょをわかってくれる人間はほとんどいませんでした。

普通なら心が折れてしまう。そんな難しい闇の中を、ただ自分のまことを信じて、かのじょは進んだのです。

だれもわかってくれなくても、神だけは自分の心をわかってくださる。

それだけを頼りに、かのじょは自分が最も正しいと思う道を、ひたすら進んだのです。そんなかのじょを、みんな馬鹿だと思っていた。何もわかっていないと思い込んでいた。そして嫉妬と羨望の混じった目で、好きなようにかのじょを分解し、滅ぼそうとさえしたのです。

愛を信じて、みなを助けようとしていたのは、かのじょだけだったのに。

何もわかっていなかったのは、みなの方だったのです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生には

2025-07-02 02:19:00 | 短歌





人生には 時に厳しい 壁がある 自分をとるか 神をとるかの




*自分をとるか、神をとるかということは、要するに、エゴをとるか愛をとるかということです。

あさはかな自分だけの幸せをとるか、それともみんなの幸せをとるか。

この選択の壁の前で、間違った方を選んだら、そこから人生が暗い方に流れていきます。

愛を裏切り、エゴをとったとき、何か大切なものが自分から離れてゆくのです。

大切なものとは何でしょう。

それは友達です。誤った選択をしたとき、自分に愛を注いでくれる友達が、一斉に離れてゆく。目に見える友達、目に見えない友達、すべて、自分のそばからいなくなる。

そして人生が、孤独に、寂しい方向に流れていくのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

失敗を

2025-06-25 02:15:45 | 短歌





失敗を してやり直す そのたびに 古い自分を 脱ぎ捨ててゆく




*人間、失敗をしないで生きてゆくことはできません。

若いころは特に、世間のことなど何も知りませんから、自分の未熟さを思い知らされる、痛いつまずきをよく経験するものです。

そこで自分の幼児的プライドを守り、自分は何も悪くないのだということにしてしまえば、迷走が始まる。責任逃れをし、何もかもを他人や世間のせいにして、いいわけばかりする、おもしろくない人生が始まるのです。

かしこい人は、失敗をするたび、自分を見つめなおし、どこが悪かったのかとちゃんと考えて、やり直します。人様や世間に頭を下げて、教えを請うこともできる。

失敗を失敗のままにしておかず、次の段階の自分になるためのステップにすることができるのです。

失敗は、今の自分と真剣な話ができる、絶好のチャンスと言えましょう。

自分の中にある壁に気づき、そこを乗り越えてゆく。そういうことができるようになれば、人生がおもしろくなってくるでしょう。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生くことは

2025-06-18 01:24:22 | 




生くことは 苦しくあれど 空に月




*「生く」の連体形は、「生く」も「生くる」もあるようですが、五文字に入れるために、「生く」にしました。

生きることは、苦しいものだが、空には月がある。

月を見るだけで、人は幾分苦しさを忘れて、心が澄んで来るものです。そしてもう一日の明日を生きようという、不思議な力がわいてくる。

空に月があるだけで、どんなに人は助かるか。

かのじょもよく月を見上げていました。苦しいことがありすぎるほどあった日々、月はかのじょの心に寄り添ってくれた。

後にかのじょの異名ともなった月。

月のように、陰でまじめに働く、まっすぐなものよ。

そう、神がかのじょに呼び掛けてくれたからです。

月は人の心の最も痛いところを、まっすぐに伸ばして癒してくれるのです。だからつらい日々も耐えて生きていこうと思える。

見上げれば空に月があることを、感謝しなくてはなりません。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間は

2025-06-11 03:20:40 | 短歌





人間は 自分に嘘を ついた時 心を馬鹿に 乗っ取られるのさ




*これもまたきついですね。これは比喩ではなく、現実にあることを歌っているのです。

人間は自分に嘘をついた時、実際に、馬鹿に自分を乗っ取られます。痛い本当の自分を奥に押し込めて、自分ではない馬鹿の霊に自分の人生を明け渡してしまうのです。

その人はもう、自分で生きているようで、生きてはいない。

自分は影のように奥に張り付いて、馬鹿の霊が生きている自分を見ているだけなのです。そして馬鹿の霊がやったことはすべて自分がやったことになり、苦い罪が増えていくのです。

ですから、自分に嘘をつくことだけは、やってはなりません。馬鹿なことをした自分から逃げるために、理屈を逆さまにして、馬鹿なことをしてはなりません。

どんなにつらくとも、正直な自分の心を取りなさい。

それがいばらの道を行くことであっても、本当の自分の心が行きたいと願う方に進みなさい。

そうしなければ、人は馬鹿にすべてを奪われて、人生の破滅を味わうことになる。

自分に嘘をつくことは、自分の人生を自ら捨てることなのです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分では

2025-06-04 01:52:31 | 短歌





自分では 何にもしない それなのに みんな政治の せいにする人





*いつもきついですが、今日の歌はまたことのほかきついですね。

こんな人よくいます。自分の努力はなにもせずに、自分の不遇を全部人のせいにする人。大体は、政治が悪いんだと言います。政治が悪いから、自分のところにいいものが回って来ないんだと。

Xで大火が繰り返し言っていることですが、政治の悪口は言わない方がいいですよ。不満があるからと言って、政治家を全部否定するような悪口は言わない方がいい。自分の言ったことは必ず自分に返って来るからです。

政治なんて自分にはできないのに、国民主権に驕って、自分を偉いものだと勘違いして、政治を馬鹿にすると、それが自分に返ってきたとき、たいそう大変なことになるのです。

もうその国の人間ではないという感じの運命が、自分にかぶさってくるのです。要するに、政治を馬鹿にしたら、政治に助けてもらえなくなるのです。

政治に不満があるのなら、自分も政治家として立ち、政治を変えていくべく、活動してみるべきです。そんなことをする勇気も力もないのに、偉そうに政治を馬鹿にしたら、自分にはできないレベルの壁が降りかかってきます。

政治に限らず、人の悪口を言ってはなりません。悪口を言えば、その人が自分の神になるのです。そこに頭を下げねば、乗り越えられない不幸の壁が来るのです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生が

2025-05-28 01:13:06 | 短歌





人生が 思い通りに ならなくて その苦しさを ぶつけあう人





*いろんなSNSを見渡していると、よく人を馬鹿にしたり侮辱したりする言葉に出会います。汚い言葉を発して、世間の空気を汚している人が、世の中にはたくさんいるようだ。

なぜ人は人を馬鹿にするでしょう。

それは自分の人生が思うように開運しないからです。

本当はもっといいことになりたい。もてたいし、お金が欲しいし、有名になって人生を謳歌したい。しかし現実はちっとも思い通りにならない。だから少しでも自分よりいいと感じる人がいたら、つまらない欠点を探して、全存在を否定するようなことを言うのです。

要するに嫉妬しているのですね。いつも他人がうらやましくて、他人ばかり見ている。

そんなことばかりして、自分の努力を怠るから、人生が暗い方に流れていくのですよ。

自分が発した言葉は、必ず自分に帰ってくる。汚い言葉で人を馬鹿にすれば、自分も馬鹿にされて、馬鹿なことになるのです。

世の中にはそれを知らない人が多すぎる。

人を馬鹿にして憂さを晴らす暇があったら、勉強をして、自分の力を育てていく方が、よっぽど開運につながると思うのですが。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねぬなはの

2025-05-21 01:01:24 | 短歌




ねぬなはの 苦しきことは おほけれど それゆゑの歌 うたふ楽しさ





*「ねぬなはの}は「苦し」を呼ぶ枕詞ですね。ですから特に訳しません。

人生に苦しいことは多いけれど、それゆえの歌を歌うことは楽しい。

確かにその通り。苦しいことがあるからこそ、詩情というものが大きくもたげて来る。順風満帆で憂いの何もない人生などありませんが、もしそんなのがあったとしたら、人間の魂は詩に流れることはないでしょう。

かのじょの歌も、わたしたちの歌も、人生の苦しいことを歌う時、輝きを増します。


わがたまを つらぬく糸の 細かりて 絶ゆるなき そを まこととぞいふ


これはかのじょの代表作の一つですが、これを歌った時、かのじょは大きな試練の真っ最中でした。誤解と無理解の嵐の中を、傷だらけになりながら進んでいた。その苦しさの中でも、かのじょは自分を曲げず、まことを貫いた。だからこれが歌える。

人生の苦しみをたくさん味わってきたからこそ、人の魂は詩に響き、美しい歌を歌うことができるのです。そしてそれは本当に楽しいことだ。

うれいのない人生などありません。人の魂は、うれいの中で輝きを増す。そして新しい芸術をこの世に生み出すのです。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする