私が宗谷岬を訪れるのはおよそ30年ぶりです。結婚したての頃、妻と来ました。

ここは、日本最北端です。なので、その碑が有ります。そして、樺太が島であり、海峡があることを確認した間宮林蔵の像が有ります。


以前に来た時は、ダ・カーポの「宗谷岬」の曲がずっと流されていた記憶が有ります。今回、その「宗谷岬」の碑も建設されていました。


岬というと、その先は切り立った崖が有り、下に海があるイメージです。



宗谷岬公園があることを知りました。

1966年から供用されている公園だそうです。昔、来た時には行っていません。階段を上り、宗谷岬公園にも行ってみました。
まず、目に入ったのが旧海軍望楼です。

1902年(明治35年)、ロシアのバルチック艦隊は、宗谷、津軽、対馬のどこかの海峡を通り、ウラジオストクに入港すると考え、宗谷海峡を見張るこの望楼が築かれたのだそうです。

その隣には、宗谷海域海軍戦没者慰霊碑が有ります。

アメリカ軍の潜水艦の魚雷攻撃を受けた稚泊航路連絡船「宗谷丸」を守るため、身代わりとなった「第112号海防艦」の乗組員152名の慰霊碑です。

ラベルーズさんの記念碑が有ります。

フランス人です。フランス国王、ルイ16世の命を受け、1787年日本海探検後、オホーツク海に達し、ここに海峡が有ることを確認した人だそうです。

こちらは、かつて有った大岬中学校跡地の碑です。

卒業生の名前が刻まれています。1957年(昭和22年)から1978年(昭和43年)まで、ここに有ったようです。
「あけぼの像」が有ります。

北海道の牛乳生産100万tと飼育乳牛50万頭が達成されたことを記念して、1971年(昭和46年)に設置されています。
1983年、旧ソ連の戦闘機に撃墜された、大韓航空B747の犠牲者の慰霊と世界平和を祈るための「祈りの塔」も有ります。


塔の先が示しているのは、航空機が墜落した樺太西方沖だそうです。
「宗谷岬公園は、ずいぶん多くのものがあるな。」と思いました。もちろん、燈台も有ります。
